第681号 マナーを教えるには?
こんばんは。パピーいしがみです。
子供たちの生活習慣など、なかなか言う事を聞かない、
いつまでたってもできない、という事がありますよね。
特に、ルールやマナー。
守らせたい事ができない。
優しく注意しても、厳しく叱ってもやろうとしない。
怒れば怒るほど反発して、わざと逆の事をする。
黙っていた方が良いのかもしれないけど、
それじゃあ、いつまでたってもやるようにならないし、
どうしたらいいんだろう?
そんな風にお悩みの方も多いのではないでしょうか?
今日は、まっしゅぽてとさんから頂いた、
そんなマナーに関するご相談と、お返事の内容、
それから、お子さんの変化について、
ご紹介させていただきたいと思います。
実は、まっしゅぽてとさんはマナー講師を経験されています。
(あ、だからきっと教え方が上手だったのね)と思いますか?
いえ、マナーに詳しいからこそ、上手くいかなかったんです。
ご紹介しますね。
ココから・・・
パピーさん、こんにちは。まっしゅぽてとです。
いつもフォローメールをありがとうございます。
メルマガも楽しく読ませて頂いています。
パピーさんから届くメルマガはとてもタイミングが良く、
「ちょうど困っていたんだ~」
という時に配信される事が多くて助かっています。
もう2年ほど、メルマガを読ませて頂いておりまして、
当時からその充実している内容に、
「これが本当に無料で良いんだろうか?」
と思っていましたが、講座を勉強するようになってから、
その体験談の貴重性がさらに分かるようになってきました。
(本当に沢山の経験をお話して下さるお母様方に感謝です)
おかげで沢山有った問題がどんどん減ってきて、
以前は、いつも怒ってイライラしてばかりだったのに、
この頃は「いい感じ♪」「楽しいな」「嬉しいな」
「あ、子育てって面白いかも?」なんて、
前向きになっている私がいます。
1年前、一度、主人に購入を相談したところ、
あまり良い顔をしなかったので、一旦は諦めたのですが、
【子育ては一度しかない、
取り返しがつかなくなって後悔したらイヤだ!】
と、半年ほど前に、主人に内緒で始めました。
こっそり始めた勉強ですが、少しずつ変わってきた私に
「あんなにイライラして、愚痴っぽかったのに、
この頃は随分楽しそうだね」
って言ってくれたので、
おそるおそる講座の勉強を始めた事を伝えたところ、
あっさりと「へ~、よかったじゃん♪」と。
内緒で始めた事を叱られるかと思っていましたが、
「前に相談した時に反対したから・・・」と言うと、
「え、そうだっけ?」との返事。
悩んで悩んで内緒で始めたのに、
なんだか拍子抜けしてしまいました(笑)。
でも、それもきっと私によい変化があったからだと思います。
そうでなかったらきっと、叱られたのでは?と思います。
パピーさんには、感謝しています。ありがとうございます。
それで、今日は1つ、
ご相談をさせて頂きたいと思いまして、
メールしました。
私は、どちらかと言うと潔癖症で、神経質だと思います。
その為、いろんなものをチェックしたくなって、
できていないと、口うるさく言ってしまいます。
特に、マナーについては、かなりうるさいと思います。
(以前はマナー講師をやっていました)
食事中。病院内で。電車やバス。レストラン。順番を守る・・・
など・・・守るべきマナーは沢山あるのですが、
私は細かすぎるほど、細かく子供に言ってしまいます。
その為でしょうか?
子供が「マナーを守る」のではなく、
マナーを守らなければならない場所に行くと、
わざと私に怒られるような事をするようになってしまいました。
これは「肯定」<「否定」になってしまったからだろうな・・・
と思うのですが、どうしたら改善できるでしょうか?
