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第596号 入学前の不安

こんばんは。パピーいしがみです。

もう2月もあと1日で終わってしまいますね。早いです。

さて、今日は、入学前の不安と題しまして、すてっぷさんから頂いたメールをご紹介したいと思います。

すてっぷさんのお子さんは、ちょっとやんちゃぎみ。幼稚園からは「怒って暴れる」「やる気がないとお友達の邪魔をする」などと言われることが多かったようです。

息子さんは今年の4月には小学校に入学なのですが、学校説明会で校長先生とお話ししたことで、とっても不安になってしまったそうです。

もちろん今は、そんな不安よりも楽しみの方が大きくなっているのですが、

今日はその後、校長先生にもう一度お会いして話をされた、その時のお話がとっても良く、又、参考になる方もきっと多いのでは?と思ったので、ご紹介させて頂く事にしました。

ココから・・・

パピーさんこんにちは。

今日は、相談というか・・・パピーさんはどう思われるか意見を聞きたくてメールしました。

先日、長男の学校説明会に行ってきました。

長男が入学する学校と現在通っている保育園は今年度、連携していて保育園の子供達が学校へ行って、

校長先生に絵本の読み聞かせをしてもらったり、授業の見学をさせてもらったりしていました。

長男は保育園では、納得がいかないと、怒り出してどうしようもなくなる、暴れる、お友達に手や足がでる、クラスみんなでの活動も、やる気がないとお友達の邪魔をしてたり・・・

そんな報告を毎日聞かされます。

学校に行ったらどうなるんだろう?学校の先生は保育園みたいに常に近くで見ていないからトラブルがあったらどうしよう・・・

怪我をさせてしまったらどうしよう・・・授業中、ちゃんと座っていられるのだろうか?

・・・年中の時より落ち着いてきているから、学校に上がれば、もっと落ち着くだろう!大丈夫!・・・とも思うけど・・・心配・・・

入学前に学校へ話をしておいた方が良いと思ったので、学校説明会の時に校長先生に声をかけたら

『○○君(長男)の事ね!校長室で話しましょう』と私が言葉を発する前に校長先生から言われました。

話をはじめると、学校説明会の少し前に長男は授業見学をしに行っていて、その時、授業がはじまって3分くらいで、モジモジ ソワソワして。

しばらくすると、保育園の先生と教室を出て行き、授業が終わる頃に落ち着いて戻ってきたそうです。

校長先生はカウンセラーの資格をお持ちだそうで、カウンセラーの視点からみると多動障害の様に見えるとのことでした。

私はショックと動揺で涙が溢れ出してしまいました。

校長先生は介助師を長男につけることを薦めますとおっしゃっていました。

そして、学校側としてもできる限り手助けをしてくださると・・・

家に帰りインターネットで調べてみました。主人とも話しました。ADHDという障害。でも、何か引っ掛かる・・・

症状を見ると確かに長男に当てはまる気はするけど・・・これって障害?ただの性格の様に思うけど・・・

私が親として、自分の子供が障害と認めたくないだけか?でも、ただの我が強い子じゃないの?

このADHDって、大人が、枠に収まらない子、厄介な子、いわゆる問題児を枠にはめる為につくり出した病気じゃないの?と感じたんです。

カウンセラーの人に言われると、認めざるを得ない様な気になるけど、ちゃんと解明されていない障害を認めていいのか?私も主人も枠に収まるタイプじゃなかったし・・・。

そして、ADHDと認めれば、「問題があっても学校側が間に入って配慮します」と言ってたし・・・楽かもしれないけど・・・、

それより、周りに嫌われようが、怒られようが、私達は親として長男を信じ、やんちゃ坊主の親として苦労したい。何より自分の納得できない障害にしたくない・・・と思いました。

そして、主人と2人で決めました。

学校や周りのお子さんに迷惑をかけてしまうのは良くないと思うので、家庭と学校のパイプはしっかり繋ぎ迷惑のかからない様に努力するが、長男をADHDとして扱わないでほしい。

介助師はいらないと学校へ言おう。何か問題が起きたら、学校を頼るのではなく私達親が頭を下げよう。

親として長男の良いところを伸ばし、誰に文句を言われようと長男を守り、努力しようと。

これは、あくまでも主人と私が出した答えですがパピーさんはADHDについてどう、お考えですか?

