第510号 全ては「安心」の上に
こんばんは。パピーいしがみです。いよいよ今日が11月最後のメルマガとなりました。
もう来週は12月。今年も残すは、あと1ヵ月となりました。
いたるところでイルミネーションが点灯されて、年末ムードが高まってきましたね。
師走という名前の通り、この1カ月は早いです。
充実した1ヵ月を、そして来年の新たなスタートに向けて、そろそろ切り替えの準備(意識)をされると良いと思います(^^)
さてさて、今日、お話しするのは、そんな切り替えを上手にされた、みーちゃんさんのお話です。
みーちゃんさんには、二人の娘さんがいらっしゃいます。
でも、上の娘さん(年長さんです)が荒れて、荒れて・・・。もうどうしていいかわからない、という状態だったそうです。
ですが、みーちゃんさんが「安心」が一番大事なんだ!と意識してから、自分の考えが切り替わり、そこからいろんな変化が起きたようです。
それでは、早速ご紹介しますね。
ココから・・・
パピーさん、こんにちは。みーちゃんです。
いつも、フォローメール、そしてメルマガ、ありがとうございます。読むたびに勇気をもらい、頑張る原動力になっています。
今日は、3ヶ月ぶりにメールしました。
パピーさんからのアドバイスを元に3ヶ月やってみて、それでご報告しようと思っていました。
結果は・・・(@@)・・本当に驚いています。
3か月前、長女の様子をお話しさせて頂いた時には、本当に、もうどうしていいかわからない、という状態でした。
妹に執拗な嫌がらせをしたり、喧嘩を吹っ掛けたり、ちょっとでも注意すれば「うっせーんだよ」と言ったり・・・。
自分の思い通りにならないと物を投げたり当たり散らしたり、幼稚園でも弱い子や小さい子を蹴ったり叩いたり・・・。
もう、どうしたらいいかわからなくて・・・。育児書も相当数読みましたし、児童相談所にも行きました。
どれもこれも解決の糸口はつかめなくて、母から「もしかして何か憑いているんじゃない?」「お祓いをしてもらった方がいいんじゃないか?」と言われ、そんな事ってあるんだろうか?って本気で思っていた位です。
だって、顔つきも普通じゃなかったですから。
私が見ても、恐ろしい顔をしていました。
「なんだよ・・・」と、こちらを睨みつける目は、とても5歳の子供の目ではありませんでした。
でも、今は、ものすごく優しい顔になりましたよ。それこそ“憑き物が取れたよう”です。
わたしはパピーさんからメールを頂いて、驚きました。初めて長女の気持ちを知りました。でも、納得しました。
今まで、下の子が生まれる前までは、たった一人で、両親や両祖父母からいっぱいの愛情を受けていたのに、下の子が生まれたとたんに、みんなが下の子を注目して・・・。
それはそれはさびしかったと思います。
その後に訪れた赤ちゃん返りや、わがままや、癇癪や・・・それらも全て拒否してきたのですから、それでは「私の事、嫌いになったの?」って思いますよね。
あの頃、私は二人の子供に振り回されて、子供の気持ちなんて考える余裕などありませんでした。
だから上の子を褒めるどころか、いつも怒るだけ。
長女は妹が生まれからというもの、怒られるだけ怒られて・・・。長女は寂しかったと思います。不安だったと思います。
まだ生まれて数年の子供にとって「親に嫌われている」と感じる事は、それそれは、恐怖だったんだと思います。
それもこれも、すべてパピーさんからのご指摘がなければ、ずっと気付かずにいたのか?と思うと恐ろしいです。
考えてみれば、長女は、妹が生まれてからは、常にこうしろ、ああしろ、年上なんだから・・・と言われて、主人にも、私にも、褒められることなどなかったんです。
妹が原因で喧嘩になっても、いつも叱られるのはお姉ちゃん。
大切にしているおもちゃを壊されても「我慢しなさい」って言っていました。
これでは、妹はいつも許されて、私はいつも許されない。「妹は好かれているけど、私は嫌われている」「妹が最優先、私なんかどうでもいいんだ」そう思うのは、当たり前の事ですよね。
やっとわかりました。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
パピーさんに上の子の気持ちを教えて頂いて、その、パピーさんから頂いたメールを主人にも見せました。
(実は、講座を受けている事は内緒だったのですが、緊急事態だと思って、説明しました。)
主人もそれを見て驚いて、
「そうだったんだ。俺も気がつかなかった」「でも確かに俺が○○(長女)だったらやっぱりそう思うよな」と言ってくれました。
翌日、下の子を主人に頼み、長女と二人だけで話をしました。
まずは、今までの事を長女に謝りました。
「あなたの気持ちを考えてあげられなかったね。寂しい気持ちがわからなくてごめんね。あなたの話を聞いてあげなくて悪かったね・・・」と・・・・。
最初、座って話すつもりでしたが、娘は説教だと思ったのでしょう。
「聞きたくない!」「座りたくない!」と、いつものように荒れ、しばらくムクれていましたが、話をしているうちに、だんだん落ち着いてきて、
立ったまま、無言で涙を流し出し(あまり泣かない子です)ました。
私は、抱き寄せて、又、「悪かったね。ごめんね」と繰り返すと娘の泣き声はだんだんに号泣になってきました。
「あ~、この子には泣く事さえも我慢させていたんだ」「本当に悪い事をした、本当に申し訳なかった」と猛省しました。
