第496号 +αをやってみる
こんばんは。パピーいしがみです。
さて、突然ですが、あなたはご主人様のお父さん、お母さんとうまくやっておられますか?
私が相談を受ける中で、結構多いのが、この義父母さんとの関係でもあるんです。
私・個人的には、結婚して夫婦になったら、すぐに親と同居するのではなく、まずは夫婦だけの力で家庭を作り上げてほしいな、と思っています。
夫婦で苦労をともにして、2人で作り上げていってほしいんですね。
ご同居をするのは、子供達も大きくなって、ご両親も年老いて、助けが必要になったらそれから・・・で良いと思うのです。
だから、結婚と同時にご同居が始まって、いろいろなトラブルが起きて、「別に生活したい」というお気持ちがある場合には、「是非、そうされた方がいいですよ♪」とお返事します。
いえ、もちろん、上手にご同居されている方はすばらしいと思います。
ご同居をお続けになる為には我慢をされたり、さまざまなご努力をされていると思います。ほんと、私は頭が下がります。
せっかく上手くいっているのだとしたら、あえて別に生活する必要などは無いのですが、苦しくても夫婦2人で苦労して、工夫して、家庭を守り、必死になって子供を育てる・・・。
それもとても価値のある事だと思うのですね。
今日、ご紹介させて頂くのは、chicoさんです。chicoさんも、結婚と同時にご同居されたそうです。
でも、何かと上手くいかず、今は、chicoさん、とご主人。そして2人の子供達。と、4人家族で頑張っています。
そんなchicoさんからのご報告です。それでは、早速ご紹介しますね。
ココから・・・・
パピーさん、こんばんは。chicoです。
今日は、すごく嬉しい事があって・・・それと一緒にお礼を・・と思いましてメールしました。
前回メルマガで運動会のお話がありましたが、私の子供の園でも運動会がありました。
実は、私、以前は主人の実家で、義父母と同居していたのですが、上手くいかず別居する事になりまして・・・、
それで義父母とは疎遠でおりました。
自分の中でもこれではいけないな~、と思っていたのですが、「娘の運動会を期に」と思ってお手紙を出しました。(私の実父母は他界しております)
とりあえずは、わがまま言ってすみません、という事と、主人も頑張ってくれていますし、子供達も明るく元気です。
そして、もしよろしければ今度、運動会がありますので、ご一緒にいかがですか?という言葉も添えました。
同居する前はいろいろありましたので、簡単に修復することは無いだろうな~、と思ってはいましたが、それでも何もしないよりは・・・という気持ちでした。(本当は社交辞令的な気持ちもちょっとありました)
お返事には「とても楽しみにしています。是非伺います」とあって、自分が言い出したくせに「え~、来るの~?」という気持ちが、心の片隅にあって、なんだか複雑な気持ちで当日を迎えました。
一応、文句言われないように、できるだけ冷凍食品を控え、手作りに徹した(笑)・・・つもりでした。
当日、娘はとても張り切ってくれて、又、久しぶりに見るおじいちゃん、おばあちゃんにも甘え、
「じーじ、ばーば、会いたかったよ~♪」などと言い、お弁当も楽しく食べて、お遊戯の時間になった頃、義母がこんな事を言い出したんです。
実はね、あなた方がいなくなってから、本当に寂しくてね・・・。お父さんにも叱られたのよ。
「お前があんまりうるさく言うからだ」「子供の事は親に任せておけば良いんだ」「お前だって婆さんに色々言われるのが嫌だって言ってただろう!」なんて。
そうなのよ。私も主人の母との同居が辛かった時の事を思い出してね。chicoさんにいつか謝らなくちゃいけないな~、って思っていたの。
でも、なかなか私から言い出しにくくって、今日も言えるかどうか分からなかったけど・・・。
○○ちゃん(娘)の様子を見たら、一緒にいる時よりもずっと明るいし、元気だし、すごく積極的になったし、物怖じしないし、楽しそうだし・・。
あの頃、私が子育ての事でいろいろあなたに意見した事が、本当は全然いらないことだったんだな~。って感じたの。
年寄りはどうしても口うるさくなるし、自分のやり方が正しいと思っちゃうのよね。
本当に申し訳なかったな~、って。又、時々遊びに来て欲しいな、って思っているのよ。・・・と、そんな話でした。
パピーさん、私、驚きました。
義母はとても強い人で、自分から謝るなんて事は今まで一度だって無かったんです。
今回も「ごめんなさい」は無かったのですが(笑)「申し訳なかったな~、って。」でもすごい事です。
まだ、私はパピーさんの講座を学び始めて5ヶ月です。
第5章の目標を掲げてからは3ヶ月半。
目標の一つは「別居してしまった義父母との関係をほんのちょっとでも修復する」だったのですが、これって・・・目標達成ですか?・・・
すごすぎます。
私はかなり前からパピーさんのメルマガのファンで、でも、経済的には苦しくて、定額給付金の配布で、講座に飛びつきました。
本当にありがたかったし、良かった~、と思っています。
その頃から、私が持つパピーさんのイメージは「気配りの人」です。実は、私はこの「気配り」がとても苦手です。
やればいいのはわかっているけど、「そこまでして好かれたいと思わない」とか「そこまでやってあげる必要はない」みたいな部分があって、
自分が、やってあげるのが負けたような気になって、「してあげれば喜ぶでしょうが、あえてしない」というスタンス。今、考えると嫌な女ですよね。
当然、いたるところでトラブルが起こります。
素直じゃないので、子供にも憎まれ口を叩きます。
ぐずぐず言ってると「ほら、また・・・」のように追い討ちをかけて・・・。これじゃあ、積極的な子供になるわけがありませんよね。
義母にはそういうところを言われていました。でも、指摘されればされるほど、腹が立つ。「その通り」だからなおさら憤りを感じる。
