第428号 ■ 厳しい言葉(番外編)
こんばんは。パピーいしがみです。
以前、メルマガの421号・422号・423号と、3回に渡って、タイトル「厳しい言葉」として、あこさんのご相談に対して、私が送った厳しい言葉を。
そして、その後、とても努力されて、今、すごく良い方向に向かっているんです。というお話しをしましたね。
その「厳しい言葉」シリーズがとても反響があって、あこさんにお返事した言葉が、「まるで自分に言われているようです」「反省して、もう一度頑張ります!」というものから、
「私にも喝を入れてください!」というものまで・・・沢山のメールを頂きました。
あこさんが掲載の許可をしてくださった内容が、とても多くの方の力になったようです。もし、お読みで無い方はコチラをご覧下さい。
3番目の子が生まれた事から始まった、6歳のお姉ちゃんのグズリ、癇癪、アトピー・・・。そして、その子へのイライラから、お母さんの、暴言、罵声、締め出し、強制、怒鳴り・・・。
「こんな子なんていなければいいのに」という思い。
でも、私が一番心配だったのが、10歳のお兄ちゃんが、部屋の隅でおびえている・・。とあった事。そして、言葉が極端に減った事。
友達とも離れて、一人でぽつんとしているようになった事・・・。
それを聞いて、長女さんより、お兄ちゃんが危ない!“もう、タイムリミットかもしれない、と感じたんです。”とお話ししたんでした。
でも、そのお兄ちゃんもとても元気になり、はっきりと自分の意思も言えるようになったし、
初めての委員会にも5年生ながら、書記に立候補して、意気込みをスピーチ、投票で6年生を差し置いて当選したり、
自然学校の班長に立候補したり、先生からも「補佐役をしてもらってて気が利くので助かってます。」と言われたり・・・。
嬉しいことが続いています。・・・とご報告を頂いたんです♪
ってところまでメルマガでご紹介しました。
実は、その後のお話も教えていただいて、それも是非、あなたにお伝えしたいな、と、今日は、その事についてご紹介したいと思います。
私は、あこさんに、子供達の自尊心を高める為、
“「おかあさん、大変だから助けて欲しい」って言って、お手伝いをしてもらって下さい。そして、手伝ってもらったら、「ありがとう、あなたがいてくれてうれしいな」と一言、言って下さいね。”ってお願いしてありました。
これは、家の事やお母さんを手伝い、褒めてもらう事で、子供達に「自分は家の役に立っている」=「存在価値があるんだ」と認識してもらう事が目的でした。
もちろん、それによって、お兄ちゃんも、お姉ちゃんもとてもお手伝いをしてくれるようになったのですが、
あるとき、あこさんは、お兄ちゃんから、「家事はお母さんの仕事なのに手伝わされるのはおかしい」と言われたのだそうです。
さて、あなたなら、なんと答えますか?
あこさんは、素晴らしい話をされたんです。
ココから・・・
こんばんは。あこです。3回分のメルマガ読ませて頂きました。
とても反響があるとのこと、嬉しいやら、恥ずかしいやら…。また、まだ1年も経っていないのに、とても懐かしく、身を削られるような思いがしました。
いづれのメルマガも、みんなでトランプをしているときにメールがきました。(携帯なのですぐわかります)
いづれも和気あいあいとした中で読んだので、メルマガでの出来事が嘘のようでした。
みんな食後のトランプのために、食事の後片付け、洗濯物の片付け、明日の用意に、歯磨きをします。
イヤイヤやらされてるのではないので、終わるのも早い!
兄ちゃんがある日、言いました。「家事はお母さんの仕事やのに手伝わされるのはおかしい」と。
私は、こんな風に説明しました。
「みんなが生活するために、お父さんとお母さんは外へ仕事に行っています。
兄ちゃんと姉ちゃんは学校へ行くのが仕事。下の子は保育所へ行くのが仕事。
そして人間が生活をする上で必要なのが衣食住です。
これはあなた達が将来、この家を出て行ってからもずっと必要なことです。
身につけるためもあるし、何より、今この家でご飯を食べるなら、食事の準備や後片付けを。
服を着るなら、洗濯物を。家で寝たいなら部屋の片付けを手伝うのが当たり前。」
お姉ちゃんもいたので分かり易く言いました。兄ちゃんは途中で先読みし、行動し始めました。
それ以降、手伝いに文句を言わなくなりました。というより、イヤイヤやっている感じがなくなりました。
以前相談した、兄ちゃんの反抗期も、パピーさんのおっしゃる通り、大人扱い(認めれば)すればなくなりました。
世間一般によく言う、「反抗期のなかった子は後から(18以降位)まとめてやってくる。いわゆるキレるようになる。」というのがウチにもくるのかな?!
