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第433号 卒園のサプライズ

こんばんは。パピーいしがみです。

随分暖かくなってきましたね。気がつけば今日は、もう3月です。そろそろ、卒業・入学・新学期シーズンに突入ですね。もう準備は整いましたか?

今日は、そんな卒業・入学・新学期シーズンにふさわしい内容です。

ココから・・・

パピーさん、お久しぶりです。桜です。パピーさんにメールをするのは、もう1年ぶりぐらいです。

でも、この驚きと喜びをどうしても伝えたくて、いてもたってもいられなくなってメールします。是非、読んでください。

実は、私・・・、憧れのママさんに、言われちゃったんです。「どうやったら、こんな良い子に育つの?教えて?!」って。

この私が・・・ですよ!!(^0^)ウフフ・・・。こんな時が本当にくるなんて・・・信じられない思いです。

このママさん、長男と同じクラスのお母さんです。

ウチと同じように3歳から幼稚園に行き、ウチの子が駄々をこねて泣き叫んでいる時に、一人ですたすたと教室に行って、先生に「おはようございます」って言えて、私は「すごいな~」って思っていたんです。

その時、そのママさん、とてもとても輝いて見えました。いつも身奇麗にしているし、穏やかでニコニコしていて、「あ~、私とは全然違う!!」って思っていました。

だから憧れだったんです。

ウチの子はその子とは比べ物にならないし、私もそのママさんとは比べ物にならない。だから、最初から比較するつもりなんか無かったけど、

「このままじゃあ、困るぞ~!!」って思ってたどり着いたのが、パピーさんのホームページでした。

ですから、もう今年、3年目になりますね。

今まで本当にいろいろな事がありました。幼稚園を嫌がる、校門の前で泣き叫ぶ、イベントは参加しない。

友達とは遊ばない、運動会は参加しないで親にベッタリ、二人目が出来たら赤ちゃん返り、私はと言えば、いつでも怒って怒鳴って・・・。

そんな私でも2年目からは、いろいろな事がわかってきて・・・、テキストを読んでいても、「すとん」って心に落ちるんですよね。

理解できる、っていうのか、素直に「そうなんだよね」って。

パピーさんに「理解ができません」とメールした時に、「今、全てが解らなくてもいいんですよ」と言われた意味が、2週目になってすごくよく解りました。

2年目、本当は全く同じ事を学んでいるはずなのに、全然吸収の仕方や感じ方が違うのはびっくりしました。

年中さんの秋・・・でしたか、参観会の時、椅子に座って、先生の紙芝居をじっと見ている息子がいました。

他の子は、右へ動いたり左へ動いたり・・・。でも、長男は一心不乱に紙芝居を真剣に見ていたのです。

多分、そんな事、今までは気がつかなかったと思います。でも、「これって良いことなんじゃない?」と思って、家に帰ってから伝えました。

「後ろから、〇くんを見ていたけど、じっと集中していたのは、あなただけだったよ。お母さん、「すごいな~」って思ったんだ!!」

その時、長男は、「えっほんと?!」って、とても嬉しそうでした。

この時、「良いところを見つける力」って、こういう事なのかな?ってちょっと解った気がしたんです。

思い起こせば、私は、子供が小さい頃から、とても沢山の育児書を読んでいました。ですから、「認める」「褒める」が大事な事は知っていました。

いえ、知っているつもりでした。

ですが、パピーさんの言う「認める」「褒める」って、見えることや誰でもわかることを「認める」「褒める」んではなくて、本人さえも解らないようなところを発見する、見つける、

その“親の力を高める事でもあったんだ!”と解ったら、私が本を読んで「知っているつもり」になっていた事がとても恥ずかしくなりました。

私は「いい所を見つける力」を持っていなかった癖に、この子には「褒める」所がない、って思っていたんですね。そして、目に付く悪い所の指摘ばかりをしていたんです。

そこに気付いてからですね。長男が変わってきたのは・・・。

いえ、私が理解し始めて、実践するようになれたんですね。「悪い所を見つけて指摘するのではなく、良い事を見つけてそれを伝える・・・」私は、いつもそればかり考えるようになりました。

