第442号 桜の木の下で♪
こんばんは。パピーいしがみです。いよいよ4月になりましたね。私の住む静岡では、かなり桜が咲いています。この調子だと、満開の桜の木の下で、新入生が入学式を迎えられそうですね~♪。
私は、この時期が大好きで、新しいランドセルと、黄色い帽子の可愛い一年生が、お母さんに手を引かれて歩いている姿を見ると、本当に微笑ましく思うんですね。
毎年、子供達も、お母さんも、とても良い顔をしています。いきいきとして、希望に満ちあふれて・・・。入学式の日には、雨が降りませんように・・・(^^)って、思わず祈っちゃう私です。
さて、今日は、お子さんが小学1年生になる、ぴょんこさんからのメールをご紹介させてください。
ぴょんこさんのお子さんは、幼稚園でかなりの問題児と見られていたのだそうです。
園内での暴力・脱走・ひどい癇癪・ぐずり・・・。それは園長先生から「最も手ごわかった」と言われたほど(笑)だったそうなのですね。
でも、今は、とても落ち着いて、入学を楽しみにしているそうです。園長先生からも太鼓判をもらったそうですよ。それではご紹介しますね。
ココから・・・
ぴょんこです。今日は久しぶりにメールさせて頂きました。今年、いよいよ息子は、1年生になります。本当に本当にお世話になりました。
パピーさんには、なんとお礼を言って良いかわかりません。幼稚園の3年間は、本当に大変でした。「幼稚園に行きたくない!」の猛烈な抵抗からはじまり、幼稚園で暴れたり、脱走したり・・・。
家でも駄々こね。暴力・わがまま・ぐずり・・・。本当に気の休まる時がありませんでした。その子が卒園式にはとても立派で、園長先生からはこんな風に言われたんです。
「おかあさん、〇〇くんは、本当に立派になりましたね。大きな声でいつまでも泣いていた姿。なつかしいです。
私の長い幼稚園経験の中でも、もっとも手ごわい子だったと印象があります。でも、今は本当にとても落ち着いて、クラスでもリーダー的な存在にまでなりました。
とてもしっかりした考えもできるし、人の目を見てしっかり聞ける。何より、明るく元気で、大きな声でよく笑うようになりましたものね。実は、私もココまで成長するとは、思っていなかったんです。お母さんのご努力は大変なものだったでしょう?本当によく頑張りましたね。」
私はこらえきれずに涙があふれました。本当に本当に大変だったんです。年中の時に園長先生の勧めで受けた検査では、多動と診断されていたからです。
私は、私の子育てに自信がありました。子供が生まれる前から、沢山の育児書を読み、「これで絶対大丈夫!」という自信を持っての出産でした。
ですが、夫婦仲が悪くなるに従って、子供の様子がおかしくなり、離婚する時には、どの育児書もどのノウハウも役にたちませんでした。
ですから、この子に異常があるんだ。と思ったんです。正直、診断結果を聞いて安心した私がいました。ですが、ふと見つけたパピーさんのサイトのメルマガのバックナンバーを読んで、「もしかしたら、子供がこうなったのは、私に原因があるかも?」と思うようになったのです。
また「もしかしたら今なら間に合うかも・・・」とも・・・。でもあの時、決断をして正解でした。
最初、とてつもなく長いメールを差し上げたのに、その長さに負けないくらいのメールをお返事くださって、私はとてもとても、感動しました。
そして、「診断を鵜呑みにするのではなく、できる事からやって行きましょう」の言葉。特に「一緒に頑張りましょう」と言って下さった言葉に、涙がポロポロ滴りました。
でも、本当に子供が変わってきたのは、私自身に「認める」「褒める」が分かってきてからのようです。
実は、私は「認める」「褒める」はできていると思っていたのです。沢山の育児書も読んでいましたし、私自身「認める」「褒める」の重要性も十分知っていましたし、私はしっかりやっている、という自負があったのです。
ですが、私の理解していた「認める」「褒める」は、本当にさわりでしかなかったんだ。という事が分かってから、急激に子供が落ち着いてきた様に感じます。
