第618号 プレッシャー
こんばんは。パピーいしがみです。
今日のメルマガの題名は「プレッシャー」としました。
私たちは、プレッシャーによって本当の自分らしさが発揮できない、とい事ってよくありますよね。
例えば、オリンピックや注目された試合などでは、「プレッシャーに負けてしまった」なんて事もよく聞きます。
実は、子育てにもあるんですよ♪プレッシャーって。
今日は、そんなきんじさんのご紹介をします。それでは早速始めましょう。
きんじさんからは、こんなメールを頂いたのです。
ココから・・・
パピーさん、こんばんは。きんじです。
先日はメールの返信ありがとうございました。
パピーさんの声はCDで聞いていましたので、声を思い出しながら読ませていただきました。
パピーさんに褒められ、本当に嬉しかった。。。また涙、涙になってしまいました。きっとワタシは褒められることに飢えていたんだろうなって思います。
長男とはまだもめることはありますが、確実に騒ぐことが少なくなっています。色々な物事に対する文句がだいぶ少なくなってきました。
下の子にすんなりとおもちゃを貸してあげることが増えてきました。
時には涙をためながら貸してくれたりして、そんなときには「本当にありがとうね、せっかく使っていたのにね、いつもごめんね」って。
いやな気分だったろうなぁと思うと、言いながら私も一緒に泣いたりして。。。
「うん、うん」って聞いてくれています。(時々は「もうやだ!○○、大嫌い!」と言うときもありますが)
そして最近の長男はとっても口数が多くなり、明るくなってきました!
少しずつですが、確実に以前の親子関係よりも良くなってきていると思います。
レンガを積んでいる実感があります。これからもどうぞよろしくお願いします。
別件で、一つご相談があります。
最近、最初に書かせていただいたように長男は落ち着いてきています。彼は5歳でワタシがちゃんと話をすればきちんと聞いてくれます。
弟は1歳9ヶ月ですが、同じように話しても聞いてくれるのでしょうか。
今、次男は長男の使うもの何でも欲しがり、なんとしても手に入れようとします。
派手に泣いたり、髪の毛を引っ張ったり、噛み付いたりと力ずくでも。。。そして長男に話をして貸してもらっています。
次男はやっと長男から手に入れたとしても、また次に長男が他のもので遊べばそれが欲しいと言い出し、の繰り返し。。。
これは、かわいそうだったなぁと改めて実感するのですが。。。やっかいなのは、大泣きして手に入れた物を放り投げたりもします。
下の子が話が分かるようになるまでは、上の子が譲るっていうことは仕方のないことなのでしょうか?
お友達と遊んでいたりしても、物の取り合いで本当に次男は泣きっぱなし。
長男にするように話をしてはみるものの、一方通行のようで、全く聞いてないんじゃないかなって思ってしまいます。
もっと小さい子なりの対応があるのでしょうか。
お忙しいところ大変申し訳ございませんが、お時間のある時に返信していただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
ココまで・・・
2歳未満ぐらいの子が、ギャンギャン泣いてわめいて、自分の願いをかなえようとする。
大きな泣き声も耳障りだし、話をしても分かってくれない。
そうするとどうしても私たち親は、その泣き叫びを治めたくて、子供の希望を叶えざえるを得ない、と言う気持ちになってしまいます。
もちろん、それはいけないことでは有りません。
乳児~1歳までは、泣く事でしか自分の意思を伝えられないので、子供が泣く姿で、要望を察知して、叶えてあげて、納得したり、落ち着くのならそれで構いません。
ですが「泣けば自分の思い通りになる」「癇癪を起せば、何でも言う事を聞いてもらえる」
噛みついたり叩いたり髪の毛を引っ張ったり、「暴力をふるうえば自分の思いどおりになる」と間違って覚えてしまったら、これは正したいです。
ですから、きんじさんには、こんな風にお返事しました。
ココから・・・
きんじさん、こんにちは。パピーいしがみです。
メール拝見しました。
“長男とはまだもめることはありますが、確実に騒ぐことが少なくなっています。
色々な物事に対する文句がだいぶ少なくなってきました。次男にすんなりとおもちゃを貸してあげることが増えてきました。
そして最近の長男はとっても口数が多くなり、明るくなってきました!
