第559号 友達と下ネタ 1
こんばんは。パピーいしがみです。
今日のタイトルは『友達と下ネタ』としました。
お読みになって???とお感じになったかもしれませんが、
さとこさんからのご相談で、
1、友達との付き合い方について、
2、下ネタを言う事について、
と2つについてご相談を頂いたので、
今日はそ二つの内容をご紹介しようと思っています。
ただ、二ついっぺんですと、かなり長編になりますので、
今回は“友達との付き合い方”について、
そして次回は“下ネタを言う事”についてお話しさせて頂きます。
どちらもきっとご興味のある内容だと思います。
まずは、さとこさんからのご相談をご紹介しますね。
(さとこさんの娘さんは小学1年生です)
ココから・・・
パピーさん、こんにちは!
さとこです。
いつも、メルマガをありがとうございます。
毎回、考えさせられる内容で、良い勉強になっています。
さて、今日は相談がありメールいたしました。
1、娘の、友達との付き合い方について
2、娘がよく下ネタを言うことについて
の2点です。
1、娘の、友達との付き合い方について
娘は、友達と一緒に遊んでいても、自分が思い通りにならないと
機嫌が悪くなり、すねて一人で遊んだり、友達が
「○○ちゃん、一緒に遊ぼう!」
と娘に声をかけてきても、無視してしまうところがあります。
幸いなことに、娘の友達は、今のところ、
娘のペースに合わせてくれたり、
娘に歩み寄ってくれたりしてくれるので、
また一緒に機嫌よく遊び始めるのですが、
このままで良いのかというと、疑問です。
講座を始めて、以前は大人しい印象だった娘は、
とても積極的になったと思います。
その結果、率先して物事をやりたがったり、
遊びなどを提案するようになったのですが、
どうやら、人に合わせるのは、苦手なようです。
だから、思い通りにならないとすねる・・・。
(最終的には、一人で遊んでいてもつまらないから、
一緒に遊ぶようになりますが、素直に謝ることができません・・・)
正直に言いますが、私も小さいころ、
すねて周りを困らせたことがあるので、
あまり、娘のことは言えません。
ただ、見守ることも大事だと思う一方で、
このままで良いのかと思うのです。
だから、つい、娘がすねるたびに、
「自分が思い通りにならないもあるよね。
でも、それで、○○ちゃんは良いのかな?」
とか
「いつも、そうやって(すねて)ばかりると、
お友達は一緒に遊びたいと思うのかな?」
と、つい口を出してしまいます。
娘は今、人付き合いを学んでいる最中だと思います。
だから、友達を失うことがあったとしても、
それは本人の自業自得だと考えて見守るべきなのか、
それとも、口出ししながら、
それとなく友達と遊ぶように促すべきなのか?
正直、迷っています。
(迷いながら、口出ししてしまうのですが・・・)
それから、
「○○ちゃん“また”機嫌が悪くなっちゃったの?」
という他の子のお母さんからの言葉も、正直言って辛いです。
育て方が“悪い”と言われているような感じがするのです。
また、機嫌が悪くなった娘の相手をするのも、
かなりのストレスになります。
そして、
「こんなことなら、一緒に遊ばせる機会をなくした方が良いのでは?」
と思ってしまうのです。
私は、人付き合いが下手ですし、苦手です。
一人でいても、苦になりません。
でも、人付き合いを最低限しかしてこなかったので、
苦手ですし、相手の反応がすごく気になります。
また、人付き合いが消極的だったので、うまく付き合えず、
避けるように距離を置いてしまい、
そのまま疎遠になってしまった友人もいます。
意地を張ってしまって、謝ることができず、
失ってしまった友人もいます。今まで沢山悔んできました。
だからつい、娘には、そんな思いをさせたくなくて、
私の失敗談を話したり、口出ししたりしてしまうのですが、
それでも、同じことが繰り返されています。
相手の気持ちや行動ばかりを尊重して、
言いたいことが言えないのも困りますが、
思い通りにならないたびにすねてしまうのは、問題だと思うのです。
今は、問題が起こる度に、冷静に言い聞かせているのですが、
あまり効果がみえないので、悩んでいます。
もっと協調性のある子になってくれるには、
私は何をするのが良いのでしょうか?
