第413号 意味不明な行動?
こんばんは。パピーいしがみです。
も~いくつ寝るとお正月♪・・・今年もあとわずか・・・、2週間を切りましたね。
なぜか、(個人的に)今年は年末という雰囲気も無く、毎日同じように慌しく過ごしているのですが、今年もあなたにお送りできるメルマガが、今回を含めてあと・・・
えっ?! あと3回なんですね(^^)今、カレンダーを見て気がつきました。
まあ、2009年の元旦にも、いつもと変わりなくお届けしますが・・・(^^)あと3回。それでは今回も元気よく行きましょう!
今回の題名は「意味不明な行動」としました。
アップルミントさんからのご相談でした。どんな意味不明?な行動があったのでしょう?
ココから・・・
( 前 略 )
長男の行動に悩んでいます。
もうすぐ4歳ですが、小さいときから良く気がつく子です。良く気がつくのは、良い点だと思うのですが・・・
例えば、昨日は参観日で仕事をお休みしたので、保育所に4時にお迎えに行きました。
弟が、大きな滑り台に上がろうとしたら、『あぶないからダメ』と、登り階段途中にいる弟を長いスコップで叩くようにして、止めようとします。
又、保育所で先生が、『お片づけよ~』と言う時など、まだ片付けていない子がいたら、無理やり遊び道具をとってやめさせようとしたりします。
うちでも弟がなにかすると『違うよ!』と否定したり、『○○くん(弟)はダメ!』とじゃましたり、いつもいつもと言うわけではありませんが、そんな姿を見ると、悲しいやら腹が立つやらです。
それから、もうひとつ、昨日保育所で遊んで帰るとき、砂場の土を口に入れて食べて、他のお母さんがビックリしてました。
3歳になってからはなかったと思うんですが、1歳すぎから確かによく石を口に入れて、こちらがあわててました。
このごろは落ち着いていたのです。
昨日は面白がってしたんだろうとは思うのですが・・・いろんな場面で、そんなときは、どうしていいか分からなくなります。
ココまで・・・
砂場の土を口に入れて・・・「えっ」と思いますよね。こういう意味不明の行動って、どうしたらいいんでしょうね。
訳が分からないことって、とっても不安になります。私はこんな風にお返事しました。
ココから・・・
さてさて、ご相談に対するお返事ですが・・、
“保育所で遊んで帰るとき、砂場の土を口に入れて食べて、他のお母さんがビックリしてました。”
については、その時の様子がよくわからないので、何とも言えないのですが、もしかしたら、弟さんを邪険にする・・・に関連しているかもしれません。
お兄ちゃんが、弟を邪険に扱う。こういう事って、割合多いんです。
上の子が生まれた時、きっと皆さんが喜んでくださったと思います。とても可愛がって、それこそ、みんなの愛情を一身に受けたはずです。特にお母さんから受ける愛情はひとしおだったはずです。
ところが、下の子が生まれる事で、突然、環境は変化します。今まで受けていた愛情が減った事に気が付きます。
自分に受ける愛情が減ったと思った時・・・。そう思った時は、誰もがこう感じるのではないでしょうか?
「自分の事、嫌いになったの?」って。
子供は誰でも、お母さんが特別の存在です。特別な存在であるお母さんに好かれている、と思いたいのです。
だから、自分の中でわいた感情「お母さん、僕の事、嫌いになったの?」を打ち消そうと、さまざまな形で確認をしようとします。
わがままを言ったり、お母さんの嫌がる事をしたり、赤ちゃん返りをしたり、反抗的な目つきや言動をしたり、いじけたり、自傷行為をしたり、そして、ライバルである弟をいじめたり・・・。
それを考えると、砂場の土を口に入れたのも、なんとなく、関連しているように感じませんか・・・?
そこで、どうでしょう?
もし、思い当たるようでしたら、ちょっとお兄ちゃんへの時間を増やしてみることはできますか?
