第679号 「面白い」が大事♪
こんばんは。パピーいしがみです。
ここのところ、号外での「お箸」のお話し、
前々回の「字」について・・・など、
少し「練習」が必要なものや「勉強」に関わる事について、
お話ししてきました。
反響もかなりあって、皆さん、反復練習が必要なものについて、
とても苦労されていたり、頭を悩まされているんだな~
という事が分かりました。
「できない」事ができるようになる、って、
どうしても練習が必要で、何度も何度もやる事で、
やっと、できるようになる事って結構多いんですね。
例えば「自転車の補助輪はずし」もそうですし、
小学校で必ずやる「逆上がり」もそうです。
「コツ」「筋力」も必要ですが、どれだけ反復練習をするか?
で結果に大きな違いが現れます。
でも、なかなか一筋縄ではいかないのは、
その「反復練習」が“飽きる”事にあると思うのです。
単純作業の繰り返しや、上達の変化が感じにくいものは、
何回かやっていると「全然変わらない」→「面白くない」
→「なんでこんな事やらなくちゃならないの?」
→「やりたくない」→「つまらない」→「時間の無駄」
という気持ちになっちゃうんですね。
だから熱意を失ってだらだらやったり、
「どうせできないから」とか・・・、
簡単に「もうやめた」と諦めたりしてしまいます。
でも、大人である私たちは、その「反復練習」こそが、
「できない」を克服する壁であることが分かっていますから、
どうしても「やりなさい」って言ってしまいがちになります。
そうすると子供たちは反発します。
私たちはその子供の態度が「イライラッ」と来て、
火に油を注ぐように声を荒げ、
つい、命令・強制・批判をしてしまいます。
・・・・後は・・・悪循環に一直線・・・なんですね(^^)
それで、今日は、
Hさんから頂いたメールをご紹介したいと思います。
Hさんは、2010年に一旦、講座を終了されて、
「いい感じでできているな~」と感じていたそうです。
でも、長女さんが小学校に上がってから、ちょっとずつ、
その「いい感じ」が崩れてきてしまったようでした。
それはどうも、日々の宿題、毎日の計算カード。
そういう物が原因だったようです。
こんなメールを頂きました。
ここから・・・
お忙しいところ失礼いたします。
2010年に53章まで勉強させて頂いたとHと申します。
娘と息子も6歳と4歳になり、この秋には七五三を考えています。
娘と息子もあんなによく喧嘩していたのにとても仲がよく、
仲がよい姉と弟ということが私の自慢です。
自立ということに関しても、娘が1年生、
息子はそれにあわせて年中さんから子供部屋で
自分のベッドで眠ることができるようになりました。
年中からはお泊り保育もあるので、
とてもいい感じで成長しているように感じます。
息子のおねしょに関しても一人で寝ていることもあり、
私たちが神経質になることもなく、
朝「濡れてしまった」と申告があれば、
「あらそう残念ね~。」と言える環境で、
そろそろおねしょも終わりを迎えられそうな予感です。
また、息子に関してはアンパンマンが何よりも大好きで、
「僕○○君を守るんや。」と正義感の強い、
優しい人気者に成長しています。
お姉ちゃんに関しても人前でも積極的に話したり
行動することができ、対外的にはとても
心配の要らない女の子になっていると感じています。
ただ・・・・・
お姉ちゃんにとって、大きな大きな変化の小学校入学、
はじめての夏休み、初めての長い長い学童保育
(4月からの平日も利用しています。)、
学童保育でのトラブル、宿題や毎日の学習の継続・・・
お姉ちゃんにとってとてもとても変化の多い夏だったと思います。
娘は家ですることには何をするにもぐずぐずして
怒ることが増えたのです。
学童で学んだのか大人に対して言い返すことも増えて
悪態つくことが本当に増えました。
これに関しては悪いことを学ぶのも成長と感じてはいますが、
やはりその場では腹が立ってしまいます。
私の娘に対する気持ちで、
夏休みは毎日の学習の習慣を継続させたいという思い、
同じ年齢のお友達より数字に関してちょっと抵抗があるらしいこと、
自分で立てた目標をきちんと実践させなくてはという思い、
早寝早起きをしてくれないと子供の環境にも悪いし
私の仕事にまでも影響がある・・
これらが私から余裕をさらっていきました。
夏休みの目標にあげた計算カードの音読がなかなかできず、
言い訳したり、ぐずったりする娘を見るたびに
