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第542号 状況把握の重要性

こんばんは。パピーいしがみです。

先週のメルマガ、第540号 きちんと話す2 では、「幼稚園に行きたくない!」という子への対応について、お話しさせていただきましたね。

メロンマロンさんの場合は、『幼稚園に問題がない』という事を調べてから、子供に対してきちんと話をして、それが解決に向かった・・・というお話でした。

ですが、その時に私は、

“結果として同じような「幼稚園に行かない!」というお悩みだったとしても、「同じようにやればいいんだ」とは考えないでくださいね。”

とお話ししたかと思います。

“私も今まで、お話を伺って「それは幼稚園を替えるべきです」とお返事したご相談はかなりあります。

そして転園することで、ずっとくすぶっていた問題が、あっさり解決した、という事も実際にあるのです。

どんな問題でもそうですが、絶対に状況判断は必要です。

必ず、親が幼稚園の担任の先生、園長先生に相談をして、先生方の言葉に耳を傾けてくださいね。

先生方は、よ~く子供たちを見てくださっています。信頼できる園を選び、子供の様子をじっくり教えてもらう。そんな状況判断の把握が問題の改善に結びついていきます。”

と・・・。

そのお話をメルマガでしたところ、実際に、転園をして本当に良かったです。

子供は見違えるように明るくなり、元気になりました。という、嬉しいご連絡を頂きました。

今日は、ご参考として、そのお話を紹介したいと思っています。

そのご連絡を下さったのはびっけさん。びっけさんはお子さんが3歳になる直前から働くことになって、ある保育園にお子さんを預けました。

(ここでは、全ての保育園がそうだというわけではない、という意味でA保育園とさせていただきます)

最初はどの子もお母さんと離れるのが辛くて嫌がります。

娘さんも次第に友達もできて楽しみ始めたのですが、ある日を境に「A保育園に行きたくない」と言いだしたんですね。

A保育園の先生にその理由を聞いても、「特にA保育園では思い当たらない」という返事だったようです。

同時期に子供は夜眠れなくなり、朝も起きれなくなります。

びっけさんは、それについても相談されますが、親身になって話しを聞いてくれません。

子供に「明日はA保育園よ」と言うと『いかな~い』と泣き、ある朝は『先生に会いたくなーい!!!』と園の外で大泣きをし、転げ回って嫌がり泣き喚き、本当に大変だったそうです。

「これはおかしい・・・」びっけさんは、毎日のように園で遅くまで話しをし、いろいろ聞いていくと、

しだいにご担任の先生の子供に対する姿勢が見えてきます。どうやら肝心な事は教えてくださっていなかったようです。

「このままではいけない、この子はこんなに無理してる・・・」

それが分かったびっけさんは、転園を決意しました。転園をしてからの様子です。

ココから・・・

パピーさん、ご無沙汰しております。

前回前々回の、幼稚園に行きたくない・・・ってお話を読み、娘のA保育園を嫌がって幼稚園にかえた時代の話がよみがえり・・・思わずメールしたくなってしまいました。

そして、現在の娘の様子をお伝えしたくメールさせて戴きます。

あの後、A保育園を辞め、別の幼稚園に通わせました。

幼稚園にはすべてをお話させて頂き、幼稚園でもご配慮くださって、年少前の2月から満3才から入れる園の為、年少クラスに入れて貰いつつ、おばあちゃんの事務長先生が個別に面倒を見てくれました。

A保育園での出来事がトラウマにまでなっていたかは定かではありませんが、怪我を怖がり、お友達とぶつかるだけで、先生に『何かなっていない?』『血でて無い?』と、心配して泣いて騒いでしまっていたそうです。

