第646号 なんだか嬉しい♪
こんばんは。パピーいしがみです。
先日、会員の“のんびりさん”から、「たくさんお礼が言いたくて・・・」とメールを頂きました。
その内容がとても良かったので、ちょっとご紹介させて頂こうと思います。冒頭はこんな感じでした。
ココから・・・
パピーさん、こんにちは。ご無沙汰しております。いかがお過ごしでしょうか?お忙しい日々をお過ごしのことと思います。
今日はたくさんお礼が言いたくてメールしました。
以前はずいぶん悩んでいたことがあり、本当に目の前が真っ黒だったのですが、このところ「(すごくいい意味で)なんだよ~(^^)v」と感じることが増えてきました。
いくつか気が付いたこと、うれしかったことをまとめてみました。お時間のあるときに目を通してください。なんだかうれしくて・・・。
ココまで・・・
実はのんびりさん、頂いたメールにも、「以前はずいぶん悩んでいたことがあり、本当に目の前が真っ黒だった」とあったように、かなりお悩みになっていました。
最初に頂いた時は、こんな内容だったのです。(約1年ほど前の事です)
ココから・・・
先ほど衝撃的なことがありました。
寝るとき、本は息子が選び読んでいます。今日は「しらゆきひめ」。読んでいるとき、意地悪なお妃が、白雪姫の美しさに嫉妬し、家来に白雪姫を殺してしまえ!というシーンで、
お妃の顔(物凄い形相)を指差し、急に「僕がご飯残したときに怒っている顔」って言うんです。
この顔が私の顔!?本当にすごい顔なんですよ。あまりのショックに言葉が出ませんでした。
そして自分がこんなに子供に厳しい顔をしていたとは・・・。なんてことをしたんだろうと心苦しくなり、でも一方で、自分の気持ちを上手にコントロールできない自分が嫌になりました。
息子は日に日に手がかかるようになり、彼の疑問・意見も極力耳を傾けるようにしているのですが、私のキャパも満杯になってしまうとイライラしてしまいます。
今の心配ごとは・・・
1、この2ヶ月くらいで歯軋りが始まったこと、増えたこと(歯科医には原因はストレスとはっきり言われました)
2、注意するとき、目を合わせようとしないこと
3、つめを噛み始めたこと
4、指をたまになめていること(指しゃぶりは終わっています)
なんとか子供のストレス(原因は私でしょうから)を軽減し、キラキラした目でにっこり笑っていて、のびのび過ごして欲しいと思っています。
私のハンドルネームは「のんびり」。
本当は小言が多く、子供にも気づかないうちに必要以上に注意や文句を言っているのだと思います。
それがイヤで“のんびり子供とこれから進んでいきたい”という希望を込めてこのハンドルネームにしました。
パピーさん、どうか私に知恵をお貸しください。
そして、息子の目がいつもキラキラでいることができるような、そんな母になりたいと思っています。(名付けて「キラキラ大作戦」)
通信講座というのを受講したことがないので、うまく消化できるのか分かりませんが、キラキラ大作戦のためなんとかやって行きたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
ココまで・・・
お子さんの状態としては「歯ぎしりや爪噛み」「目を合わせようとしない」という事でしたが、実は、のんびりさんご自身にも
「思い通りにならないイライラをぶつけてしまう」「必要以上の注意や文句。小言が多すぎる」「自分の感情をコントロールできない」というお悩みがあったのですね。
でも・・・1年たって、先日、頂いたメールには、こうあったのです。
ココから・・・
(冒頭の部分を割愛しています)
○力では抑えてもだめだということ
今もあいも変わらず朝の準備はギリギリの息子(S)。今までは「ほら、早くしないと間に合わないよ」「遅れるよ」と毎日時計の時刻ばかり気にしていました。
