第454号 リーダーシップを学ぶ
兄弟ゲンカ!!困っていませんか?(^^)「本当にウチは兄弟ゲンカが多くて困るんです!!」そんな声が聞こえそうですね。
今日、ご紹介させて頂くアップルミントさんも、そんなお悩みがあったそうです。
アップルミントさんのお子さんは、男の子2人。元気な男の子ですから、喧嘩もなかなか激しいみたいです。では、早速行きましょう。
ココから・・・
大きく2つ、悩んでいることがあります。(お兄ちゃん:4歳 弟:2歳です。)1、兄弟喧嘩2、お兄ちゃんの言葉使い
まず1、兄弟喧嘩なんですが、本来は、弟に対して優しいお兄ちゃんなのです。例えば、一つしかないお菓子を半分にしてあげたり、おすもうごっこは相変わらず、弟が危なくないように手加減してくれているようです。
昨日は、弟が、シャンプーを嫌がり泣き出しました。お風呂から出ると・・・『のどが渇いたでじゃろ。これ食べる?』と、弟にみかんを持ってきてくれたり、
そのあと、私の不注意で弟の服に水がかかって服がぬれると・・・リビングに、弟の服を探しに行き、服を脱がして、新しい服を着せてくれたりします。
でも、厳しい~!と思うことも多々あります。下の子は、小さいし、お兄ちゃんの言うことを正確に理解して行動することは難しいのですが、
兄弟で遊んでいて、弟がお兄ちゃんの言ったとおりにしない・できないと・・・例えば、電車ごっこをしていて、うしろから付いて来てほしいのに、弟が追い抜かした時や、
お兄ちゃんが思いついた遊び方に、沿わずに弟が遊んだ時など・・・
ちょっとしたことですが、お兄ちゃんは弟に対して、自分の意見を曲げないというか、厳しいです。
無理やりさせようとしたり、のけぞり返って怒ったり、弟の上に乗ったり、 両頬をギュッとつかんだり・・・朝起きて、私のふとんに来て隣に寝ていたお兄ちゃん。
私とお兄ちゃんの間に、弟が入ってくると・・・弟を蹴って、ものすごく怒り出したり。。。あとは、おもちゃの取り合いが多いです。
弟が先に見つけて遊ぼうとしたら、『ダメ』と言って、お兄ちゃんが取ったり。。それでケンカになり、たたいたり。。
きっかけはおもちゃのことだったり、行動だったりと・・・毎回きっかけが違うだけで、だいたいこんな感じです。
お兄ちゃんは几帳面というか・・・自分が正しいと思うことを、弟がしない・できないときには、無理やりさせようとしたり、怒ったりします。
それと、私が下の子に言ったことを、弟がしない時も、無理やりさせようとしたり、怒ったりします。私が『〇〇くんがしなくても・出来なくてもいいよ』と言っても、お兄ちゃんは引きません。
弟がしないと、私が困ると思って、私への手助けの気持ちもあるのでしょうか?弟が、なにか壊してしまったり、困ったことをすると、
私が言葉を発するより前に、お兄ちゃんが怒り出し、私がなだめているうちに、お兄ちゃん・弟のどちらかから手が出てケンカになり。。。と、こんな感じです。
お兄ちゃんに、『どうしてしたの?』と聞くと、答えてくれるので、それなりに思いや考えが あるんだなとは理解できます。でも、お兄ちゃんは言葉より先に、弟を押したり、手が出ることが多いので、
『お兄ちゃんの気持ちも分かるけど、〇〇くんは急に黙って取られたり、怒られたりしても分からないから、口(言葉)で先に言っあげてね。』と、伝えますが、こんなことが続いてます。
お兄ちゃんの優しい行動が続いていても、こんな感じで崩れると、お兄ちゃんの言葉使いも人が変わったように急に悪くなります。
そして、2、お兄ちゃんの言葉使い ですが、パピーさんのメルマガのコメントに『自分の気持ちが満たされていれば、あえて、悪い言葉、使うべきでない言葉は使わなくなりますよ。』とありました。
そのとおりだと思います。お兄ちゃんも気持ちが穏やかなときは、悪い言葉は使いません。が、お兄ちゃんの思い通りならないことがあったり、兄弟喧嘩があると、これも続くので悩みです。
