第674号 一緒にやってみよう♪
こんばんは。パピーいしがみです。
先週のメルマガでちょっとお話しましたが、
今日は、私の住んでいる地区の運動会でした。
私は選手・・・ではなく、
裏方で準備や撤収に携わっているのですが、
毎年、とても楽しみな競技があるんです。
それは「幼児風船とり」。
お菓子を付けた風船を沢山用意して、
小学校就学前の子供達
(お母さんに付き添われた1歳半~未収園児)が、
スタートラインに横一列に並んで、
「よ~いドン」の合図で、風船を取りに行く、
ただ、それだけの物なのですが、
この時の子供たちの表情がとても良いんです。
スタートの号砲を待っている緊張感や、
目標に向かって一直線に走ってくる時の顔。
風船をゲットできた時の喜びよう。
そして、それを見る付添いのお母さん達の笑顔。
これを見ると「又、来年も頑張ろう!」って思います。
さてさて、そんな中、
今日のメルマガは「一緒にやってみよう♪」にしました。
多くの方も、こんな時どうしたらいいんだろう?
とお考えになると思いますが、
ことさんからの質問にこんな風にお返事をしていました。
ここから・・・
> 一つ教えて頂きたいのですが娘は初めてやることに不安がり、
> 緊張してしまうのですが、まずやってみせて、
> やらせてみて・・と教えていけばいいのでしょうか。
> 思えば娘がこれまでおもちゃやパズルなどどうやるの?
> と聞いてきたときに「いきなり答えを教えてしまってもなぁ」
> 「少しは自分で考えたほうが」と思って“まずやってみせて”
> ということをあまりしてこなかった気がするのです。
> 自分(私)が未だ失敗することが怖いのですが、
> 娘もそうなってしまっているのでしょうか。
> もっと自己主張できるようになって、
> 自信がもてるようになってきたら不安がらずに
> 挑戦していくものなのでしょうか。
これですが、初めての事って誰でも不安です。
又、失敗しない事、上手く行く事ばかりを経験していると、
失敗が怖くて初めての事に躊躇するようになります。
なので、もし初めての事に不安がるようでしたら、
まずは一緒にやってあげて楽しんで、
不安を払しょくさせる事。
そして、例え失敗しても追求しない事です。
(失敗をさせなかったり、失敗を叱ったりしていると、
失敗するのを恐れたり、
新しい事にも恐れを抱いてしまうようになります)
今、少しずつ積極性が表れてきていますので、
そうやってチャレンジする姿勢を褒めてあげて、
そして、失敗しても明るく「そういう事もあるさ~♪」
と言って、失敗を怖がらせないようにして下されば、
少しずつ不安は解消されていくと思いますよ(^^)
あとは「一緒にやって楽しむ」事ですね。
パズルなどは失敗が1つの楽しみですからね(^^)
ココまで・・・
初めての事って、大人だって不安ですよね。
だから1人でやらなければならない時には
「ん~?ちょっとやりたくない」という気持ちが先行します。
でも誰かと一緒だと「やってみてもいいかな?」
と1人の時とは又、違った感情も湧いてきます。
1人では不安だけど、2人ならそうでもない。
一緒に取り組んでくれるもう1人。
それがお母さんだったらさらに安心できるんですね。
ことさんにこんな風にお返事したら、
このようにご報告頂きました。
ココから・・・
パピーさん、おはようございます。ことと申します。
結婚25周年、おめでとうございます(^_^)
旅行、ゆっくり楽しめたようでよかったですね!
私もいつか、
子どもの手が離れたら夫と二人で旅行に行きたいです(^O^)
最近の子供の様子ですが、前回のメールで
子どもが初めてのことを怖がったり不安がったりしたときは、
「まず一緒に楽しんだらいい」
ということを教えていただいてはっとしました。
私は怖がっているなら無理にやらなくても・・・
と思って挑戦させるということをしていなかったのです。
2歳の息子はまだオムツが取れていなかったのですが、
これまで怖がってトイレに行くことすら嫌がっていたので
思い切ってトイレトレーニングを始めることにしました。
パピーさんのテキストにもあった、
できなかったら細分化、まずは楽しんでトイレに行くようにし、
トイレに行けたら褒め、補助便座に座れたら褒め・・
と続けていたら・・・3日後にはすっかり
トイレでできるようになってしまったのです。
失敗することもありましたが全然気にならなくて
「大丈夫だよ♪」と声をかけていました。
これには私もびっくりで、もちろん
「すごい!かっこいい!」とたくさん褒めました。
子どもも「すごい?おにいちゃん?」なんて得意気です。
これからも何か怖がったときには一緒にいて
まず安心させてあげるを心がけようと思います。
初めてのことを一緒にやって安心させてあげるって
すごく大事なことなんですね。
上の子のもっと小さいときに知っていたら・・
色々なことを一緒に余裕をもってチャレンジできたかなぁ・・・
と思うばかりです。
これから上の子が何か初めてのことをするときには
まずやってみせて・・と一緒にやっていこうと思います。
ココまで・・・
びっくりですよね♪
今まで、怖がってトイレにも行けなかった子が、
「一緒にやって楽しむ」をやってみたら、
わずか3日でできるようになっちゃった・・・なんて。
え~ッ?ちょっと早すぎ!(^^)です。
でも、これが普通ではないので、
こんな風にお返事しておきました。
> すごいな~♪とても上手な対処でしたね♪
> たった3日後には、トイレできるようになってしまった、
> これはすばらしい!!