「認める」「褒める」は、本当に“深~い”です!!そして、なにより、「認める」「褒める」「包む」を私が体験させてもらえたというのが、ありがたかったです。「認める」「褒める」
「包む」をしてもらうと、こんなに心があったかくなるんだ。ああ、これが「認める」なんだ・・・とか、こうやってあげるのが「包む」なんだ・・・って体験した事。これが何よりの収穫でした。
パピーさんは「やってみせ、いって聞かせてさせてみて・・・」とおっしゃいますが、まさにパピーさん自らが、「やってみせ・・・」をされているんだ、って、本当に感動でした。「こうやってやるんですよ・・・」って、すぐそばで言われているような気がしました。
幼稚園での問題。お友達の親御さんからの電話。先生からの連絡。そんな事があるたびに、心が折れてメールをさせて頂きましたが、パピーさんからお返事を頂くと、とても楽になったのを覚えています。
「あれっ?さっきまでメッチャ凹んでいたのに・・・」「すごくスッキリ、気分がいい・・・」と思うことも1度や2度ではありませんでした。
私のつたない文章でも、とても細かい事までわかっちゃって、もしかして人の心が読めるの???と思ったりもしました。
それから、私自身、困ったらいつでもメールできる!という安心感がとても大きかったです。最初の頃はそれこそ、パピーさんに依存していましたが、「これじゃあ、自分の成長はない。できるところまで、頑張ろう!」「もうダメかも・・・と思ったらメールしよう!」と頑張るようになってから・・・。
(簡単ではなかったですが)徐々に自分で解決出来るようになって、少しずつ、全く自信がなかった私自身に自信ができたのも驚きです。
以前の私は、「こんな私だから、子供がこんなになっちゃったんだ」「私なんか何やってもダメだ」「私なんかいない方がこの子の為だ」という考えだったのですが、
「私なんか何やってもダメだ」「私なんかいない方がこの子の為だ」→「もしかしたらできるかもしれない」→「私って、頑張ってるじゃない♪」→「私でもなんとかなる!」
それが今では、「大丈夫。必ず乗り越えられる!」に変わってきました。私は、今、とても幸せなお母さんを実感しています。そして、何があっても、子供と2人で乗り越える事ができる!そう思っています。
卒園式の日に、息子が、私にこんな風に言いました。「かあちゃん、これからはボクがかあちゃんを守るからね」私は、嬉しくて泣きながら「よろしくお願いします」なんて言っていました。
2人で大笑い。こんな日が来るなんて思いもしませんでした。パピーさん、私はこれからも頑張ります。だって頑張る事が“とても楽しい!”って分かってしまいましたから。
でも、どうしてもピンチになったら、またメールさせてくださいね。1年経っても、再度、勉強を続けられる事。同じようにパピーさんにご相談ができる事。その心遣い、本当にありがたく思っています。
今まで、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
ココまで・・・
ぴょんこさん、メルマガ掲載のご許可、ありがとうございます。ぴょんこさんのメールでもうお気づきかもしれませんが、ぴょんこさんは、シングルマザーさんなんですね。
もちろん、そうなるまでには、いろいろな苦しみがあって、息子さんもちょうどその狭間にいたんですね。幼稚園でのさまざまな問題も、多分、それが原因だったのでは・・・と思います。
息子さんもとても傷ついて・・・、もちろん、ぴょんこさんもとても傷ついて、2人ともとても辛かったのだと思います。
でも、うれしくなっちゃう言葉がありましたね。“卒園式の日に、息子が、私にこんな風に言いました。「かあちゃん、これからはボクがかあちゃんを守るからね」私は、嬉しくて泣きながら「よろしくお願いします」なんて言っていました。2人で大笑い。こんな日が来るなんて思いもしませんでした。”
よかったね~♪ほんと、泣いちゃうね(^^)さあ、あと数日で、入学式ですね。未来は明るく開けていますよ(^^)
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