ココまで・・・
先ほど、今週は、友達の付き合い方について、
そして次回は、下ネタについて、お話ししたいと言いましたように、
今回はご質問を二分してお送りしています。
そこで、まず「友達の付き合い方」の部分について、
お話ししますね。
私は、こんな風にお返事したのです。
ココから・・・
さとこさん、こんにちは。パピーいしがみです。
メール、拝見しました。
> 娘は、友達と一緒に遊んでいても、自分が思い通りにならないと
> 機嫌が悪くなり、すねて一人で遊んだり、友達が
> 「○○ちゃん、一緒に遊ぼう!」
> と娘に声をかけてきても、無視してしまうところがあります。
とありましたね。
これについて、私は、親がそれを止めさせよう、とするのではなく、
早めに「痛い思いをさせる」事が大事だと思っています。
> (最終的には、一人で遊んでいてもつまらないから、
> 一緒に遊ぶようになりますが、素直に謝ることができません)
とあったように、すねることで周りから嫌がられて、一人になる。
でもそれが嫌だから自分の気持ちをなだめて一緒に遊んでもらう・・・。
それができる、という事は、
“もう自分で(気持ちを)コントロールする事を覚え始めている”
という事だと思います。
今、謝れなくても、これからこういう事が起きると
「じゃあ、○○ちゃん、ちゃんと謝ってよ」
のように言う子が出てくると思いますよ♪
自分で体験して、覚えていかせるのが一番だと私は思います。
又、
> 「○○ちゃん“また”機嫌が悪くなっちゃったの?」
> という他の子のお母さんからの言葉も、正直言って辛いです。
> 育て方が“悪い”と言われているような感じがするのです。
とあった、そのお気持ちもよくわかりますが、
人は失敗してそれを自分の糧にしていきます。
そして子供さんは、まだまだ生まれてから数年。
人としての勉強をしている段階です。
なので「育て方」の評価されるのは成人になってからで、
今、評価する人がいたとしたら、それは全く持ってナンセンスです。
「失敗をさせない」のではなく「失敗から学ばせる」
“これが私の「子育て」です”って、
胸を張って頂いて良いと思いますよ♪
> だからつい、娘には、そんな思いをさせたくなくて、
> 私の失敗談を話したり、口出ししたりしてしまうのですが、
> それでも、同じことが繰り返されています。
ともありましたが、教訓は、
その人が「知りたい」「教えて」と思わない限り、
「説教」と同じなんですね。子供にとっては雑音にしかなりません。
アドバイスをされるのならば、子供が落ち込んで相談してきた時に、
お話をされたら良いと思いますよ(^^)
ココまで・・・
私がこのようにお返事したのは、まずは、
「子供の世界で学ぶことは、親が介入せずに子供に任せればいい」
という事を伝えたかったのです。
子供にはもともと
「自分で考えて行動する」という資質が備わっています。
親が子供をコントロールしたり、余計な指図をするよりも、
自分で考えて行動させてあげることで、
問題を自分で解決しようとします。
もちろん、自分だけで解決できない場合もありますので、
それは手を貸してあげればいいですが、
子供が「どうしたらいいかな?」と聞いてこなければ、
親が先に手や口を出してしまうと、
子供のせっかくの資質が活かされません。
だからあえて口出しをする必要はないんですね。
それと・・・
小言を言っても子供は(自分から聞きたいと思わなければ)
耳を傾けません。
耳を傾けない相手にいくら小言を言ったって、
文句言ったって、直るわけが有りません。
それどころか、子供からすれば
「うるさいな~、又言ってる」と胡散臭く感じたり、
「どうせ私が悪いんでしょ、はいはい」
のように、投げやりになってしまう事もあります。
親は良かれと思って、小言を言っても、
結果は何もプラスにならずマイナスを増やすだけなんです。
マイナスを増やすだけなら、小言は必要ないんですね(^^)
上記のお返事をしてから約1か月後、
さとこさんから、こんなお返事を頂きました。
ココから・・・
パピーさん、こんにちは!
