第483号 自信が育つ過程
こんばんは、パピーいしがみです。いよいよ8月も最終週ですね。夏休みの宿題、進み具合はどうですか~(^^)
今日は、引っ込み思案だった子が、自信を育んでいく過程について、ご報告を頂きました。
とても参考になる事もありましたので、是非、お読みいただきたいと思います。
因みに、引っ込み思案だったのは子供だけでなく、お母さんも同じだったそうです。そのお母さんも今では、「多分、私も子供も大丈夫!」と思えるほどになったそうですよ。
それでは、ご紹介しますね。
ココから・・・
パピーさん、こんにちは。お久しぶりです。実は先日、掃除をしていたら、とても懐かしいビデオが出来て、「ア~、そういえば、こんな事があったっけ・・・」と、とても懐かしくなってパピーさんにメールをしたくなりました。お読みいただけたら嬉しいです。
あの頃、私は本当に子育てに苦しみ、悩み、いつも不安で心細かったです。その不安の種だった長男(当時年長)ですが、もう2年生になりました。
私がパピーさんに惹かれたのは、「自信」。人が成長する上で、大事なのは「自信」なんだ。「自信」さえ培う事が出来れば、勉強もやる気も後から付いてくる。その言葉に感動したからでした。
でも私は、全てにおいて自信がありませんでした。「自信の無い私が子供に自信をつけて上げられるだろうか?」そういう心配がありました。
私は、いつも周りを見て、みんなの様子を見ている子でした。自分から行動することもなく、親の敷いたレールを歩くか、お尻を叩かれて動くくらいのものでした。
ですから、もちろん、子育てに自信なんかありません。自信が無いから、周りの言葉にすぐに揺れて、他の子と我が子の違いに、焦ったり心配したりしていました。
私が怒りっぽかったのも「自分に自信が無いから」だったと思います。長男は、そんな私のせいかとても引っ込み思案。
小さい頃から、私のスカートのすそを握って離さない。友達の前でも固まり、年少・年中のお遊戯でも固まり、運動会でも何もしない・・・。そんな子でした。そんな長男は、今、小学校2年生。
この夏はほぼ毎日、市民プールに出かけ、今は真っ黒です。パピーさんがおっしゃった事。本当にその通りになりました。
自信を付けると明るくなる。自信を付けると積極的になる。自信を付けると新しい事にチャレンジする。自信を付けると挫折から立ち直る事ができる。
自信を付けると自ら目標を掲げる。自信を付けると負けず嫌いになる。自信を付けると友達から頼られる。自信を付けると自分の意見を言えるようになる。
今、本当にその状態です♪2年前の長男からは考えられません。
ですから、幼稚園時代を知っている、長男の友達のお父さん、お母さんからは、「○○クン、すごく変わったね~」って言われます。
この息子の変化は、まさしくパピーさんとの出会いからでした。
パピーさんは、その時、私の自信の無さをこんな風におっしゃいました。
“自信が無い?それはすばらしい!!(^^)なぜなら、自信が無いからこそ、学ぼうとするからです。
そして、自信が無いからこそ、真摯に受け止め継続なさる。又、自信が無いからこそ、簡単には油断しません。一歩一歩、ゆっくり進むには、自信が無い位がちょうどいいんです。
今、4歳なら、後4年掛けるつもりで、ゆっくり、子供さんに接してみてください。きっと4年掛からずに変化は訪れますよ♪”
この言葉で、わたしは、すごく楽になりました。「自信の無い私が、自信なんか与えられない」という考え方から、「自信が無いからこそ、素直になれるんだ♪」「自信が無い事が返っていいのかもしれない?♪」と思えるようになったんです。
それからの私は、子供に対する声のかけ方を変えました。パピーさんのテキストにも書いてありましたが、
「私に比べて、あなたはすごいよ!!」などのようにバリエーションも増えました。(“昔の自分と比較する”は、目からうろこでした)
一番最初は竹馬でした。たまたま隣のお家から、古くなった竹馬をもらったのです。私は、その時、「これを練習して上手になれば、自信が付くかも?」と思い、自分がまずやってみよう!とステップを一番下にセットしてやってみました。
ですが、全く出来ません。とても怖いのです。もともと運動するタイプではなかった私には、一番下のステップでも、かなり勇気が必要でした。
一旦、右足を乗せても、次の足が乗せられない。足が地面から離れないのです(笑)。そうこうしているうちにお迎えの時間になって、幼稚園に行っている長男が帰ってきました。
