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第592号 頼もしい♪

こんばんは。パピーいしがみです。

いつもは、年齢が小さいお子さんをお持ちのお母さんに参考になるようなお話しが多いか?と思いますが、今日は少し、年齢層を上げてみたいと思います。

まだお子さんが小さい方は、今後の事としてご参考にして頂ければ・・・と思いますが、

子供達の中には、気が荒い子、優しい子、積極的な子、引っ込み思案な子。いろんな子供がいますよね(^^)

乱暴なのも。ちょっと困りもの・・・ですが、自分の気持ちを言えなかったり、打たれ弱かったり、少々の事で泣いてしまって何もできなかったり・・・とすると、今後の事を考えると少し心配になります。

今日、ご紹介したいのは、つい1年前、優しすぎる息子さんが心配で、メールを下さったゆきちゃんさんのご報告メールです。

その時の息子さんは4年生、とありましたから、たぶん10歳ぐらいだったと思います。

ゆきちゃんさんからは、こんな風に頂いていました。

ココから・・・

今日、メールしたのは小4の長男の事です。

長男は、気づくと爪を噛んでいます。ここ数年切った記憶がありません。深爪になり、手を見るたびに悲しくなります。

性格は優しく、争いごとが嫌いです。少し観察していると、緊張や心がそわそわしている時に、噛んでいるような気もします。

また、少しの事で泣いてしまいます。

この間は「○○くんが、土の付いた草を投げてきた。やめてといってもやめてくれなかった。嫌になったから、帰ってきた。」といって、泣いて帰って来ました。

相手は、遊びのつもりだったと思います。

私は「よく、やり返さなかったね。おまえは悪くないんだよ」と伝えましたが、相手が年下だった事と、すぐ泣いてしまうことに疑問を覚えました。

長男には何が足りないんでしょうか?

爪を噛むことも、“何か精神的な事があるんではないか・・・”とか、すぐ泣いてしまうことも“心が弱いのでは・・・”とか思ってしまいます。

何かよいアドバイスありましたらお願いします。

ココまで・・・

この「優しい」「争いごとが嫌い」という性格は、もともとの“生まれながらにして・・・”という事もあるのかもしれませんが、

「争う事はいけない事」「ケンカしたらダメなんだ」という気持ちが、いつの間にか自分を抑えてしまっている・・・という場合もあります。

何度かゆきちゃんさんからメールをいただいて、私はこんな風に答えました。

ココから・・・

ゆきちゃんさん、おはようございます。パピーいしがみです。

詳しく教えてくださって、ありがとうございます。

実は、前回、メールを頂いた時に、「あれ?」と思ったことがあります。

それは息子さん本人が「喧嘩してはいけない」「自分の気持ちを表にしてはいけない」と感じているのかも?という事でした。

なので、お母さんが「喧嘩はしてはいけない、みんな仲良くしなさい!」と言われていたのかな?・・・と。

今回のメールに、こうありましたね。

“あまり、喧嘩をしない息子に一度聞いた事があります。そしたら「喧嘩したりお友達を叩いたら、かあちゃんに怒られるから」と。

今でも思うのですが、なにか有るに付け「私に好かれよう」としている姿があります。”

ゆきちゃんさんが、そう思われていなくても、「喧嘩をしたらいけない、友達を叩いたらいけない」と考えてずっと来ていたようですね。

そして、それは「お母さんに好かれたいから」のようです。だとしたら、明るい兆しが見えてきました。

さて、ココで1つ質問です。ゆきちゃんさんは「優しい」ってどう思われますか?

私は、本当の優しさは「自分の体を張ってでも大事な人を守れる事」だと思っています。

だって、妻ができ子供ができた時、何かが起きて、自分から先に逃げたり、怖いからって後ずさりしていたらどうでしょう?優しい?では済まされません。

それは「弱い」だけですよね。

優しさのウラには、それを支えるだけの「強さ」が必要です。

その為には、言いたいことははっきり言う、自分の感情をちゃんと表すことだと思います。

今、もし、ゆきちゃんさんが、「喧嘩をしたらいけない、友達を叩いたらいけない」とお考えであったとしたら、まずその考えを改めてもらう事。

そして、それをゆきちゃんさんが息子さんに話してあげて、息子さんがそれに納得できるたら・・・、今後は、違ってくるのでは?と思うのですね。

例えば、私ならこんな風に言います。

「もう、○歳になるんだね。どんどん大人になっていくね~。子供と大人の違いって何だと思う?