少しずつですが、確実に以前の親子関係よりも良くなってきていると思います。レンガを積んでいる実感があります”
とありましたね。良かったです。
ぜひ、これからもお続け下さいね♪
それで・・・ご相談の件ですが・・・
“最近、最初に書かせて頂いたように長男は落ち着いてきています。彼は5歳でワタシがちゃんと話をすればきちんと聞いてくれます。
弟は1歳9ヶ月ですが、同じように話しても聞いてくれるのでしょうか。
今、次男は長男の使うもの何でも欲しがり、なんとしても手に入れようとします。
派手に泣いたり、髪の毛を引っ張ったり、噛み付いたりと力ずくでも。。。そして長男に話をして貸してもらっています。
次男はやっと長男から手に入れたとしても、また次に長男が他のもので遊べばそれが欲しいと言い出し、の繰り返し。。。
これは、かわいそうだったなぁと改めて実感するのですが。。。やっかいなのは、大泣きして手に入れた物を放り投げたりもします”
とありました。
まず、1歳9カ月の子は、親がどんなに丁寧に話をしても、聞き入れることは有りません。
ですが、この「丁寧に話をする」は続けてほしいです。(雰囲気だけでも伝えることはとても大事です)
それで次男さんの様子ですが“次男は何でもかんでもお兄ちゃんの物を欲しがりますし、大泣きして手に入れた物を放り投げたりもします”と有ったように、
たぶん次男さんは、どうしても欲しくて泣いているのではないんです。ただただ、自分の願いを叶えたいから泣いているだけ。
それは「僕はこんなに泣いているんだから、お母さんなんとかして!」というように自分の要求をしているんですね。
これは、乳幼児~幼児にかけて多くの子供に現れることでもあります。
というのは、乳幼児って、自分の願いをかなえるためには『泣く』しかありませんでした。
ですから嫌なことがあったり叶えてほしい事があったりすると、まずは泣くんですね。
そして、周りの人たちが動いてくれるのを待つのです。
これが、乳幼児のやり方ですね。
ですが、乳幼児~幼児になってくると、泣いても自分の思い通りにならないことが増えてきます。
思い通りにならないと何をするか、というと、(泣いて伝える、しかできないのですから)「もっと激しく泣く」「癇癪を起してよりアピールする」という事になります。
そしてココで、周りが「そんなに泣いているのなら」と手を出してしまうと・・・
「ああ、嫌なことがあったら泣けばいいんだ。それでもうまくいかなかったらもっと大声で泣けばいいんだ。癇癪を起せばいいんだ」と子供は学び、何度も繰り返す。
そして、その癇癪はどんどんエスカレートしていくんです。
ですから、家でもどこでもギャーギャー泣こうがわめこうが「自分の思い通りになることばかりじゃないんだよ」って教えるためにも放っておけばいいんです。
言い方は悪いですが・・・「無視」でいいです。
そして泣きやんだら「自分で落ち着けて偉かったね」「泣いてもどうにもならないって分かったんだね」と褒めてあげてください。
(※これが絶対に必要です)
「泣いても何も変わらない。でも泣きやめば褒めてもらえる」こういう事を増やしていくことで、まず、泣く時間が減ってきます。
自分で自分をコントロールできるようになるんですね。
(そんな時「泣く時間がすごく短くなったね。我慢できるようになったんだね。偉いよ」などと褒めてあげてください)
泣く時間が短くなると、次には泣く頻度が減ってきます。
こうやって「泣いても何も変わらないよ」「自分で自分の気持ちをコントロールできる人になろう」という事を教えるんですね。
ご参考にして頂けると嬉しいです。
ココまで・・・
こんな風にメールをしましたら、早速お返事を頂きました。
ココから・・・
パピーさん、こんばんは。きんじです。
先日は次男の相談に乗っていただき、ありがとうございました。
「こういうことだったのか!!」とハッキリし、どう対処したらいいのかも分かりました。本当にありがとうございました。
今までは「どうしたらいいんだろう?」って迷いながらあやしていたので、なかなか泣き止みませんでした。
それに本当にうるさくて、いつバアバが飛んでくるかと思うと、つい言いなりに。。。でも今は方向性が分かり、どっしり構えることができそうです。
いつも夜は「DVDを見せろ」とか、「下で(じいじ、ばあばの所で)遊びたい」と騒ぎ立て、23時過ぎまで起きていた次男ですが、今日は相手にしなかったら20時には就寝。。。
昨日までは何だったんだ?って思いました。いい様に使われていたのか、、、。反省。。。
まだまだ始まったばかりですが、ワタシの気持ちが本当に楽になりました。
これからは気持ちを楽にどっしり構えて、癇癪チャンと付き合っていこうと思います。
長男の小さいときはどうだったろうか?と思い返してみると、、、長男が泣くのが本当に怖かったと感じていました。
それは生まれてすぐに、子供が泣くとすぐにばあばが飛んできて「どうしたの!」と騒ぎたて、受け取り方も悪いのですが、凄く攻められているように感じていたのです。
「早く泣きやまさないと、またばあばがきてしまう。また攻められてしまう。」っていつもへんなプレッシャーを感じていました。
そして子供を連れて行かれたりすると、本当にもう“ダメな母親だ”って落ち込みました。「泣き止ますこともできない」って。
CDで聞いたのと一緒。つい最近まで、こども達に泣かれるのが本当に怖かった。。。
でもワタシの対応が変わっただけで、長男はここ最近、本当に泣かなくなりました。そして明るく、積極的になってきました。
例えば、夏休み前には全く字が書けなかったのに、「休み明け、かけるようになってたら、先生ビックリするかな。」って、ためしに言ってみたら「やる!」って。
そしてメルマガにもあったように、私も一緒に勉強する日が何日か続いていました。(ほとんどできませんが)
そしたら昨日、驚いたことに私にも聞かず、何も見ないで自分の名前を「○○○○○」と書けるようになっていました!!
