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第604号 こんな私なんて2

こんばんは。パピーいしがみです。

今日は「こんな私なんて」の続編です。

前回のメルマガでは、小さいころからの運動嫌いと、お母さんの「誰にも苦手はあるんだよ♪運動はしなくていいから、それ以外を頑張ろう!」の言葉から、

さらに運動から遠ざかってしまい、小学校、中学校、高校でもずいぶんと苦労して、自信が無く、コンプレックスの塊のようになってしまった・・・

こんな私が子育てをして、自分のように育ってほしくない。子供を運動好きにしたいけど、私ができるわけもなく、すごく今、不安でしょうがない・・・。

と言うマシェリさんからのご相談のメールを紹介しました。

その時に、

“『親が自信をもっているから、子供に自信を与えられる』という事はないんですよ”

“『子供の模範になれなければいけない・・・』という事もありません”

“私は、何でも完璧にできるスーパーママよりも、すこしドジで失敗が多いお母さんの方が、ずっとずっと子供達には良い影響を与えると思いますよ♪”

とお返事しました。

そして、運動が苦手な人は、「苦手でも不得意でも決してあきらめない姿」を教えてあげる事ができるんです♪ともお話ししました。

今日、ご紹介するメールは、そのお返事をしてから、約2年後に頂いたご報告ですが、過去をさかのぼって思い出しながら書いてくださった内容です。

2年前の気持ち、そして今の気持ち。又、2年前のお子さんの様子、今の様子。とても面白い変化が起きています。

それでは、ご紹介させていただきますね♪

ココから・・・

パピーさん、こんにちは。マシェリです。ご無沙汰しています。

休み休みではありましたが、パピーさんの元で勉強させて頂いて2年半。

できるだけ、長く会員でいたい・・・という思いだったのですが、とうとう52章が届きました。

いよいよ終わってしまうのか・・・と感傷的になり、テキストを最初の方から読み返してみました。

(その後、とっても嬉しい最終章が届きました。もうメッチャ感動しています。ありがとうございます)

毎週毎週書き込んでいた感想を読んで、「この頃はこんな風に感じていたんだな~」「こんな事で悩んでいたんだ♪」なんて、すごく懐かしくなりました。

パピーさんにもいろいろ相談に乗って頂いて、その都度、丁寧なお返事を頂いて・・・本当にありがとうございます。

このころの悩みや心配は、今は全くありません(^^)

特に最初にご相談した、私の運動嫌いのせいで、自分に自信を持てず、引っ込み思案で、マイナス思考の私の性格から、

「子供は運動好きにしてあげたい」というご相談をした時のご報告をちゃんとしていないことに気づき、今回、きちんとご報告しようとメールを書き始めました。

長くなってしまいますが、お時間のある時に、ご覧頂けると嬉しいです。

その当時、娘は1歳半でした。

パピーさんからのお返事には、『幼稚園に入るまでは特別な運動をしようとするのではなく、子供との良い関係を作るように・・・』と書かれていて、まずそこに驚きました。

私は「運動が得意になるように早いうちから運動をさせましょう」「それにはこんな運動がいいですよ・・・」

というお返事が来るのかな?と思っていたので、「特別な運動は必要ない」というお返事に???でした。

でも、確かに早いうちから何か特別な運動をさせても、それが嫌に感じたら、返ってマイナスですものね。

それと・・・パピーさんからのお返事に

“次に大事なのが興味を肯定することです”

“体を動かせる環境を作る上で、子供が様々な興味を抱いた時に、「それはダメ、やめて」とするのではなく、やりたい事をやらせてあげる事を意識してください”

“触られて困るものは、手の届かない場所に移せばいいですからね♪”

“お母さんとのいい関係が作れて、興味を持つことを肯定されて、いろんな行動ができるようになれば、子供はどんどん動きまわり、その「動く」事で、必要な筋肉やバランス感覚は養われます”

“何かができるようになる為には、「やりたい」という気持ちと、その気持ちを『持ち続ける』ことです”