約30分間ほどでしょうか?娘は私に抱っこされながら泣き続けました。
そして泣きやんだ時には、あの怖い顔から、普通の5歳の女の子の顔になっていました。驚くほど、顔つきが柔和になっていたのです。
それからは、長女の気持ちを考えるように接してきました。
姉妹喧嘩があっても、必ずそれぞれの言い分を聞きました。
そして、もし妹に非があるのなら妹にもきちんと話をし、お姉ちゃんの物を使う時には「お姉ちゃん貸して」と言うようにしたり、
又、共通するおもちゃであった時などは、使いたい時には「使うよ」とお互いに言うようにしたり・・と、
今までのような「お姉ちゃんだから我慢しなさい」とか、「貸してあげればいいでしょ!年上なんだから!!」のような、親の勝手な押し付けを止めるように注意しました。
もちろん、パピーさんに言われたように、
「ありがとう」や「たすかるな~」や「うれしい♪」を意識して使うようしてみたところ、
最初は、時々乱暴な事もあったり、当たり散らしたりもありましたが、どんどんその頻度が減り、3か月経った今では、姉妹げんかもほとんど無くなり、驚くほど穏やかに過ごしています。
家では、普通に会話ができ、声を出して笑いあい、妹とも仲良く楽しそうに遊ぶ姿も見るようになりました。
そんな時、パピーさんの言われた「一緒に楽しく遊んでいるのね。お母さんうれしいな~♪」のように言っています(^^)。
そんな時、二人ともうれしそうな顔をします。
幼稚園でも暴れたり、いじめたりすることは無くなり、運動も、授業もとても熱心に頑張っているそうです。(先生談)
一番、驚いているのは、両祖父母で、私や祖父母に甘える長女を見て、「どうやったの?何をしたの?」と目を丸くしています。
今、パピーさんが仰るように「安心」って大事だと痛感しています。
結局、私も主人も子供の「安心」をないがしろにして、「しつけ」や「こうあるべき」をしすぎていたんだと思います。
今の長女を見ると、全ては「安心」の上に築かれるんだな~、って、とても感じています。
それを知ってから、毎週2回頂くメルマガも、フォローメールも、私の中での受け取り方が全然違っています。
毎回、心への響き方も変わってきました。これって私も成長した、ってことでしょうか?
あ、そうそう。内緒で始めたこの講座ですが、今は、主人も一緒になって勉強しています。(お言葉に甘えてフォローメールを主人の携帯にも転送しています)
おかげで「部下への対処や仕事にも役に立つ!」って喜んでいます。
これからも、もっともっと勉強を続け、私も、主人も、そして子供達も・・・。明るく、楽しく、毎日を過ごせるように頑張ります。
これからも見守っていてくださいね。ありがとうございました。
あ、そうそう。パピーさんからメールを頂いた時、ものすごく感激しました。パピーさんって本当にいるんだ!って。
本をお書きになっているパピーさんが私にお返事を下さる・・・。それも私の為だけのお返事・・・。感動です。
お忙しいでしょうに、ご丁寧にありがとうございます。
そこで思ったんです。
一番「安心」できたのは、もしかしたら私?って。(^^)
又、報告させてください。これからもよろしくお願いします♪
ここまで・・・
みーちゃんさん、メルマガへ紹介へのご許可、ありがとうございました。
こんな言葉がありましたね。
“パピーさんが仰るように「安心」って大事だと痛感しています。結局、私も主人も子供の「安心」をないがしろにして、「しつけ」や「こうあるべき」をしすぎていたんだと思います。
今の長女を見ると、全ては「安心」の上に築かれるんだな~、って、とても感じています。”
これって本当にその通りなんです。
私たちは不安に満たされている時って、冷静に考える事ができないんです。第一優先が「不安の除去」になってしまうんですね。
私たちだってそうですよね。大きな悩みや大きな心配があると、どうやったらその大きな悩みや心配を無くせるだろうか?って、
冷静に考えて行動するよりも、「何をやったらこの不安の状態から抜け出せるか?」を最優先で考えると思います。
お母さんに、全てを依存していた子供にとって「お母さんに嫌われているかも・・・」と思うのは、ものすごい不安なんですね。
不安だから衝動的に何かをやってしまったり、自分をコントロールできなかったり、イライラして何かに当たったり・・・。
みーちゃんさんの長女さんは、長いその積み重ねで、「自暴自棄」の直前まで来てしまっていたようでした。
最終段階のちょっと前、ちょっと危険区域?だったな~、と思います。
ですが、それをすぐに察知してくださって、切り替えてくださったみーちゃんさん。
私は拍手を送りたいです。よく頑張ってくださいました。
実は、この「切り替え」は簡単ではないんですね。
今回のご報告には、その経過などは書かれていませんでしたが、やっぱり紆余曲折はあったみたいですよ(^^)
それでも「こうするんだ!」って決めて貫いてくださった。それこそが、娘さんが固くなった心を、解きほぐすことになったのですね。
貫くことで娘さんからの信頼を勝ち得たんです。
きっとこれから、もっともっと、喜びやうれしい事がたくさん起きると思います。ご報告、楽しみに待ってま~す(^^)
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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