第654号 友達から「嫌い」と言われた子
こんばんは。パピーいしがみです。昨日4月14日(土曜日)に、新東名が開通しましたね。静岡県の御殿場~三ケ日間に新しい道路ができることで、流れが随分とスムーズになるそうです。
もうすぐ連休がやってきますが、今まで東名を使っていた方にとって、今年のゴールデンウィークの渋滞は、かなり解消されて、スムーズに目的地に着けるのでは?と思います(^^)
さて、今日のメルマガのタイトルは、『友達から「嫌い」と言われた子』としました。メールを下さったのはさえさん。
さえさんは、小さい頃から褒められた事があまりなくて、ご自分のお子さんにも、褒めたり笑ってあげる事が少なかったそうです。娘さんの事も可愛いと思えず、邪険にした事もあったそうです。
幼稚園の年長さんの時、友達に「嫌い」と言われて、膝を抱えて泣いていた娘さんを見て、「自分のせいかもしれないな・・・」と。
さえさんは、娘さんが甘えてきても「ムリ!」と一言だけで拒否をする事もあったそうです。この「ムリ!」というのは口癖で、何をするにも「どうせできない」「どうせムリ」というお考えがあったそうです。そんなさえさんからのメールをご紹介します。
ココから・・・
パピーさん、こんにちは。初めてメールします。さえと申します。5章の宿題も提出しないですみません。でも、楽しく勉強、続けています。私がパピーさんを知ったのは3年ほど前でしょうか?
その時、幼稚園だった一人娘のママ友さんからのご紹介でした。「(無料だし)すごくいいから読むと良いよ」と教えてもらって、それからずっと携帯で読んでいました。
時には涙し、時には感心したり、「なるほど、そうか~」と発見したり・・・・。メルマガだけでも十分にためになりました。
そんな私が講座を始めようと思ったのは、ちょうど1年半ほど前、娘が1年生になる前に、幼稚園で「○○ちゃんなんて嫌い!」と言われ、とても荒れた時期があったからです。
娘は、ちょっと思いやりがない子です。この年齢ではしょうがないかな?と思っていたのですが、年長になってみんながお姉さんに見える頃、(年長の女の子は年中さんや年少さんのお世話もします)
娘は「小さい子の面倒なんて見たくない」とか担当になった子に「じゃまなんだよ」と言う事があったりしたと、幼稚園の先生からご連絡を頂きました。
それは小さい子だけでなく、クラスの子達に向かっても同じで、遊んでいても、何でも自分の思い通りにさせようとしたり、周りが言う事を聞かないと、叩いたり、きつい言葉で罵ったり、派手な癇癪を起して駄々をこねたり・・・。
その時、先生からも「愛情は足りていますか?」と言われて、「とうとう来てしまったか?」と思いました。
実は私は、子供の頃、認められたり、褒められたりして育っていません。だからでしょうか?自分に全く自信がありません。考え方もとてもネガティブです。
大きな喜びなどもあまり感じた事もなく育ちましたし、こうしたい、ああしたい、と考えるよりも「どうせ、私にはムリ・・」と考える方でした。
パピーさんからのメルマガを読んでいても「こんな風に育てられたかったな~」とかメルマガで出てくる子供達、お母さん達が明るくなっていく様子を見て、「良かったね~、頑張ったね~(^^)」とは思っても、どうせ、私にはできないし・・・としか思わず、とても「勉強して頑張ろう」なんて思いませんでした。
もし、勉強をしてもきっと自分の至らなさを感じるだけでしょうし、勉強すればするほど辛くなるだろう・・・と思っていたのでした。
いつもいつも難しい事、大変だろうと思う事から逃げていたのです。ですが、娘がみんなから「嫌い」と言われ、一人で泣いている姿を見ると、これって全部私のせいだ・・・私がこの子の人生をダメにしてしまっているんだ・・・自分の「辛い事、苦しい事から逃げる癖」のせいだ・・・と思いました。
勉強を始めてみると、私の予想とは違い、とても面白かったです。パピーさんからの手紙には「ゆっくり、一歩づつ・・・」と書いてあって、何となくほっとして、本当にゆっくりしてしまい、1年経った今も、まだ半分にも届きませんが、自分のペースでできる事が、とても助かっています。
それで、勉強を始めて1つ、私が変わった事がありました。先ほども言いましたが、私は子供の頃、褒められた事がありません。楽しみも喜びもあまり感じずに育ってきました。だから笑う事もあまりありませんでした。子供の世話もイヤイヤでした。
だから「自信もない、喜びもない、そんな私が子供に自信を与えたり、喜びを与えることなんてできない」と思っていました。でも、テキストの中にこう書いてある文章を発見したんです。