そして私は、こんなことを提案したいです。それは、「お兄ちゃんをお兄ちゃんとして褒める」です。
( 後 略 )
ココまで・・・
ちょっと長くなったので、詳細については割愛しましたが、
「お兄ちゃんをお兄ちゃんとして褒めてあげて」とお願いして数日後、こんなお返事を頂きました。
ココから・・・
パピーさんへ
こんにちは。メール返信ありがとうございます。アップルミントです。
パピーさんからのメール・・・
“だから、自分の中でわいた感情「お母さん、僕の事、嫌いになったの?」を打ち消そうと、さまざまな形で確認をしようとします。
わがままを言ったり、お母さんの嫌がる事をしたり、赤ちゃん返りをしたり、反抗的な目つきや言動をしたり、いじけたり、自傷行為をしたり、そして、ライバルである弟をいじめたり・・・。
それを考えると、砂場の土を口に入れたのも、なんとなく、関連しているように感じませんか・・・?”
と、パピーさんの言葉で、「あ~そうかも!」って思いました。
ひとつひとつの形は、ちがっても、原点はひとつ(お兄ちゃんの気持ち)から発信されているんですね。
行動は、感情から・・・パピーさんのCDの言葉が思い浮かびました。
子供の問題行動(子供の言動)の、いろんなケースが頭の中で浮かんでいて、こんな時はどうすればいいんだろう?あんな時は、どうすればいいんだろう?と、
子育てが不安になっていましたが、原点はひとつ!だと気づき、ひとつひとつに振り回されて悩んでいた自分にも気づきました。
私が困ったなと感じる行動・・・その裏には・・・自分に対しての愛情が減った、と感じているお兄ちゃんの気持ちがあるんですね。
自尊心をなくしつつあるんですね。
私は・・・不足を補おうとしていたと思います。甘えを受け止められる時には受け入れてあげよう!とも思っていました。
でも、自分の体調や気分にも左右されたり、うまくいかず、どうしていいか分からなくて、その時その時で、対応が違っていたような気がします。
新たな喜びで充足なんですね!「お兄ちゃんをお兄ちゃんとして褒める」
私、◎安心◎って言葉、大好きです。
まずは、◎安心できる雰囲気作り (うれしい気持ちを、その場で伝える)wo
意識して試みてみようと思います。
褒めようと思うと、最近・・・私の中でなんだか計算が始まってしまうような気がするので、褒めようと力まず、うれしい気持ちを伝える・・・
シンプルな気持ち(感情)を、そのままその場で伝えようと思います。
“きっと変化があると思いますよ。”
パピーさんが私宛の返信に書いて下さってると思うだけで、なんだか励みになります。
パピーさんの講座を始めて、パピーさんに出会えた!この講座に出会えた!ということが、私の心の安定になって、幸せなお母さんになれるかも!っていう日々に初めてめぐり会えました。感謝しています。
前回初めてのメール、こんな文章で・・・こんな内容でどうにか伝わるかな?
と思っていましたが、メールしてホント良かったです。たくさんのアドバイスと返信を、ありがとうございました。
ココまで・・・
アップルミントさんは、とてもよいところに気がつきました。
それは、ココの部分です。
“子供の問題行動(子供の言動)の、いろんなケースが頭の中で浮かんでいて、 こんな時はどうすればいいんだろう?あんな時は、どうすればいいんだろう?と、子育てが不安になっていました・・・。
ひとつひとつに振り回されて悩んでいた自分にも気づきました。原点は“お兄ちゃんの気持ち”から発信されているんですね。”
そうなんです。
本当に私はココを強く言いたいんです。
こういう時には、こうしなさい・・・こういう時には、こうして・・・巷には、こういう How to がとてもとても多いです。
さまざまな育児書や雑誌を見ても、そういう書き方が非常に多い。だから、ほんとに沢山の方が間違った認識をしてしまっているなぁ、と私は思っているんです。
結果は原因があって始めて起きることですよね。その原因がたった1つでも、結果は1つじゃない。いろんな形になって起きるんです。
もちろん原因は複数からみあう場合もありえます。それに、家庭はどの家も皆違いますよね?子供の性格だってさまざまです。
そうやって考えてみると、結果だけ見て「こうしたら・・・」って、あまりにもナンセンスだと思いませんか?
