第503号 インフルエンザ特集♪
こんばんは。パピーいしがみです。
11月に入ってグッと冷え込みましたね。風邪などひいておられませんか?
いよいよシーズンにも突入したことですし、今日は、インフルエンザに関するお話をしたいと思っています。
先日、2歳・8歳の女の子が新型インフルエンザで亡くなる、というニュースがありました。
お耳に新しいかと思いますが、それと同時期に、息子さんが新型インフルエンザに掛かって、「とても大変だった、九死に一生を得た」というメールをいただきました。
その時頂いた内容が、私にとって“目からうろこ”だったので、そのお話も是非、ご紹介させて頂きたいと思います。
で・・・まずは、最初に、11月3日の夜11時。NHKで放映された「爆笑問題のニッポンの教養」という番組は、ご覧になりましたか?
この番組は漫才コンビの爆笑問題が、専門的な研究をしている大学の教授などに問題を投げかけて、いろいろと教えてもらう・・・という番組ですが、
11月3日は、東京大学医科学研究所教授で、ウイルス学を専門とする河岡義裕という先生でした。
私も初めて知ったのですが、実は、この河岡先生、WHO(世界保健機関、本部:スイス・ジュネーブ)の新型インフルエンザ専門家会議に出席されるような世界的権威で、新型インフルエンザの研究の第一人者なんだそうです。
そこで、こんな質問がありました。
「マスク・手洗い・うがいは有効なの?」
河岡先生はこう答えられました。
ココから・・・
まずマスク。
本来、ウイルスの細菌は、マスクの目をすり抜けてしまう。
でも、感染者がくしゃみや咳をする時には、(ウイルスの)大きな塊りを吐き出すことになる。マスクをしていることで、その塊りをそこでせきとめる、という事はできる。
だから、感染者にとっては非常に効果があると言えます。
では、感染していない人にとって、どうか?と言うと、確かに細菌はマスクの目をすり抜けてしまうでしょうが、マスクをすることで直接鼻や口に付着する事はかなり防ぐ事ができる。
特に、誰もが触れる、机やドアノブなどを触った手で自分の鼻や口を直接触る事がないので、これも有効であるといえます。
次に手洗い・・・
手洗いは“非常に”効果があります。
というのも、インフルエンザウイルスは石鹸にとても弱い。“石鹸で手を洗う事でウイルスは簡単に死滅”します。
では、うがいは・・・?
実は、うがいを奨励している国は世界中でも日本だけなんです。
ウイルスは鼻の奥でものどの奥でも増殖します。でも、うがいは口とのどの先だけ・・・なんですね。
だからあまり効果は望めないし、私もしません・・・。
ココまで・・・
これを聞いて私はかなり驚きました。
「え~!!うがいが一番大事かと思っていた。それよりも大事なのは「石鹸での手洗い」なんだ・・・。」
でも、先生は「インフルエンザ対策として有効とは言えない」と言っているだけで「悪い」とか「やるな」とは言われていません。
うがいをすればすっきりもするし、気持ちもいい。だから私としては「続けよう」と思っています(^^)。
それと、もうひとつ、興味のある質問がありました。
「以前“タミフル(抗インフルエンザ薬)で異常行動を起こす”と騒がれ、 子供へのタミフル投与を一時止めた事がありました。あの“タミフル”は実際どうなんですか?」
河岡先生はこのように答えられました。
ココから・・・
タミフルと異常行動・・・。その関連性については、まだ結論は出ていません。
ただ、その異常行動(部屋をうろつく・意味不明な発言など)は、インフルエンザで起こる行動でもあります。
ですが、このように薬がその異常行動の原因ではないか?と懸念されて、大きく取り上げられ、注目されたことで、10代の子供達にタミフルを使用できなくなったんですね。
でもその陰で、投与されれば助かった、重症化しなかった人が沢山いたことについては、何も報道されなかったんです。