お兄ちゃんの几帳面な性格もあると思いますが、兄弟喧嘩や、喧嘩のきっかけの際や喧嘩後の言葉掛けなど、私の対応がなにかいけないのかな・・・と思い悩んでます。
良いところは、気づいたら褒めたり、伝えたりするようにはしているつもりなのですが・・・アドバイス頂けると有難いです。どうぞ、よろしくお願い致します。
ココまで・・・
喧嘩が始まると「困ったな~」と、お感じになる方は多いと思います。
また、そんな時はどうしても「お兄ちゃんは・・・」って思ってしまったりするのですが、アップルミントさんのお兄ちゃんの場合、怒り出す原因は、遊び方のルールだったり、順番だったり、
お母さんの言いつけに下の子が従わない事だったり・・・。その理由がちゃんとあるんですね。
それに、“良いところは、気づいたら褒めたり、伝えたりするようにはしているつもりなのですが・・・”とあったように、アップルミントさんはきっと、常に気に掛けておられるのでしょう。
“一つしかないお菓子を半分にしてあげたり、おすもうごっこは弟が危なくないように手加減してくれている。シャンプーを嫌がり泣き出すと、みかんを持ってきてくれたり、弟の服に水がかかって服がぬれると、服を探しに行き、新しい服を着せてまでしてくれたり・・・。”
もう兄弟が十分に仲が良くて、良い関係を保っていますよね♪これが、仲良くする事がなく、いつもいじめているようだったり、常にいがみ合っているのだとしたら問題ですが、
ご相談いただいた内容からすると、心配するほどの問題はないのでは?と思うのですね。
それに、お兄ちゃんは4歳。だとしたら、まだまだ、行き過ぎることもあるでしょうし、ストレートに怒りを表すことがあっていいんですね。
というより、かえって喜怒哀楽がちゃんと表現できる、って事がいいな~、と思います。だから、あまり注意したり、“喧嘩させない”という方向に向かって欲しくないな、と思って、こんなお返事をしました。
ココから・・・
アップルミントさん、こんにちは。パピーいしがみです。メール、拝見しました。
お兄ちゃんの様子ですが、私はそれでいいと思います。もちろん喧嘩もなく、穏やかで・・・が一番でしょうが、まだ4歳。
自分の気持ちのコントロールが出来たとしたら、その方が心配です。今、喧嘩もあり、荒れる事もあるようですが、基本的には、穏やかで優しいんですよね。
だったら、怪我をしない程度なら、見守ってあげていいと思いますよ。下の子は下の子で強くなるし、お兄ちゃんはお兄ちゃんで、リーダーシップを学んでいるんですね。
“お兄ちゃんの几帳面な性格もあると思いますが、兄弟喧嘩や、喧嘩のきっかけの際や喧嘩後の言葉掛けなど、私の対応がなにかいけないのかな・・・と思い悩んでます。”とありましたが、私としては、そんなに問題があるとは思わないんです。
男の子の兄弟では、こんな感じなのでは・・・?と思います・・・。というより、男の子の兄弟でよくあるのが、上の子がおとなしくて、下の子が活発で、上の子が下の子に泣かされる・・・というパターンです。
これは、上の子にとって本当に辛いんです。弟を叩いたり、強く言ったりすると、すぐに親から叱られて・・・でも、弟はちょっかいだして腹が立つ・・・そんなジレンマの中で、やられても我慢するしかない・・・
弟はやりたい放題、自分はしいたげられてる、と感じます。それが繰り返されれば・・・どんどん自尊心が低下します。
だから、アップルミントさんの場合は、理想的だと思いますよ。でも、怪我はお気をつけ下さいね(^^)
ココまで・・・
その後、アップルミントさんからは、こんなメールを頂きました。
ココから・・・
こんにちは。返信をありがとうございます。私の対応のせいかな・・・と思っていて、厳しいお返事がくるのかな~と、なんだか緊張しましたが、男の子の兄弟って、こんな感じなんですね。