黙っていればいいとも思うのですが、
それではいつまでたってもできるようにはならないし・・。
かといって、言えば言うほど、反発して、
わざと私を怒らせようとします。
ほとほと困っています。
良いアドバイスがありましたら教えてください♪
よろしくお願いします。
ココまで・・・
このようなメールを頂いたのですが、
この時のまっしゅぽてとさんのお子さんは、
上の子が5歳、下の子が3歳で、どちらも男の子でした。
マナーの講師をされていた事もあり、
「きちんとさせたい」という思いがあったようです。
なので、どうしてもマナーについては、
うるさく言ってしまったようです。
マナーって食事だけを見ても、
「椅子に背中を付けない」とか「食べながら喋らない」とか、
「肘をテーブルに付けない」とか「口をつぐんで噛む」とか。
「箸のいけない使い方」(涙箸・迷い箸・刺し箸・寄せ箸)等々
本当に沢山あるんですね。
又、多くの場合、そんなマナーって、
「○○しない」という否定の形になっていると思います。
ですから、教えようと思うと、否定になりやすく、
それをいっぺんにいくつも言ってしまうと、
どうしたって言われた方は嫌になってしまいます。
マナー講師をされていたとしたら、
もうありとあらゆる(悪い)ケースをご存じで、
それを見る度「こうすべき」「ああすべき」
という事が気がついてしまったのではないかな~?と思います。
そして詳しいからこそ、口に出してしまった。
そういう事が多かったのだと思います。
なので私はこんな風にお返事しました。
ココから・・・
まっしゅぽてとさん、こんにちは。パピーいしがみです。
メール、拝見しました。
そうですか~(^^)
まっしゅぽてとさんは、マナー講師をされていたんですね。
でしたらきっと、いろんな事に気づかれて、
その都度、気になっておられたのだと思います。
でも、頂いたメールにこうありましたね。
> これは「肯定」<「否定」になってしまったからだろうな・・・
はい、多分、そうだったのだろう、と私も思います。
特にマナーについては「○○しない」という否定型が多いので、
どうしてもその時には否定先行になってしまったのでは?
と思います。
でも、まっしゅぽてとさんとしては、
マナーはすでに、ご自分の「常識」になってしまっているので、
黙っていられなかったのかもしれませんね(^^)
まっしゅぽてとさんからは、
> どうしたら改善できるでしょうか?
> 黙っていればいいとも思うのですが、
> それではいつまでたってもできるようにはならないし・・。
> かといって、言えば言うほど、反発して、
> わざと私を怒らせようとします。
という相談だったのですが、
ちょっと似たような事例がありますので、
そのお話をしますね。
私のところには、沢山の相談が入ります。
それは日本だけでなく世界中から届きます。
国際結婚をした方も多く、アメリカ、イギリス、ギリシャ、
オーストラリア、韓国、中国・・・本当にさまざまです。
その中で、すべての国で共通する相談があります。
それは・・・・
「子供に日本語を覚えさせたい。子供と日本語で会話したい。
でも私が頑張れば頑張るほど、子供は日本語を嫌いになり、
わざと現地の言葉で話をしようとする。
“お母さんとは日本語で会話する”
という約束なのに、それを守らない」
こういう相談です。
その相談を詳しくお聞きすると、そこには大体、
お母さんの「日本語を好きになってほしい」
という強い願いがあって、供給(与える)過多になってしまい、
子供がうんざりしてしまう・・・という背景があるのです。
供給過多、という言葉は初めてお聞きになるかもしれませんが、
私たちの興味ややる気など「○○したい」という思いは、
その興味(知りたいと言う気持ち)が与えられる情報よりも
少ない場合に、その欲求が持続できるのです。
供給(きょうきゅう)の反対は需要(じゅよう)ですが、
需要(求めている気持ち)以上に供給(与えられる)が多いと、
需要(求めている気持ち)は急激に冷え込むのです。
(与えられすぎると欲する気持ちが急速に無くなります)