しかも最後の方は調子に乗っちゃって、「○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○・・・」って、紙にいっぱい!!
すごい興奮してしまいました~。
今日のスイミングも泣きながら行く時もあったのに、本当にすごく楽しそうにしていて、「今日はめっちゃ楽しかったよ、コーチが褒めてくれたよ」って。
最近では主人、じいじ、ばあばも色々と長男を褒めてくれるようになり、私もだいぶココの家で居心地が良くなってきました。
また、今問題の次男も、トイレトレーニングの最中なのですが、まだまだ教えてくれることは少ないのですが、
その教えてくれた時を大切に褒めてあげたら、教えてくれる回数が増えてきましたし、今日の朝はウンチもちゃんとトイレでしていました!
「褒める」って本当に素晴らしい。
そして子どもの“力”って本当にすごいなって思います。
テキストを読み始めてからそんなに日がたっていないと思いますが、凄い効果が現れてきてすごく楽しくなってきました。
ただ、焦らずにゆっくりと進めていこうって思います。お忙しいところ読んでいただいてありがとうございました。
なんだかもう嬉しくて嬉しくて、お伝えしたくてメールさせていただきました。本当に感謝しています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ココまで・・・
きんじさん、ご報告ありがとうございました。
頂いたメールにこんな風にありましたね。
“長男の小さいときはどうだったろうか?と思い返してみると、、、長男が泣くのが本当に怖かったと感じていました。
それは生まれてすぐに、子供が泣くとすぐにばあばが飛んできて「どうしたの!」と騒ぎたて受け取り方も悪いのですが、凄く攻められているように感じていたのです。
「早く泣きやまさないと、またばあばがきてしまう。また攻められてしまう。」っていつもへんなプレッシャーを感じていました。
そして子供を連れて行かれたりすると、本当にもう“ダメな母親だ”って落ち込みました。「泣き止ますこともできない」って。”
なるほど、なるほど~♪
ご同居の義母さんの言葉や行動に、大きなプレッシャーを感じていたんですね。「早く泣きやませなければ!!」って。
きっとそのプレッシャーから『子供の要求を飲まざるを得ない』という状況だったのだと思います。
でも、これからはばあばが来ても、はっきり「いいんです。“泣いたって自分の思い通りにならない”って事を教えている所ですから!」って言っちゃえばいいですよ。
はっきりビシッと言う事で、ばあばも手を出さず、見守ってくれると思います(^^)
それにしても長男さんは、とても良い変化が続いているようですね。
“ワタシの対応が変わっただけで、長男はここ最近、本当に泣かなくなりました。そして明るく、積極的になってきました”
なんて、本当にうれしいです。
書けなかった文字も、やる気になって取り組んでくれたり、たった数日で自分の名前が書けるようになっちゃったり、
習っているスイミングでも、コーチに褒められるぐらい、頑張ってくれているようです。
以前、メールを頂いたように、沢山の問題を感じていたり、「情けない」「鍛えないとダメだ」なんて言われていた子だとは、とても思えません(^^)
きんじさんが頑張ってくださっているからですよ♪
きんじさんは「子育てに自信がない」と言われていましたが、一つ一つ積み上げて、自分なりのやり方を作って下さればいいですよ♪
ばあばや、回りの声からも、影響されない「これが私のやり方!」を作って行きましょう(^^)。
“「褒める」って本当に素晴らしい。そして子どもの“力”って本当にすごいなって思います。
テキストを読み始めてからそんなに日がたっていないと思いますが、凄い効果が現れてきてすごく楽しくなってきました”
とありました。
「楽しくなってきた」というのは、良い方向に向いている、という証拠です。(^^)
是非、これからも続けていきましょうね♪
貴重なご報告と、メルマガへの掲載のご許可、ありがとうございました。
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