だとしたらどうしよう?!・・・そのときはまた、パピーさんに相談すればいっか。と自分で納得させています。
又、こんなこともありました。
主人だけが仕事の日の朝、急に思い立って子供たちに言いました。
「みんな今から◯◯行く?行くなら、下の子着替えさせて、オニギリ、水筒、タオル、レジャーシート、他~、の用意。しかも後15分でバスが来ます。」と。
子供達は「行く!」と言ってすに、兄ちゃんが、
「お母さんは、オニギリ作って。姉ちゃんは水筒とレジャーシート。俺は下の子着替えさせて他の用意するから!」
とても、素早い、的確な指示でした。バス停が近いとはいえ、私達は目的のバスに乗ることができたのです。
『みんなできるんやん!!』
とても頼もしかったです♪
ココまで・・・
どうでしょう?あこさんのこの言葉。
“人間が生活をする上で必要なのが衣食住です。これはあなた達が将来、この家を出て行ってからもずっと必要なことです。
身につけるためもあるし、何より、今この家でご飯を食べるなら食事の準備や後片付けを。服を着るなら、洗濯物を。家で寝たいなら部屋の片付けを手伝うのが当たり前。”
とても説得力がありますよね。
その上、感情的に押し付けていない事がすばらしいです。
この話を聞いて、お兄ちゃんは、
「そうか、お母さんの仕事だと思っていたけど、それは、自分がそう思っていただけで、本当は、自分達がやるべき事なんだ!」って、すぐに解ったんですね。とても賢いと思います。
その後の、遊園地かな?
「みんな今から◯◯行く?行くなら、下の子着替えさせて、オニギリ、水筒、タオル、レジャーシート、他~、の用意。しかも後15分でバスが来ます。」
その後の、お兄ちゃんの的確な指示が、又、見事でした。
「お母さんは、オニギリ作って。姉ちゃんは水筒とレジャーシート。俺は下の子着替えさせて他の用意するから!」
とってもとってもいい感じです♪
お兄ちゃんも、お姉ちゃんも、しっかり役割分担ができてます。家族の中での自分の居場所、チームの一員なんだ!って意識を、それぞれしっかり把握しているって感じです。
あ、そうそう。
あこさん、こんな心配をされていましたね。
“世間一般によく言う、「反抗期のなかった子は後から(18以降位)まとめてやってくる。いわゆるキレるようになる。」というのがウチにもくるのかな?!だとしたらどうしよう?!”
ですが、これは、多分、『反抗期の無かった子』ではなく、『親に押さえ付けられて、自分を出す事ができなかった子』だと思います。
でも、親が子供を一人の人間として尊重することで、良い感じになっているのなら、18歳以降にまとめてやってくる、という事はないと思います。
ウチも無かったですしね(^^)
又、あったらあったで、あとはもう自分でなんとでもなる年齢です。「責任を持ちながら、自由にやってみたら・・・?」でいいと思いますよ。
もちろん、私にご相談してくださっても結構ですし(^^)でも、多分・・・心配要りませんよ(^^)と返事をしておきました。
ご参考になさってくださいね。
あこさん、3回に渡ってのメルマガ、そして今回の番外編。ご掲載の許可をありがとうございます。これからも、是非、継続!なさってくださいね(^^)
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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号数 | 内容 | オススメ度 |
---|---|---|
157 | ■ 「叩く」ってどうなんだろう? | ★★★★★ |
421 | ■ 厳しい言葉 | ★★★ |
422 | ■ 厳しい言葉2 | ★★★★★ |
423 | ■ 厳しい言葉3 | ★★★★★ |
548 | ■ 母性の欠落? | ★★★★★ |
567 | ■ 3つの衝撃 | ★★★★★ |
573 | ■ できるところから、できる範囲で | ★★★★★ |
574 | ■ 気付いてしまった♪ | ★★★ |
611 | ■ 愛情が無い? | ★★★★★ |
615 | ■ おもいやり | ★★★★★ |