たとえば、もう随分古い話しですが、
たまごっちがはやった事がありましたね。
たまごっちは、最初あまり売れる商品では有りませんでした。
ですが芸能人の「面白い♪」「はまってる!」の声から、
火がついて“手に入らない商品”になりました。
そうしたらさらに希少性が影響してほしい人が急増して、
爆発的なブームとなったのです。
プレミアムがついて、価格も3倍、4倍になりました。
それでも買う人がいたんですね。
あれは需要(求めている気持ち)が供給(与えられる)を
上回った結果だったのです。
でも、その後、大量生産して市場に出回ったら、
いきなり売れなくなって、一時はウハウハだったお店には、
莫大な在庫が残ってしまい値段はどんどん下がり、
原価を割っても売れない。
結果、大きな損失を被ったり、倒産してしまった店もありました。
そう。供給過多になったからなんですね。
供給過多になって、みんな「もう欲しくない」
「もう要らない」となってしまったのです。
様々なブームは、こうやって衰退していきます。
そこには「供給」と「需要」のバランスがあって、
それが崩れると急激にブームは終わるんですね。
そこで先ほどの“日本語を好きになってほしいお母さん”に
照らし合わせてみると・・・
子供が「日本語って面白い」
「お母さんの使っている言葉を自分も使えるようになりたい」
と子供がお母さんの言葉に興味を持ち、その興味が大きくなる前に
お母さんが「もっと使って♪」「もっともっと・・・」
と沢山与えすぎてしまったのです。
最初はお母さんのお国ことばに興味があった子供も、
供給過多で「もう、うんざり」になってしまった・・・
という状態になっている場合がとても多かったんです。
子供の「需要」に対してお母さんの「供給」が多すぎた
結果だったのです。
勉強をされている中で、もう、お気付きかもしれませんが、
私はテキストの中でも「興味」を持つことがとても大事、
とお話していますね。
そして「やる気」を持たせてあげる事が大切ですよ♪とも。
そして、何かを教える時には
「もう少しやりたい♪」という状態で、
「続きは又、今度!」にすると良いともお話しています。
これも「需要」と「供給」のバランスを保ち、
「少し需要を残しておく」「供給を少しだけ少なくする」事で
『興味』や『やる気』を持続させるためだからです。
どんなにすき焼きが好きな人でも、どんなにお寿司が好きでも、
毎日すき焼き、毎日お寿司だとうんざりします。
それと同じです。
時々食べるからすき焼きやお寿司がおいしいんですね。
そして「もっと食べたい♪」と思うのです(^^)
あ、ちょっと脱線してしまいましたが、
まっしゅぽてとさんの例で考えてみますね。
たぶん、まっしゅぽてとさんがマナーの講師になられたのは、
その前に「マナーに興味を持った時」があったからだと思うのです。
子供の時から厳しいマナーを教え込まれて、
その延長でマナー講師になられたのではない、と思うのですね。
そこには、ご自分で「もっと知りたい」という思いがあって、
勉強したり、教えてもらう事で、知識を増やし、
そしてそのメリットや、美しい所作や振る舞い、などを知り、
そこでマナー講師を目指すようになったと思うのですね。
きっとまっしゅぽてとさんは、以前のご自分のように、
「マナーをもっと勉強したい」というモチベーションをお持ちの
大人を対象に教えてこられた方、だと思うのです。
要は、スぺシャリストを育てられてきた方だと思うのですね。
そのまっしゅぽてとさんが、子供にマナーを教えるとしたら、
まずはできるだけ供給を削る事だと思います。
どうしても過剰供給になるでしょうから、あえて減らすのです。
ご自分の知識を削って削って「これなら子供もできる」
と言う物だけに絞られる事がまず必要かと思います。
たくさんを教えるのではなく、ほんのちょっとにするんです。
これさえできれば・・・という物だけに絞るのです。
そして、ムリしてそれを教え込むのではなく、
それができたら、思いっきり喜んであげてください。
「上手だよ」「よくできたね」って褒めてあげてください。
