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第564号 一歩の価値

こんばんは。パピーいしがみです。

各地で被害をもたらせた大雨ですがやっと過ぎ去ってくれて、

今日は全国的に良いお天気だったようですね。

私の住む地域でも、この頃、珍しいくらいの晴天で、

風も強く、今までの湿り気を吹き飛ばしてくれました。

今日は3連休の真ん中、と言われる方も多いかもしれません。

それに、この連休が終わると、すぐに夏休みですね♪

私は、先週までお盆であたふたしていたので、

カレンダーを見て、月日の過ぎる速さを実感しています♪

今日、ご紹介するポニーさんも、

日々過ぎ去るのが、とっても早かったそうです(^^)

でも、それは新しい驚きや発見や喜び・・・。

そんな毎日だったそうですよ♪

それでは、早速ご紹介しますね。

ココから・・・

パピーさん、ポニーです。こんにちは~。

とってもと~ってもお久しぶりです。

第5章の宿題の時に、メールをさせて頂いた以外、

報告もせず、すみません。

でも、今日はそろそろ終わりに近づいてきたので、

(下の子も幼稚園に入ったので、時間ができたのもあります)

ご報告させて頂こうと思いました。

第5章の時には、丁寧なお返事をありがとうございました。

私は、すぐに「人に良く思われたい」と思う所があって、

目標を作る時も「提出ありき」で、

「こういう目標を作ると“良く思われる”だろうな~」

って思って書いていた自分がいました。

その時、パピーさんから頂いた、

「富士山」と「ウォーキング」の話。

とても分かりやすくて、

かっこつけて目標を作っていた自分が恥ずかしくなりました。

あれから、私は目標をパピーさんの言う「ウォーキング」に直して、

“できそうな事を頭に入れて生活する”をやってきました。

そうしたら、本当に驚く事が次々に起きて、

「いつか報告したいな~」と思っているうちに、

又、新しい“驚く事”が起きて・・・。

「え~っ?」「え~っ?」って言っているうちに、

どんどん毎日が流れて行ってしまっていました。

宿題の時にもちょっとお話ししましたが、

私はできるだけ早く子育てから解放されて、

仕事に戻りたい!と思っていました。

子育てなんて辛いだけ。

子供は言う事なんて聞かないし、ぐずぐず、のろのろ・・・。

可愛くない、好きじゃない!!っていつも思っていました。

いつも子供が私の周りをまとわりついて

料理や洗濯をしていても、くっついて離れません。

いつも袖を噛んでいて袖は伸びてしまって、よだれでべたべた。

そんな汚らしさも私をイライラさせました。

「お母さん・・・」というと、私は「うるさい、今は無理」

と言って言葉を遮り「どいてよ」と言っては邪険にし、

すると、子供はすぐにそめそぐずぐず。又、袖をかじる・・・。

そんな姿を見る度に私は「泣くんじゃない」

「ぐずぐずしない」「かじらない」「汚い!!」

っていつも怒っていました。

公園に行っても、一人では遊べずに、いつも私のそばにいて、

袖を噛みながら、みんなが遊んでいる様子をじっと見ているだけ。

幼稚園の発表会でも固まって立っているだけ。

運動会でも何もせず・・・。

口数も少なく、何度言っても挨拶ができない。

どうしてこの子はこうなの?

何で皆ができる事ができないの?

他の子供たちといつも比べて落胆し、

そのイライラを子供にぶつけてばかりいました。

でも、パピーさんから教えてもらった

「小さい目標」をするようにしたら・・・

(子供が「ねえねえ、お母さん」と言ったり、

何か話をしたそうだな、と思ったら、

仕事の手を休めて「なあに?」って聞くようにしました)

最初は「聞いてくれるの?」のように、

ちょっと驚いたような顔をしていましたが、

気恥しそうに、でも嬉しそうな・・・そんな雰囲気を感じました。

「あ、こうやってアクションを起してもらうと嬉しいんだ」

と思いました。

それを何回かやっていて思ったのですが、

子供が「ねえねえ」と言った時って、大した用事でもないんですね。

どうでもいいような話しが多くて

「うん、そうだね♪」って言うだけで

終わっちゃうような話ばかりでした。

私は今まで「忙しいから無理」と言ってきたけど、

何かをやってほしいのではなく、ただ聞いて欲しいだけ。

何でも良いから振り向いてほしいだけだったのかも・・・?

