第563号 お義母さんとのわだかまり
こんばんは。パピーいしがみです。
今日は「義母さんとのわだかまり」という題名で
メルマガをお送りします。
私の所には、沢山のご相談がありますが、子育ての事だけでなく、
ご同居されているご主人のお義父さん、
お義母さんについてのご相談もよく頂きます。
私の周りにもご同居をされているお嫁さんが沢山いて、
その方々のご苦労を聞くたびに「頑張っておられるな~」とか
「我慢してらっしゃるんだな~」と感じ、
妻として、母として、嫁として、
ほんとにご苦労されていて、頭が下がります。
でも、やっぱり譲れない事もあると思うのです。
そんな時は我慢しないで「私はこう思うんです」って、
言っていいと思うのですね。
今日はそんなお話です。
それでは早速ご紹介しますね。
まずは、この頃頂いたメールから・・・。
ココから・・・
パピーさん、こんにちは。ひとみです。
フォローメール、メルマガ、そしてご相談にもお返事頂いて、
いつもありがとうございます。とても助かっています。
でも、パピーさんからのメールのお返事を拝見するたび、
「一人一人にあんなに丁寧に対応されていたら、
一体どれだけの時間がかかっているんだろう?
お体は大丈夫なのかしら?」といつも心配していました。
沢山の会員さんがおられる事は知っていましたので、
毎日毎日とても沢山のメールが来て、
沢山のお時間を使われているんだろうな~。。。。
あまり無理をしてほしくないな~。。。。って。
ですから、今回、月8~9回だったメルマガが
月に3~5回になった事を知って少し、安心したのと・・・
ホームページにも書かれていたように、
パピーさんの許容範囲もそろそろ一杯で、
会員さんの募集も調整され始めるんだろうな、って思いました。
(私は間に合ってよかったです)
甘えんぼの私ですが、あまりご迷惑にならないように、
簡単に相談するのではなく、まずは自分でやってみて、
本当に困ったら相談する・・・
のように『成長していかなくちゃ!!』って思っています。
なので今日は報告だけです。お返事は頂かなくても結構ですからね♪
パピーさんに読んで頂ける、と思うだけで安心します。
おかげさまで、今、毎日楽しく過ごしています。
ご相談させて頂いた義母とのぎくしゃくした関係も、
かなり改善されて、一緒に買い物に行ったり、
子供を褒めてくれる事もとても増えてきました。
でもご報告したい事の一番は、やっぱり、私が変わった事です。
周りのお母さんたちにも
「明るくなったね」「何かいい事があったの?」とよく聞かれます。
「何か良い事があったの?」と言われると、
「そう、良い事があったのよ♪」って即答できる私も、
「あ~。私って変わってきたな~」って思います。
それもみんなパピーさんのあの時のお返事からだと思います。
「良い嫁をやめる」というあのお返事。
本当に眼からうろこ、というか、青天の霹靂というか・・・。
あの時の衝撃は今でも覚えています。
・・・注釈・・・
実は、ひとみさんからのメールは、まだまだ続くのですが、
今、気になったフレーズが有ったと思います。
それは「良い嫁をやめる」という一文です。
ちょっとこれについて、お話しします。
ひとみさんが嫁がれた家は、ご主人は会社員ですが、
お父さんも、お母さんも教員(学校の先生)をされていたお宅でした。
特にお母さん(ひとみさんからすると義母さん)は、
とても行動的な人で、何でもできちゃうような方だったそうです。
又、どちらかというと、胸に秘める事なくポンポンと喋る。
言い方を変えると「言いたい事を言うタイプ」だったそうです。
その立派なお義父さん、お義母さんのいらっしゃる家に嫁がれ、
元来、どちらかというと大人しい方だったひとみさんにとって、
お姑さんから、ずばずばと言われることに、
かなりのプレッシャーと引け目を感じていたようです。
子供さんがいない時には
