第423号 厳しい言葉 3
こんばんは。パピーいしがみです。
“厳しい言葉”としてメルマガで2回、ご紹介させていただきました。どの回も、とても沢山の方の心に響いたようです。
もしお読みでなかったら、どうぞ、下記をお読み下さい。
https://www.age18.jp/back421.html 厳しい言葉
https://www.age18.jp/back422.html 厳しい言葉2
今日は、その最終回となります。もう、説明はいらないですね。(^^)
最終回は、あこさんからのお手紙を紹介させて頂きます。
ココから・・・
いつもお世話になっております。
去年の7月に3兄妹と私のイライラでご相談させて頂いた、あこです。
兄ちゃんのことは危険です・・・と、(愛の)お叱りを受け、日常を過ごすのがやっとだった私も、さすがに焦り心を改め、過ごしてきました。
でも、なにぶん“イライラ、スパルタ、否定”で過ごした日々が長かったので、後戻りしてしまう時もありましたが、
子供たちがすぐ反応するので、私も早めに気づく事ができ、だいぶイライラしないようになってきました。
どうも私は部屋が散らかっていると、イライラするようです。
でも、それが、普段から「手伝ってくれる?」と声かけができるようになりました。
一時は、「もう、怒鳴らないと動かないのでは?」「もう遅かったのかな?」と心配になりましたが、
子供たちも洗濯物やテーブルの上など率先して(?)片付けを手伝ってくれるようになりました。兄ちゃんの家事力はかなり上がってます。
お姉ちゃんのアトピーも5月位からてきめんによくなり、嫌がってた学校も楽しんで行けるようになりました。
私が疲れていると自分から肩を揉みにきてくれたり、「なんで、私がせなアカンのよ!」と言っていた妹の面倒も進んで見てくれるようになりました。
「バトン習いたい。チャレンジ(進研ゼミ)に入りたい!」と、やりたいことも増えました。
今までは給食も時間に間に合わず、掃除の時間中食べていましたが、今では、おかわりをしない日がないくらいだそうで、信じられないくらいです。
兄ちゃんも野球で一人たたずんでたりしましたが、野球でもクラスでも新しい友達ができ、その日のことを話してくれるようになりました。
初めての委員会にも5年生ながら、書記に立候補し、意気込みをスピーチし投票で6年生を差し置いて当選したり、自然学校の班長に立候補したり、
先生からも「補佐役をしてもらってて気が利くので助かってます。」と言われたり・・・。嬉しいことが続いています。
下の子も2才8ヶ月を過ぎ、女の子ながらわんぱくに、何事もやる気まんまんで過ごしています。
(後略)
ココまで・・・
いかがでしょう?もう、文面からも、全く以前の面影はありません。
子供達・あこさん・・・、満面の笑顔を感じませんか?
でも、これは、あこさんの継続なしには得られなかった、と私は思うのです。
あこさんは、“(愛の)お叱り”と書いてくださいましたが、本当にあの時、踏ん張ってくれてよかった。頑張って続けてくれてよかった・・・。と思っています。
最後に、あこさんが今までを振り返ってこんなお便りを下さいました。それを紹介して、今回の「厳しい言葉シリーズ」を終わりにします。
ココから・・・
本当に、下の子が産まれてから2年間は悲惨でした。
三人目が出来たことを実母に伝えると、「え~、また?私、無理やから。」で終わり。
産まれた下の子はかなりの頑固もので、病院にいるときから、ほ乳瓶を拒否。
看護婦さんも、退院後少しでも楽になるようにと、いろんなほ乳瓶を試してくれたりしましたが、全くダメでした。
2ヵ月目に過労で母乳が止まりました。
相談に行った先生に「少しゆっくりしたら?」と言われ、私は「どうやって?」って答えました。本音でした。
当時の私は手を抜くこと、人に頼ることを知りませんでした。
それから1年半の間、3時間おきの授乳。ヘトヘトでお姉ちゃんどころか赤ちゃんの面倒も見れてませんでした。
帰りの遅い主人より、頼りは兄ちゃんだけ。
(当時3年生)でもいくら兄ちゃんがしっかりしていても、家事、育児は終わらず、疲れもとれず、常にイライライライラ・・・
兄ちゃんにお礼も言わず、それどころか、「何でコレはしてないの?」と怒る始末。
学校のことなど話にくるお姉ちゃんにも「自分でして!」「うるさい!」