そしてできれば『それがなぜ良いのか』説明してあげてください。
(そこは、まっしゅぽてとさんのお得意の部分だと思います)
供給を絞って絞って、強制や命令をせず、
でも、子供ができたら、肯定し、
なぜそれが良い事なのか教えてあげる。
それをすることで、子供は
「しなければならない」という気持ちから解放されて、
「これって良い事なんだ、こんなに喜んでくれるんだ」
という事がわかります。
そして、お母さんが喜ぶ、その「マナー」について、
興味を持つようになるんですね。
ただ・・・
> 私は細かすぎるほど、細かく子供に言ってしまいます。
> 子供が「マナーを守る」のではなく、
> マナーを守らなければならない場所に行くと、
> わざと私に怒られるような事をするようになってしまいました。
とありましたように、もうすでに、お子さんたちは、
まっしゅぽてとさんのマナーの躾に、
「おなかいっぱい」のようです(^^)
ですからまずはちょっと時間を置きましょう。
「子供たちがわざとお母さんを怒らす事をする」
とありましたから、本当はどうすべきか?は知っていると思います。
ですから今の段階では、
マナーについて指摘するのは、やめましょう。
やってくれなくても、わざと怒らせるような事をしても、
「我、関せず」でいてください(辛いのは分かりますが我慢です)
でも、当然ですがお母さんは、子供のお手本として、
正しいマナーを見せ続けるんですよ♪
(親がやらない事は子供は絶対にやらないので、
『手本を見せ続ける』これは基本です)
このマナー以外では、
親子の良い関係ができつつあるようですから、
その「良い関係」をこれからも深めるように、
「認める・褒める・包む」は続けてください。
マナーへの供給過多を減らして、
お母さんとの良い関係ができてくると、
必ず、今まで教えてもらっていたマナー、
お母さんがいつも見せてくれているマナーを、
子供が自然に表す時があるはずです。
そうしたら、その時がチャンス。
「今のよかったよ~」「お母さん、うれしいな~」
って喜んで下さい。
子供の「マナーを守ることで褒めてもらった」
「マナーができることで喜んでもらった」という実績が、
「マナーって大事だな」という気持ちに変えてくれます。
すると嫌悪感が減り、
できるマナーは守れるようになるはずです。
是非、やってみてくださいね♪
ココまで・・・
こんなメールを送って、すぐにお礼のお返事を頂きましたが、
つい先日、半年ぐらいぶりのメールを頂きました。
そこにはこんな風に書かれていました。
ココから・・・
パピーさん、まっしゅぽてとです。
以前は、心のこもったお返事、ありがとうございました。
前のメールにも書きましたが、
尊敬するパピーさんから直接お返事を頂いた時、
私はアイドルからの返信を読んだ少女のように、
本当に嬉しく、ドキドキしてしまいました。
そして、頂いた内容はまさにその通りで、
すごい!鋭い!!さすが!!!なるほど~!!!!でした。
> まっしゅぽてとさんがマナーの講師になられたのは、
> その前に「マナーに興味を持った時」があったからだと思うのです。
> 子供の時から厳しいマナーを教え込まれて、
> その延長でマナー講師になられたのではない、と思うのですね。
> そこには、ご自分で「もっと知りたい」という思いがあって、
> 勉強したり、教えてもらう事で、知識を増やし、
> そしてそのメリットや、美しい所作や振る舞い、などを知り、
> そこでマナー講師を目指すようになったと思うのですね。
と頂きましたが、これは本当にその通りで、
私は、大学を卒業して希望通りの会社に就職できて、
秘書室に配属されました。
そこでは、とても優秀で美しい先輩が、
とても綺麗なしぐさ、振る舞いで、見とれるほどでした。
配属してすぐに、
その先輩たちが私たち新人への研修をしてくださいました。
マナーはその先輩達に教えて頂いたのでした。
それまで私はマナーなんて、殆ど知らず、興味も無く、
親も特に教えてはくれませんでした。
でも、マナーを知っているだけで、とても上品になり、