・・・・

お母さんは、自分の考えを持つ、って事だと思うんだ。

例えば、子供の時には、親が「あれしなさい」「これしなさい」って言うよね。

でも、大人になったら、そんな事を言ってくれる人はいなくなるし、それに、他人からそんな事を言われたら頭に来るよね。

それは「自分で考える事ができる」からなんだよ。

多分あなたも、自分の考えがあると思う。

もしかしたら今までも、お父さんやお母さんに何か言われて、自分では「そうじゃない」と思いながらも言えないことっていっぱいあったと思う。

学校でもいろんな「意見」は言うよね。「僕はこう思っています」「私はこう考えます」って。

この「僕はこう考える」という意思や考え方が、これからの自分を創っていくの。

もちろん、自分と相手の意見が違う時だってある。

でも、そんな時に「それでも自分の意見が正しいと思う」のだとしたら、相手と張り合ったっていいんだよ。

もちろん、それが喧嘩になったっていい。

自分が持っている考え方や意見を引っ込めるより、「僕はこう思うんだ!」って貫く事はすごく大事なんだよ。

例えば、あなたにとってすごく大事な・・・何かを壊されたとする。

その子は、あなたに嫌がらせをしてわざとしたとする。

あなたは、それを許せない、怒っている・・・(当然だよね。そんな時は絶対に怒るべきだよ)

そういう時の怒り、許せない気持ち。それは、ちゃんと口にしたり、表に現さないと相手はわからないんだよ。

だから「おれは許さないぞ!」「謝れ!」ってやっていいんだよ。それが原因で喧嘩になったっていいの。

もう、あなたはかなり成長して、たくましくなってきている。

だからそろそろ、大人として、お母さんも接したいな、と思っているんだよ。どうかな?」

のような感じですね。

もちろん、この中に、「私は、あなたを大人として接したい」とか、「自分の意見は言うべき」と言っていますので、

こちらもちゃんとその姿勢を守り、子供の言葉を受け取ってあげなければなりませんが・・・。

今、4年生だとありましたので、子供から大人に変わる、すごくいい時期だと思います。

今まで、抑圧されていた息子さんの気持ちを解放してあげる、とても良いチャンスだと思いますよ(^^)

ココまで・・・

こんなお返事をしたら、ゆきちゃんさんからは、

“アドバイスありがとうございました。メールを見て、トンネルの出口が見えてきました。元気になった息子を想像し、私は、すごくわくわくしています。

勉強も第4章まできました。うん、うん、とうなずきながら読んでいます。

また、報告をさせていただきます。お忙しい中ありがとうございました。”

とメールを頂きました。

そして・・・先日、こんなメールが届いたのです。

ココから・・・

ぱぴーさん。こんにちは。ゆきちゃんです。お久しぶりのメールになります。

相談というかご報告になると思います。お時間のあるときに読んでください。

通信講座も52章を終え、1年半かかりましたが、やり遂げました。

途中、忙しさに負けてテキストに目を通さずにいたり、反省するところはありますが、三日坊主の私がここまで頑張れた事、すごく誇りに思います。

自分で自分を褒め、自分のいい所を見つけ、失敗も徐々に前向きに考えられるようになった、そんな1年だったような気がします。

今までの自分の心の中の癖が一番の敵で、その癖が災いして、子供たちに完璧を求めたり、現実以上のことを求めたりして、とても窮屈な思いをさせていたんだと思います。

それが、パピーさんの講座を受けて、子供たちはすごく明るく、やさしく、そしてとても頼もしくなりました。

そしてこの私が、子供たちに頼れるようになりました。

(というよりは私が心配でならないようで、いつもお世話をやいてくれます。!(^^)!)

小五の息子は泣いて帰ってくることもなくなり、毎日すごく楽しそうです。

生徒会長の候補者を決めるとき、「○○(息子)ちゃんに入れていい?」と何人か聞きにきてくれたようです。

息子は断ったようですが、息子を信頼してくれる友達が何人いて、息子を一目置いてくれることがすごく嬉しかった。

結局違う子が候補者になったのですが、息子は推薦責任者をその子に頼まれ、応援演説をする事になったそうです。

「またまた一目置かれたんだなぁ」と思うと、本当に嬉しくてなりません。

家の中では妹の面倒を見たり、私が困っていると手伝ってくれたり、本当に頼りになります。

家事では、お米も炊けるし、味噌汁も野菜炒めも作れる、「多分一人でも生きていけるかも知れない」などと言っており・・・頼もしくなりました。

こんな息子を見ているととてもかわいくて、私の所に生まれてきてくれて、本当に有り難いです。神様に感謝です。

小三の娘。。。この講座を受けて一番変わりました。

私の後ろをついて歩いてばかり、自分から声を掛けることはなく、どうしたらいいのかと悩みました。

それが、今では、家の中で一番のムードメーカーで、笑う笑う笑う。。。。。。

こんな事で笑うのか!と思うことまで笑う。。。そんな笑う娘を見ていると、家族も笑う。家の中の福の神ですね。

用事を頼むと「○○やっているから後でね。」と言われる事が多かったのですが、今は、半分くらいはすぐ動いてくれます。

「いいよ。」の言葉が聴けるようになって、本当に助かってます。

先週とても久しぶりに家族で日帰りの旅行に行きました。

娘は、お姉さんぶりを発揮。

私が、試食をしながら買い物をしていました。

もう一つ試食を!と思って並んでいたら娘が来て、「母ちゃん、また試食したら買わされちゃうよ。早くこっちに来な。」と小声で言うんです(笑)