「早く、赤ちゃんが生まれると良いのにね~」
「まだかしらね~」と言われ、
妊娠をすると「男の子だったらいいわね」
「男の子を産んでね」と言われ、
生まれたら生まれたで「躾をしっかりするのよ」
「私もびしびし、教えるから」と言われ・・・。
実際に子育てにも、頻繁に手を出してくるし、
かなり厳しく子供にも怒る。(もちろん他にも口出しをしたそうです)
子供もいつも萎縮しているように見えるし、
ちらちら義母さんの顔を見ては、ひとみさんに悲しそうな眼を向ける。
ひとみさんは、何も言えず、義母さんに従うしかできない。
ひとみさんは「これでは絶対に良いはずない!」と思って、
勉強を始めてくださったのですが、
ひとみさんの心には、
「私の気持なんかどうでもいいの?」
「私って、ただ子供を産む為だけに存在したの?」
「私は、自分の考えで子育てしたい」
「私がこの子の親なんだから、私がしっかりしなきゃ」
という思いがあったそうです。
そんな相談を頂いた時に、私はこのようにお返事したのです。
ココから・・・
ひとみさん、こんにちは。パピーいしがみです。
ご質問へのお返事、拝見しました。
ひとみさんの本当の気持ち。
> 「私の気持なんかどうでもいいの?」
> 「私って、ただ子供を産む為だけの存在なの?」
> 「私は、自分の考えで子育てしたい」
> 「私がこの子の親なんだから、私がしっかりしなきゃ」
それを聞いて安心しました。
ひとみさんにとって、お嫁に来たんだから・・・。
お姑さんとも仲良くやりたい、家の中でいざこざを起したくない、
という気持ちはわかります。
ですが、まず優先順位を考えてほしいのです。
一番大事なのは「ご主人の妻になる為に結婚した」という事です。
家を継ぐために結婚したのではないのです。
ご主人の妻となり、そしてその結果としてお子さんが生まれ、
子育てをされている。それが今なんですね。
ご主人、そしてひとみさん。このお二人でチームを作り、
そこに新たにチームメンバー(お子さん)が生まれたのです。
同居されることになったご主人のお父さんお母さんは、
すでに数十年前にチームを作り、
新しいチームメンバー(ご主人やご兄弟)を生み、
その子育ても、しばらく前に終わり、
今、子供たちはそのチームから離れ、
再び、義父・義母さんの2人で作るチームになったんです。
同居なさる、というのは、
ひとみさんが、義父・義母さんのチームに入る事なのではなく、
(ご主人とひとみさんのチーム)と(義父・義母さんのチーム)
の2つのチームが、ひとつ屋根の下に暮らす、
と言う事にすぎないんです。
ですから、まずどんなに優秀なお義母さんであっても、
そのお義母さんが、ひとみさんの依頼や承諾なしに、
別のチームメンバーを自分のチームメンバーのように指導する、
というのはルール違反なんですね。
確かに、ご主人(義母さんからすると息子)の子ですから、
「私の孫」という事になります。
ですから「孫を叱って何が悪い!」と言うかもしれません。
ですが「私の孫」で有る前に「ひとみさんの子」なんです。
これは、ひとみさんに優先が有る、ってことなんですね。
ひとみさんの優先順位は、
「ご主人」そして「子供達」その次に「義父・義母さん」なんですね。
としたら、もし「良い嫁」であることが、
ご主人や子供たちに悪影響を及ぼしているのなら、
「良い嫁をやめてしまう」という考えがあっても良いんです。
なぜなら、もっともっと優先すべき事が有るからです。
ひとみさんの本当の気持ちとして、
「自分の考えで子育てしたい」というお考えがありましたね。
そして「ご主人も賛成してくれている」とも・・・。
だとしたら、はっきりお義母さんに言っていいんですよ♪
「私はこう考えているんです」ってご自分の気持ちを
はっきり言っていいんです。
それで「じゃあ、一緒に住めないわね」と言われたら、
その時は違う選択肢を選べばいいだけなんです。