と書かれていました。

興味を肯定して「やめて」とか「ダメ」とか、「汚れる」「仕事が増える」とか思わない。

せっかく持った興味を打ち消さないようにする。

でも自分を振り返ると、すでにそれをやっていた事、いえ、それが日常だったことに焦りました。

「仕事が増えて余計に大変になる」「泣いたらうるさい」「ちょびちょび手を出して失敗して泣かれたくない」

「それ以上、手を焼かせないで!」「忙しいんだから」って、私はいつも思っていたし、いつもそう言っていました。

やば・・・。

「明るい子になってほしい」「運動好きにさせたい」と思いながら、私はもうすでに興味を持つことを否定していたんだ・・・。と青くなりました。

まだ間に合うだろうか?と不安になってしまいましたが、「良い関係を作る」「興味を否定しない」を心がけていたら、すぐに子供に変化が起きました。

まだ小さいんだからしょうがない、と思ってた、ひどく泣いたり、癇癪を起したり、怒って物を投げたり・・・という事がぐんと減りました。

そしてその頃、こんな事があったんです。

私達が住んでいる場所は、4階建ての賃貸マンションで、マンションの横には各階に続く階段が有ります。

以前は三階についたらすぐに家に向かったのですが、(我が家は三階にあります)ある時、もっと登りたい、上まで行きたい!と言い出したのです。

実際、私は荷物を持って、三階まで登るのも結構辛くて、「え~、うんざり」と思ったのですが、

「そうだよ、私のこの考え方がダメなんだ。パピーさんも言ってたな、ダイエットだと思え!って」と、思い直し娘に付き合うようにしたんです。

すると、娘はニコニコ顔で、汗をかきながら、自分から階段を昇り始めました。四階まで登り切った時「やった~!」のドヤ顔。自信に満ちた笑顔をしていました。

「へ~、二歳前後の子が、こんな顔をするんだな」と私には驚きでした。

もっと驚いたのが、その後です。今度は「自分で降りる」というのです。(いつもは抱っこ、抱っこと言って、自分では降りません)

階段で後ろ向きになって、手をつきながら、一歩一歩、下がるのです。

私は「う~、手が汚れる、やめてほしい」と一瞬思いましたが、「興味を肯定するんだ」「汚れる」って思っちゃいけない、と、やりたいようにやらせました。

そしたらまた、嬉しそうに、汗をかきかきニコニコしながら一歩一歩下って、とうとう一番下まで来ました。

「さすがにこれで十分だろう、もう家に入るだろう」と思っていたのですが、なんとこれを三往復しました。

付き合った私は荷物を持ちながらの三往復でしたから、足も手も筋肉痛。荷物をおいてからやればよかったと後から苦笑。

だけど、汗をかくと、ちょっと気持ちいい。「ああ、運動って良いかも?」って思いました。

それからは、子供のちょっとした運動も付き合う事が苦で無くなり、買い物帰りや、外出時、この階段登りも日課になりました。

私の体にはけっこうきつかったのですが、

大人でこれだけハードに感じていたのですから、全身を使って階段登りを毎日往復する運動は、子供にとってはかなりの運動量だったと思います。

(毎日繰り返すことで、四足歩行が二足歩行になり、また、上り下りのスピードも速くなりました)

毎日毎日、階段を上り下りする姿は、同じマンションに住んでいるおばさま方の目にとまり、

今まで、ちょっと避けていた(うるさそうな方)とも挨拶を交わしたり、話す機会が増えて、

「付き合ってあげてえらいわ~」なんて褒められたり・・・♪

私自身、あまり人と交わることが好きでなかったのですが、少しずつご近所づきあいができるようになってきました。

他にも、家の周りには田んぼがあったり、あぜ道に小川が流れている場所があったりするのですが、

そこで、石を拾っては投げ、拾っては投げを、1時間近くもやってみたり、虫を見つけて捕まえたり、川に入ってジャブジャブ歩いたり。

もうこのころになると、私の潔癖ぐせ?も治まってきて、「よごしなさい、よごしなさい(^^)」って、汚すこと、汚れる事を肯定している自分がいました。

以前は、少しでも汚れると気になっていたのですが、変われば変わるものです(笑)