最終的には鬼婆のように私が怒り散らしてしまうのです。
それを見た姑が声を上げて涙をぽろぽろ流し泣き出されるのです。
「あなたのやり方だとどんどん○○をひどくさせている。
そんなことなら仕事なんかやめてしまいな。」
と言わせてしまいました。
お互いにその言葉が最善の言葉でないことはわかりながら、
収めるところがなかったというのが現状です。
私もどうしていいのかわからず、
その時は仕事から帰ってきて6時過ぎでしたが、
家事も育児も放り出して家を出ました。
15分ほど歩いてこんなままではいけないと思い直し、
帰る所は家にしかないことを
出るときからわかりきって出たのですが、
さらに強く感じながら家に帰りました。
姑に家を飛び出たことを謝りました。
その間、姑は娘にきちんと
娘の悪い部分を話して聞かせてくださっていました。
また、私がだんまりをしたことで私に代わって
「○○したの~?」と促してくださっています。
姑には本当に感謝しかないのですが、
娘に対して毎日勉強をする習慣づけや時間を守ること、
何事もはじめから最後まできちんとやりとおすこと、
急がなくていいので早く丁寧にすることを教えていきたいのですが、
壁にぶつかってしまったのが現状です。
もう一度勉強を再開させて、
さらに笑顔いっぱいになりたいので、
よろしくお願いいたします。
きっと戻って見せます。そしてさらに笑顔を取り戻し、
幸せな母そして幸せな子供たち、そして幸せな家族を目指します。
よろしくお願いいたします。
ここまで・・・
Hさんは、娘さんの「いい感じ」が少し崩れてきてみたいなので、
又、勉強し直したい♪という内容のご連絡だったのですが、
メールを拝見して、私は、
宿題や計算カードなどが「良好な関係」を乱しているとしたら、
簡単に修正できるな・・・と思ってお返事をしました。
実は、何度も繰り返さなければならない反復練習って、
工夫次第で、取り組み方が全然違ってくるんです。
反復練習が「全然変わらない」→「面白くない」
になってくると、やる気が減退してしまう、と言いましたね。
と言う事は「面白い♪」って思うと、
やる気が高まってくるんです。
例えば、ちょっと前に100ます計算ってありましたね。
あれなんかも足し算、引き算、掛け算を「楽しく」
反復練習する為の物でした。
でも、100ます計算はちょっと高度で、
小学校1年生には難しくもあるんですね。
それで、私がお勧めしたのは「ゲーム」なんです。
今、無料のオンラインゲームって沢山ありますが、
小学生向きの学習用ゲームも本当に沢山の種類があります。
「ゲームが嫌い」というお母さんも多いのですが、
学校で学ぶ事も「クイズ」や「ゲーム」と同じ「知識」なんです。
その答えが分かったり、答えの導き方が分かると、
すごく面白いんです。
※もし興味がありましたらパソコンで
「計算 ゲーム」で検索してみてください。
驚くほど沢山の無料オンラインゲームがヒットします。
私たちが小さい頃、こんな事がなかったでしょうか?
「とても面白い先生がいて、その先生の授業が楽しくて、
その先生の教える科目だけが飛びぬけて良くできた」
これは多くの方が経験していると思うのですが、
「面白い」と思う事で、何の苦もなく反復練習をし、
何の苦もなく知識が増え、何の苦もなく成績が向上する。
だって・・・授業も、ゲームも、クイズも・・・
結局みんな“同じ”だから・・・なんです。
要はいかに「面白いか?」なんですね(^^)
ですからHさんには
「こんなゲームがあるから、やってみて♪」
とお返事したんです。
そうしたら、こんな風にお返事頂きました。
ここから・・・
夏休みの宿題の計算カードについて、
大人が見ていても楽しくない反復練習で、
継続させる事自体に無理があると感じていました。
そんな日が続いていたある日、
娘は自家中毒のような状態になり、毎朝体調を崩し、
朝から吐いて、ご飯も少ししか食べられない日が続きました。
ただ、吐いたらけろっとして昼前には普通に元気になるんです。
その後、担任の計らいで
次の日から計算カードの宿題についてはなくなり、
その分ドリルや計算プリントを用意してくださるようになりました。
時間をかけてするプリントや、
ドリルの中のいろんなシチュエーションのある文章題については、
娘の得意分野だったので、次の日からの宿題は
学童保育できちんと仕上げて帰ってくるようになりました。
パピーさんに教えていただいたオンラインゲームは、
家族ともどもこんなに楽しく学習していいんだ!!
