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第669号 甘えは悪ですか?

こんばんは。パピーいしがみです。

夏休みに入り、いよいよ暑くなりましたね♪

ここのところ連日35度越えが続いているようです。

どうやらしばらく雨も降らないようですよ(^^;)

子供たちには最高の夏休みかもしれませんが、

大人には厳しい夏になりそうです。

どうぞ水分・塩分を沢山とって熱中症にお気を付け下さいね♪

さて、今日のメルマガは「甘えは悪ですか?」としました。

特に1歳~3・4歳ぐらいの時期の話になるのですが、

今日はそれについて、一つの事例と、

私の考えをお話したいと思います。

まずはチー子さんから頂いたメールをご紹介しますね。

ココから・・・

パピーさん、お世話になっています。チー子です。

いつもフォローメール・メルマガをありがとうございます。

忙しい私ですが、携帯で読めるので、とっても重宝しています。

以前、長男の癇癪でパピーさんにご相談した時、

「甘えは大事ですよ」「特に幼少期の甘えはとても大事」

「十分に甘えさせてもらった子は自立します」

とお返事を頂いて、

「私のやっていた事は正反対だったんだ」と知り、

できるだけ要望を聞いてあげたり、

拒否をしない、肯定を増やすように努めてきました。

おかげで、あれだけ酷かった長男(当時3歳)の癇癪はぐっと減り、

とても聞きわけが良くなりました(^^)

又、すぐに泣くような子でしたが、

笑顔が増えて、元気に明るくなって嬉しく思っています。

でも実は私、人からのアドバイスを実行することが苦手で、

自分が納得しないと行動できない人なんです。

そんな私が、パピーさんのアドバイスを素直に受け入れて、

行動できるようになったのは、

その時の子供の気持ちを教えてもらったり、

「なぜ、甘えが大事なのか」と言う理由や、

「甘えを受け入れてあげると子供はどう感じるのか」などなど、

それらの根本的な部分をしっかり教えて頂いて、

理解力の乏しい私でも理解する事ができたからだと思います。

いつも丁寧なお返事を、ありがとうございます。

突然ですが、パピーさんは、尾木ママってご存知でしょうか?

教育評論家の方で尾木直樹さんという方なのですが、

長男がそんな風に変化した頃、たまたま点けたテレビで、

その尾木ママがこんな風に言っていました。

今まで「抱き癖がつくから抱っこしてはいけない」とか

「甘やかせると甘えんぼになるからダメ」とか

「お母さんにべったりの子は突き離すべき」とか

言われていたそれらは間違った教育論なのよ~♪って。

これを聞いて私は、

「え~!!パピーさんと同じ事言ってる~」

っとびっくりしました。

「抱き癖がつくから抱っこはしない方が良い」とか、

ちょっと何かあるとすぐ「甘やかしているからだ」

「甘えは悪、鍛えろ」みたいな言われ方って、

わたしのまわりでも当たり前のように言われていますし、

まさに私の母や姉が私にそう言っていました。

だからテレビで尾木ママがこういう事を教えてくれていても、

なかなか信じられなかったり、

「だったらどうしたらいいんだろう?」

と言う事が分からず悩んでおられる方も多と思います。

(実際、私もパピーさんから具体的にお返事を頂いて、

自分の事と照らし合わせて聞けたから理解できたのですし、

理解できた後だったからこそ、

尾木ママの言葉に共感できたのでした)

でも以前には「子供を褒めるな」などという本があったり、

そんな内容のテレビ放映がけっこうあったり・・・。

(今は全く、聞かなくなりましたが)

実際に子育ての真っ最中の私たちからすると、

何が正解で、何が間違いなのか、

いつも暗闇の中で探しているようで、

とっても不安になってしまいます。

以前の私はいろんな育児書を読んでいましたが、

読むたびに違うことが書いてあって、

新しい本を買う度に混乱していました。

パピーさんを知ってからは、私の向かう方向も決まり、

心が揺れる事も無くなって、子育て本を買うこともありませんが、

それまでは、いつも不安で「本当にこれでいいんだろうか?」

「なんかさらに悪い方向に向かっているような気がする・・・」

と疑心暗鬼になったり、心配しすぎたり、

子供と一緒にいる事が怖かったりしていました。

そんな親だったら子供だって不安になりますよね♪

長男がしっかりしてきたのは、

私自身のブレが無くなったからかもしれません(^^)

勉強をし始めてからは少しだけですが、

自分の子育てにも自信がついてきました。

長男も次男も、まだまだこれからなので、

これからもいろいろと教えて頂きたいと思います。

いつもありがとうございます。

これからもよろしくお願いします(^^)

ココまで・・・

チー子さんからのメールにこうありましたね。

> 実際に子育ての真っ最中の私たちからすると、

> 何が正解で、何が間違いなのか、

> いつも暗闇の中で探しているようで、

> とっても不安になってしまいます。

> 以前の私はいろんな育児書を読んでいましたが、

> 読むたびに違うことが書いてあって、

> 新しい本を買う度に混乱していました。

これって本当にそうだと思います。

テレビも、本も、やはり視聴率だったり販売数だったり、

“お家の事情”があるので、

必ずしも『全てが真実である』とは限りませんし、

こういう媒体は情報の提供が主ですので、

どれを取捨選択するのかは購入者次第となっています。

すると、やっぱりいろんな情報が交錯してしまい、

結局、分からなくなってしまうんですね。

(だから選ぶ側(私たち)の考え方がとても大事なんです)

又、子供たちはみんな違うので

“たった1つのやり方だけが正しい”という訳でもありません。

子供たちの年齢や、生活環境、第一子、第二子の違い、

その子個人の成長度合いなど・・・

さまざまな条件で、その子には何が有っているのか?