長男は玄関にあった竹馬を見て、「あ、幼稚園のと一緒だ。でも僕できないんだよね・・・」私は、その時に「あ~、やっぱり」と思ったのですが、
「お母さんが・・・(上手になったら教えてあげるよ)」と言おうとした矢先、竹馬を二本並べて、右足を乗せたかと思うと、左足も乗せて、とことことこ・・・と3歩歩いたんです。
全くできなかった私はびっくり。「すご~い!!うまいじゃない~!!!」思わず、歓声を上げてしまいました。
長男はパッと降りて「こんなんじゃダメなんだよ」と言うのですが、私にとってはすごい事で、「だって、お母さん、両足乗せられなかったんだよ」と実際にやってみせたのです。
長男はそれを見て、「ほんとだ、僕の方がちょっと上手いね」と苦笑・・・よりもちょっと嬉しそうな笑い方をしました。
私は、「そうだよ、○○の方がずっと上手い。」「ねえ、お母さんにやり方教えてくれない?」と聞くと、「う・・・うん・・」と。
これは後で分かった事だったのですが、幼稚園ではすでに竹馬の授業はあって、やっぱり出来る子は、竹馬の最上段でも簡単に歩ける。でも長男は、なかなか出来なくて、一番下の段でなんとか数歩。そういう状態だったのだそうです。
みんなと比べて「僕はできない」と萎縮していたようです。ですが、そんな事は私は知らず、長男を先生として竹馬の乗り方を習い、長男も、こうやって、ああやって・・・と、たどたどしくも、説明したり、応援してくれて、
交互に練習するようになって数週間後、長男はかなり上手に、そして私もなんとか歩けるようになったんです。これも後から聞いたのですが、長男は幼稚園の遊びの時間に竹馬を出してもらって一人で練習していたそうです。
先生もその積極性に驚いたらしくて、「何があったのかな?」と思ったとお話くださいました。
私の上達は遅かったのですが、長男はみるみるうちに上手くなり、交互にやっている順番(2回落ちたら交代)が、私は20秒、子供は5分・・・10分・・・のようになって、長男のステップの位置はいつの間にか一番上になっていました。
機械好きの主人が、その様子をビデオに納めていて、「面白いものが出来たから、ちょっと見よう!」と、テレビの前に私や子供達を集めて、ビデオをまわし始めました。
そこには、長男のどんどん上手になる姿がありました。相変わらず下手な私は、主人にも「なかなか上手くならないね~」と笑われましたが、それを見ている長男の目は、とても輝いていました。
努力している様子。だんだん上手くなる自分。それを長男も目を丸くして見ていて、とても感動しているようでした。
その後も、日に何度も何度も見ては、「僕ってすごいよね~」「僕、頑張ってるね~」って、生き生きと、高揚した声で話しかけてきます。
その言葉を聞く度に私は「うん!♪頑張ってるよ~」「お兄ちゃん、すごいよ~!!」って笑顔で答え続けました。
それまでは、友達ともあまり遊べず、一人の事が多かった幼稚園も、友達が一人、二人、と増えていき、卒園式では、自分の役目も果たし、堂々として見えました。
この頃から、息子は少しずつ、自分を出すようになったようです。喧嘩をする事もありましたし、家でも兄弟げんかをしたり、声も大きくなりました。
私も怒りたくなる気持ちを抑えて、「自信」「自信」「自信を育てるんだ」「自信ができれば、何でもやりだす!!」そんな言葉を念仏のように唱えながら、
くじけそうになると、テキストの「厳しすぎる躾は憎悪を生む」とか、「自信がもたらすすばらしい効果(1)(2)」などを読んで、心を落ち着けたり・・・。
ですが、パピーさん、そのおかげで、長男は、本当に別人ですよ。勉強だってパピーさんに教えてもらったように、「勉強が出来るようになっちゃう方法」で毎日30分、きっちり継続ができています。
夏休みの宿題もその時間にあてがって、早々に終わってしまい、ほとんどおしゃべりタイムになっています(^^)
懐かしさから・・・ずいぶんと長くなってしまいました。すみません。「自信がない・・・」と言っていた私ですが、今は、そうやって悩む事もなくなりました。
「多分、大丈夫。私も子供も・・・」今は、そんな私になれています。私にも自信が付いたようです。私はパピーさんとめぐり合えて本当によかったです。
今「幸せなお母さん」を満喫しています。ありがとうございます。
それから・・・、
パピーさんのお仕事は、とてもすばらしいですね。これからも是非、一人でも多くのお母さん、そして子供達を救ってください。
私も、このお勉強、ずっと継続していきたいと思っています。長文をお読みいただきまして、ありがとうございました。お体を大切に、頑張ってください!!
