第661号 “幸せ”に気付く
今、メルマガをお読みの方は、ちょうど子育て中・・・の方が多いと思いますが、今日、ご紹介させて頂くくるみさんは、一番上のお子さんが、来年成人式を迎えます。
くるみさんはいつ頃から勉強を始めたんだっけ・・・?と履歴を見てみたらなんと、一番最初のメールが2006年でした。
6年経てば、子供たちは随分と成長します。でも必ずどの子供も成長し、大人になっていくんですね。
あなたのお子さんも、高校を卒業し、成人する日が来るんです。今日は、そんな風に成長されたお子さんから素敵なメッセージをもらった内容をご紹介したいと思います。
ココから・・・・
パピーさん お久しぶりです。本当に長い間ご無沙汰してしまっていて・・・・。
メルマガは読んでいます。感じたことなどもいろいろあり感想を・・・と思うこともあるのですが、ここしばらく仕事が忙しく、なかなか落ち着いて時間が取れません。
SNSにもなかなか伺えずちょっと(かなり)寂しい思いです。
我が家の子供たちもずいぶんと10才を過ぎてしまいました(笑)来年になると、長女は成人式、次女は高校卒業、長男は高校受験性になります。
子育ての大変さは子供が大きくなった今でも正直感じます。
いいこともあり、そうでないことも。ただパピーさんとの出会いで過去の自分と向き合うこともできましたし、子供が大きくなった今でも役に立つことがたくさんです。
過去の失敗はもう何を言っても変えられない。そう分かっていても「過去に戻りたい!」と思ってしまうこと・・・これも正直ありです^^;。
でも・・・・・少し前のメルマガ・・・第656号『子育ての常識は正しいの?』の中で・・・
「それを言えない子が沢山いるのです。親に言われたから、先生に言われたから・・・。グッと唇をかみしめて、辛くても、苦しくても我慢している。
からかいや嫌がらせはどんどんエスカレートして、それでも自分の気持ちを抑え込む。その根本が親の言葉を従順に守っているのだとしたら・・・これは、あまりにも、かわいそうすぎますよね。」
というお話が載っていましたが、これを読んだとき(ちょっと話の種類は違いますが)うちの子供たちは私が気がつくように“反発”という形であれこれ意思表示していてくれたんだなって思いました。
当時はそれに対し私も同じ土俵で“反発”し、辛く大変な時期は結構長くありました。
でも、娘たちがそうしてくれたおかげで今、こうやって気づけることがたくさんあります。
小さい時から一番難しい(私自身が難しくしていたんですよね)子だった次女とはここ1,2年気持ちを落ち着けて話すことがグント増えました。
年に1回ほど大きくぶつかることもありますが・・・・^^;その次女は今、トリマーになるという夢を見つけ少しずつ歩きだしました。
きっかけは去年の1月に主人が山で拾ってきたヨークシャテリア。ロコ(以前のコミュニティ)の頃の日記にも書いたことがあるのですが子犬だと思っていたこの子は実はおじいちゃん犬。
拾って1,2ヶ月で2回危篤状態になりました。そのあとくらいからよくジジ(おじいちゃんだから?そう名付けました)の世話をしていた次女にとてもなついていきました。
そして、自分でボサボサにのびた毛をカットしたりしていくうちに「トリマーになりたい」という気持ちが膨らんでいきました。
昔からいたハナはちょっと体が大きくなかなか自分でカットするのは勇気がいるらしく、勉強して自分で切れたら・・・とも思っていたようです。
ずっと「なりたいものはない」といって来た次女だったので、自分で進みたい道を見つけたことがまず私たち親にとっても、すごく嬉しいことでした。
そんな次女から先日手紙をもらいました。
『ママへ。母の日、もう終わっちゃったけど手紙遅くなってごめんね。
今年はプレゼント無しで、夜ごはんしか作れなくて残念だったでしょ?来年は本格的なイタリアン(笑)作れるといいな~。
進路のこと、オープンキャンパスのこと、一緒にいろいろ考えてくれてありがとう。周りのみんなが応援してくれるってすごい幸せなことなんだって思ったよ。
家の事情で就職しか選択肢がない子もいるのに、やりたいことに向かって行けるって幸せなことだよね。ママとパパには感謝してます(照)
絶対にトリマーになって恩返しするからね。いつも送り迎えありがとう。いつもわがまま言ってごめんね。
ハナのこと、頭から離れないけど50%の確率にかけて祈ってる。(この手紙のちょっと前に乳腺腫瘍が見つかったのです)いつもジジとハナの元気で毎日頑張れてる。
トリマーになったらハナをかわいくカットするのが夢だよ。これからもよろしくお願いします。』
まだまだ歩き始めた夢なのでどこでどうなるかはわかりません。でも、こんな風に“自分は幸せだな~”って思えるってすごいなって。
私が同じ年頃に、こんなふうに親に感謝してたかというと・・・・もっともっと大人になって・・・つい最近のような気がします。
もしかしたらどこかで聞いた話なのかもしれませんがそれでも「そうだよな」って共感して伝えてくれたならそれだけでも嬉しいです。
もう母親業を投げ出してしまいたい、どんなに勉強したって幸せになれない!なんて・・・自暴自棄になった頃もありました。
でも、信じて待っててよかったな~って思えた瞬間でした。
同時に、これはやっぱりパピーさんのおかげだ!と思わずに入られませんでした^^。相変わらずお勉強は嫌いで面倒くさがりやですが彼女なりに頑張って前をむいているんですよね。
長くなってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。パピーさんも相変わらずお忙しいと思いますが、どうぞお体には気を付けて下さいね。
久しぶりの報告でした。くるみ
ココまで・・・
くるみさんも書かれていましたが、“もう母親業を投げ出してしまいたい、どんなに勉強したって幸せになれない!なんて・・・自暴自棄になった頃もありました。”こんな風に考えている方もきっと沢山おられると思います。
でも、諦めず、小さなレンガを積み続けることで、どこかで生まれてしまった心の隙間も、ボタンの付け間違いも、必ず修復できると私は思うのです。
あきらめず、コツコツと積み続ければ・・・です。
「なりたいものなんてない!」と言っていた次女さんが、「トリマーになりたい」という目標ができた事。
これって素晴らしいな、と思いますし、それを応援してくれたお母さん・お父さんの姿をちゃんと見て、「応援してくれてありがとう」と言える娘さん。素直な良いお嬢さんに育ってくれましたね。
“進路のこと、オープンキャンパスのこと、一緒にいろいろ考えてくれてありがとう。周りのみんなが応援してくれるってすごい幸せなことなんだ。家の事情で就職しか選択肢がない子もいるのに、やりたいことに向かって行けるって幸せなことだよね。”
高校生ぐらいの年齢で“自分は恵まれているんだな”と分かる、“これって幸せな事なんだ”と分かる事。そんな娘さんはすごいな~と思います。
又、子供のやりたい事を優先して、親の意見をあれこれ言わず、応援してあげている、くるみさんご夫婦も立派だな~♪と感じました。
次女さんはもう高校3年生なんですね。もうすぐ社会人になるんですね♪早いな~(^^)でも、くるみさんもよく頑張りました。
“信じて待っててよかったな~って思えた瞬間でした。”の一文に、今までの葛藤と、安堵が入り混じった、そんなお気持ちを感じました(^^)
ほんと・・・良かったですね♪また、時々メールくださいね。メルマガ掲載のご許可、ありがとうございました。
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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