「自分の考えを話す」それは確かに勇気がいる事ですよね。
ですが“そこだけ”はあいまいにしてはいけません。
「逆らうなんてできない」「言えない」のままだと、
ひとみさんもイライラが無くならないでしょうし、
子供達も、このまま萎縮し続けなければなりません。
だとしたら、いつか、言うべきことは言う。
行動すべきことは行動する。その決断が必要だと思います。
もちろん、すぐにしなさい、とは言いません。
じっくり考え、ご主人とも相談し、
でも、その時が来たら、ご自分の考え方を、
はっきりお伝えになって頂きたいな、と思います(^^)
ココまで・・・
こんな風にお返事しましたが、
でも、今まで従順に従ってきたひとみさんにとって、
自分の考えを話す、伝える、というのは、
まるで「逆らう」様でなかなかできなかったそうです。
ですが、チャンスは訪れたみたいですよ♪
いただいたメールの続きです。
ココから・・・
私は、主人の家に嫁いでからといういうもの、
いつもいつも萎縮していました。
それは、立派なお義母さんに、
いつも指導されているような気がしていたからです。
もともと私はあまり積極的な方ではなくて、引っ込み思案だったし、
人の眼が気になったり、周りの人がどう私を見ているのか、
どうしたら仲良くできるのか?をいつも考えていました。
ですが、パピーさんからメールを頂いて、
「自分の考えで子育てがしたい」という気持ちをちゃんと言うべき。
それは自分の為だけじゃなくて、子供の為でもある。
言って上手くいかなくなったら、その時、別な選択肢を選んでも良い。
優先は、主人であり、子供。
それと「良い嫁でなくていい!!」という言葉が、
私にとても勇気を下さいました。
なかなか行動ができない私でしたが、
どんな風に言ったらいいだろう?っていつも考えていて、
ついにそのチャンスがやってきました。
それは、子供がコップにジュースを入れて、
机で飲もうと、運んでいる時の事でした。
たまたま点いていていたテレビに好きなキャラクターが表れた時、
ふとそちらに気が散ってコップを落とし、
床一面にジュースがこぼれ四方八方に飛び散りました。
誰より先に、叱ったのはお義母さんでした。
「何やってるの?」
「だから気をつけなさい!っていつも言ってるでしょう!!」
「あんたは何やってもだめな子だね!」
それを聞いた私はとうとう、切れました。
「この子はダメな子なんかじゃありません」
「誰だって失敗します。小さな失敗を責めないで下さい」
「この子は私の子です。この子はいい子です!!」
何と言ったらいいか、ずっとずっと考えてきたのに、
とっさの時に出た言葉は、たったこの3語でした。
「この子は私の子です。この子はいい子です」
と言った時には、私は、なぜか涙が出てきてしまい、
子供を強く抱きしめて泣いてしまいました。
今まで従順だった私が初めて逆らったのを見て、
お義母さんは、とてもびっくりしていましたが、
ご立腹なさったように、すっと立ち上がり、
自分の部屋に行ってしまわれました。
主人に話しをしたら
「俺も言いたい事は、はっきり言った方が良いと思ってた。
これで良いんだよ。母さんには良い薬だよ」と。
私は、困ったな~、どうしよう・・・
と悩んでいましたが、パピーさんから頂いたメールを何度も読んで、
その度、気持ちを静めていました。
お義母さんは、怒っておられるのか、
バツが悪いのか分かりませんが、
その後、私達の部屋に来る事もなくなり、
外で子供を遊ばせていても、叱られる事もほとんどなくなりました。
しばらくたって、お義父さんが、
「ひとみさん、この前は悪かったな。
母さんにもちゃんと話しておいたし、
本人も“自分が口を出し過ぎて悪かった”と言っていたよ」
「あれからしょげて部屋にこもりっぱなしだから、
又、誘ってやってくれないか?」と言われました。
主人と話をして、久しぶりにみんなで外食に行って、