びっくりです。こんな事が言えるようになったなんて。

ずっと小さい子のように見ていたので、急に大人になったような、うれしいような複雑な気持ちでした。

私の事が心配でならないようで、それからずっとお世話されっぱなしでした(^^)。

まだまだ悩みは山積みで、できたりでなかったりの波はありますが、一年前とは随分変わりました。

【笑い】【明るさ】【やさしさ】【大好き】がいっぱい増えました。

子供たちがいて良かった。

元気をもらい、勇気をもらい、失敗しても負けない心をもらい、この子たちの親にしてもらって感謝してます。

パピーさんの講座に出会えて良かった。

何度か相談に乗ってもらい、何回もメールを読み返し、自分でどうしたらいいのか考え、試行錯誤しながら試してみた結果だったと思います。

ぱぴーさん。本当にありがとうございました。そして、これからも宜しくお願いします。

寒さが厳しくなってきました。

今日は朝雪が積もっていて-7℃です。日中も日は差していますが、寒いです”^_^”

お体を大切にしてくださいね。

ゆきちゃん。

ココまで・・・

ゆきちゃんさんからのメールを読んで、

「うわ~すごいな~嬉しいな~」って、ちょっと感動♪でした。

だって、今まではちょっと嫌な事があると泣いちゃったり、不安そうだった子が、たった1年で・・・

“小五の息子は泣いて帰ってくることもなくなり、毎日すごく楽しそうです。

生徒会長の候補者を決めるとき、「○○(息子)ちゃんに入れていい?」と何人か聞きにきてくれたようです。

息子は断ったようですが、息子を信頼してくれる友達が何人いて、息子を一目置いてくれることがすごく嬉しかった。

結局違う子が候補者になったのですが、息子は推薦責任者をその子に頼まれ、応援演説をする事になったそうです。

「またまた一目置かれたんだなぁ」と思うと、本当に嬉しくてなりません。”

とあったように、毎日楽しく学校に通い、友達からも「生徒会長に推薦したい」と言われ(それは断ったようですが)人前で応援演説をするようになる・・・なんて・・・(^^)

すごいな~、確実に自信がついてきた!って感じます。

それに・・・

“家事では、お米も炊けるし、味噌汁も野菜炒めも作れる、「多分一人でも生きていけるかも知れない」などと言っており・・・頼もしくなりました。”

なんて・・・ホント、頼もしいですね~♪

それから、ゆきちゃんさんの悩みは、お兄ちゃんの事だけではなくて、娘さんの事もありました。

娘さんは、家ではとても癇癪が激しく、気に入らない事があると激怒して手がつけられない。

その癖、外に出ると全く自分の気持ちを表わせない。少し指摘されると涙が出ちゃう・・・という状態だったようです。

でもそれも「認め」「褒める」事を意識してくださって、みるみる変わって行ったようです。

“それが、今では、家の中で一番のムードメーカーで、笑う笑う笑う。。。。。。

こんな事で笑うのか!と思うことまで笑う。。。そんな笑う娘を見ていると、家族も笑う。家の中の福の神ですね。”

とありました。嬉しいですね~♪

屈託なく笑える・・・と言う事は、不安がなく、毎日が充実して、十分に安心していられるから・・・ですよ。

福の神がいると、家中、笑顔で絶えないでしょうね♪

家の中でみんながニコニコしている姿が目に浮かびます(^^)

“まだまだ悩みは山積みで、できたりでなかったりの波はありますが、一年前とは随分変わりました。

【笑い】【明るさ】【やさしさ】【大好き】がいっぱい増えました。

子供たちがいて良かった。

元気をもらい、勇気をもらい、失敗しても負けない心をもらい、この子たちの親にしてもらって感謝してます。”

【笑い】【明るさ】【やさしさ】【大好き】がいっぱい増えた・・・って、すごくいいな~♪すっごくいいです(^^)。

「悩みは山積み」とは書かれていましたが、完璧な親なんていませんし、完璧になろうとしなくたっていいんです。

子供達にとっては、立派なお母さんになってもらう事ではなく、ゆきちゃんさん「らしく」いてくれる事が、一番の願いだと思いますよ(^^)。

子供達が世話を焼いてくれるのなら、焼いてもらってください。

「僕がいなくちゃ♪」「私がいなくっちゃ♪」そう思わせるのも、子供達の自尊心を高めます。

自尊心を高めた子供は、親が何もしなくても、どんどん、自分の能力を高めて行きますから(^^)。

ゆきちゃんさん、1年間、良く頑張りましたね。

今年、お兄ちゃんは6年生、妹さんは4年生になりますね。上手に大人へのシフトが出来ていますよ♪

とっても、いい感じです。みんな頼もしいです(^^)

素敵なご報告をありがとうございます。メルマガへの紹介のご許可も、ありがとうございました。

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