いつも私に拒否されて、悲しかったんだろうな・・・

って思いました。

話しを聞いてあげても、そんなに時間もかからないんだ、

って分かった私は、

徐々にそうやって仕事を止めて「なあに?」という事が、

抵抗なくできるようになっていきました。

(たった一つだけなんだから・・・という気持ちもあって。)

すると、まとわりついていた子供は、私から離れ、

ミニカーや積み木や電車を使って、

一人でも遊べるようになってきました。

それにあれだけ注意して直らなかった袖噛みが減っていきました。

これは驚きでした。

子供がまとわりつかないので、仕事もはかどるし、

怒る事も減ってきたので、私も体調がよく、

料理も、洗濯も、掃除も・・・上手く回るようになりました。

それでも「ねえ、お母さん」と言われた時は、

手を止めて「なあに?」を続けました。

私の振り向いた顔を確認すると、

安心したように「にこっ」と笑い、

「うん、何でもない」と言ったり、どこで覚えたのか

「言ってみただけ」なんて、そんな言葉が出て、

思わず笑っちゃったり、又、それを見て子供も笑ったり・・・。

すごく家庭内の雰囲気が変わっていきました。

すると、幼稚園でも変化が。先生から言われました。

「Y君、この頃、とても大きな声で笑うんですよ♪楽しそうに」

「それに、お話しする時に私の顔をしっかり見てくれるんです。

にこっと私がすると、Y君もにこっと返してくれて・・・。

何か有りました?ずいぶん変わってきたみたいです」

って。

それから2カ月くらいしたころでしょうか?

「この頃、仲のよい特定の友達ができたようです。

H君とならとても良く喋りますし、私達もびっくりしています。

H君の後をついて、滑り台やブランコにも挑戦してるんですよ」

と言われました。

そして5月にあった運動会では、

(昨年は固まって動けなかったのに)