でも、このところ「いいや、遅れたら幼稚園まで歩けばいいんだ」「そうだそうだ」とこちらが開き直り、
「いいよー、バスが間に合わなければ一緒に歩こうねぇ~」なんて言ったらなぜか時間前に準備ができたりするのです。「おいおい(^^)v」です。
やはりパピーさんの「力で抑えても何も生まれない」というのを実感しました。
○魔法のことば
2学期からですが、毎日幼稚園に行く前必ず「ぎゅー、Sのこと大好きよ、楽しんできてね」と玄関で登園前の儀式を行っています。
「幼稚園に行きたくない」と言うことはないのですが、何か安心して登園してもらえる方法はないか?と考え実行してみました。
恥ずかしくて「イヤー」なんていうかと思いきや、とっても嬉しいみたいで、玄関で「ギューしまーす」というと飛んできます。
「ギュー」を始めてから1ヶ月くらいたった時、入園以来困っていた“爪噛みや甘皮のささくれ”が減ってきました。
今は本当にキレイな爪をしています。そうなると、「お母さんはこのきれいな爪、素敵だと思うわよ」「S♪素敵な爪を見せてくれてありがとう。また見せてね」って褒めることができました。
こちらも本当にうれしかったんです。「ぎゅー」と「大好きよ」を言っただけなのに、こんなに変わるんでしょうか?魔法ですね。
夜寝るときも「羊が一匹~」の変わりに「Sが大好きが1回、Sが大好きが2回~」といっているうちに寝てしまいます。
こんな寝かせ方もあったんだと「大好き」って言葉でSを包むことができるようになりました。
たまーにお返しをしてくれて、「Sはお母さんが大好きが1回~」なんて言ってくれるんです。涙が出てしまいます。
もちろん、体調やちょっとしたことでイライラしてしまう自分もいます。口うるさい自分もいます。
でも「大好きよ」「お母さん嬉しいのよ」「ありがとう」を念仏(?)のように唱えるはじめてからは少しずつ変わってきているように思います。
「何とか褒めることができないか?」と探している自分の姿にも驚いています。
○魔法の細分化
以前からSは絵を描いたり色を塗ったりするのがあまり上手ではないなーと感じていました。
最初は「何でできないんだろー、ただ塗ればいいじゃん」と思っていましたけど、考えてみると
「一緒に塗ったことないよなぁ。教えたこともないのだからできるわけもない」と気づき、夏休みからたまに一緒に塗り絵を出して色をぬったり、色を考えたりして過ごすようになりました。
そうしたらこの前、なんと上手に塗ってきたではありませんか!
「はみ出ちゃったんだけどねー」とも言うんです。はみ出ることすら気にしたことがなかったSの口から出た言葉とは思えませんでした。
できないには理由がある、できなければ「細分化」。というのが本当に身にしみてきました。
又、こんなことがありました。
「丸が上手にかけない、線が上手に引けない・・」いろいろ本人なりに「不満」を口にすることが増えてきました。
「線をまっすぐ書きたい」と言うのですがどうしても波線になってしまうのです。
そこで「魔法の細分化」です。なんとかできないかな?と夫と二人で考え、たどり着いたのはパソコンで直線をうすい点線で下地を作り、Sに上からなぞらせていく方法。
1、最初は点線を線の長さ全部、
2、途中は半分の点線、あとは1/4だけ点線、
3、最後はスタートとゴールの部分だけの点・・・
などいろいろやると食いついてくるんです。この練習のおかげと本人の努力の甲斐あってか、力強いよい線を書ける回数が増えてきたように思います。
そうするとまた褒めることができるんですよね。物事の最後には必ず「褒める」もしくは「うれしいと伝える」ことができるようになるんですね、
すごいです。そうすると、また息子が上手な線や○、絵などを書いてくれるんです、それも嬉しそうな素敵なキラキラのおメメと一緒に。きゃー、最高です!
