第473号 校長先生の言葉
こんばんは。パピーいしがみです。
今日のメルマガは“校長先生の言葉”としました。
今日ご紹介するいちごさんの息子さんは、とってもやんちゃで活動的。
学校でも友達と喧嘩をしたり、学校を飛び出したり・・・。いちごさんから言わせると「我慢することが苦手」な子。
きっと、そんなお話を聞くと「困った子なのかな?」と思いますでしょ?でも、どうやら違うようなのです。
明るいし、元気だし、そして家族みんなからかわいがられているんです。
頂いたメールの内容を読んで、私は、「確かに、今は、いろいろ問題があるかもしれないけど、それは、ずっと続くわけじゃない。
きっと周りが見えるようになったら、ちゃんと自分で自制できるようになるな~」と思ったんです。
ですが、私が思った以上のことを、校長先生がお話くださったのだそうです。
そのお話が本当に「校長先生!さすが!!」と、うなりたくなるような内容で、今日はその紹介をさせて頂きます。
ここから・・・
パピーさん、こんばんは大変ご無沙汰しております。いちごです。
実は、今日は7歳(小2)の息子の事でご相談があり、メール致しました。
とにかく・・・我慢する事がとても苦手なんです。
小1の時も、お友達とケンカして、裸足で学校を飛び出して学校中大騒ぎ・・・担任の先生とケンカして給食を食べなかったり・・・・
小2になった今は、授業中、友達とケンカを始めて机の上の教科書や筆箱を床に全部落としたり・・・
担任の先生は1年生から持ち上がりで2年目の先生です。教師生活20数年のベテランの女性の先生です。
何か大きなことがあると、連絡帳や電話で報告をして下さいます。
家庭では、おじいちゃんおばあちゃん、主人、私、お姉ちゃんに構ってもらって、先生にも、「○○君は、家庭の愛情はたっぷり受けてると感じます。」と言って下さいます。
主人も、時間さえあれば、キャッチボールしたり、おじいちゃんもあばあちゃんも、とてもかわいがってくれるんです。
私も、夜は今も沿い寝をして、本を読んだり、息子の愚痴を聞いたりしています。
その愚痴なんですが、「学校はきらい」「行きたくない」なんですよね、ただ、朝になるとケロッとしているのですが・・・。
休日も近所の小学生(同級生はもちろん上級生のお兄ちゃんまで)といつも、野球などで遊んで、とても楽しそうなんです。
上級生のお兄ちゃんもとてもかわいがってくれていて、休日になると、わざわざ電話までしてきてくれて、一緒に遊んでくれるんです。
そんな感じで、学校の面ではなぜ・・・???と思うことばかりで・・・・
ただ、勉強はきらい(特に国語)みたいです。それと、先生がキライだと言います。
授業参観でも、全然、先生の話を聞いていないし、私の方ばかり見て、ふざけてばかり・・・・
「なぜ先生がきらいなの・・・?」と聞くと、「俺の話、全然聞いてくれん!」と言うので、先生に確認すると、授業に関係ない話だったり、ふざけた事を言ったりするんだそうです。
とにかく、キレるのが早いと先生は言われます。
確かに、家庭でもそういう事はあります。ただ、納得するまで話をすると理解はするようになってきました。
前にメルマガで「舌癒着症」の話が出たとき、「もしかして・・・・」と思ったりもしました。
息子は怒りっぽいところと、乳児期、ハイハイをしなかったり、歩き出すのが遅かったこと、言葉の発達が遅いこと・・・
ただ、今も言葉は若干たどたどしいところがあるんですが、運動神経だけはとてもいいのです。
昼間もとても元気すぎるくらい外でたくさん遊んでいるので、昼間に眠いということもないようです。
感情表現も豊かで、子供らしくて、かわいいところは沢山なのですが、学校生活だけが悩みの種です。
息子のせいで、授業が中断することもあるらしく、担任の先生も頭を抱えておられます。
毎日、息子には、「先生やお友達に迷惑かけたらダメだよ。我慢することも大事」と言ったり、勉強することの意味を教えたりと、いろいろやっているのですが、いまいち、息子の心に響いていないようです。
まだまだ7歳ですから、分からないことがあって当然だとは思うのですが、ただこのまま学校に迷惑をかけっぱなしでもいけないし・・・と困惑中です。
パピーさん、何か感じることがありましたら、教えて頂けないでしょうか?パピーさんの勉強も2年目だというのに、情けなくてすみません!