というのは、その都度、変わってくると思います。

だから私は詳しい状況をお聞きしてお返事をしているのですが、

誰でもが「認めてほしい」と思っている事。

そして、幼少期の甘えの重要性は、

どの子にも共通している必須項目だと考えています。

チー子さんから頂いたメールに

“尾木ママ”の事が書かれていましたね。

この“尾木ママ”のニックネームは明石家さんまの

“ほんまでっかTV”で付けられたかと記憶していますが、

私もこの尾木直樹さんの言葉にはいつも注目しています。

この尾木さんは、もともと学校の先生をされていて、

「教師の立場では現代の教育現場を変えられない」と

評論家に転身されたのだそうです。

“3年B組金八先生”の金八先生のモデルでもあるんですよね。

そして日本で初めて引きこもりやイジメの調査を行った方、

でもあるのだそうです。

この尾木ママさんの考え方は「1人1人の気持ちを大事にする」

『一人の“人”として“認める”こと』だと私は感じています。

そうそう。その尾木ママが出ている

“ほんまでっかTV”で、こんな話がありました。

親子心理評論家の山崎先生がこう言われたのです。

「甘えさせてもらえなかった子」は「甘ったれ」になる。

ある程度の反抗は必然だが手に負えない様な反抗は「甘ったれ」。

ちゃんと甘えさせてもらっていた子は、満足するので、

「甘ったれ(手に負えない様な反抗をする)」にはならない。

例えば「抱っこしてほしい」と子供が甘えてきたら、

その時に抱っこしてあげれば、子供は満足したら離れる。

でも「ママは忙しいの」

「ジュースでも飲んでおきなさい」などのように、

求める甘えに応じなかったり、何かで代用しようとすると、

子供には満足がなく不満が残り、この結果「甘ったれ」となる。

子供の甘えを拒否したり、突き放したりすると、

子供の要求はどんどんエスカレートして歯止めが効かなくなる。

でも反対に、子供が小さいころに、

しっかり甘えさせてあげていると親から離れて、自立しやすい。

これを隣にいた尾木ママもうなづきながら聞いていて、

「そうなのよ~♪小さいころの甘えはとても大切♪」

って言われていました。

そして生物学評論家の池田先生が

「3歳までの子どもは徹底的に可愛がるべき」

「これは脳科学的にも証明されている!」

と補足されていました。

チー子さんは、お母さんやお姉さんから

「あんたが甘やかせるから、聞きわけが悪いんだ」

「もっと厳しくしなさい!」と言われていて、

あえて厳しく躾けをし、あえて強く叱り、

わざと甘えさせないようにしてきたそうですが、

一向に良くならないどころか、どんどん癇癪がひどくなり、

これで本当に良いんだろうか?と不安になって、

講座を勉強され、私にご相談を頂くようになったんですね。

多くの方が「叱って直す」とお考えですが、

1歳~3・4歳ぐらいまではマナーや躾よりも、

「安心」させてあげる事の方がずっと大事だと私は思っています。

というのはこの時期って、

ものすごく沢山の情報を取り入れる、子供にとって

(人として)成長する上でのスタートダッシュの時期なんです。

ものすごいスピードで心も脳も成長します。

でもその時に不安があったらその成長を妨げるんですね。

私たちは不安があったら、のびのびはできませんよね。

何よりも先にその不安を解消したいと思うはずです。

子供も全く同じで、

一番の成長期である1歳~3・4歳の時期に不安で怯えていたら、

沢山の情報を吸収する前に、

その不安を解消する事ばかりに執着してしまうのです。

子供はいつもいつも甘えるわけではありません。

何か不安になった時に甘えるんです。

だから甘えた時に、受け入れてもらえると、

すっとその不安が消えて、又、頑張れるんですね。

長男さんの酷い癇癪や泣き虫が改善してきたのは、

お母さんに甘えさせてもらえることで、

「僕も甘えてもいいんだ」って安心できたから、

だと思いますよ♪

甘えを受け入れてあげる事も、その子の思いを認める事。

肯定してあげる事になるんですね。

そして・・・

> 私の向かう方向も決まり心が揺れる事も無くなりましたが、

> それまでは、いつも不安で「本当にこれでいいんだろうか?」

> 「なんかさらに悪い方向に向かっているような気がする・・・」

> と疑心暗鬼になったり、心配しすぎたり、

> 子供と一緒にいる事が怖かったりしていました。

> そんな親だったら子供だって不安になりますよね♪

> 長男がしっかりしてきたのは、

> 私自身のブレが無くなったからかもしれません(^^)

> 勉強をし始めてからは少しだけですが、

> 自分の子育てにも自信がついてきました。

とありましたね。

子育てに自信がついてきた♪なんて・・・とても嬉しいです♪

これからも1つ1つ、積み上げていきましょう。

きっとその自信はもっと揺るぎの無いものになっていくと思います。

貴重なご報告、メルマガへの掲載のご許可も、

ありがとうございました。

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