そうですね、お兄ちゃんはまだ4歳。リーダーシップを学んでるんですね。リーダーシップって、大切な資質ですよね☆
確かに、お兄ちゃんの存在の影響で、下の子も強くなっています( ^^) 。“まだ4歳自分の気持ちのコントロールが出来たとしたら、その方が心配です。”と、ありましたが、そうですね。
私が穏やかさを求めすぎて、お兄ちゃんのリーダーシップを押さえつけてはいけないな、と読んでいて 思いました。
うちの子供達は、2人とも活発(下の子の方がマイペースではありますが)で、お兄ちゃんの方が完全に強いです。
“弟を叩いたり、強く言ったりすると、すぐに親から叱られて・・・でも、弟はちょっかいだして腹が立つ・・・そんなジレンマの中で、やられても我慢するしかない・・・弟はやりたい放題、自分はしいたげられている、と感じます。それが繰り返されれば・・・どんどん自尊心が低下します。”
上記を読んでいて思いましたが・・・うちの場合、兄弟関係は兄>弟で良さそうですが・・・(理想的と言って頂きありがとうございます。)私の対応は理想的ではなくて・・・
見守る・・・って、難しくて、怪我をしたらいけないと思い、ついつい兄弟喧嘩の中に入って、口を出したり、(力の差があるので)お兄ちゃんを先にとめたりもしていました。
とめられるのは、いつもお兄ちゃんでしたから、お兄ちゃんは辛い思いをしていたと思います。『怪我をしない程度なら、見守る』・・・私の課題になりそうです。
それと、メールを頂く前・・・お兄ちゃんとの素敵なひと時がありました。また休み明けに報告しますね。
ココまで・・・
リーダーシップ。2人兄弟で、仲良く遊べている兄弟は、遊んでいる中で、上の子が下の子にいろいろ教えているはずです。
「(ルールを)こういうようにしようね」とか「(やり方は)こうやってやるんだよ」または「それは、ダメだよ。順番だよ」のように・・・です。
それってまさにお兄ちゃんが、リーダーシップを発揮して、秩序を教えながら遊んで(学んで)いる、っていう事なんです。
お兄ちゃんには、リーダーシップを発揮する勉強であり、弟さんは、協調性の勉強をしているんですね。
そして、喧嘩になるまでは、子供たちは2人で、秩序が守られ、協調性を発揮して上手くやっていたわけです。
ところが、何かのきっかけ(強い言い方をしたり、手が出たり)で、泣き出したり、喧嘩になってお母さんが気付く。
お母さんが気付いた時に、喧嘩して大騒ぎになっている様子や、泣き叫んでパニックになっている様子を見て、「どうしてそんなに喧嘩するの?」とか「なんでそんな言い方をするの?」って思い、途中で止めさせる・・・という事になるのですが、
『お母さんが気付かない』という時も当然あって、お母さんが気付かない時には・・・実は・・・自分達で解決しているんですね。
そう。親が介入しなくたって、喧嘩の仲裁をしなくったって、ちゃんと自分達で解決できて、ちゃんと仲直りできるんです。
そして、そこでも又、お互いに大切な勉強もするんです。
ですから、喧嘩=いけない事=止めさせる、と思わずに、『怪我さえしなければ、ちょっと遠くで様子を見てみる』をしてみると、もしかしたら大きな発見があるかもしれません。
それから、アップルミントさんのメールの最後にこうありましたね。
メールを頂く前・・・“お兄ちゃんとの素敵なひと時がありました。また休み明けに報告しますね。”これが、又かわいらしいんです。(^^)これは、次回、ご紹介させて頂きますね。
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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