恥ずかしながら私は長男がこの様に言われて、初めて障害について真剣に考えました。

ADHDを認め、日々努力や苦労をしている方は沢山いると思います、もしかしたら、ただの性格かもしれないのに・・・

しかし・・・ADHDの診断を受けさせないのは子供にとって最良の判断なのか?正直なところわかりません

長々とすみません・・・

色んなお子さんの話を聞いている、パピーさんはどういう考えをお持ちなのか、どうしてもうかがいたくてメールしました。

お時間のある時で結構です。パピーさんの考えを教えてください。よろしくお願い致します。

すてっぷ

ココまで・・・

今まで、私も沢山の方々からご相談を頂いていて、その中には、今回のすてっぷさんのように、お子さんがADHDではないか?と言われて悩んでいる・・・。という方もおられます。

もちろんその診断はいい加減でないと思いたいのですが、中には、ほんのちょっとの傾向で障害だと決めつけられたり、

少し聞きわけがなかったりやんちゃだと、すぐに「専門家に・・・」と言われる方もいて、そういう指導者に対しては疑問を感じていました。

というのは、私たちの小さい頃って、どの子もみんな一緒に授業を受けていたからです。

特に私なんかも、小学校1・2年ぐらいまでは、大変なやんちゃ小僧で、成績表には必ず「落ち着きがありません」「授業に集中できません」と書かれるような子供でした。

ADHDの症例を見ると、まさに私の小さいころにぴったりなんです。ですから、今回もこのようにお返事しました。

ココから・・・

(前文は略しています)

ただ・・・いくつもの例をお聞きすると、このADHDも自閉症やアスペルガー症候群と一緒で、そう診断されたとしてもピンからキリまで・・・というのが現状のようです。

それも「その傾向がある」というだけでそのレッテルをはりつけてしまう、

と言う事に私としてはとても強い嫌悪感を感じます。なぜなら、決めつけちゃうとそこで終わってしまうからです。

子供たちの能力ってどんどん伸びていきます。

回りの人たちの姿勢で、子供が成長するに従って、ほとんど分からないぐらいになっていくという例を、私はいくつも知っています。

だからこそ「この子は障害があるから・・・」のようなあきらめは持ってほしくないな、と思うのですね。

すてっぷさんは、ADHDの診断を受けさせないのは子供にとって最良の判断なのか?正直なところわかりません・・・と書かれていましたが、

診断をしても、ただ名前が付くだけで、何がどうなるわけでもありません。ですから診断をしてもらう事はいけないことではないと思います。

(学校にだって知らせないでください、と言っておけば、個人情報ですから伏せてくれるはずです)

ただ私からすると、そういう傾向がある、という事を知ることで、「その子の成長のスピードに親が合わせられる」というメリットがあると思うのですね。

私は「認める」「誉める」「包む」をお願いしていますが、ADHDなどの傾向がある子は、不安になりやすく、おまけに叱られる事が多いです。

又、理解することも、自分をコントロールすることも、ちょっと苦手です。

だとしたら、叱るのではなく、ゆっくり何度も説明して、そして、できるだけ褒めてあげる事。

そうやってその子に合わせた進め方をすることを、私はお勧めするんですね。

今までも、そのやり方でレッテルを張られた沢山の子供たちが、成長してどんどん苦手な部分を克服しています。

決してあきらめたり落胆する事など要りませんし、長男さんはまだまだこれからです。

やるべきことは沢山ある♪と思いますよ(^^)

ココまで・・・

私がこのメールをお返事する前に、すてっぷさんは、ご主人と決めたことを伝えるために学校に行かれたそうです。

そして校長先生とお話しになりました。

実は、その時の校長先生のお話がとっても良かったんです。そこの部分、ご紹介させて頂きますね。

ココから・・・

お忙しい中、返信ありがとうございます。

パピーさんにメールをした後、校長先生にお時間をつくって頂き、話をしてきました。

私もパピーさんのおっしゃる通り、障害と決めつけて終わりにしてほしくなかったのでまず、

私はADHDというものを障害だと思えないので介助師はつけないでほしいという事を伝えると、

校長先生は「ADHDを障害という風には受け止めてはいません。診断もしません。『個性』と受け止めています」とおっしゃっていました。

又、介助士については、こんな風に説明してくださいました。

介助士の役割としては、個人個人対応の仕方は違う様ですが、例えば、授業中落ち着かなくなってる場合、そっと落ち着かせてあげたり、

時には少し場所を変えて落ち着く時間を作ったりと、みんなに授業をしている“担任には出来ない、個別の対応が出来る”のが最大のメリットだそうです。

(時には別の子に対応する事もあるそうです。)