手を汚し手を洗うことを異常なまでに嫌い、大好きだったはずがクレヨンでのお絵描きも出来ず、砂場でも遊べなかった日々が続いたそうです。

私はフルタイムで土日休み。主人は平日休み。

私は土日にまとめて家事をしつつ休みつつ娘と遊ぶ・・・の日々。

職場も自転車で通える会社務めで、昼休みもお客さまが居たらまともに休む時間が無い状況でした。

その為、ゆっくり娘に向き合う時間はとれませんでした。だから園にもかなり頼りきらざるを得ない状況でした。

なので、子供の様子などは園に聞くしかなかったのですが、A保育園は、娘を預けたときに居た、朝番の保育士さんは帰りにはおられません。

その為、朝預けた時の子供の状態が心配で、帰りがけに「その後、子供の様子はどうでした?」と聞いても、

「朝、私はいなかったし、朝番の保育士さんはいないから分からない」という返事をされる事が多く、常に不安がありました。

ところが、幼稚園では朝から晩まで先生は園にいらっしゃいますので、いつも明確なお返事を頂けて本当に安心できました。

そして、娘の家での様子というと・・・

それは人が変わったというか、日に日に明るくなり、どんどん元に戻っていき元気になりました。

現在春休み中。4月からは年長さんになります。幼稚園には本当~に心から感謝しています。

あの頃の事を思い出すと涙が溢れ、感謝の涙がとまらなくなります。

A保育園には、辞めた年度末の3月31日に菓子折りを持って、気持ちの整理のため私だけで挨拶に行きました。

園長先生に今どうしているか聞かれた為、「娘はどうしていると思いますか?」と尋ねると・・・

「お母さんが仕事を辞めてゆっくり一緒にいるのでは」とお返事されたので、笑顔で、「いえ!私はそのまま仕事を続けてますし、娘は幼稚園に元気に通ってます!」と伝えました。

園長先生は驚いておられましたが・・・(^^)

そして娘は今、お友達にやさしい、人の気持ちを第一に考える、まさに“女の子の中の女の子”的な雰囲気を持って、すくすく元気に育っています。

そんな優しい中にも、揺るがない強さを持っている様なたくましさをも感じています。

あの体験は、決して3才の娘に良いモノでは無かったとは思いますが、あの一件あっての今の娘が有るのだろうな、良い経験だったのかもなと、今後の人生の糧となる事は間違いないと感じています。

本人にどう影響していくのかは、まだまだ分かりませんが、少なくとも親の私たちには衝撃的で今後の子育ての日々の自信や糧となった出来事でした。

ただ、今回の私と娘の場合もそうだったのですが、お母さんの力だけでは、なかなか解決出来ない問題というか、周りの方のお力添えがあってこそ良い方向に向かえたと思うんです。

私はホントに沢山の方々に相談させて頂きました。

そんな中で「元気になりました!」とお礼とご報告をさせて頂いた、市の相談所の方がおっしゃっていたのですが

『良識ある大人の方々がまわりに沢山居たから良かったですよね』って。これは本当にそう思いました。

市の職員の方、私の職場の方、実家の両親、A保育園の数人の先生、幼稚園の先生、友人・・・。

そして夜中に娘の気持ちが気になって・・・忙しい中、虐待の電話相談の方にも事情を話し、子どもの気持ちや影響についてを聞かせて頂きました。

話がそれますが・・・、この時に電話に出て下さった相談員方の、(仕事をしている事によって)過去、子供さんを旦那さまのご実家に預けられていた時の話をして下さいました。

