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第69号 ご主人にイライラをぶつけてしまう!

子供に対してのイライラはなくなったけど、子育てのストレスがご主人に・・・。ってこと。ありませんか?今日はそんなご相談のご紹介をさせて頂きます。

ココから・・・・

パピーさん、ご無沙汰しております。っと言っても受講生ながら宿題メールを送ったきりの「ナンシー」です。お忘れかもしれませんが・・・

いつも色々相談したいと思いながら、なかなか伝えたい事が頭でまとまらずメールできずにいました。

でも63章の「夏休みの宿題」のお母様への返信のメールを読んでどうしても、どうしてもパピーさんにメールしたくなってしまいました。

本当にパピーさんは人の心の痛みのわかる方ですね。そして優しく的確なアドバイスに感激します。いつも他のお母様への返信のメールを読んで、感心したり涙ぐんだり。心が救われます。励まされます!!

私には一歳四ヶ月の女の子がいます。毎日新しい事が出来て心の底から「スゴイ!!」って思うんです。だから意識しなくても自然とほめていると思います。子供は可愛いい・・・けど疲れます。

イタズラ、癇癪、夜泣き、自分の自由になる時間は殆どないし、やりたいことはいつも我慢して日々ストレスが溜まります。ゴメンナサイ。愚痴っぽくなっちゃって。

でも本当に聞いてもらいたい事は、そのストレスを『夫にぶつけてしまう』という事です。子供にはなかなか怒れず我慢している分、全部主人に当たってしまいます。

主人は優しくて家事も育児もよくやってくれます。子供だけじゃなく本当は主人の事も褒めて、認めて、包んであげなきゃいけないんですよね。でもいつもそう思いながら、些細な失敗を見つけては指摘して、我ながらイヤな奴だな~と思います。

パピーさんは人の長所をまず口にするって書いてありましたね。素晴らしい事ですね。私はどうも長所より短所が目についてしまうみたいで。でも私もまず人の良い所を見つけて素直に口にしてみます。

少しでもパピーさんみたいになりたい!!テキストも読んだり、読まなかったりの落ちこぼれの受講生ですがこれからもよろしくお願いします。とりとめもないメールでごめんなさい。

ココまで・・・

ナンシーさん。お便りありがとうございます。そして、心温まるお褒めの言葉、とても嬉しいです。思わずニヤニヤしてしまいました。ありがとうございました。子供さんは褒める事ができるけど・・・その反動がご主人に・・・?ですか?

きっと小さくないであろうその反動を受け止めてくれるご主人は、心の広い方ですね。そんなご主人の奥様であるナンシーさんはお幸せな方です。

でも、いつまでもこの調子では仲の良いご夫婦にもヒビが入ってしまうかもしれません。ですから、こんなお返事をしました。

ココから・・・

子供さんとのストレスをご主人にぶつけてしまうとの事。そういう事ってよくありますよね。仰るとおり、「認める」「褒める」「包む」は子供だけでなく大人、特にご主人やその他、近所の方々など心を持つ方全てに応用できます。

その一歩目は「いいところを見つけて口にする」こと。ですが、その一歩がなかなかできないのですねご自分の気持ちが満たされて無かったり、イライラしていたりするとどうしても悪いところが目に付きます。

そう言うと、「そうよ。まず私を認めてよ!認めてくれない人が悪いんじゃん!」と思いがちなのですが、そうではありません。

実は人の良いところを探すと新たな発見があります。そして、それを口にしますと、相手は喜びます。それを口にした自分も嬉しくなります。

例えば、こんなシュチュエーションはどうでしょう?渋滞の中でイライラしている時に、初心者マークをつけた車が横から入ろうとしています。「こいつ!絶対に入れてやらない!」と思って妨害をしていれば、相手も嫌な思いをしているでしょうし、阻止した自分には「ざまあみろ!」という勝ち誇った気持ちがあるかも知れませんが、自分に対する嫌悪感も感じるはずです。

ところが、その時、「プッ」とクラクションを鳴らして入れるだけのスペースを空けてあげた場合はどうでしょう?相手のドライバーが「ほっ」とした表情で深々と頭を下げたらどうでしょう。

譲ってあげた私たちの気持ちは「満たされます」し、相手の方もきっと「よかった」と胸をなでおろしたと思うのですね。

そうなんです。ご自分が良いアクションを起こすことで、相手だけでなく、『自分も』満たされるのですね。これが喜びに共通する作用なのです。

「認める」「褒める」はこの喜びの一つのアクションなのですね。ですから、是非ご主人にも応用してみてください。一つ褒めるごとに、一つ認めるたびに、ご自分の気持ちが満たされてくるのをお感じになると思います。

そして、それが積み重なった時、善循環が始まります。いろいろ試してみてくださいね。

ココまで・・・

さて、ナンシーさん。しばらくしたらお返事が届きました。そのお返事は次回のお楽しみです。

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