教室内で介助士さんがいる場所も、対応する子によって席の近くにいたり、離れていたりと違う様です。

休み時間等も、対応する子を中心に全体を見ながら対応するんだそうです。

「介助士が誰についてるのかは周りから見てほとんどわかりませんよ!」ともおっしゃっていました。

又、地域によって、学校の体制は違う様ですが、私の住む地域では『介助員』という名で、

学校側が学校での子供の状況をいくつもチェックして書類を作成し、親の承諾を得て(この時、断る事も出来るそうです)書類を提出後、

地域内の学校全てからの書類を見てその中から、介助員の必要性が高い児童から優先的に介助員がついていくそうです。

地域の決まった予算の中から介助員の時給が出るので、限られた人数の介助員で限られた時間だけ介助員が来るそうです。

(こういった感じなので、校長先生は長男にすすめてはいるが、「必ず介助員がつきますとは言えないんです」と言っていました。)

後、『介助員』だけではなく『学習補助員』というのもあるそうです。

学習補助員は授業中のみ、『介助員』は休み時間などの授業中以外も居てくれるそうです。

『介助員』というのは、名前だけ聞くと、障害児の為のもののように聞こえるが、そうではなく、

授業中立ち歩いてしまったり、集中が出来なくなった時に、目立たない様にフォローをしてくれる副担任の様な役割だそうです。

私が納得出来るように、私の不安を取り除く為に、校長先生は一生懸命時間をかけて話をしてくださいました。

校長先生は、長男が障害だから介助師をすすめたのではなく、もし授業中に集中が途切れてしまったり、まわりと違う事をはじめてしまった時、

担任が他の子供達の前で長男を注意する事が増えてしまうと、長男の良いところをお友達に知ってもらう前に、『いつも注意されている』というイメージが植え付けられてしまう。

そんな事を防ぐ為にすすめたのだと、おっしゃっていました。

私が「ADHD」「多動」という言葉を聞いて、「長男は障害と言われた」と思い込んでしまっていた様です。

校長先生は「誤解させる様な言い方をしてしまってすみません」と言って下さっていましたが、私が動揺していて校長先生の説明をちゃんと聞けてなかったんだと思います。

入学前にもう一度話をしに行って良かったです。

そして校長先生は、数えられる位しか長男と接していないのに、長男の良いところも沢山見つけてくれていました♪

校長先生はこう話してくださいました。

「初めて私が会ったとき、彼は私に『僕を見て!』というオーラをすごく放ってくれていたので『君を見てるよ~!!』っていうオーラを返したのです。(言葉ではなく雰囲気で)

そうしたらすぅ~と落ち着いて、最後まで私の話を真剣に聞いてくれましたよ。

彼はとっても相手の気持ちを感じ取れる子だなぁと感じました、すごく人の気持ちを感じられる素晴らしい子ですね!」

学校で生徒達が歌を歌って見せてくれた時、最後に私(校長先生)が「どうでしたか?」と感想を求めたのですが、みんな恥ずかしがって、シーンとしてしまってたんです。

保育園の先生方も少し困っていたところで、○○くん(長男)は手をあげて「上手に歌っていてとても、良かったです。」と感想を発表してくれたんですよ!

これは、なかなか年長さんが出来ることじゃありません、

みんなが発表をしない中で、自ら率先して手をあげる事が出来るのは本当に素晴らしい事です!しかも、とてもしっかりと感想を言ってくれました。」

○○くんは会えば必ず「校長先生~」と声をかけてくれます。そして元気にあいさつしてくれます。元気にあいさつを出来るのはとても素晴らしい事です。」

校長先生はこんな風にも話してくださいました。

「○○くんはきっと物事を察知して反応するのがとても早いんです、だから他の子達より早く行動に繋がってしまうから、話を聞かないで勝手に・・・と思われちゃうんですよね。

でも、これはとても素晴らしい力です。

聞いていないんじゃないんです。聞く前にわかっちゃうんです!

きっと、お母さんの不安や周りのお友達が困っていたりすると、それを察知して動き出しちゃう、

けど周りはその反応の早さにビックリして困ってしまう事があるんじゃないかなぁ?と思いますよ。

これは、しっかり周りの事を感じている○○くんだから出来ることなんですよ」

こんな感じで、長男の行動には素晴らしさがあるのだと沢山話してくださいました。

私にとって、本当に嬉しく本当に有難い話でした。

「障害だからという見方はしません。“個性を伸ばす為に”使える手段は使いましょう!」という、考えだそうです。

何より「長男が注意されること(ストレス)を減らしてあげれば、伸びるところは沢山あります」と言って頂いたのです!