と目からうろこでした。
子供たちはタイピングはまだ難しかったので、
(テンキーがないノートパソコンのため。今後購入予定(^^))
問題を見て私が打ち込む・・・としていたら、
大きな声で答えの数字を読み上げていきました。
姉も弟も競争しながらとてもとてもいい感じでした。
さらにさらに、昨日くらいから娘が
「私算数大好き!!だっておもしろいもん!!!(○^ヮ^○)
今日、先生に当てられて発表もしたんやで。」
と満面の笑みでした。
そして・・・
「オンラインゲームを教えていただいたのは
パピーさんというちゃあちゃん(お母さん)の先生なんだよ。
○○ちゃんが計算が苦手だったら、
こんなゲームもあるんだよ、って教えてくださったんだよ。」
と娘に伝えたところ
「パピーさんにお礼を言っておいてね。」
と娘から言われました。
ここまで・・・
嬉しいですね~(^^)
早速「算数大好き♪」になってくれたんですね。
そして「パピーさんにお礼を言っておいてね。」
とまで言って頂いて、思わずにっこりしてしまいました。
いえそれだけではなく、Hさんと子供たちの「関係」は、
とても良い方向に、急展開し始めたようです。
続きです・・・
そしてまだまだ続きがあって、学童保育での宿題ですが、
なかなか済ませて帰ってこなかった娘ですが、
本読みの音読は”1つの文章を3回”という宿題のところ、
5つくらいの文章をそれぞれ3回とか、多いものは5回とか、
すべて複数回の記入と、
学童保育の先生の◎とサインを見せてくれるようになりました。
私自身については怒ることを少しやめてみました。
今までもたまに娘と一緒にお料理をすることがあるのですが、
先日は一緒に根菜たっぷりハンバーグ、ひじきの煮物、
オクラのおひたし、味噌汁、ご飯とすべて娘と共同で作りました。
弟も皮むきをしたりして。
白ご飯についてはお米を量って、といで、
お釜にセットして水加減を調節してと、
すべて一人でしてもらいました。
もう何度目かの挑戦だったので、
少しフォローの説明をするくらいにとどめておきました。
上手にご飯を炊けて、ハンバーグも、
あらかじめ野菜の野乱切り、
そして野菜のフードプロセッサーでの刻み、
フライパンでの炒め、捏ね、(焼くのはオーブンでしたが)、
ほぼメインの工程を娘に任せてみました。
本当においしいお料理が出来上がり、
家族みんなで褒めました。
そして私から感謝の言葉をきちんと伝えました。
娘は「何でそんなに何回も言うの?」と言われましたが・・・、
その後の娘の態度はというと、上のような宿題の変化、
また、ご飯の後のお片づけを自分で進んでするなど
目に見えていきいきと行動しているように感じます。
ただ、朝の体のだるさはまだ抜けないようですが、
毎日の行動がきびきびできてくると就寝時間が早くなり、
治ってくると思います。
家族のことも、娘と私の関係がよくなると
きっと変わってくると思います。
いいえ、変えて見せます。
今日は、うれしい報告ができることを本当にうれしく思います。
パピーさん本当に本当にありがとうございます。
まだまだこれから運動会や音楽会が控えています。
気を抜かずに、子供たちの成長をきちんと見過ごすことなく、
私もフォローメールを勉強をしていきます。
だって、娘の1年生は今だけ・・・、
息子の4歳も今だけ・・・、なんですから。
見逃したら悔やんでも悔やみきれないですもんね。(○^^○)
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
朝夕の気温がかなり涼しくなってきました。
お体ご自愛くださいね。
ここまで・・・
Hさん、ステキなご報告、ありがとうございます。
娘さんも(ちいさな弟さんも)一緒になって、
みんなで料理をしているんですね。
と~ってもほほえましく感じます。
娘さんは、もうかなりの腕前のようですね(^^)
お姉さんになる頃はプロ並みになっているかも?です♪
> その後の娘の態度はというと、上のような宿題の変化、
> また、ご飯の後のお片づけを自分で進んでするなど
> 目に見えていきいきと行動しているように感じます。
そして、
> 家族のことも、娘と私の関係がよくなると
> きっと変わってくると思います。
> いいえ、変えて見せます。
> だって、娘の1年生は今だけ・・・、
> 息子の4歳も今だけ・・・、なんですから。
> 見逃したら悔やんでも悔やみきれないですもんね。(○^^○)
を読んで、とっても頼もしく思いました♪
本当にその通りなんですね。(^^)
子供たちの“今”は、もう帰ってきませんから。
又、さらに「良い関係」を作り上げ、
楽しい毎日♪にしていきましょう(^^)
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