そしてその矛先は子供に向かう・・・。悪循環でした。結局、別居の原因は私でした。それは痛いほど分かっていました。
だから、パピーさんにあこがれていました。
なぜそんなに「気配りの人」なのかそれを知りたかった。それって相当ムリしているんじゃないかな?とも思っていました。
でも、テキストを読んでそれがなんとなく分かったような気がしています。
テキストにはこうありました。「自分のして欲しい事をしましょう。自分がして欲しくない事は止めましょう」
あ~、パピーさんは、ご自分がそうしてほしいからやっているんだな~。と思ったら、いろいろ納得できる事がありました。
そして、それって勝った・負けたじゃなく、『自分がそうしたいからしているだけ。』『見返りがあってもなくても』『別に期待はしないけど、もしあったら素直に喜ぶ・・・。』これって、けっこうかっこいいかも・・・と思い始めました。
今までは「こんなことするもんか?かっこ悪い!」だったのが、変わってきているんだな~って思います。
別居して争う人がいなくなったのも良かったのだと思います。
「私だったら、こうしてほしい。だからするんだ」って思うと、「褒める」も「認める」も比較的、上手く出来たのだと思います。
子供はすぐに変化が現れ、表情が明るくなって、「ママ大好き」「ご飯おいしい♪」「幼稚園楽しい♪」という言葉が多くなって行きました。
子供が笑うことが増え、それにつられて私が癒され、又、主人も喜び・・・いい方向に向かっています。
義父母に手紙を書いたのはそんな余裕ができたからかもしれません。
これも・・・「必要にして善」なんですね♪
今回、義母の言葉に、ちょっと気持ちがグラッとしましたが、別居はしばらく続けようと思っています。経済的には大変です(笑)
ですが、主人の実家にお邪魔するのは、今までよりもずっと敷居が低くなりそうです。
私にとって大きく立ちはだかっていた大問題が治まりかけて、ちょっと拍子抜け?しているところ(贅沢ですね)ですがパピーさんには、感謝してもしたりないぐらいです。
本当にありがとうございます。
きっとこれからも、子供の成長とともに、いろんな問題が起きてくると思います。その時は是非、又、相談させてください。
いつでも、何度でも相談できると思うと、本当に安心できます。その為にはいつまでもお元気でいて頂かないと・・・。
季節の変化で体調の崩しやすい時です。どうぞ、お体にはお気をつけ下さいね。
フォローメール、メルマガ、いつもとても助かっています。ありがとうございます。
ココまで・・・
chicoさん、貴重なお話をありがとうございました。
chicoさんの文面にこうありましたよね(^^)
“実は、私はこの「気配り」がとても苦手です。やればいいのはわかっているけど、「そこまでして好かれたいと思わない」とか「そこまでやってあげる必要はない」みたいな部分があって、
自分が、やってあげるのが負けたような気になって、「してあげれば喜ぶでしょうが、あえてしない」というスタンス。今、考えると嫌な女ですよね。”
何を隠そう、私もそうだったんです。いつも損得を考えてました。「なぜ、自分だけやらなきゃならないの?」とか「あいつはあんな楽をしているのに俺ばっか・・・」とか
「これって平等じゃないよ!プンプン!!」とか・・・。
でも・・・おもしろいんですよね。“その時、その時、自分に与えられた事柄に不満を持って、でもやらざるを得ないから、しょうがないやる”のと、
「どうせやるなら、すぐやろう、どうせやるなら、もっとクオリティの高い事をやろう」
では、同じ「行動」をしたとしても、「結果」が全く違うんですね。
もちろん、やり終えた時の達成感だって全く違う。又、回りの評価も全く違いました。
だったら「どうせやるならすぐ・・・とか」とか、「どうせやるなら、もっと・・・」と考えた方が絶対に楽しいんです。
そんな時には、「やらされてる」とか「しょうがない」「我慢」のようなストレスなど、全く無いですしね・・・。
それに・・・ここがとても興味深いのですが、楽ばっかりしてる人、要領良く動き回っている人って、今は一見得している(自分は損している)ように見えるけど、
必ず後で、それに見合うだけのマイナスがついて回るんです。
幸か不幸か、私はけっこうそれを見てきたので、結局これって、「先に楽をして後で嫌な思いをするか」「先にちょっと苦労して後で楽しむか?」どちらかの選択かな~、なんて思うんです。
そして、私だったらどっちを選ぼうか?って考えると、やっぱり「後で楽しい方がいいかな?」って思うんです(^^)
もうお分かりになったかもしれませんが、これって「全ての事象は必要にして善である」にも通じるんですね。
子育てに置きかえれば・・・、今は確かに大変かもしれないけど、「どうせ子育てするなら、もうちょっと・・・」
って「ただ流される」とか「イヤイヤやる」より、ほんのちょっとでも意識してプラスアルファをしてみると、後で返ってくる喜びって確実に大きい!(^^)って事なんですね。
あ、でも私・・・いまだに「気配り」は苦手です。
できる事はするけど、多分気がつかない事はいっぱいあるでしょうし、元来、大雑把な性格(血液型も)なので、落ち度は沢山あると思います。
でもでも、私の事はさておき、chicoさんの考え方が変わったら、家の中もガラッて変わったみたいですね。
“子供はすぐに変化が現れ、表情が明るくなって、「ママ大好き」「ご飯おいしい♪」「幼稚園楽しい♪」という言葉が多くなって行きました。
子供が笑うことが増え、それにつられて私が癒され、又、主人も喜び・・・いい方向に向かっています。”
これからまだまだ楽しい事は起きていくと思いますよ。どうぞ、又、ご報告など下さいね。
今回はメルマガ紹介へのご許可、ありがとうございました。
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