> でも、トイレトレーニングは調子のいい時、悪い時、
> また感情の浮き沈みで変わってきますので、
> できなくなっても怒ったりしないようにお気を付け下さいね。
> 「できない時もあるさ、でも、できると良いよね♪」
> という気持ちで進めてくださいね(^^)
それから約2カ月後、こんなご報告を頂いたのです。
ココから・・・
パピーさん、こんばんは。ことと申します。
お忙しい中いつも丁寧なお返事をありがとうございます。
それからメルマガもとてもためになり毎週楽しみに読んでいます。
2歳の下の息子のトイレトレーニングは、あれから
逆戻りすることもなくすんなりオムツが外れてしまいました。
トイレに行くことすら怖がっていたので長期戦になるか?
と覚悟していたので、こちらが拍子抜けするくらいでした。
次の下の子の目標は着替え。
できないことは細分化で、少しずつ自分でできるように
チャレンジしています。
それから6歳の上の娘が先日
「私ってすごいかも!」って言ったんです。
スイミングに通っていて背泳ぎがなかなかできず、
約1年間進級できなかったのですが先日やっと合格できたことや、
幼稚園のお泊り保育でリーダーに選ばれたことなどが重なって
そう思ったようなんですが、
上の子からその言葉が聞けたことが嬉しかったですし、
1年ひっかかっていた背泳ぎが合格できたときには
娘のこれまでの頑張りを思い出し、
私も嬉しくて嬉しくて泣いてしまいました。
最初は周りの子がどんどん先に進んでいくのが気になったし、
本人も気にしているようでしたがパピーさんの勉強を始めて
背泳ぎを怖がって最初は2mくらいで立っていたのに
だんだん5m、15mと泳げる距離も長くなり、
娘はゆっくりだけど確実に進めているからと思えるようになり、
たまにめげて「できない、できない」と言うときにも
「テストのたびに泳げる距離が長くなっているから、
少しずつ泳げるようになってるから大丈夫だよ!」
と励ましてきました。
上の子も自分なりに何か乗り越えたのか、新しい級では
「次のテストは1回で絶対合格する!」と張り切っています。
ココまで・・・
嬉しいですね~(^^)
トイレを怖がっていた2歳の息子さんが、逆戻りすることなく、
あっさりとトイレトレーニングが終了した事もそうですが、
ことさんがご心配だった娘さん。
少し前は、お母さんが
> 上の子のもっと小さいときに知っていたら・・
> 色々なことを一緒に余裕をもってチャレンジできたかなぁ・・・
> と思うばかりです。
とご心配するほどだったのです。
それが・・・
「私ってすごいかも!」
なんて言えるって。これは本当に嬉しいですね~(^^)。
> 上の子からその言葉が聞けたことが嬉しかったですし、
> 1年ひっかかっていた背泳ぎが合格できたときには
> 娘のこれまでの頑張りを思い出し、
> 私も嬉しくて嬉しくて泣いてしまいました。
とありましたものね。
1年間、頑張ったんですよね♪
後から入ってくる子にどんどん抜かれ、
本人も辛かったでしょうし、そんな娘さんを見る、
ことさん自身も切なかったと思います。
でもお母さんの言葉。
「テストのたびに泳げる距離が長くなっているから、
少しずつ泳げるようになってるから大丈夫だよ!」
これは娘さんにとって心強かったと思いますよ~♪
本当に良く頑張った。良く乗り越えた。
これからも意欲を持って、チャレンジを続けてほしいです。
それと・・・
> 次の下の子の目標は着替え。
> できないことは細分化で、少しずつ自分でできるように
> チャレンジしています。
とありましたね。
実は、着替えが上手にできるようになるためには、
ちょっとしたコツがあるんです。
これは、ことさんにもお伝えしたのですが、
皆さんにもポイントをお話ししますね。
それは成功しやすいように
「ちょっと工夫する」って事なんです。
例えば、Tシャツであったら、少し大きめの、
首周りが広いものを選ぶ、とか、
ボタンが付いているものであれば、
少しボタン穴を大きくしておく・・・。
ズボンにはチャックの無い、
伸縮性に富んでいる素材を選ぶなど、
「あ、できた」が比較的簡単にできるようにしておくことで、
「僕ってやるじゃん」という気持ちが芽生えやすいです。
もちろん、できたら、喜びを表すこと。
そして褒めてあげる事を忘れずに・・・(^^)
そうやって最初の「できる」を経験させてあげて、
成功体験を増やして、簡単にできるようになってきたら、
ゆっくりと少しづつ、高度なものにします。
具体的には、ボタン穴を正規に直したり、
シャツを体に合うサイズに戻したり、
柔らかい素材から少し堅めにしたり、
ズボンもGパンのように、少し堅く、
チャックの付いているものを選ぶ・・・のように、
その子の「できる」レベルに合わせていくんですね♪
これも「できない事は細分化」の1つの例ですが、
ちょうど、夏から秋に向かっていく、
今の季節にはちょうどいいチャレンジかもしれません。
ご参考にして頂ければ幸いです。
ことさん、素敵なご報告、ありがとうございました。
メルマガの掲載ご許可もありがとうございます。
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