第495号 美しい文化
こんばんは。パピーいしがみです。
さて、今日のメルマガは「美しい文化」としました。
私の講座を学んでくださる方は、日本のみならず、世界各国にいらっしゃるのですが、やはりその地、その地で文化が違い、いろんなお悩みをお持ちになる場合が少なくありません。
特に「睡眠」については、日本の「川の字」は他の国では一般的ではなく、子供はものごころついた頃から、夫婦とは別の寝室で1人で眠るように躾けられます。
でも、子供としてはやっぱり寂しく・・・。そこで「どうしたらいいんだろう・・・」というご相談が多いのですね。
今日はそれについて、とても参考になるお話を伺いましたので、ご紹介したいと思います。
それでは早速始めましょう(^^)
ココから・・・
パピーさん、こんにちは。tomitoです。
9月に入り、朝晩と涼しい季節になりました。お身体の方は大丈夫でしょうか?
さて、私は今日まで長い休憩時間を取らせて頂いて、新たに第二期のフォーローメールを登録しました。これからもよろしくお願いします。
そして同時に、上の子(娘もうすぐ5歳・年長)で気になることがありまして、相談したいのです。
上の子については以前何度かパピーさんにもご相談させて頂きました。
小さいときから気性が荒く、一度癇癪を起こすと、泣いてわめいて、どうしようもなかったんです。
最近は、と言いますと、あまりどうしようもない癇癪を起こすことはなくなりました。
うまく行くことばかりではありませんが、少しずつではありますが、娘の変化を感じています。
今年の夏は、娘がたくさんプールで泳いで、お水にもなれた成果、浮き袋なしで泳げるようになりました。
そして、幼稚園の宿題で、(必ずやらなければいけない課題ではなかったのですが・・)日記を書く、がありました。
二人で楽しく、絵日記にしてみたり、ちょっと工夫して折り紙を使ったり、絵の具を使ったり、娘のアイデアと私のアイデアと重ねてですが、2ヶ月間日記をやり遂げました。
プールで泳げるようになったこと、たくさん褒めてあげました。(自分でも、自信満々で言っています。)
日記を毎日書き続けたことも、たくさんたくさん褒めてあげました。とても貴重な二人の思い出になるね、と話しています。
あっ、話がずれてしまってすみません。本題に戻します。
こちらスペインでは、子供達は、小さい時から自分の部屋も持ち、自分の部屋で寝るという習慣があります。
娘と私は、時間はかかりましたが、一人で、一晩中寝ることができるようになりました。
ところが、今年の夏休みに入り、約2ヶ月くらいになるのでしょうか、私と夫の寝室に寝に来るようになってしまい、私が夜中に起きると上の子が一緒に寝ているのです(・・・・・)
実は1歳になる娘がいます。下の子は、私たちの寝室に子供用ベッドを置いてありますので、そこで寝かせるようにしています。
しかし、私は下の子には母乳をあげてますので、夜中下の子がおきたときには、私のベッドで添い寝乳(と言うのでしょうか・・・・)します。
私もそのまま寝てしまう時がありますので、当然下の子も一緒に寝ているわけです。
私(主人も同じ思い)としては、前のように娘には一人で寝れるようになってもらいたいです。
どう伝えてあげればよいのか、どう対処すればよいのかヒントをください。
tomitoより。
ココまで・・・
tomitoさんは、スペイン人のご主人と国際結婚をされて、今、スペインに住んでおられるんですね。
当然、ご主人は「子供は子供の部屋で眠るのが当たり前」という文化で育ったわけです。
だからご主人も、そしてtomitoさんも、「子供は別の部屋で寝て欲しい」というお気持ちがあるようです。
実は、こういう「お悩み」と言いますか「ご質問」は、国際結婚をしたり、海外にお住まいの方には結構多くて、文化の違いもあって、私はちょっと悩むのですが、
他にお返事のしようが無いので、私の考え方でお答えします。今回もこんな風にお返事しました。
ココから・・・
tomitoさん、こんにちは。パピーいしがみです。
メール、拝見しました。いや~、困りました。というのは、私は、日本古来の「川の字」を推奨しているからです。
又、私は十分に甘える事で子供は自立していく、とも考えています。
その考え方からも、幼少期に親から離れさせる(別々に眠る)という事には、疑問を感じているんですね。
tomitoさんのメールにも書かれていましたが、下の子は親と一緒に寝ている。なのに私だけ一人ぼっち。これは、やっぱり納得しないですよね。
私としては、下の子がある程度の年齢になるまで、親子みんなで眠れば良いと思うのです。
上の子には「いつでも自分の部屋に行っていいよ」と言って置き、下の子が大きくなったのを期に、一緒に別々に眠ってもらう。
これが、最も筋が通っていて、最もリスクが少ない、と思いますが、いかがでしょうね?(^^)
(本文以外は割愛しています)
ココまで・・・
この後、tomitoさんからお返事を頂くのですが、tomitoさんも「できれば川の字で眠りたいな~」と思ってくださっていたようです。
ただ、やっぱりスペイン人のご主人とは考え方が違うので、遠慮されていた部分があったようです。
ですが今回は、上の子の事もあるし、
●下の娘が、もう少し大きくなるまで、家族4人で寝ることを「私が」望んでいること。
●上の子が、お母さんとお父さんと一緒に寝る、という安心感と「いつでも自分の部屋に行っていいよ」と私達夫婦が娘に伝えることによって、娘が安心し自立できること。
これをはっきり口にして、しっかり相談してみよう!