嬉しかったぁ!自分の見えない所でも、私と同じ考えで(前向きに)長男を見てくれる人がこれからはいるんだ!と、味方ができた気がしました。

小学校入学は不安でいっぱいだったのですが、少し楽しみという気持ちに変わってきました!

そして、ここからは、報告なんですが長男の集中できる大好きなものが見つかりました!

それは『野球』です。

去年の11月末頃から、野球チームに入りました!今までに見たことのない、長男の輝きっぷりにビックリ!

監督やコーチの話を帽子を脱いで、ピッっと立って聞いている真剣な姿は最高にかっこいい!!

そんな、長男に私の方がテンション上がりすぎて!長男は冷め冷め・・・

(満足そうな顔をしながらニヤケをおさえてる感じで、ちょっとかっこつけて( ̄∇+ ̄))

監督やコーチに『6年生になる頃にはかなり期待できる選手になってるよ~』なんて言われ♪

勝手に(甲子園に行ったら~長男が入場しただけで泣いちゃうかも~♪)なんて、想像してワクワクしている私です(^∀^:)

好きな事もみつかり!心強い味方にも出会え!講座も頑張って進められるようになってきて!良い方向に向かっている気がします!!

いつも、本当に丁寧にお返事をくださってありがとうございます。

パピーさんの講座に出会えて本当に良かった!急がず焦らず、幸せなお母さんになっていきたいと思います。

これからもよろしくお願いします。

すてっぷ

ココまで・・・

すてっぷさん、貴重なお話をありがとうございました。メルマガへの掲載のご許可も、ありがとうございます。

すてっぷさんからメールを頂いて、この校長先生は、すごい洞察力だな~と感心するとともに、とっても細かい配慮ができる方だな、と感じました。

あれだけ不安そうだったすてっぷさんのメールが、もう、ガラッと雰囲気が変わりましたからね。

不安だった気持ちが一転して大きな安心に変わったようです。息子さんの事もよく見てくださっていましたね(^^)

“学校で生徒達が歌を歌って見せてくれた時、最後に私(校長先生)が「どうでしたか?」と感想を求めたのですが、

みんな恥ずかしがって、シーンとしてしまってたんです。

保育園の先生方も少し困っていたところで、○○くん(長男)は手をあげて「上手に歌っていてとても、良かったです。」と感想を発表してくれたんですよ!

これは、なかなか年長さんが出来ることじゃありません、

みんなが発表をしない中で、自ら率先して手をあげる事が出来るのは本当に素晴らしい事です!しかも、とてもしっかりと感想を言ってくれました。」”

これなんかも、本当にそう思います。

誰もができることではありません。素晴らしいと思いますよ♪

それに・・・

“何より「長男が注意されること(ストレス)を減らしてあげれば、伸びるところは沢山あります」と言って頂いたのです!

嬉しかったぁ!自分の見えない所でも、私と同じ考えで(前向きに)長男を見てくれる人がこれからはいるんだ!と、味方ができた気がしました。”

とあった部分。

「叱られたり、注意されるばっかりだとなかなか育たない部分も、それを減らせば、伸びるところは沢山ある!」なんて・・・本当にその通りだと思います。

嬉しいことを言ってくれますよね♪

又、子供の良いところを見てくださる。この校長先生のいる学校なら安心して預けられます。

それと・・・介助士についても細かな説明をしてくださって、こんな風にじっくり教えてくださると、安心できますよね(^^)

それから長男さん・・・野球に目覚めたようですね♪

“去年の11月末頃から、野球チームに入りました!今までに見たことのない、長男の輝きっぷりにビックリ!

監督やコーチの話を帽子を脱いで、ピッっと立って聞いている真剣な姿は最高にかっこいい!!”

そうですか~(^^)輝いているんですね。すごい!!

“『6年生になる頃にはかなり期待できる選手になってるよ~』”

なんて・・・こちらも、楽しみです♪

こんな風に集中できる大好きな事。自分を発揮できる事。

そこから自信を付けて、それがいろんなものに波及していく、という事は本当によくありますからね(^^)

是非、お父さん、お母さんも一緒になって、野球を楽しんでほしいと思います。

小学校、楽しみですね♪又ご報告下さいね。今回はありがとうございました。

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