さとこです。
( 中 略 )
さて、1ヶ月ほど前に相談させていただいた件のご報告です。
友人関係、下ネタともに、解決しました。
アドバイス、本当にありがとうございました。
詳しいことは下記に書きます。
お時間があるときにお読みください。
1、友人関係のこと。
まず、口を出さないために、友人関係については、
あえてこちらから質問するのをやめました。
聞くと口出ししたくなるから、
話をしてきたときにだけ聞くようにしたのです。
それからしばらくして、ふざけたり、
「ふてくされて1人で・・・」など
という行動がいつの間にかなくなりました。
友達とは楽しくやっているようです。
それと同時に、リーダーシップが出てきたようです。
先日、市の体操教室に通い始めたのですが、一年生の女子8人で
マットを片付けようとした際、一方に人が偏って運べなかったんです。
娘はその時、全員をバランスよく配置しようと声をかけていました。
そして、周りをまとめようとしたり、率先して何かをしたり・・・
という行動が良く見られるようになってきたんです。
学校の係決めでも、配り係の隊長(代表者)に立候補して
やることになったそうで、やる気満々です♪
私が何もしなくても、子供はちゃんと成長しているのですね(^^)
※ 上記以外のこと。
運動嫌いで、ちょっと前まで、
スポーツ関係の習いごとを拒否し続けていたのに、
市で募集した「体操教室(全20回)」と「水泳教室(全8回)」
に喜んで行くようになり、活発になっています。
体操教室では、あまりの体の硬さに、
親としては苦笑いしてしまいます(笑)
水泳教室では、背が小さく、プールの中では、
普通に立つと顔がギリギリ見える程度で、
まるでおぼれているかのよう(^^;)
でも、どちらの教室も、娘は本当に楽しそうに参加しています。
おまけに、娘は「自分は練習すれば、できるようになる」と思って、
家でも練習できることに関しては積極的に練習しています。
とはいえ、教室に通っている間にできるようになることは
少ないかもしれないです。
だからこそ「楽しい気持ち」だけは大事にしてあげたいと思います。
低学年のうちは、「ワクワク」する気持ちをいっぱい育てて、
「やりたい」「知りたい」気持ちがいっぱいの子になれたら、
きっと高学年になっても、
「やる気のあふれる子」でいるでしょうからね♪
ちなみに。
最近、私は、勉強に関しては
「先取り学習をさせない」ことにしました。
(進研ゼミでの勉強の範囲内は可です。
なぜなら、ほとんど学校の授業と同じペースだから)
そして、「できなくてもいい」という気持ちで、
勉強に付き合っていたら、
急に自ら勉強をやるようになりました。
(怒ることがほとんどなく、
褒めることが多くなったからだと思います)
しかも、あっという間に終わらせるんです!
興味があるという「漢字」に関しても、
「先生が教えてくれるまではやらなくていいんだよ」
と言って教えずにいたら、こっそり覚え始めました(笑)
漢字の書き取りをしなくても、覚え始めたんです!
・・・やる気というのは、すごい力があるのですね(^^)
ココまで・・・
どうでしょう?娘さんの変化、面白いですよね。
特に何をしたわけでもなく、
「どうしても小言を言いたくなるので、質問するのをやめた」
「娘さんから聞いてくる時だけ聞くようにした」
これだけでした♪
でも、それで良いんですね(^^)
又、お母さんの小言が減ることによって、
沢山の副産物もあったようです。
ただ、このメールには書かれていませんが、
さとこさんは、とっても「認める」「褒める」が上手です。
それについては、次回の「下ネタ」の時にご紹介しますが、
きちんと「認める」「褒める」をされている方は、
あえて子供をコントロールしようとしたり、
“小言を言わなくても”子供は自分で考えて行動し始めるんです。
それに、この考え方はとても良いですよ♪
> だからこそ「楽しい気持ち」だけは大事にしてあげたいと思います。
> 低学年のうちは「ワクワク」する気持ちをいっぱい育てて、
> 「やりたい」「知りたい」気持ちがいっぱいの子になれたら、
> きっと高学年になっても、
> 「やる気のあふれる子」でいるでしょうからね♪
はい、私もそう思います。必要な時には、必要な事だけで結構。
必要な事だけを、十分与えてあげてればいいと思います。
低学年の今はお母さんの笑顔に沢山包まれながら、
「面白い」「楽しい」「やってみたい!」「ワクワク!!」
これを感じていてくれたら十分だと思います♪
そして・・・
> やる気というのは、すごい力があるのですね(^^)
はい~♪ そうなんです!!(^^)
この「やる気」を持たせることができると、
様々な事にチャレンジし、問題を解決し、
自分の能力をどんどん高めるんです。
これからも楽しみですね♪
それでは、次回は“下ネタを言う事”についてお話しさせて頂きます。
お楽しみにお待ちください(^^)
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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