第599号 ゆるぎない強さで
こんばんは。パピーいしがみです。
先日、すごく感激したメールを頂きました。それは私をとても安心させ、そして勇気づけてくれました。
そのパワーを皆さんにもお届けしたい・・・と、今日は頂いたメールをご紹介したいと思います。
ココから・・・
こんばんは。茨城県日立市に住んでいるナックです。
ひとこと、私たち家族の無事をお伝えしたくてメールしました。
地震が起きた時こどもたちは幼稚園バスの中でした。
私の家のあたりは被害がなかったのですが、こどもたちはバスで帰る途中に瓦が落ちてきたり、ブロック塀が崩れるのを間近で見たようでかなりショックを受けていました。
こどもたちを不安にさせないようにしつつ、水と食料、ガソリンの確保に奔走しています。
家族が無事で、こどもたちが笑顔を見せてくれるのが本当に有難いです。
ニュースを見るたびに胸が痛みますね・・・。余震も続いていますし原発のことも心配ですが頑張ります。
こどもたちは絶対に守ります。
ココまで・・・
もしかしたら、このメールを読んだ方の中には、「似たようなニュースはテレビでも流れている」と思ったかもしれません。
ですが、私からするとこうやって会員さんから直接、「元気だよ」とメールを頂ける事は、本当に嬉しく、まるで自分の子供達から生存を報告されたように感じました。
私への連絡はメールでしか頂けません。
ご連絡を頂ける為には、生存しておられることはもちろん、ご自身もお怪我が無くご家族の皆さんもお元気でいらっしゃること。
その上パソコン(もしくは携帯電話)が使える状態にある事。ご親戚・関係の深い方に先に連絡を済ませておられること。
いくつもの条件が必要になってきます。
いくつもいくつも条件をクリアされて、初めてメールでのご連絡を頂けたんだと思うのです。
もちろん「私へ連絡を欲しい」というのではないんです。
私に連絡をして頂けるだけの余裕が生まれたんだな。という事が分かって・・・とても嬉しかったんです。
皆さんから頂くメールの中には、「私達と同じ子供を持つお母さん達が困っていると思います。私たちに、何かできることは無いですか?」
「他のお仲間の方々の安否が気になります」「祈る以外に何も出来ない私で良いのでしょうか・・・?」
などなど、本当にご心配下さっているメールも頂いていたので、ナックさんからメールを頂いた時に、
「これで皆さんのご心配を少し軽くしてあげる事ができるのでは?」と思ったし、
被災された方でこのメルマガを読んで下さった方は、「よし、私も頑張ろう!」と思って下さるのでは?と感じたのですね。
ナックさんからのご報告は、数日後、このように頂きました。
ココから・・・
茨城県日立市は停電・断水が続いていましたが、今は電気が復旧し、水道も復旧の見通しが立ってきました。
昨日はスーパーで食料を買うことができました。
ガソリンも入れることができたので主人も会社に出社できています。
こちらは状況が少しずつ良くなってきていますよ。
こどもたち、幼稚園が休園なので家の中で過ごしていますがとても元気です。私たちは大丈夫!!
ココまで・・・
ナックさん始め、ご家族が元気そうで良かったです。ご連絡ありがとうございました。
他の皆さんも応援してくださっていますよ。
「こどもたちは絶対に守ります。」「私たちは大丈夫!!」その力強い言葉に励まされます。頑張ってくださいね!!