宜しくお願い致します。
いちご
ここまで・・・
以上のような相談でした。
ですが私としては、今2年生。7歳・・・だとしたら、まだまだ回りの事が見えなかったり、自制がきかないって事があっても良いと思うのですね。
もちろん、これから徐々に減らしていくようにすればいいのですが、取り立てて問題は感じませんでした。
それに勉強なんか、本人がちょっとやる気になると、グンと伸びますしね・・・(^^)
それより、はっきり自分の意思を言える事。元気もあって上級生からもかわいがられているようです。
それに、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、お姉ちゃん、みんなから大事にされている雰囲気が感じられます。
それなら何も心配は要りません。多少、羽目をはずす事があっても、いいじゃない(^^)ですからこんな風にお返事したのです。
ここから・・・
いちごさん、こんにちは。パピーいしがみです。
メール、拝見しました。
学校に迷惑をかけっぱなし・・・。とありましたが、私は「それでいいのでは?」と思いますよ。
今、2年生ですよね。
だとしたら、自分の感情を抑えるよりも、元気にはつらつとしていてくれた方がずっと良いです♪
メールにこうありましたね。
“休日も近所の小学生(同級生はもちろん、上級生のお兄ちゃんまで)といつも、野球などで、遊んでとても楽しそうなんです。
上級生のお兄ちゃんもとてもかわいがってくれていて、休日になると、わざわざ電話までしてきてくれて、一緒に遊んでくれるんです。”
とっても良いですよ。まさに「天真爛漫」って感じです。
確かに、それが行き過ぎて、「ありゃりゃ」と思うこともあるかもしれませんが、それを「いけない、やめなさい」といさめるのではなく、
「だんだん我慢できるようになるといいね」と言ってあげればいいと思うのです。
それに、1年生の時には、“お友達とケンカして、裸足で学校を飛び出して学校中大騒ぎ・・・担任の先生とケンカして給食を食べなかったり・・・”とありましたが、それはもうしないんでしょう?(^^)
だったら、それを褒めてあげればいいんです。
「昔のあなたは、○○だったけど、今はずいぶんと我慢強くなったね。がんばってるんだね~♪」のように。です。
もちろん、いちごさんとしては「まだまだ」という気持ちがあるでしょうが、
大事なのは、子供が「こういうことを減らせば褒めてもらえるな」って理解することなんです。
「あれはだめ」「これはだめ」と言われても、「ダメ」なことはなかなか記憶していません。
ですが「これをすれば褒められる」が分かっていれば、それを意識するようになるんです。
意識さえ出来ていれば「ついやっちゃった」という事が、減ってくるんですね。
小さい頃からの性格でしたら、すぐに無くなる、という事はないでしょう。
ですが、意識をしていれば、その間隔が狭くなり、そして頻度が減ってきます。(もちろん、がんばっている時には、認めてあげてくださいね)
みんな迷惑をかけて生きているんですからいいんですよ。もし、ひどく迷惑をかけるのなら、親が頭を下げれば良いんです。
大丈夫。たっぷりの愛情を受けているようですので、ちゃんと自分でコントロールできるようになりますよ。
『できない事ほど、できそうな時、がんばってる時に褒めてあげる♪』是非、お試しくださいね(^^)
ここまで・・・
そしたらすぐその後に、メールを頂きました。どうやらサプライズがあったようです。
ここから・・・
息子の事・・・「迷惑かけて生きてるんですから」って、パピーさんに言って頂き、なんだか、ホッとしました。
確かに、息子はわがままですが、天真爛漫で、元気で、とてもかわいいんです。
昨日、金曜日の出来事なのですが、小学校でリレー大会がありました。
授業参観ではないのですが、役員の仕事があり、学校へ行きました。
数名の保護者が見に来ていましたが、最初息子は、私に気づかずにいました。
リレーが始まると、私も思わず息子の名前を叫び、大きな声で「がんばれ~!」って応援したんです。
それに気づいた息子は、私の方を見て走りながら、満面の笑顔で思い切り「お母さ~ん!!」って叫び返してくれました。
それも、手を振りながら・・・・!!
リレー大会の真っ最中に、母親に手を振りながら走って行くのは息子だけでした。
なんだか、嬉しくて笑っていると、校長先生が話しかけてこられ、「○○君は、本当にお母さんが大好きなんですね。」って言って下さいました。
お礼を言って、日頃迷惑をかけていることをお詫びすると、
「お母さん、なんの心配もいりませんよ。息子さんのように、裏表がなく、自分の気持ちを素直にぶつけてきてくれる子供は、今は、本当に少ないんです。素晴らしいと思います。
私は、息子さんが6年生になった時、この小学校をリーダーとして、きっと引っ張ってくれると期待しているんですよ。」
と、思いがけない言葉を言って頂いたんです。
もちろん、帰りの車の中では、嬉しくて号泣です(笑)
そして、今日、パピーさんのお返事を見て、またまた、ホッとしているところです。
今日も、元気に近所の小学生と遊んでいる息子・・・・帰ってきたら、外でめいっぱい遊ぶ事が大得意な息子を、しっかりほめようと思います。
パピーさん、ご意見聞かせて頂いて、ありがとうございました!
ここまで・・・
いちごさん、メルマガ紹介へのご許可、ありがとうございます。
校長先生の言葉、驚きました。ちゃんと見ている先生がいるんだな~♪って。
さすが、校長先生ともなると目の付け所が違うんですね。
“「お母さん、なんの心配もいりませんよ。息子さんのように、裏表がなく、自分の気持ちを素直にぶつけてきてくれる子供は、今は、本当に少ないんです。
>素晴らしいと思います。私は、息子さんが6年生になった時、この小学校をリーダーとして、きっと引っ張ってくれると期待しているんですよ。」”
すばらしい!!私と同じ意見(いえそれ以上)ですね。「校長先生!さすがだねぇ!!」と言いたくなりました(笑)
でもやっぱり、何百人という数の子供を見ている校長先生は、“どんな子がどうなるか?”ってやっぱり分かるんですね。
それは、お行儀や勉強の出来・不出来じゃないんですね。
多分、校長先生は、「この子は、本当にお母さんが大好きなんだな~」という部分。
そして「裏表がなく、自分の気持ちを素直に表せるところ」
この二つから、家庭の中で、とても安心できて、のびのびと育っている・・・そんな様子をお感じになったんじゃないかな~?と思います。
やっぱりね。
「僕はお母さんが好き」「お母さんも僕を好きでいてくれる」そういう意識ってすごく大事なんですね(^^)
いちごさん、お墨付きをもらったんだから大丈夫。
今の感じで、のびのびできるように、家族みんなで接してあげてください(^^)
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