お姉ちゃんの顔つきが変わったのにも気が付かず、二言目には「言うこと聞かれへんのやったら出て行って」と怒鳴り、叩く、蹴る、突き飛ばす。何度外に放り出してしまっただろう。
すぐに、全身アトピー性皮膚炎になりました。
なんてかわいそうなことしてたんだろう。当時を思い出すと涙が溢れます。
私も真冬の夜に、半袖半ズボンに素足で外に出されたことが何度もあります。いつも竹刀で叩かれてミミズ腫れが絶えなかった。
毎日毎日「死にたい」と思って過ごした小学生時代。憎んでも憎んでも憎みきれない父親。私を見ない母親。そんな人達と同じことしてた。
誰よりもされた子の気持ちを知ってるはずなのに・・・私も子供に憎まれるところでした。
早くイイ子になって欲しくてテクニックばかり求め、出来るようになったら声かけを止め、またぶり返す。去年はその繰り返し。
パピーさんに叱ってもらってよかった。
それまで色んな本を読みました。スクールカウンセリングにも通いました。病院のカウンセリングも受けました。
長女を見た近所に住む宗教家のおばさんに「お札を買いなさい」と言われたこともありました。
でも誰も、「子供達を観察し、誉めて認めて包んであげて」と教えてくれた人はいませんでした。
ただ、アトピーで通っていた皮膚科の先生は、
「アレルギーでもなんでもない。かゆそうにしていたら、すぐお母さんがかいてあげて。夜中でも。クリームも手が届くところもお母さんが塗ってあげて。」と言われました。
1年生なのに、うんちもオシッコもしょっちゅうお漏らし。給食も、家での食事も好きでなく、友達と遊ぶのもイヤ。まるで生きる気がないかのようでした。
あるときお漏らししたことを誉めました。
「お漏らししたのに報告できたこと。オシッコもウンチも出さないと大変になるので、出てよかったね。上手に出せたね。」と。
自分で言いながら、ちょっと無理があるなぁ。と思いながら。
「自分でどこまでできるか見てみよう」とトイレットペーパーの芯2ツを双眼鏡に見立てて、観察、実況しました。
2才のときもトイレトレーニングでしてたなぁ。と思い出し、そのあともあかちゃんごっこと称し、お姉ちゃんを赤ちゃんに仕立て上げました。
そんな中、私のせいで足に怪我をさせてしまいました。全治4週間。本当の赤ちゃん生活になりました。
子供用の車椅子がなかったので、移動は全部抱っこ。足が完治するまでの間、アトピーはなくなりました。
やっとわかった気がしました。テクニックじゃないってことが。
・・・長かった。
それからも私がプラス思考になったりマイナス思考になったり。
でも(講座が)2周目に入ると、1周目よりすんなり言葉が入ってきました。娘は変わりました。
嬉しくて私も優しい言葉をかける。娘が「お母さん、ありがとう」という。私もまた嬉しくて抱きしめる・・・。
もしかしてコレが全循環?あと二人の子供にも、主人にも伝染中です。
ココまで・・・
あこさん、メルマガ掲載のご許可、ありがとうございます。
あこさんのおかげで、沢山の方が、「気付き」を得られたようですよ。私のところににも、あこさんへの感謝のメッセージが届いています。
よく頑張りましたね(^^)
もちろん、これで終わりではないし、これからもいろいろあるとは思います。
でも、今の感じを、こつこつと続けてくだされば、何も迷うことはないと思いますよ。
これからも一歩、一歩、一緒に歩いて行きましょうね(^^)
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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号数 | 内容 | オススメ度 |
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157 | ■ 「叩く」ってどうなんだろう? | ★★★★★ |
421 | ■ 厳しい言葉 | ★★★ |
422 | ■ 厳しい言葉2 | ★★★★★ |
428 | ■ 厳しい言葉 (番外編) | ★★★★★ |
548 | ■ 母性の欠落? | ★★★★★ |
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