先日、高速道路を走っていたら、自衛隊の車両が列を作って走っていました。
横に並んでみてみると“緊急支援物資搬送中”と書いてありました。自衛隊のトラックには沢山の隊員が乗り込んでいました。
私はスピードを落とし「どうぞ先に行って!!」と道を譲りました。
その車は何台も何台も連なって、「こんなに沢山の物資と、こんなに沢山の人が駆け付けてくれているんだ」と胸が熱くなりました。
芸能人や有名人が沢山のお金を義援金として寄付されたり、東京都では募金だけではなく、一般家庭からの救援物資の受け付けも始まりましたね。
もちろん被災地で今必要な物で未開封の物に限られていますが、当初、想像していた予想をはるかに超える方がお見えになって、東京都も急遽、担当職員を増やされたのだそうです。
又、この動きは全国で起きていて、きっと被災地でないあなたのお住まいの県や市区町村でも受付をしているのでは?と思います。
もし、ご自宅に備蓄されている紙オムツやおしり拭き、熱さまシート、使い捨てカイロ、生理用品、電池など・・・余っていましたら、お聞きになってみてくださいね♪
あ、そうそう。ラップは保温等にも重宝らしく被災地ではとてもありがたいのだそうです。
先ほど、少しお話ししたご心配のメールは、海外にお住まいの方からも頂いてます。
ギリシャに住むMKさんはこのようにメールを下さいました。
(ご存知かもしれませんが、ギリシャは昨年大きな経済危機を迎えヨーロッパ圏の国々を巻き込むほどの状況にあった国です)
ココから・・・
私は、今回の未曾有の大地震を、次々と電話をくれるギリシャの友人たちから知らされました。
友人はおろか、道ですれ違う人、また品物を注文していた商店の人が伝票に残った私の電話番号を便りに電話をくれるほど、
ギリシャ国民は日本のこと、日本人のことを心配しており、テレビでは、今も大半が地震の中継です。
こちらも経済危機ですが、みんなそれぞれに募金をする術を探しております。
日本はこんなに愛されていたんだと、今更ながらに気がつき、またそれを惜しむことなく表現してくれるこの国の国民性に、頭が下がる思いでした。
そのことをまず、お伝えしたかったです。
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私も、父の兄、母の姉が福島県と茨城県におり、被災しました。
父の兄の方は、福島第一の10キロ圏内のため、地震の後から避難生活を送っています。
「こっちは大丈夫だから心配すんなべ。おめえこそしっかりな。」という受話器のむこうの東北弁に、
こんな状況に陥っても、相手に「心配するな」と言える、それが日本人の心なんだと思うと涙が出ました。
x x x x x
この7日間、ずっと考えていました。人は、どうすれば強くなれるのだろうと。
被災地に友人、知人を探し、祈りながらその声を聞いたときの喜び、またその友が見ているその先に目をやったとき、やっとわかった気がしたこと。
それは、人は強いから誰かを助けるんじゃない、助けようとするから、強くなるんだ、ということでした。
私事になりますが、私も今、ふたりめの娘を育てています。生後三カ月です。
それはそれは、日々、寒くないように温め、ひっきりなしに抱き上げ、数時間ごとにミルクを飲ませ、おむつを替え、あやして、笑いかけて、話しかけて・・・。
人を育てるというのは、こんなに手をかけ、心をかけ、思いをかけること・・・
そんな私と同じように、赤ちゃんを育てていたお母さんが、大事に育てた子どもとともに、何人も何十人も一瞬にして・・・。
そう思うと、何をしていてもぴたりと手が止まってしまうのです。
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遠いギリシャにいて、日本のみんなには何ひとつ、役に立つことができません。ほんとうに、ごめんなさい。
でも、私がこうして強いエネルギーで生きることが、少しでもいい生き方のできる人間になることが、
「風が吹けば桶屋が儲かる」で、この不思議な宇宙のからくりのなかでつながっていくと信じて、私自身の日々を一生懸命に生きます。
一生懸命、子どもを育てます。
どうかみなさんも、体に気をつけて、心も大切に、元気でいてください。どうかみなさんがげんきでありますように。
心から祈っています。
ココまで・・・
MKさん、ありがとうございました。
『人は強いから誰かを助けるんじゃない、助けようとするから、強くなるんだ!』
素晴らしい名言です。私もまさにそう思います。
先ほどのナックさんの言葉。「こどもたちは絶対に守ります。」にも、ゆるぎない強さを感じさせますものね(^^)
日本は今までどんな困難にも打ち勝ってきています。
大打撃を受けた戦争からも立ち上がりました。関東大震災も乗り越えました。阪神・淡路大震災からも復興しました。
今回も必ずや皆の力で乗り越える事ができると確信しています。
が・・・一つだけ気になるのが原子力問題です。
必ず復興すると確信していますが、この問題だけがそのスピードを緩めてしまう懸念が有ります。
そこで・・・このメルマガをお読みの皆さんにも、できましたら一つ、お願いしたい事があります。
それは「今こそ魔法の言葉を使いましょう」という事です。
「祈るしかできない」かもしれませんが、今できる「祈り」で、もしそれが力になるのなら、あなたのその力をお借りしたいのですね。
「福島原発が沈静化して、被災地が力強く復興に向けて動き出しました。感謝します。」
私もこれから毎日、この言葉を唱えます。もし、よろしければご協力下さい。
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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