だから、私は“枝葉”を見るのではなく、“根幹”を見て欲しい、とお願いするんですね。
だけど、難しく考える事はないんですよ。立派な“子育てアドバイザー”に聞かなくったって、お母さんが一番子供のそばにいて、一番長い付き合いなんです。
だから、「もし私がこの子だったらどうだろう?」って“気持ち”を考えてみると、見えてくることがあるんです。
アップルミントさんの場合、お兄ちゃんの安心できる雰囲気作りをしてみよう。うれしい気持ちを、その場で伝えてみよう!とされたんですね。
その後、こんなご報告が届きました。
ココから・・・
お兄ちゃんが助けてくれる、落ち着ける言葉をかけてくれることが増え始めました( ^^)
例えば・・・朝、仕事に出かける前の忙しい時間に、オムツ替えの途中で、逃げ回り遊ぶ弟に、
私が・・・イライラしそうになると・・・お兄ちゃんが、ぬいぐるみなどを持ってきて、「このプ~さんが見てるから、○○くん、はいてみて」という感じで、協力してくれます( ^^)
すると、弟くんもすんなり、はいてくれたりします( ^^)
お兄ちゃんのおかげで、いつもなら怒ってるパターンが平穏にすむってことがあり、私自身も、「あっ、そうか~イライラしなくても、こんな方法があるのね!」と思ったりしています。
それと同時に、イライラしなくて助かった~★と、うれしいです。
あとは、子供が困ったことをして、私の気持ちの中は、いつものように怒ってるのに、冷静に伝えると、いつもなら怒り返してきたりするのですが・・・素直に受け止めてくれたりもしています。
なんだかお兄ちゃんの変化を感じている私です。
・・・そして、数日後・・・
さてさて、前回メール以降の我が家ですが、
途中、また怒ったりしてしまい、凹んだりもしましたが、いい感じかな☆と思います。
朝、私がトイレに行きたくて、お兄ちゃんに「行ってくるね」と伝えると、『ママの代わりに、○○くん(弟)を守ってあげる!』と頼もしいお言葉。
弟のオムツ替えにも協力的です。なんと、『(足が)汽車ポッポでトンネル通るよ』と言いながら、ズボンに弟の足を通してくれた日もありました。
兄弟で“おすもうごっこ”をしているときも、弟が危なくないように、お兄ちゃんが手加減してくれているのが、見ていてわかりました。(もちろん、気づいたとき、すぐ褒めましたよ~( ^^) )
こぐまが、じゃれあってるみたいでかわいかったです( ^^)。
ゴツンとぶつかると、お兄ちゃんが、『2人でごめなさいしよう!』と提案。
お互いに『ごめんなさい』と言い、そのあと、下の子がお兄ちゃんに『大丈夫?』と抱きついていました。
こんな感じです。
まだまだ困ってしまうこともあるんですが、上記みたいな印象の方が強くて、こんな報告ができるなんて幸せです。
以前は、ちょっと洗濯物を回しに行くのも、トイレに行くのも(その間に、兄弟で何か取り合いになったりして・・・下の子の泣き声が聞こえることがあり。。)
2人から目を離すのが不安でしたが、今は、安心して行けます。これって、私にとって、ものすごい変化です。有難いです。パピーさんありがとうございます!
そして、『兄弟とても仲良く感じます』とパピーさんが言って下さったように、兄弟仲良くしてくれると、幸せですよね。
◎安心できる雰囲気作り 続けてがんばりますね。
寒くなりましたが、パピーさんもお体ご自愛下さいませ。
ココまで・・・
“『(足が)汽車ポッポでトンネル通るよ』・・・とか、下の子がお兄ちゃんに『大丈夫?』と抱きついて・・・とか、こぐまが、じゃれあってるみたいでかわいかった・・・”
などなど、その微笑ましい姿が目に見えるようです。本当に兄弟が仲良くなってくれたみたいですね。
当初、ご心配されていた、弟が何かすると『違うよ!』と否定したり、『○○くん(弟)はダメ!』とじゃましたり、いじめたり、砂場の土を口に入れて食べてしまうような、意味がわからない行動も、すっかり影を潜めたようです。
良かったです(^^)
アップルミントさん、すてきなご報告、ありがとうございました。これからも、“安心できる雰囲気作り”続けてくださいね。
これからも、“安心できる雰囲気作り”続けてくださいね。
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