“「褒める事ができない」と言われる方がおられます。そんな方に私は「それは素晴らしい!」と言います。あなたが今まであまり子供を褒めた事がないとすると、もし褒める事ができれば、いつも褒められている子供より、その効果が絶大だと言う事です。
という事は、あなたさえそれができれば、あなたのお子さんに、とてつもない反応があるかもしれない、というわけだからです。
これは私にとっては衝撃でした。今までの私は「知らない」→「できっこない」→「やらない」→「今のまま」でした。
でもパピーさんの考えは、「知らない」→「もしできるようになったら、すごいぞ♪」でした。
初めて読んだ時には、全く理解ができなかったのですが、何度か読んでいるうちに「これってものすごいポジティブ思考だな~」と最初は苦笑い。
でも、もっと何度も読んでいくうちに、「万が一、もしできるようになったら・・・」と考えるようになって、それを考えるとワクワクしている自分を発見したのです。
今まで、私は「ワクワクした」なんて事はありません。いつだって、何をするにしても期待をしませんでした。だって、期待して期待通りにならないと落胆するし、そんな思いをするぐらいなら期待なんかしない方が良い、と思っていたからです。口癖は「無理!」でした。
でも「もし、できたら?」と考える事は私にとっては、とても気持ちの良い事で、いつもいつも私の傍には、パピーさんのテキストがあって、暇さえあれば開いていました。
そして「こうなったら」という妄想をメモ帳に書くようにしました。
それを書くようになったら娘が、「このごろ、ママ、笑ってるね」と言ったのです。私は娘の前では特に笑おう、とか笑顔でいようと努力したつもりは無かったのですが、「本を読んでいる時、ニコニコしてる」と言うのです。
そして私が「ニコニコしているママは好き?」と聞くと、娘もにっこり笑って「好きさ~」とすり寄ってくるのです。暖かさを感じました。
娘が甘えてくる事が煩わしいと感じていた私にとって、この感覚は新鮮でした。もしかしたら、私、変わってきている?と思ったのは、勉強を始めて1か月後ぐらいの事でした。
こんなに早く変化がでるの?とちょっと信じられない気持でした。でも、その時思ったのです。あの言葉だ・・・・と。
“あなたが今まであまり子供を褒めた事がないとすると、もし褒める事ができれば、いつも褒められている子供より、その効果が絶大だと言う事です。という事は、あなたさえそれができれば、あなたのお子さんに、とてつもない反応があるかもしれない、というわけだからです。”
できないからやらないんじゃない、できないなら、できるようになればいいんだ。そのできるようになる方法はココに書いてあるじゃないか?そう思ったら「頑張ってみたい!」「頑張ってみよう!」と何やら闘志が湧いてきました。
でも、もちろんすぐに「褒める」ができたわけではありません。「いい子だ」「えらいね」「頑張ってる」「かわいい」なんて言葉は今まで使った事がないのですから、なかなか言えませんでした。
そんな私でも使える言葉は無いかな?とメルマガのバックナンバーから、パピーさんや、皆さんが使っている言葉を探し出してみました。そうしたら、「いいじゃん♪」「そうだね♪」「かっこいい」「うれしい」「ありがとう」「助かるな~」「やさしいね~」「おもしろ~い」など私でも使えそうな言葉が沢山ありました。
講座の中にもありましたね。難しかったら細分化。
最初は、これなら使えそうだな・・・と思う言葉を使うようにして、それが使えるようになったら、少し語尾を伸ばしてみました。これがとても良かったです。
「いいじゃん」「そうだね」が、「い~いじゃ~ん」「そうだね~~」になると、子供の反応が全然違いました。
それができるようになったら、笑顔も意識しました。「い~いじゃ~ん(^^)」「そうだね~~(^^)」最初はぎこちなかったと思います。
でも、語尾をのばす、笑顔を心がける・・・これだけで全然違いました。そして・・・娘がとても沢山話をしてくれるようになりました。
身ぶり手ぶりのゼスチャーをしながら、又、それがとても面白くて、ついこちらも笑ってしまいます。
娘のそんな姿や、屈託なく笑う顔を見て、この子ってこんなに可愛かったんだ♪と思いました。「○○、笑っているとすごく可愛いね♪」が自然に出てきました。そうしたら「ママも笑っていると可愛いよ♪」と言ってくれました。
なぜか、涙が出ました。じんわり暖かいものを感じて、笑いながら泣いてしまいました。
「褒める」ってすごいな。パピーさんってすごい!改めて感じました。娘との関係が良くなっていくのと並行して、娘の言葉の中に友達の名前が出てくるようになりました。
最初は1人だけだったその友達も、2人、3人、と増えてきて、「今日、学校で、誰々とこんな風にして遊んだよ」と、少しずつ友達ができているんだな~と感じていたところ、先日、その中の一人の子の誕生会にお呼ばれしたのです。