ひーとん
ココまで・・・
ひーとんさん、久しぶりのメール、とても嬉しく拝見しました。又、メルマガ紹介のご許可もありがとうございます。
ひーとんさんからのメールの中で、「お、これは良いな~!」と思い、すぐに皆さんが参考にできる事が二つありましたので、お話しますね。その一つは、ココです。
“この頃から、息子は少しずつ、自分を出すようになったようです。喧嘩をする事もありましたし、家でも兄弟げんかをしたり、声も大きくなりました。
私も怒りたくなる気持ちを抑えて、「自信」「自信」「自信を育てるんだ」「自信ができれば、何でもやりだす!!」そんな言葉を念仏のように唱えながら・・・”
子供達が自信をつけてきたり、積極的になってくると、声が大きくなったり、自己主張をし始めます。それが原因で喧嘩になったりもします。
すばらしい変化の訪れなのですが、それを「以前に比べて粗野になった」と思いがちなんです。なぜなら、それまでは自分を出せなかったので、“穏やか”に見えたからです。
“穏やか”に見えた子が、自己主張をしたり、声が大きくなってくると、どうしても、わがままを感じたり、乱暴になったように感じるのですが、そうじゃないんですね。
本来必要なでも今までは無かった「自分を出す」が出始めたので、以前との違いが見えてきただけなんです。
そこで、怒ったり否定をしてしまうと、せっかく膨らみ始めた風船がしぼむように、萎えてしまうんですね。
でも、ひーとんさんは、とても重要なそこの所。「自信をつけるんだ!」という意識を強く持って、我慢なさったんですね。よく頑張ったと思います(^^)そして、もう一つは、ココ。
“その後も、日に何度も何度も見ては、「僕ってすごいよね~」「僕、頑張ってるね~」って、生き生きと、高揚した声で話しかけてきます。その言葉を聞く度に私は「うん!♪頑張ってるよ~」「お兄ちゃん、すごいよ~!!」って笑顔で答え続けました。”
これは、子供だけでなく、私達もそうなのですが、『嬉しい言葉は何度でも聴きたい!』んです。ひーとんさんの息子さんの場合、ビデオに写っている自分を見て、
まるでドキュメンタリーの主人公を見ているように、(また、それが本人が出演しているのですから)「僕ってすごいかもしれない・・・」って感じたのだと思います。
それこそ、ビデオを見るたびに何度も何度も感じて、そしてそれを自分だけでなく、人にも言って欲しい。特に大好きなお母さんに・・・。
この時に、「はいはいわかった。もう何度もうるさい!」なんて言おうものなら、せっかく育ち始めた自尊心の芽も、枯れてしまったと思いますが、ひーとんさんは、何度も何度も、
「うん!♪頑張ってるよ~」「お兄ちゃん、すごいよ~!!」って笑顔で答えてくれる。何度聞いても「頑張ってるよ。すごいよ!!」と言われて、「そうだよね。僕って良いよね!!」って確認できたんです。
これって、自信の無い子が自信を付ける上で、とてもとても大事なことなんです。でも嬉しいな~。
“自信を付けると明るくなる。自信を付けると積極的になる。自信を付けると新しい事にチャレンジする。自信を付けると挫折から立ち直る事ができる。自信を付けると自ら目標を掲げる。自信を付けると負けず嫌いになる。自信を付けると友達から頼られる。自信を付けると自分の意見を言えるようになる。
今、本当にその状態です♪2年前の長男からは考えられません。ですから、幼稚園時代を知っている、長男の友達のお父さん、お母さんからは、「○○クン、すごく変わったね~」って言われます。”って。
これからが楽しみですね。それこそ、「自信」さえ培う事が出来れば、勉強もやる気も後から付いてきます。
夏休みの宿題も、早々にクリアーしてしまったようですし、後は、元気なまま、新学期を迎えるのみですね。秋にはきっと運動会もあるでしょう?さて、どんな姿を見せてくれるかな?楽しみです(^^)
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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