とても美しく見え、自分が急に成長したように感じました。
約1ヶ月で、マナーを含めた新人研修は終わりましたが、
私はもっと知りたいと思って先輩にお聞きしたら、
その先輩も、マナーの教室に何年か通ったと教えてくださり、
それから、マナー教室に通い、インストラクター資格など、
を取得するようになっていったのです。
パピーさんからのお返事に、
> きっとまっしゅぽてとさんは、以前のご自分のように、
> 「マナーをもっと勉強したい」というモチベーションをお持ちの
> 大人を対象に教えてこられた方、だと思うのです。
> 要は、スぺシャリストを育てられてきた方だと思うのですね。
> そのまっしゅぽてとさんが、子供にマナーを教えるとしたら、
> まずはできるだけ供給を削る事だと思います。
> どうしても過剰供給になるでしょうから、あえて減らすのです。
> ご自分の知識を削って削って「これなら子供もできる」
> と言う物だけに絞られる事がまず必要かと思います。
とあって、ホントにその通りだ!と思いました。
私は大人の私が知りたかった事、
「学びたい」と集まった、大人に教える内容を、
まだたった5歳の子どもに教え込んでいたんですね。
間違いなく供給過多でした。
恥ずかしい事ですがパピーさんに言われて初めて気がつきました。
それじゃあ「うんざり」になりますよね(汗)
でも、たまごっちの例、すき焼きとお寿司の例、
そして、海外でお悩みになったお母さんの例をお聞きして、
本当に、とても分かりやすく・・・
それでいて、テキストの内容と合致しているお話で、
1つ1つの言葉に、そこまで深い意味があるんだな~と、
改めて感動でした。
その後、私は眠っている子供達に謝りました。
「今まで(マナーの事で)怒ってばかりいたけど、
ママは、ムリを言っていたんだね。ごめんね。」
「あんまり怒らないように頑張るからね」
(そうは言っても時々怒る事はありましたが)
でも、この日から私の中の何かがかわりました。
マナーについては「最低限で良い」という気持ちが生まれ、
子供ができなくても小言を抑えられるようになりましたし、
わざと怒るような事をする時には、
「ちゃんと分かっていて、私の気を引こうとしているんだな」
と冷静に見る事ができるようになりました。
そんなある日、幼稚園に伺った時、
長男が年少さんを相手に滑り台のルールを教えていました。
「すべり台はね、ハシゴから登ってすべって下におりるんだよ、
すべる所から上に登ったらダメなんだよ、
だってぶつかったら危ないからね」
「はしごを登る時は順番だよ。
順番が来るまで、ちゃんと待つんだよ。
引っ張ったり押したりしたら、前の人がおっこっちゃうからね
それができない人はすべり台であそべないんだよ。
みんなで楽しくあそぼうね」
先生のような口調で、ちょっと笑ってしまいましたが、
年少さん達もしっかり聞いてルールを守っていました。
ちゃんと理解させているんだな~、すごいな~、
と感心しました。
それを見ていたら園長先生が声を掛けて下さり、
「○○君、とてもいい子ですね♪
小さい子にも人気があるんですよ~(^^)
ああやって年中・年少さんの子達の面倒見がとてもいいんです。
それに、ただ、決まりだから・・と押し付けるのではなく、
ちゃんと理由も説明してくれます。
だから小さい子も納得してくれるんです。
給食の時にも一番大きな声で「頂きます」を言ってくれますし、
いつも残さず綺麗に、背筋をぴんと伸ばして食べてくれて、
朝もにっこり笑って元気に「おはよう♪」って。
とっても気持ちいいです。
お母さんの躾が良いんですね♪」
なんて言われてしまいました。
私は穴があったら入りたいくらい恥ずかしかったのですが、
パピーさんが言われていたように、本人はちゃんと分かっていて、
私のいないところではしっかりやってくれていました。
家に帰ったら、沢山喜んで、沢山褒めました。
そうしたら何と言ったと思います?
「家でお母さんがやっているのを見てるからね」ですって。
私は、泣きました。うれしくて(涙)
いつもできていたか?口うるささを我慢したか?