(その時は、まだぎくしゃくしていましたが)
主人が、何気なく
「子供を叱るのは親の役目、お爺さん、お婆さんは、
孫を褒めてくれるだけで良いからさ」と言ってくれて、
それからは徐々にわだかまりが解けつつあります。
ですが、この一件で、パピーさんの言われた、
「私の気持ちをはっきりさせる」事が、どれだけ大事か分かりました。
テキストでも、メルマガでも「信念」という言葉を
パピーさんは沢山使われていますものね。
私も「信念」をもって子育てをしていこう!と決意しました。
その後、お義母さんからのストレスから解放されて、
又、私が主人をより「頼もしい」と思い、
パピーさんの「優先はご主人」という言葉もあって、
主人を大切に、子供たちには笑顔を!という気持ちで過ごしてきたら、
主人との会話もとても増えたし、子供達ものびのびと、
どんどん積極的になってきているような気がします。
でも、それはあの一件があってからで、
「全ては必要にして善である」というパピーさんの言葉は、
確かにその通りだな~って感じています。
3歳の息子はこの頃自分から
「お婆ちゃんの部屋に行ってくる」と言っては出かけます。
帰ってくると、
「今日ね、こんなことをしたよ」と話しをしてくれます。
私は、にこにこしながら話す息子の顔を見ながら、
「楽しかった」という話を聞くのが大好きで、
「あ~。今、とっても幸せ~」って感じます。
でもこの気持ちも、半年前は無かった感覚です。
私は、パピーさんの生徒になれてよかったです。
今、こうやって勉強させて頂くありがたさを感じています。
それも一方通行の通信講座ではなく、
細かい相談やお返事が頂けることが、
とっても私を安心させてくださいます。
これからも勉強、続けていきますね。また、いろいろと教えてください。
それでは、ながながお聞きくださって、ありがとうございました。
又、ご報告させて頂きます♪
ひとみ
ココまで・・・
ひとみさん、お義母さんとの事。
わだかまりも解けたようで、良かったですね♪
「信念」というと何かとても大げさに感じるかもしれませんが、
やはり「私はこうするんだ!」という指針と言いますか、
方向性、と言いますか、これはとても大事だと私は考えています。
そして、その指針や方向性に従って行動すること。
当然、同じ屋根の下で暮らしていれば、
指針や方向性が違うと、そこで議論になると思います。
当たり障りなく上手にやるには、どちらが折れる、我慢する、
という事もあっていいのですが、
いつも片方ばかりが折れていると、どうしても相手の方は
「私の思う通りにやっていいのかな?」と錯覚しますよね。
ですから、やっぱり「私はこう思う」「私はこうしたい」
とこちらの気持ちや考え方を伝える、と言う事は、
とっても大事な事なんです。
今回、ひとみさんがはっきり自分の気持ちを伝えることで、
多少はぎくしゃくしたかもしれませんが、
しっかりとした住み分けもできましたね。
お義母さんもひとみさんの立場をご理解下さったと思います。
これで良かったのだ、と私も思いますよ♪
そして、こんな風にありました。
> でもご報告したい事の一番は、やっぱり、私が変わった事です。
> 周りのお母さんたちにも
> 「明るくなったね」「何かいい事があったの?」
> とよく聞かれます。
> 「何か良い事があったの?」と言われると、
> 「そう、良い事があったのよ♪」って即答できる私も、
> 「あ~。私って変わってきたな~」って思います。
はい、なんかとっても明るくなって、
「輝いてるな~」って感じましたよ♪
きっと今、充実しているんだろうな、って思います。
ひとみさん、メルマガへの紹介のご許可、
ありがとうございました。
また、楽しい報告下さいね、待ってま~す♪
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