こういいつつも、やはりいいことも残念なこともあり、ため息が出ることもあります。でも、また何とか切り抜けれそうに思います。
長々と書いてしまいましたけど、Sに「ありがとう」「大好きよ」って言えるようになれて、とても嬉しいです。ありがとうございます。本当に感謝しています。
そして、まだまだよろしくお願いします。
のんびりより
ココまで・・・
当初の、のんびりさんの心配や不安にはこうありましたね。
“子供のストレス(原因は私でしょうから)を軽減し、キラキラした目でにっこり笑っていて、のびのび過ごして欲しいと思っています。”
まさにその「キラキラした目でにっこり笑ってのびのび過ごす」ができているように感じませんか?
すごく良い関係ができているな~と思います。
そして、それは「爪噛み」にも現れているようで、今は、とても綺麗な爪になったようですね♪難しかったら細分化も、とても上手です。
“ 1、最初は点線を線の長さ全部、2、途中は半分の点線、あとは1/4だけ点線、
3、最後はスタートとゴールの部分だけの点・・・などいろいろやると食いついてくるんです。
この練習のおかげと本人の努力の甲斐あってか、力強いよい線を書ける回数が増えてきたように思います。
そうするとまた褒めることができるんですよね。物事の最後には必ず「褒める」もしくは「うれしいと伝える」ことができるようになるんですね、すごいです。“
バッチリですね~♪(^^)この「難しかったら細分化」は、ただ、細かいステップにする事が目的ではなく、本人が「ぼくにもできる」「おもしろい♪」と感じる事。
そして、その都度褒める事で「褒められる機会が増える」という部分がキモなんです。
“物事の最後には必ず「褒める」もしくは「うれしいと伝える」ことができるようになる”
ここなんですね。これが大事なんです。しっかり理解されていますね♪のんびりさん(^^)
それでね。こうやってお母さんと子供の関係が良くなって、ひとつ、とっても微笑ましいエピソードがあるんです。こんな事があったんですって。
ココから・・・
先日、私の体調が悪い時、飲んだ風邪薬で眠気が襲ってきて、とても遊び相手をできない時がありました。
布団を出し一緒に寝るか聞いたのですが、彼は一人で遊ぶといい、一人で様々なおもちゃあそびをしていました。
ここで2つ嬉しい驚きがありました。
今までは決して寝かせてもらえなかったのです。必ず邪魔をするというか、かまって欲しくまとわり付いて、いくらこちらの体調が思わしくなくとも寝かせてもらえませんでした。
でも、この時Sは私が横になっている間あまり邪魔をしなかったのです。
又、その時に、遊んだ“音の鳴るおもちゃ”の音なのですが、「いつもより音が小さいなあー」と半分は頭で思い、何気なくそれを聞いたら
「お母さんが寝ているから一番小さい音で遊んだの」と。今までこんなことを言ってくれたこともなかったのです。びっくりで、随分褒めました。
そのときの得意顔は忘れられません。いい目をしていましたよ~。
ココまで・・・
この「お母さんが寝ているから一番小さい音で遊んだの」は、“人を思いやる気持ち”ですよね♪
お母さんの調子が悪いから、あまり迷惑を掛けないように一人で遊ぼう、音も小さくすれば、もっとお母さんが休めるな・・・なんて配慮してくれたなんて、とても優しい気配りです(^^)
でも、これって、気持ちが落ち着いていたり、安心に包まれていないと表れない面でもあるんです。
以前、のんびりさんから頂いていたメールに、
“「思い通りにならないイライラをぶつけてしまう」「必要以上の注意や文句。小言が多すぎる」「自分の感情をコントロールできない」”
というお悩みがありましたが、きっとそれが随分と改善されているんだろうな~と感じました。
ストレスフルの毎日だったら、こんな風に「人を思いやる気持ち」って育ちませんからね♪
息子さん自身も安心してのびのびできる毎日なんだと思います(^^)
のんびりさん、素敵なご報告、そしてメルマガへの掲載のご許可もありがとうございました。又、楽しいエピソードがあったら教えてくださいね♪
今、とってもいい感じです。是非このままお続け下さいね(^^)
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