ココまで・・・
河岡先生のこの言葉を聞いて、私は、改めて、情報って怖いな~と思いました。
周りの情報で踊らされるのではなく、やっぱり「自分自身で判断する」というのは大切だ!!と、強く感じたのでした。
最後に河岡先生はこの様に言われました。
「抗インフルエンザ薬を飲めば、重症化の可能性は非常に少なくなります。」あとは、それぞれの判断、という事になりますね。
さてそして、2歳・8歳の女の子が新型インフルエンザで亡くなるニュースと同時期に、
お子さんが新型インフルエンザに掛かった、とメールを下さった、もとしゃんさんからのご報告を紹介させて頂きます。
先ほどの、手洗い、そしてタミフルの話も出てきます。
ココから・・・
ちょっと身震いする様な昨日の我が家の出来事、聞いて下さい。
かなり長いので、すみません。
金曜日の夕方から急に息子の様子がおかしくなりました。
だるそうだったので、早めに寝かせましたが幼稚園で新型インフルエンザが流行っているので気になりつつも、一晩様子を見ました。
翌日(土曜日)病院に電話をしてみると「発熱してから一日以上経たないと検査は出来ませんが、心配でしたら来てもらっても構いません。」と言われ、熱が9度近かったのですぐに小児科へ連れていきました。
そこでも先生に
「今、検査しても、陽性反応が出ない可能性が高いよ。明日再度検査となると1260円かかってしまうけど、どうしますか?」と聞かれました。
普段のケチな私なら、確実に反応が出る明日に又来て、無料枠で検査しようと考えるはず!
でも、何故か検査してみようという気になりお願いしました。
意外にも陽性反応が出てくれ、新型インフルエンザと診断してもらい、薬を出してもう事になりました。
陰性だと、インフルエンザ薬を出してもらえないんです。
先生が「タミフルでいいですか?何か心配な事はないですか?」と聞いて下さいました。
タミフルで以前起きた事故を思い出して、一瞬怖くなり「タミフルを使わないとどうなるんですか?」と質問しました。
すると先生が「使えばすぐに熱が下がる。使わなければ長引く。」と教えてくれ、結局タミフルを処方してもらいました。
自宅に戻り軽く昼食を食べさせ薬を飲ませる段階になっても、タミフルが心配で主人に電話で相談しました。
主人の「飲ませた後は目を離さない様にすればいい」という言葉で飲ませる事にしました。
夕方、ゴロゴロしていた息子を布団に寝かせるとすぐに寝たので、少しの間、トイレに行ったり、違う部屋にいたのですが、何気無く様子を見に行きました。
すると・・・何かがおかしい!
息子の顔に耳を近付けてみると、小さな声で唸っている。手の指も変。目つきもおかしい。私がいくら呼び掛けても返事をしない!初めての痙攣でした。
一瞬パニックに。
このまま脳に障害が残るのだろうか?他にもよからぬ事を考えました。でも、次の瞬間には救急車を呼んでいました。
待っている間にも、上着が必要かも。靴も持っていかなきゃ。診察券。帰りはタクシーだからお金も必要だ。とあれこれ頭が回り冷静な自分がいました。
《私、本当に抜けてる性格なんです。主人に聞いてもらうとよく分かるんですけど、優柔不断だし、頭が回らないし・・・なので、この時の行動をもう一度やれと言われても出来ません。》
そうこうしているうちに息子の痙攣も治まり、救急隊員にも「あー良かったね!」なんて言われながらも、一応規則だからとサイレンならしながら、昼間に行った小児科へ夜間救急で見てもらいました。
痙攣止めの座薬を入れてもらい、「8時間後に又座薬を入れて下さいね」と、処方せんをもらって薬局へ行きました。
そこにタイミング良く主人から電話があり、近い場所にいる事が分かったので薬局に来てもらい、夕方の出来事を話ながら3人でタクシーに乗って帰りました。
その夜は息子も私も寝たのか寝てないのか分からない状態でしたが、なんとか朝(日曜日)を迎え、まだ熱はありましたがその熱も徐徐に下がりました。
