第64号 夏休みの宿題・・・その後
前回、 子供さんが切れやすいことにお母さんとして
ご自分の責任と感じてしまっていらっしゃる。
そんなご相談についてご紹介させて頂きました。
そして、夏休みの宿題として
「子供のいいところを50個。探してください。」
とお願いしました。
そしたら、「いいこと聞いた!」「私もやってみます!」
というお返事やご感想をたくさんの方からお寄せいただきました。
ありがとうございます。
やってみたら・・・
どうでしたか?
是非、又、ご感想や体験談などをお教えください。
今日は、前回のお約束どおり、
上記のようにアドバイスさせて頂いた会員さんに
どのような変化があったのか?をお届けします。
ココから・・・・・・・・・・・・・・
パピーさん、こんにちは。
先日は『切れる子』についてのアドバイス、
早々に頂きましてありがとうございました。
メールを書くことに慣れているであろうパピーさんが、
私への返事に1時間もかけて書いて下さった事にびっくりし、
パピーさんがとても親身になって下さっているのが
よぉく分かりました。
パピーさんからのアドバイス
“○○しなさい!をやめる事”
これを読んだ時、
子供が以前こんな事を言っていたのを思い出しました。
「今の先生(3年生の現担任)は、ナニナニしなさい。
『しなさい』ってそういう言い方をする」
それを聞いて子供がその言い方が
『とても嫌』なんだなって思いました。
でも自分がそんなに言っているとは思っていませんでた。
パピーさんにアドバイス頂いてから気に掛けてみると、
自分がどれほどたくさん
「○○しなさい!」って言っていたか・・・
その言葉を使わない様にしただけで
子供の反応が全く違っていました。
子供があまりふてくされたり怒り出したりしないので、
私も全然怒らずにいられます。
一昨日子供が、自分が悪いのに怒り出した事がありました。
今までの私なら、「いい加減にしなさい!」と一喝していました。
でもその時、
「今自分が怒った事をよぉく考えて、悪いと思ったら謝ってきて」
って言ったら
・・・すぐに謝ってきてくれました。
多分、私が一喝しても彼は謝っていたと思います。
でもそれは、自分が反省して謝ったのではなく、
私に怒られたから、恐いからなのだと思いました。
同じ謝っても全く意味が違うと気付きました。
そして今日とっても嬉しい事を言ってもらえました。
「ママが優しいから、悪いことするのやめる」
子供も何か感じてくれている、そう思いました。
さて、パピーさんから頂いた夏休みの宿題ですが・・・
「50個も見つかるかな?」
それが最初に思った事でした。
しかしそれが、それが。
どこかしらあるものですね。
しかも1つ、2つじゃなく毎日たっくさん出てきます。
子供もテレ笑いをしながらも嬉しそうです。
私自身も、子供の良いところ、誉めるところ、
探すのが楽しいです (o^_^o)
ココまで・・・・・・・・・・・・・・
貴重な体験をお話くださってありがとうございます。
いくつも嬉しい発見があったようで、よかったですね。
でもね。こうして『実際にやってみる』
ということはなかなかできないんですよ。
その『納得した事をキチンと行動できる。』
その姿勢が素晴らしいですよ。
そして、ご返信を拝見してもう一つ。
「すごいなぁ」と思ったのはココです。
> 一昨日子供が、自分が悪いのに怒り出した事がありました。
> 今までの私なら、「いい加減にしなさい!」と一喝していました。
> でもその時、
> 「今自分が怒った事をよぉく考えて、悪いと思ったら謝ってきて」
> って言ったら
> ・・・すぐに謝ってきてくれました。
> 多分、私が一喝しても彼は謝っていたと思います。
> でもそれは、自分が反省して謝ったのではなく、
> 私に怒られたから、恐いからなのだと思いました。
> 同じ謝っても全く意味が違うと気付きました。
今まではどやしつけるだけだったのに、
今回は『自分で考える時間』を与えられたのですね。
冷静に。
テキスト中にも、
『子供はすでに善悪をわきまえる力を持っている』と述べています。
しかし、その力に蓋をしてしまうのは、
親の圧力だったりするのですね。
「こんちくしょう!」
と思ったときには素直になれるわけがありません。
『よ~く考えて』と言われたお子さんは
冷静に自分で判断したのですね。
そして、自分で結論を出したわけです。
偉いですね。
お母さんにそう言われて、
「まずかったな」と思ったのでしょうね。
ちゃ~んと状況判断ができています。
賢い子だなぁ。
ぜんぜん心配いらないなぁ。
と思いましたよ。
ところで・・・
50個の良いところを探す事。
ちょっと大変かな?と思いながら出した宿題でしたが、
少なすぎました?(笑)
せっかく50個も探し出したら、
是非それを書いておいてくださいね。
「えっ?どこに書くんですか?」って?
テキストの裏のページです。
テキストの裏は何のために白いかお分かりですか?
どうして両面刷りにしていないのか?
それは、気が付いたときに、どんどん書き込む為です。
テキストを読んでいるといろんな気づきがあるはずです。
それをメモ書きでいいから書いておくんです。
以前、
『このテキストが財産ではありません。』
『そこに書かれたあなたの感想や
その時、感じた気づきが財産なのです。』
とご説明したかと思います。
1年たった時、又は見直した時、他の事で悩んだ時。
ふとこのテキストを手にとってペラペラとめくって
自分が書いた文字を見つけた時に、
「ああ。あの時はこう思ったんだよな!」
過去のあなたが書いた文字を見て、
他人じゃない ・・・自分自身が・・・
そう思った時の気持ちを思い起こすのです。
その時に、簡単に
「スッ」とその時の自分に戻る事ができる。
それが『財産』なのです。
それからもう一つ。
いつか子供さんがこのテキストを見つけることがあるかもしれません。
「ふーん」「なになに」と何気なく読んだ時、
自分のために書かれたお母さんの字を見て
どう思うでしょうか?
もしそれが私なら、
「お母さん、私のためにこんなに勉強して
こんなに私の事を見ていてくれたんだ。」
「こんなに私のいいところを見つけてくれていたんだ」
「こんなに私の事を考えていてくれたんだ」
と思うでしょうね。
その時の子供さんのお気持ちはどうでしょうか?
きっと大きな感動を味わうことでしょう。
そして、あなたに心から感謝するはずです。
又、あなたの子供であることに
大きな愛で包まれていたことに
とてつもない喜びを感じてくれるのではないでしょうか?
その時の子供の顔を見たあなたは
どんなお気持ちでしょうか・・・?
ね。あなた自身も心からの幸せを感じるはずです。
そう。それが本当の『財産』なのです。
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