第418号 周りが変わる?
こんばんは。パピーいしがみです。
年末、年始にかけて、懐かしい方々からメールを頂きました。
今日は、そのなかのお一人、TKさんから頂いたお便りをご紹介したいと思います。
TKさんとのお付き合いは、もう3年になるんですね。当時小学校4年生だった長男さんは、今年中学2年生になるそうです。
子供さんが、中学生になると、「反抗期」などと言われ、本当に多くの方がお悩みになります。
でも、私は、そんな「反抗期」。実は無いと思っています。
ただ、自分の意思がハッキリして、自分で考え行動したいのですから、「自己主張」をするようにはなるはずです。
ですが、それは私たちも同じ。私たちも、「こうしたい」「ああしたい」って自己主張をします。
子供が「反抗期」になったのではなく、私たちが「一人の人」として対処すべき時が来たんですね。
当時、小学校4年生の頃は、かなり問題視されていた、TKさんの息子さんですが、世間では「反抗期」と言われる今なのに、何でも話せる間柄にあるようです。
そうなるまでには、TKさん、沢山の周りの変化を経験されたそうです。
それでは、ご紹介しますね。
ココから・・・
パピーさん、こんにちは。
パピーさんと出会ってから、3年になろうとしています。今日は、私の周りの変化についてご報告させて頂きたいと思います。
パピーさんは、「変わらなくていいですよ。変わる必要はありません!」
と言って下さいますが、あえて言わせてください。私は、本当に変わりました。
それは、私が思うだけでなく、周りの方からも言って頂いています。
主人からも、職場の同僚からも、ママトモからも、そして子供達からも・・・。
3年前、本当に最悪でした。と言いますか、幼稚園の頃から小学校4年生までずっとです。
子供は学校でいじめをするし、どんなに叱っても耳を貸さない。主人とは喧嘩ばかり。相談したくても取り合ってくれない。
何で私ばっかり、こうなんだろう?何がいけないんだろう、どうすればいいんだろう?そんな事をいつもいつも考えていました。
いろんなところに相談に行きました。本も沢山読みました。どこでも言われることは、「あなたが変わらなきゃ」でした。
こうしたら?ああしたら?沢山の方法を伝授されました。でも、何も変わらないし、変われない。
「後は宗教しかないかな?」と本気で思っていました。
そんな時に、ネットで見つけたのがパピーさんの言葉でした。「変わらなくていいですよ。変わる必要はありません!」
という文字を見たときは、涙があふれました。「変わらなくていい」なんて本当に本当に初めてでした。
相談に行った時に聞かされた「あなたが・・・」という言葉。育児本に沢山あった「こうしなさい・・・」今、思うとそれってみんな「否定」だったんですね。
そして、主人にも、子供達にも、そして会社でも、私自身が、その「否定」ばかりを使って事に気がつきました。
実際にパピーさんとメールでやり取りをさせて頂くと、頭ごなしの「否定」って絶対にされない事がわかりました。
ですが、ただの「優しさ」だけでなく、常にぶれない一本の芯があって、その芯から外れると、ビシッと修正してくださる。
そして、私が気付けたり、理解できて、お返事をすると、理解できたことやその「気付き」にとても喜んで下さる。
「これが、叱るボーダーラインというものなんだろうな~」と身を持って学ばせてもらいました。
それからの私は、「こうしよう、ああしよう」ではなく、「パピーさんのようになろう」「パピーさんだったらどうするかな?」と考えるようにしたんです。
「パピーさんになったつもりで演じてみよう!」と思ったんです。女優です♪そこからです。私の周りが変わり始めました。
いじめばかりして、私の話も一切聞こうとしない息子でしたが、「パピーさんならどうするかな?」と考えた時、
多分、コチラからあれこれ言うのではなく、私が言葉を発するのではなく、息子のちょっとした話にも、耳を傾けて、喜んで聞くんだろうな、
そして「共感」したり「肯定」したりするんだろうな・・・。そう思い、やってみました。
そして、驚きました。
それまでは、何も話そうとしたがらない、何も聞こうとしてくれない、そういう息子でした。はっきり言って「問題がある子なんだ」と思っていました。
ですが、コチラが聞こう、共感しよう、肯定しよう・・・としたとたん、とても話しをする子だという事がわかったんです。
話をする時には、とても楽しそうに、笑顔で話をしてくれます。おどけたり、ギャグも大好きで、屈託の無い笑顔に、「こんなに綺麗な笑い顔なんだ・・・」って感動したことを覚えています。
主人にも同じです。「パピーさんが女性だったら・・・」と考えてみました。「してくれない、やってくれない」のではなく、
ほんの小さな事でも、してくれた事や、やってくれた事に、「〇〇してくれたんだね」「あ、もうやってくれたんだ」を言うようにしたんです。
(「ありがとう」は恥ずかしくて、最初の頃は使えませんでした)
主人にも、急激な変化がありました。あれだけ長い間、冷戦状態にあったのに・・・です。
してくれること、やってくれることが、ドンドン増えていったのです。もちろん、私の「やってくれたんだ」が増えました。
なんと、「ありがとう」まで言えるようになりました。この私の変化、びっくりデス。
そして、主人もとてもおしゃべりになりました。私は聞き役、笑い役になりました。
そうすると、私の周りには、いつも誰かがいて、いつも笑顔があるようになったんです。はっきり言って、『私が』毎日楽しいです。
タイトルの“幸せなお母さんに・・・”の意味を実感しています。
息子は、中学生2年生になりました。
パピーさんが言われた「スーパーマンになってあなたを守ってくれますよ」という言葉を身に染みて感じています。
周りのお母さん達が、今、子供さんとの関係でとても困っています。
ですが、ウチの場合、毎日笑顔で、子供との会話がありますし、部活も、勉強も、友達関係も、とても良好です。
小学校の頃はあれだけ、学校で問題視されていた子なのに、今では先生から「頼りにしているんですよ♪」なんて言われるほどです。
実は、先日、以前のママトモさんから、「お宅の教育方針を教えて」と聞かれました。「何でこんなに変わったのか、ずっと聞きたかった」との事でした。
でも、答えられないもんですね(^^)。
もちろん、パピーさんの事は伝えましたが、「方法」ではないんだな・・・って今は本当に感じています。
ココまで・・・
TKさん、メルマガ紹介のご許可、ありがとうございます。もう3年になるんですね。懐かしくて、昔のメールのやり取りを読み返してみました。
仰るとおり、当時のTKさんは、「何をすれば、今の状態から抜け出せるか」方法ばかりをお求めだったようです。
でも面白いですね。今は、
“でも、答えられないもんですね(^^)。もちろん、パピーさんの事は伝えましたが、「方法」ではないんだな・・・って今は本当に感じています。”
とありました。
TKさんもお感じになっているようですが、「何をしたから」ではないんですね。問題を解決する為に意識して「何かをする」のではなく、違う考えをすることで、行動が違ってきた。
そして、周りの人たちはそれを受け入れてくれた。ただそれだけなんですね。
意識して「何かをする」というのは、普通でない状態です。自分の中でムリをしているんです。
「否定」しながら、行動をしているわけです。だとしたら・・・ストレスを感じますよね。ストレスを感じていれば、楽しくありません。だから、長続きしないんですね。
でも、違う考え方が出来ると・・・楽しくなりそうです。まずは、考え方・・・なんですね。
でも、ガラッと変える必要はありません。
ゆっくりゆっくり、ひとつひとつ、「そういう考え方もあるんだね」って学んでいけばいいんです。
新しい考え方が身に付いてくると、周りが変わってくれますよ(^^)TKさん、貴重なお話をありがとうございました。
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