「光の当たらない部分に光を当てると、よさが見えてくる」

とパピーさんが、言われたとおり、失敗や間違いがあっても、そこから良さを見つけた時は、「やった、また、みつけたぞ!」ってノートに書く。

その作業がとても面白かったし、それを伝えると、子供がどんどん積極的になっていく、その変化にもびっくりでした。

いつの間にか、小言が減り、褒めることが増えていきました。パピーさんの仰る、“褒める=3、叱る=2”の比率になっていったようです。

それからですね。急激でした。自転車も乗れるようになり、サッカーも参加。子供同士の喧嘩もするようになったし、自己主張もできる。

喜怒哀楽もハッキリしてきたし、何しろ友達が増えました。そして、今年、幼稚園を卒業です。

先日、卒園式の公開練習がありました。

園児の何人かが選ばれて、園長先生への言葉や、幼稚園の思い出、保護者への言葉を言うのですが、ウチの長男も選ばれていたのです。

堂々と、はっきりと、大きな声で・・・。ウチの長男は「保護者への言葉」でした。

それを知らされていなかった私は、もう驚いてしまって、練習なのに、涙ボロボロでした。

園長先生も、担任の先生も、入園当初のひどい状態をご存知なので、私達へのサプライズだったようです。

幼稚園に入ったとき、あんなにひどい状態で、問題児だったのに、こんなに立派になったんだ・・・・。

園長先生や、担任の先生に感謝するとともに、パピーさんにお礼をしなきゃ!ってメールさせて頂きました。

当日は、主人も仕事を休んで(サービス業なので土日も仕事です)、ビデオを回す!と張り切っています(^^)。

でも3年前、パピーさんに出会えてよかったです。本当に色々と、ありがとうございました。

あ、そうそう。お爺ちゃんおばあちゃんから、ランドセルが届き、長男は、小学校をとても楽しみにしています。

羨ましそうにしている弟にランドセルを背負わせてあげて、

「重いだろう?でも〇くんも大きくなったら大丈夫だよ。〇くんも幼稚園を卒園したら、お兄ちゃんと一緒に、小学校へいこうね!!お兄ちゃんが連れてってあげるからね」なんて言っています。

本当に頼もしいお兄ちゃんになってくれました。

長男がどんどん、いろんなハードルを乗り越えていくように、私も、お母さんとして、もっともっと成長していきたい!と思っています。

パピーさん、これからもよろしくお願いします♪

ココまで・・・

桜さん、メルマガ掲載のご許可、ありがとうございます。

ちなみに桜さん、今は、あの「憧れのママさん」と、とても仲良くされているのだそうです。

さて、今日、ご紹介頂いた桜さんは、もう3年目。

ベテランでもありますので、文章中にちょっとわかりずらい言葉があったかもしれません。

例えば、「良いところを見つける力」。

これは、例えば、俳優さんが沢山おられる舞台で、一人の女優さんにスポットライトを当てるとしましょう。

そうすると、その女優さんは、周りから浮き上がって見えますよね。その人の美しさや個性が輝いて見えます。

ですが、太陽の光の下でそれをやったらどうでしょうね。

沢山いる役者さん、全ての方に同じように光が当たっていると、先ほどのように、一人だけ美しさが際立って・・・というのがありません。“大勢いる中の一人”になっちゃいます。

それと同じように私たちは、『自分のレベルに合わせて、見えるものしかわからない』って事なんです。

そう。桜さんも言われていましたが、

“私は「いい所を見つける力」を持っていなかった癖に、この子には「褒める」所がない、って思っていたんですね。そして、目に付く悪い所の指摘ばかりをしていたんです。”

とあったように、

ご自分の「いい所を見つける力」を伸ばす事をせずに、「良い所がない」って思い込んじゃっている方がとても多いんです。

せっかくそれぞれに良い所があるのに、そこを見つけられないがために、他の悪い部分ばかり指摘されるとしたら・・・。

これって、とっても「もったいない」と思いませんか?

そこで、桜さんにお願いしたのは、その「いい所を見つける力」をもっともっと開発しましょう!だったのですね。

多分、「じっと紙芝居を見つめている」が“いい所”だなんて、ほとんどの方は気がつかないでしょう。

でも、自分すら気がつかなかったそういう所を見つけてもらったら、私たちだったらどうでしょう?

「へ~、ボクってそういう所があるんだ」「なかなかイイジャン!♪」って思いませんか?

これでいいんですね。私たちさえ、「いい所を見つける力」が付くと、人の二倍も三倍も褒めてあげることが増えるって事なんです。

何も、みんながびっくりするような特技や、拍手喝さいを浴びるようなウルトラCじゃなくても、

お母さんが、そういう「僕の知らないいい所」を見つけてくれて、そっと教えてくれる。

たったそれだけで、大きな喜びになるんですね。

それは、ほんのちょっとの努力の継続で可能なんです。

それはそうと、今の幼稚園は、粋な事をしてくれるんですね。お母さんへのサプライズですか?

涙でグショグショになっている桜さんが目に浮かびますよ。(^^)

私も桜さんが過去、とっても悩んでいたのを知っているので、思わず、ホロッとしてしまいました。

それに長男さん、今は、希望を持って小学校を心待ちにしている様子。

これらどんな成長をしてくれるのか、とても楽しみです。(^^)桜さん、楽しいご報告、ありがとうございました。

ご興味のある方はこちらをお読みください。

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