出場全種目は全て、にこにこ顔で参加して、

H君だけではなく、他の友達とふざけ合ったり、

はしゃいだりしていました。

もう、以前のぐずぐず、めそめその面影はありません。

その姿を感激しながら見ている私に園長先生が寄ってきて、

「Y君、明るくなって良かったですね~♪

去年のY君とは、全然ちがいます。

職員とも話しているんですよ。もう大丈夫ね~♪って・・・」と。

もちろん、家でもとても元気にお話しをしますし、

「おかあさん、僕に任せて♪」とか

「○ちゃんは、僕が面倒みるね♪」とか

「○ちゃん、ニーニのようにやってご覧♪」なんて

良いお兄ちゃんをしてくれています。

それを見て、私も思わず嬉しくなってしまいます。

それで・・・私の気持ちですが、

私の気持ちは1年前と全然違っています。

子供達といて楽しいんです。面白いのです。

にこっとする顔がかわいいんです。

去年の私は、子育てなんて辛いだけ。

子供は言う事なんて聞かないし、ぐずぐず、のろのろ・・・。

可愛くない、好きじゃない!!っていつも思っていました。

(と言いましたが)実は、それだけじゃなくて

「子育てなんて放り投げたい!」「子供なんていらない」

ぐらいに思っていました。

でも、今は「子供って面白い」「子供といると楽しい」

「子供がいとおしい」し「子供が大切」です。

私が、こんな風になれるなんて・・・と驚いています。

私がやったことは、本当に本当に小さなことだと思います。

ですから、期待もあまりなかったのが本音です。

でもそのほんの小さな変化が子供を変えて、子供の変化が私を変え、

そして又、私の変化が・・・とどんどん良い方向に向かっています。

これがパピーさんに教えて頂いた「小さい目標」を作ってからだ、

というのを実体験して・・・

すご~く不思議ですが、現実なんだよな、と、

感激というより、驚きで

「こんな事ってあるんだ~」ってとても不思議な気持ちです。

ちょっと説明が難しいのですが、

今まで私が予想していた事が、

良い方向に変わるという事は無かったので、

はじめての経験で、かなり驚いています。

もちろん、それを教えて下さったパピーさんには、

言葉にならないぐらい感謝しています。ありがとうございます。

いまさらですが、目標というか意識の重要性や、

パピーさんの「ゆっくりゆっくり、一歩一歩」が、

分かってきたような気がします。

これからも、勉強続けていきますね。

私も「子育て」が面白くなってきました。

テキストを読むのも楽しいです♪

長々と書きましてすみません。

お読み頂きまして、ありがとうございました。

ポニー

ココまで・・・

途中で注釈を入れようと思ったのですが、

タイミングが難しく、最後とさせて頂きました。

きっと読んでくださったあなたは途中で

「???」と感じた事が有ったと思います。

> その時、パピーさんから頂いた、

> 「富士山」と「ウォーキング」の話。

> とても分かりやすくて、

> かっこつけて目標を作っていた自分が恥ずかしくなりました。

> あれから、私は目標をパピーさんの言う「ウォーキング」に直して、

> “できそうな事を常に頭に入れて生活する”をやってきました。

> そうしたら、本当に驚く事が次々に起きて、

> 「いつか報告したいな~」と思っているうちに、

> 又、新しい“驚く事”が起きて・・・。

> 「え~っ?」「え~っ?」って言っているうちに、

> どんどん毎日が流れて行ってしまっていました。

の部分です。

「富士山?」「ウォーキング?」なんだそれ?

と思いませんでしたか?(^^)

実は、講座の中で、第5章に、

これから一年間の目標を作ってもらって、

それを私にメールしてください、という「宿題」があります。

一応「宿題」なので、皆さん意識されて、

又、頑張って考えて下さるのですが、

5~10コぐらい、たくさんの目標を作って下さったり、

大きな『最終目標』としてお考え下さる方もおられるんですね。

例えば

「1年後、私と主人がとてもいい関係になっていて、

子供達も明るく積極的になっている」

という目標を作ったとしますね。

これなんかは、とても良い未来像だと思いますが、

ちょっと私の考える「目標」とは違っているんです。

いえ、くれぐれも「間違っている」という意味ではないんです。

こうやって未来のイメージを描く、というのはとても良くて、

是非、この未来像・イメージは明確に持っていてほしいのです。

ちょっと分かりづらいと思いますので、

それを「富士山」と「ウォーキング」に例えてお話ししたんですね。

『未来像、未来のイメージ』というのは、

“その方向に向かうんだ!”という

大まかな私達の向かう先を示してくれます。

それが私の言う「富士山」です。

「よ~し、富士山に登るぞ!!」

と思ったら、東京からだったら西を目指しますよね。

大阪からだったら東を目指すはずです。

こうやって、明確なイメージがあれば、

私達の向かう方向がはっきりします。

ですから、こういう大きな目標や

「こうなりたい」というイメージはとっても大切なんです。

それが明確であれば、あるほど、間違っている時には、

「あ、今、違った方向を向いてるな」って

すぐにわかるからです。

でも、富士山に登る時には“着の身着のまま”では登りませんよね。

Tシャツに短パンや、ハイヒールやサンダルでは登りません。

長袖のシャツに防寒着。寝袋も必要でしょう。

当然、食料や水も持っていきますし、

靴だって頑丈な登山靴が必要ですよね。

それに、何より体力は大丈夫でしょうか?

