私達は、今の状態を「当たり前」としていると、

そこからは何も得るものはありません。

そして、可能性として絶対に無いとは言えない「現象」が現れた時、

「不幸のどん底」とか「最低」だとか言います。

常に今の状態が当たり前だと思ってしまうのです。

子供が元気なのが当たり前。

収入があるのが当たり前。

生活できるのが当たり前。

生きている事が当たり前。

でも、そうではないのですよ。という事をもう一度確認して欲しくて

６章・７章はちょっと辛い内容なんです。

その７章をお読み下さった方がこんなお便りをくださいました。

ココから・・・・・・・・・・・・・・

こんばんは、パピーさん。

今回の、これはききました。

最近、腹の立つことの多い2歳の長男の、なんてありがたいことでしょう。

彼の駄々をこねる姿、言うことをきかない姿までも、

なんて可愛らしくありがたいことでしょう。と思うことができました。

感謝です。

彼の歴史は、私の母親としての歴史です。

昔、菊池桃子のでていたCMの、

「いつかはママの許を離れて行くけど、それまではずっといっしょ」

というセリフに、妊娠中の涙もろさもあって、涙していたのを

フと思い出しました。

今、毎日一緒に過ごして、正直うんざりすることもあります。

でも、今しか一緒にいられないんだ・・と改めて思いました。

今度の春からは幼稚園。

こんなに一緒にいられるのは、人生のうち今だけです。

そして、もし失うことのつらさに比べたら、今腹を立てていることの

なんて小さいこと。

余談ですが・・

このことを、夫にも当てはめて考えていました。

最近、仕事ばかりで、家庭のことを大事にしていない！

と感じてさせられていた夫の存在でさえも、

もし失うことに比べたら・・・贅沢な不満ですよね。

改めて、夫が生きてて良かった！と思いました。

昨年、実父を亡くし、肉親を失うつらさを味わったばかりで、

余計にパピーさんの言わんとしていることが理解できたんだと思います。

人は、失うと逆にそのことばかり考えるものですものね。

子どもを失いながら、自分が生きていくなんてつらすぎる・・

でも、現実にありえない話じゃない。

生かされていることに本当に感謝です。

こんなことをテキストに組み込めるパピーさんってスゴイ！！

ココまで・・・・・・・・・・・・

お便りありがとうございます。パピーいしがみです。

今、猛烈に感激しています。

＞　こんなことをテキストに組み込めるパピーさんってスゴイ！！

もとっても嬉しかったのですが、

＞　彼の歴史は、私の母親としての歴史です。

ココがすばらしいですね。

「そのとおり！」って思わず叫んじゃいました。

そして、ココです。

＞　今、毎日一緒に過ごして、正直うんざりすることもあります。

＞　でも、今しか一緒にいられないんだ・・と改めて思いました。

＞　今度の春からは幼稚園。

＞　こんなに一緒にいられるのは、人生のうち今だけです。

こう感じて下さったことが私にとっては大きな喜びです。

改めて、ご自分の中の子供さんの存在の大きさに気づいて下さると、

考え方が全く変わります。

言葉の掛け方が変わります。

そして子供たちは瞬時にそれを察知します。

ちょっと考えてみてください。

「一緒にいて正直うんざり！」

と思っているお母さんに育てられる子供と

↓

「一緒にいられるのは、人生のうち今だけ」

と思っているお母さんに育てられる子供では

どちらが、成長に望ましいでしょうか？

そして、どちらがあなたにとって楽しいでしょうか？

答えはあなたも知っています。

でも、そんな気持ちになかなかなれないのも事実なんですね。

 

たくさんのお母さんが学び始めています。

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