『とにかく子どもは分かっていて、親の為に我慢をする・・・』って貴重なお話をして下さいました。

じ~んと胸に響き「このままにしてはいけない!」「何かしなければ」と思わせて下さいました。

今の幼稚園の事務長先生にも、『子どもが出したサインには何らか、大人は動かなければ・・・』とお話して頂いた事も忘れていません。

そんな沢山の皆さん(大人の方々‥)に助けられて娘は勿論、私も救われたんです。

そして、今回のパピーさんのお話しにもあった様に『 先生に教えてもらう♪』だなって、

パピーさんに便乗して言わせていただいちゃいますが、ホントにその通りだって思います。

何より、子どもの為!なんです。先生や園を責めても、子どもには何も良い影響、結果は生まれなかったと今、経験した後だから尚更感じます。

味方!?になってもらいながら巻込んで子どもをみて貰い助けてもらわねば、預けている以上、無責任に先生ばかりを責められません・・・。

偉そうに便乗しちゃって申し訳ありません。

この件で、私はパピーさん初め、沢山の方にお世話になり助けて貰い救われました。

つくづく人の優しさの有難さを学びましたし、『あ~、人はひとりで生きていない。生かされてるな~』って、実感させてくれました。

私、恥ずかしながら『生かされてる』って生まれて初めて感じたのがこの時だったのです(*^_^*)

大きくなって分かる頃、娘にこの時の話をゆっくりしてやりたいって思ってます。

(今現在は、A保育園の事は覚えていないと言います)

先日、幼稚園を卒園した年長さん達は、娘にとって最初の年少でお世話になったクラスメイトさんです。

花道を作って送る時・・・寂しくて涙が溢れてしまったそうです。

人の優しさを感じて生きてくれてるのかなって、嬉しく思えました(涙)。

幼稚園でも色々な事はありますが、頑張って乗り越えて楽しんでいます。

(今年、娘も年長さんになりますが)年長さんも楽しく頑張って貰いたいです。
何かあったらまたご報告します。

そしてパピーさんのお力をまたお貸しください。

頼りにしています♪

ココまで・・・

びっけさん、貴重なお話をありがとうございます。

怪我を怖がり、お友達とぶつかるだけで、先生に『何かなっていない?』『血でて無い?』と、心配して泣いて騒いでしまっていた娘さん。

手を汚し手を洗うことを異常なまでに嫌い、大好きだったはずがクレヨンでのお絵描きも出来ず、砂場でも遊べなかった日々が続いていた娘さん。

それが今・・・

“娘は今、お友達にやさしい、人の気持ちを第一に考える、まさに“女の子の中の女の子”的な雰囲気を持って、すくすく元気に育っています。

そんな優しい中にも、揺るがない強さを持っている様なたくましさをも感じています。”

とありました。娘さん、本当に良かったですね(^^)

びっけさんの体験された、こういうお話をお聞きすると、私が口をすっぱくして、「結果だけを見て、対応をしてはならない」という意味がよくお分かりになると思います。

「幼稚園に行きたくない!」という全く同じ子供の言葉、様子なのに、片やメロンマロンさんは、きちんと話をし、片やびっけさんは、幼稚園を変える決断をした。

これは、結果として、子供が同じ状態になるにも、そのプロセスは全く違い、もちろん、その原因も全く違っている、という顕著な例です。

もし、びっけさんのお子さんに、メロンマロンさんがされた対応をしたとしたら・・・それを考えると怖くなります。

ですが、これは全ての問題に当てはまることなのですね。

なので「こういう問題が起きた」=「じゃあこうしなさい」という巷によくある、安易な対策が非常に危険である、という事の警告であるようにも感じます。

でも、だからと言って不安になる事はありません。

常に、子供の様子を見て、状況を把握しておくこと。同時期に起きている事、変化なども含めて、できるだけ子供の近くにいる人から教えてもらい、ご自分でもしっかり見て、ご判断をなさることです。

(それこそ、幼稚園の先生は、良く見ておいでですので、常に教えてもらえる間柄でいてほしいと思います)

メロンマロンさんもびっけさんも、共通することは、「しっかり状況把握をなさった」って事だと思います。

そして、その状況把握がしっかりできていれば、問題解決の糸口も見えてきやすいんですね。

今回のお話はちょっと難しかったかと思います。

ですが、これだけは是非、心に刻みつけてください。

『とにかく子どもは分かっていて、親の為に我慢をする・・・』『子どもが出したサインには何らか、大人は動かなければ・・・』

経験された方だからこそ言える、貴重な言葉です。私達は是非、参考にしたいですよね♪

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