高い山ですから、普段私達が歩いている道や駅の階段よりも、

沢山沢山歩くことになるでしょう。それも重い荷物を持って。

とすると、基礎体力を付ける事が絶対に必要です。

だとしたら「さあ、登るぞ」と行動する前に、

毎日のエレベーターを階段に替えたり、

運動をあまりしていないようなら、

「ウォーキング」から始めた方が良いわけです。

毎日、毎日歩くことで、自然に体力がついてきて、

以前は、ちょっと歩くだけであがっていた息も、

徐々に慣れてきます。

このように、大きな目標(富士山)を方向性として持ちながら、

毎日できる小さな行動目標(ウォーキング)も持ってほしい。

そしてその小さな行動目標を毎日の生活に取り入れ続けること。

これがすごく良いんですね。

だから、目標の作り方が分からない、と言われる方や、

大きな目標を作られた方、目標をたくさん作ってしまい、

焦点が定まらないかもしれないな?と感じた方には、

「もっと簡単で、シンプルで、すぐにできそうな事にしましょう」

「それをたった一つ。続けて頂くだけで良いですよ♪」

とお話しします。

でも、もしかしたら、

「そんなに小さな目標だったら、あえて作ったり、

宿題にしなくても良いじゃない!」

って思うかもしれません。

でもね。実は、違うんです。

自動車が動き出す時や自転車もそうですよね。

静止状態から動き出す時に一番エネルギーを使います。

スーパーで買い物をして、荷物をいっぱい載せた自転車を動かす時、

とってもとってもペダルが重いでしょ(^^)

だから、自転車も自動車も、動き出しの時は常に

ローギヤ(小さな力でも動かせる歯車)を使っているはずなんです。

なぜなら、最初からトップギア(速度が出やすい歯車)を使うと、

重すぎて動き出せないからなんですね。

あなたが動き出しやすい為に、あなたの歯車を

「一番力の出やすいローギア」にしてもらう事が目標であり、

ぐっと力を入れてもらうために、私に送ってもらっているんです。

(誰かに宣言してしまうと、心のどこかで引っ掛かり

「やらなくちゃ」って思うのですね♪)

あ、話しを元に戻しますね。

先ほど、例えば・・・の中で、

> 「1年後、私と主人がとてもいい関係になっていて、

>  子供達も明るく積極的になっている」

は良いイメージですよ♪と言いました。

これが「富士山」なら「ウォーキング」は何でしょう?

ご主人と良い関係になる為に

「帰ってきたら「お帰り」と一緒に

「お疲れ様」って言ってみようかな?」と考えたら、

“笑顔で「お帰りなさい、お疲れ様」と言う”

なんていうのも「ウォーキング」になるでしょうし、

子供達が明るく積極的になる為に、

“小言をやめて「そうだね♪(肯定)」を増やす”

なんていうのも「ウォーキング」に相当すると思います。

(ウォーキング=簡単でシンプルで、できそうな事)

もちろん、これらは完璧でなくても良いんです。

最初は10の内、1か2を目指せばいいんです。

それができたら3か4を・・・・。

そうやって、簡単なウォーキングから始めるんです。

それも毎日ではなく、時々・・・から。

ところが、どんな小さなことでも、それをやり始めると、

必ず変化が起きてきます。

それはそうなんです。

だって「今までと違う」環境を作り出しているからです。

ウォーキングだって、続けると・・・・

「歩くって気持ちい良い」とか

「体を動かすと、一日調子が良い」とか

「食事がおいしい」「多少の事では風邪をひかない」

「体がちょっと引き締まってきたみたい♪」

などなどの副産物が生まれますよね♪

それと全く同じなんですね(^^)

今回メールを下さったポニーさんの場合は、

このウォーキングから思わぬ善循環が始まったようです。

これほど、というのは私にとっては、予想外でしたが、

> 去年の私は、子育てなんて辛いだけ。

> 子供は言う事なんて聞かないし、ぐずぐず、のろのろ・・・。

> 可愛くない、好きじゃない!!っていつも思っていました。

> (と言いましたが)実は、それだけじゃなくて

> 「子育てなんて放り投げたい!」「子供なんていらない」

> ぐらいに思っていました。

> でも、今は「子供って面白い」「子供といると楽しい」

> 「子供がいとおしい」し「子供が大切」です。

と有ったのを見ると、1年前とは比べ物にならないほど、

有意義な毎日を過ごして下さっていると思います。

特に・・・

> 私も「子育て」が面白くなってきました。

> テキストを読むのも楽しいです♪

のように感じてくださっているとしたら、

これからのポニーさんは、もっと吸収されていくでしょうし、

それが子供さんにも影響していくだろうな~♪って思います。

これからがより一層楽しみです。

ポニーさん、是非、又、ご報告くださいね。

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