と決意されました。
その後、こんな報告を頂いたんです。
ココから・・・
( 前 略 )
ところで、上の子について相談した件ですが、パピーさんにメールをお送りしましたその日の夜に、主人に相談してみたのです。
(私が、パピーさんの講座学んでいることは、主人には伝えております。)
私が娘の件で、パピーさんにも相談したことや、私が今後望んでいることなど伝えました。
娘が「一人ぼっち」で寂しい思いをしていることを話しました。
私の話が終わった後「どう思う?」と聞いた後、主人はすぐに「分かった」と。しかも同感してくれたのです!。
私のほうが「え?それだけ?」 とか言って、でもすぐに「ありがとう」と言いました。
次の日の夕ご飯の時に、主人もおりましたので、娘にこう話しました。
私 「今日からお姉ちゃんと○(妹)ちゃんとパパとママと、みんなで一緒にねるよ」
娘 「パパとママの部屋で?」
私 「そうよ」
娘 「やっほ~」「いい考えがある」
「パパとママのベッドには4人でねれないから、その横にもう1つベッド置いたら?」(ルンルンで話していました。)
私 「それはいい考えだね」
こんな会話をする横で、主人の笑顔をみて、嬉しい気持ちになり、感謝いたしました。
その日から私は、娘たちと「川の字」(?!)で一緒に寝ることへの喜びと、“娘たちの寝顔がすぐそばにあること”を、私にとってはこれが一番自然なんだと確信しました。
そして同時に私は学んだことが1つあります。
私は、どちらかというと、はっきり物事言えない性格で、優柔不断なところがあるのです。
いつも私は「こうしたいけど、ああしたいけど」と主人に愚痴っぽく言って、結局のところ、私の思いや気持ちは伝わっていなかったのです。
●自分の気持ちや思い、望むことは、落ち着いてはっきりと相手(主人)に伝えること。(パピーさんと約束した「私の目標」に付け加えなきゃ!!かな。)
非常に簡単なことなのに、私はそれが実行できていなかったのです。情けないですね。
今回は、思い切ってパピーさんに相談してみてよかったです。第一期も終了して、休止期間を頂き、また第二期に向かい始めたところです。
これからもよろしくお願いします。
また、私が迷ったときや悩みがありましたら、メールしてもよろしいでしょうか?
ありがとうございます。お身体をたいせつに!!
tomitoより。
ココまで・・・
tomitoさん、メルマガ紹介のご許可、ありがとうございました。
最善の結果になったようです。良かったですね~♪
ご主人にとっては違和感を感じたかもしれませんが、tomitoさんの真剣な気持ちや姿勢を見て承諾してくださったんですね。
うれしいですね~。ありがたいです。
それにおねえちゃんの言葉。本当に嬉しそうですし、
“その日から私は、娘たちと「川の字」(?!)で一緒に寝ることへの喜びと、“娘たちの寝顔がすぐそばにあること”を、私にとってはこれが一番自然なんだと、確信しました。”
tomitoさんの安心されたお顔がなんだか目に浮かびます。(^^)それと・・・思わぬ収穫もあったようですね。
“私は、どちらかというと、はっきり物事言えない性格で、優柔不断なところがあるのです。
いつも私は「こうしたいけど、ああしたいけど」と主人に愚痴っぽく言って、結局のところ、私の思いや気持ちは伝わっていなかったのです。”
●自分の気持ちや思い、望むことは、落ち着いてはっきりと相手(主人)に伝えること。
は、とてもすばらしい発見だと思います。
伝えたい事、お願いしたい事は、それに対する姿勢や言葉で『真剣さ・熱意』が伝わりますからね。
あ、ちなみにtomitoさんの“はっきり物事言えない性格”は、「優柔不断」ではなく「おくゆかしい」んですよ(^^)
日本女性が持つ、美しい文化です♪
ご興味のある方はこちらをお読みください。
★★★ 通信講座『幸せなお母さんになる為の子育て』★★★
詳しくはコチラ → クリック