夜、いつものように3人で好きな事して過ごしているとテレビから新型インフルエンザのニュースが聞こえてきました。
8歳の女の子が死亡。
土曜日の昼に新型インフルエンザと診断され、タミフルを処方される。自宅で服用。夜になって痙攣。救急車が到着した時には心肺停止だった。という内容でした。
それを聞いていた主人が、「○○とまったく同じだよ。本当に死ななくて良かった。」と言ったんです。
同じ日に同じ経過をたどって、無情にも亡くなってしまった女の子の事がとてもかわいそうに思え、自分の息子がこうやって乗り切れた事に感謝せずにはいられませんでした。
息子の言葉遣いが悪いのをどうにかしたいとか、もう少し野菜を食べてくれないかなぁ・・・とか、そんな悩みがバカらしく思えてきて、「本当に生きていてくれてありがとう(T_T)」と思います。
一連のいつもの私とは違う数々の行動、主人に相談した時の決断、ひとつでも違っていたら結果はどうなっていたか・・・。ご先祖様が助けて下さったとしか思えません。
そう思うと、本当に心の底から感謝の気持でいっぱいになります。
すごく長くなってしまいましたが、パピーさんにメールを送るんだ!と思うと気合いが入ってしまいました。
今日感じた『子供が生きているだけでありがたい』と思う、その気持を忘れないように、このメールを時々読み返そうと思います。
これから益々新型インフルエンザが流行ると思います。
パピーさんも手洗い、うがい、それと食事の前に食卓を清潔にしましょうと教えてもらいましたので、テーブル拭きに気を付けて下さいね。
読んでくださってありがとうございました。
ココまで・・・
もとしゃんさん、とても貴重な体験をお話くださって、ありがとうございます。又、メルマガでの紹介へのご承諾もありがとうございました。
実体験は何より価値があります。きっと、沢山の方のご参考になったと思いますよ~♪
もとしゃんさんは、ご自分を、“本当に抜けてる性格で、優柔不断だし、頭が回らないし・・・”と言われていましたが、なんのなんの、とっさの時の瞬時の対処。そして、ご主人への報告や相談。
いざと言う時の決断、判断はすばらしかったです♪
そして息子さん、元気になられて本当によかったですね(^^)
そうそう。
それで、私がもとしゃんさんから頂いたこのメールで、“目からうろこ”だった事、それはココです。
“それと食事の前に食卓を清潔にしましょうと教えてもらいましたので、テーブル拭きに気を付けて下さいね。”
これには、本当に驚きでした。
テーブル・・・。ノーマークでした・・・。
もとしゃんさんからの追伸で、“テーブルは、雑菌が多く、特に小さい子はテーブルにこぼれた物を手掴みで食べたり、なめたり・・・・・なので、テーブルについていたウィルスが簡単に口へ侵入しやすいそうです。”とありましたが・・・。
先ほどの河岡先生も、
「直接、鼻や口に・・・」という言い方を何度もされていたり、「手洗いはとても有効」という事を言ってくださっていたけど、
どんなに綺麗に洗った手でも、どんなにマスクで防御したって、食事を摂るときのテーブルに・・・もし菌がついていたら、すべての予防は無駄になりますものね・・・。
食事は自分の家だけでなく、外食もすることもあるわけですし・・・。その時、テーブルがどういう状態かはわからないんですね。
「お~、すごく良い事教えてもらった~!!」
って、我が家では早速、食事の前にテーブルを丹念に拭き、アルコール(市販の消毒スプレー)をふりかける様にしました。(ちょっと過剰反応?)
でも、意識をするって事はとても大事なので、うがい・手洗い・そしてテーブル拭き!で、この冬を乗り切ろう!と思っています。
みなさまも、どうぞご参考になさって、予防、そして迅速な対処をなさってくださいね♪
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