興味を肯定されて、やりたい事をしている時の子供は本当に楽しそうなんです。満面の笑顔です。

キャッキャ言って、声をあげて喜んでいる姿を見て、私自身も見ていて嬉しくなりました。

毎日の運動のせいでしょうか、体もしっかりしてきましたし、なにしろ風邪をひく事が無くなりました。

(前は、よく風邪を引いていて薬を飲ますのが大変でした)

外で思いっきり遊んでいるからかもしれません。本当によく食べ、良く寝る子になりました。

以前は、物音に敏感でなかなか眠れなかったのですが、ご飯を食べながらウトウトし、布団に寝かせると朝までぐっすり・・・という事もありました。

離乳食期間も短くて、大人と同じような食事を食べたがり、私と同じぐらいの量を食べる事もありました。

パピーさんが言われていた「特別な運動をしなくていい」「良い関係を作る」「興味を肯定する」という事が

運動だけでなく能力全般を向上する基礎となる、という意味がなんとなく分かってきたような気がしました。

そして・・・お伝えしたいのはこれからなんです。

幼稚園に入った娘は、“運動が全くダメ”な私の子とは思えないぐらい、いろんな遊具がすぐにできるようになったのです。

ジャングルジムや、ブランコなども、あっという間にできるようになって、それを見て「パピーさん、すごい、すごすぎる!!」って驚きました。

やっぱり幼少期の階段登りに始まる、いろんな遊びが良かったんだと思います。

興味があることを肯定することで、自然といろんな遊びをして体を使い、筋力やバランス感覚なども鍛えていたんでしょうね♪

パピーさんのテキストにあったように、幼稚園のお友達に「すご~い。教えて」なんて言われるようで、幼稚園がすごく楽しいと言います。

「お母さん、見て!」「私できるよ♪」とニッコニコの笑顔で言ってくれるその表情がとてもまぶしいです。

ココまで・・・

本当は、今回、

全部の文章を記載しようと思っていたのですが、この後も、同じぐらいの量があります。

それが自転車へのチャレンジの様子でした。(マシェリさんは自転車に乗れなかったのです)

一部を割愛して一回で掲載しようか、それとも全文を2回に分けようか考えたのですが、

割愛するのがやっぱりもったいないので、一旦今日はココまでをお送りさせてもらいます。来週、もう一度お付き合いくださいね♪

でも、頂いたメールを読んで、マシェリさん、すごく努力されたんだな~って思いました。

最初の頃は

“「仕事が増える」「余計に大変になる」「泣いたらうるさい」「ちょびちょび手を出して失敗して泣かれたくない」”

“「それ以上、手を焼かせないで!」「忙しいんだから」って、私はいつも思っていたし、いつもそう言っていました”

だったのが、

“もうこのころになると、私の潔癖ぐせ?も治まってきて、「よごしなさい、よごしなさい(^^)」って、汚すこと、汚れる事を肯定している自分がいました”

“以前は、少しでも汚れると気になっていたのですが、
変われば変わるものです(笑)”

とありましたものね♪

そして・・・

“興味を肯定されて、やりたい事をしている時の子供は本当に楽しそうなんです。満面の笑顔です”

“キャッキャ言って、声をあげて喜んでいる姿を見て、私自身も見ていて嬉しくなりました”

“「お母さん、見て!」「私できるよ♪」とニッコニコの笑顔で言ってくれるその表情がとてもまぶしいです”

体を動かすことで、お腹も減り、食欲もわき、良く眠れるようになって体も丈夫になった。

いろんな「やりたい」が出てきて自分から積極的にのびのびと楽しめる♪まさに「善循環」ですよね(^^)

良いですね~♪すごくいい感じです。では、又、来週、この続きをお話しさせていただきますね♪

ご興味のある方はこちらをお読みください。

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