と言われると自信はありませんが、
でも、パピーさんが言われた様に、
「言葉よりも姿勢」「言葉よりも姿勢」・・・と、
できるだけ意識しているつもりでした。
パピーさんからのアドバイスをいただきながら、
自分の中では「これでいいのかな~?」という不安もあったので、
子供が「お母さんを見ているから」と言った言葉が、
意識していた私を認めてくれたようで、
とってもとってもうれしかったです。
『子供って、ガミガミ言わなくても、親を見ている!』
だから『親が模範を示し続けなさい!』
パピーさんの仰る通りでした。
“躾なんていらない、躾なんて大っきらい・・・”
パピーさんが良く仰る言葉ですが、
でも、その裏には
「親ができない躾など、子供への押し付けだ」
「その前に親が姿勢を見せなさい」
という、パピーさんの強い信念が見えてきます。
これからも供給過多にならないように気をつけながら、
「口で言うより姿勢を見せ続ける」
そして「良いところを見つけたら褒める」ですね♪
常に意識して頑張っていこうと思います。
本当にいつも勉強になります。ありがとうございます。
朝夕はかなり冷え込む日が増えてきました。
お体に気を付けてお過ごしください。
ココまで・・・
まっしゅぽてとさん、貴重なお話をありがとうございました。
長男くん、
「家でお母さんがやっているのを見てるからね」
って言ってくれたんですね♪
それはそれは・・・感動ですね~(^^)
お母さんの頑張り、ちゃんと見ていてくれたんですね♪
> これからも供給過多にならないように気をつけながら、
> 「口で言うより姿勢を見せ続ける」
> そして「良いところを見つけたら褒める」ですね♪
はい、そうですね♪是非お続け下さい(^^)
今回は「マナー」についてお話しましたが、
これは、まっしゅぽてとさんに限った方法ではありません。
同じ様に、どなたにでも使えます。
どうしても私たちは大人目線で「マナー」を考えます。
でも、そんなマナーは子供たちが大人になってできればいい事です。
それまで、ほんの少し、ちょっとづつ教えてあげればいいんですね。
だから、どうしても口うるさく言ってしまう、という方は、
是非、“これなら子供もできる”
と言う物だけに絞ってみるようにしてください。
(もちろん、ご自分ができている事が前提です)
そして、まっしゅぽてとさんのように、
> 供給過多にならないように気をつけながら、
> 「口で言うより姿勢を見せ続ける」
> そして「良いところを見つけたら褒める」
(なぜ、それが良い事なのか説明ができたら尚いいです)
をやってみてください。
きっと必要なマナーは身に付けてくれると思います。
さて・・・ちょっと余談になりますが、
供給過多になってしまうと、かえってマイナスに転じる、
という事はいろんなケースに当てはまります。
例えば、叱れば叱るほど、悪くなる。
なんていうのもそうですし、
おもちゃを与えすぎると、工夫をしなくなったり、
物を大切にしなって、次々と新しいものを欲しくなる・・・
という事がありますし、
サッカーが大好きだった子に、もっと練習を・・・
もっとボールを蹴る機会を・・・とやってしまうと、
「え~まだやらなくちゃいけないの?」
と、だんだんサッカーへの興味が薄くなってしまいます。
これらもみな、需要と供給のバランスで、
需要に対して、ほんの少しだけ供給が少ない時が、
最もバランスの良い(興味や欲求を持ち続ける)状態なんです。
(完全に釣り合わない事がポイントなんですね)
特にそこに「親の思い」があると、
それが強ければ強いほど供給過多になりやすく、
親の思い入れが強い時ほど、
『意識して減らす』ぐらいがちょうどいいんです(^^)
そしてもちろん、その減らした事をやっていたり、
できている場面を見たら、すぐさま褒めてあげるんですね。
(この「褒める」が需要を増やす事になります)
『意識して減らす』をして供給を少なくし、
『良いところを見つけたら褒める』で需要を増やす。
それで、ほんの少しだけ供給が少ない、
絶妙なバランスが作りだせるのです。
『ただ、叱ればいい』『ただ、褒めればいい』
『何も言わず黙っていればいい・・・』
ではない、絶妙なバランスを作り出す事。
ちょっと難しいかもしれませんが、
知っていると知らないでは大違いです。
ご参考になれば嬉しいです(^^)
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