私は行かせるのがとても不安でした(以前、義理で誕生会にお呼ばれした時、みんなに嫌な思いをさせた事があったからでした)でも、娘は「どうしても行きたい!」と言って聞きません。
「何もなく無事に帰ってきてほしい」と不安でドキドキしながら帰りを待っていると、ニコニコしながら娘が帰ってきました。
「カレーを食べて、ケーキも食べたよ」「プレゼントをあげてゲームで遊んだ」「すっごく面白かった」と上機嫌でした。
でも、ネガティブで心配性の私がむくむく起きだして、お呼ばれした子の家に電話をしました。「今日はお世話になりました。娘はとても楽しかったと喜んで帰ってきました。ありがとうございました。」「でも・・・本人は楽しかったと喜んでいますが、何かご迷惑や粗相は無かったでしょうか?」
と恐る恐る聞いてみたら、反対に「○○ちゃん、ものまねが上手で、とても楽しかったですよ」「誕生会も盛り上がったし、私も楽しませてもらいました。それに、『おばちゃん、カレーおいしいよ、上手ね』って言ってもらいました」「とっても楽しい、いい子ですね~」って言って頂けました。
私は「良かった~」とホッとして、又、涙が出ました。
胸をなでおろしながら、言って頂けたように娘を褒めました。(パピーさんのテキストにありました『人を介して褒める』ですね)娘は本当に嬉しそうに「私、人気者だよ♪」ですって(^^)
1年前は、皆から「嫌い」と言われ、部屋の隅で、膝を抱いて泣いていた子です。こんな風に変身してくれるとは思いませんでした。
パピーさんの言葉、
“「褒める事ができない」と言われる方がおられます。そんな方に私は「それは素晴らしい!」と言います。あなたが今まであまり子供を褒めた事がないとすると、もし褒める事ができれば、いつも褒められている子供より、その効果が絶大だと言う事です。という事は、あなたさえそれができれば、あなたのお子さんに、とてつもない反応があるかもしれない、というわけだからです。”
もしこれが無かったら、こういう日は来なかったと思います。本当に感謝しています。
まだまだ、私はネガティブな部分もありますし、自分に自信がある、とは言えません。でも、1年前の自分とは、全然違っていると感じています。
パピーさんのテキストは面白いです。すぐに役に立つことがいっぱいです。もっともっと勉強して吸収していきたいです。多分、私は人より何倍も時間がかかりますが、よろしくお願いします。
何を書いているのか分からなくなってしまいましたが、子育てって楽しいんだな~って今、感じています。支離滅裂ですが、これで終わりにします。読んでくださってありがとうございました。
ココまで・・・
さえさん、素敵なメール、ありがとうございます。娘さん、学校でみんなと上手にやっているようですね♪「私、人気者だよ♪」そうですか~(^^)そんな言葉が聞けるなんて、こんなに嬉しい事はありません。
でも、その影には、さえさんの頑張りのおかげですよ♪こんな風にありましたね。
“講座の中にもありましたね。難しかったら細分化。最初は、これなら使えそうだな・・・と思う言葉を使うようにして、それが使えるようになったら、少し語尾を伸ばしてみました。
これがとても良かったです。「いいじゃん」「そうだね」が、「い~いじゃ~ん」「そうだね~~」になると、子供の反応が全然違いました。
それができるようになったら、笑顔も意識しました。「い~いじゃ~ん(^^)」「そうだね~~(^^)」最初はぎこちなかったと思います。でも、語尾をのばす、笑顔を心がける・・・これだけで全然違いました。”
これは、とてもいいところに気づきましたね♪語尾を伸ばす・・・ですか~(^^)実際に私もやってみたら、本当にそうでした。語尾を伸ばしてみると「本当にそう思うよ」のように感じました。とても良いアイデアですね♪
それと・・・しっかりテキストを読んでくださっているんだな~♪って感じましたよ~。
“まだまだ、私はネガティブな部分もありますし、自分に自信がある、とは言えません。でも、1年前の自分とは、全然違っていると感じています。パピーさんのテキストは面白いです。すぐに役に立つことがいっぱいです。もっともっと勉強して吸収していきたいです。”
と書いてくださった事。作者冥利に尽きる言葉です(^^)とても嬉しく思います♪今回、さえさんからは初めてのメールでしたが、又、もしよろしければ、経過などを教えてくださいね♪素敵なご報告、メルマガ掲載へのご許可もありがとうございました。
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