第698号 余裕を持つ?なんてムリ!
こんばんは。パピーいしがみです。この頃、少し鼻がむずむずしませんか?もう花粉が飛んでいるんですね♪
寒い寒い、と思っていましたら、もう春がそこまで来ています(^^)。
昨日はとても良い天気だったので、妻と二人で近所の梅園に行ってきました♪まだ2分咲き・3分咲きでしたが、確実に春の息吹を感じてきましたよ~。暖かくなるのも、もうすぐです(^^)
さて、今日のメルマガは「余裕を持つ」についてです。
「余裕を持ちなさい」って、よく聞く言葉ですよね♪でも、毎日がすごい勢いで過ぎていくのに・・・やる事がいっぱいあるのに・・・「余裕を持つなんてムリ!」そんな風に思っておられる方には、とてもお役に立てると思います。
先日、ことさんからこんなご相談を頂いたのです。
ココから・・・
パピーさんおはようございます、ことと申します。寒くなってきましたね、お元気ですか?
今回は私のことで相談させていただきたいのですが・・。4月に自分に少しでも自信がつけられたら・・・と幼稚園の役員に立候補して、くじで予想外の会長を引き当ててしまってからバタバタした日々を送っています。
元々人前で話したり交渉したりということは苦手なので、正直しんどいです。
そんな中11月下旬に息子が喘息の発作で1週間ほど入院したりとますますいっぱいいっぱいになってしまって、つい子供をせかしたり、私の直したいところである「口出し」が増えてきてしまっています。
自分で立候補して決めたことなのに、本当に情けないです。子供のこと以外で気持ちに余裕がないときに、子供と落ち着いた気持ちで接することってできるのでしょうか。
娘が小さい頃からも自分に不安なことやイライラしたことがあると気持ちを変えられず、子供の話をよく聞かなかったり、ということがよくありました。
口出しとともにそれも直したいと思って講座を受講しましたが、講座もここ1ヶ月勉強も滞ってしまっています。これから残り3ヶ月、卒園に向けてますます忙しくなりそうなので、子供に穏やかに接せられるのかとても不安です。
息子が入院中、息子も娘にも寂しい思いをさせてしまいましたが、二人ともよく頑張ってくれました。たっぷり甘えさせてあげたいと思うのですが、気持ちと時間に余裕がありません。
常にあれもやらなきゃ、これもやらなきゃと追われてしまっています。(夫はあれができた、これができたって思えばいいんだよと言ってくれるのですがなかなか・・・)乱文ですいません、よろしくお願いします。
ココまで・・・
毎日が忙しい・・・これは、多くの方に共通するお悩みだと思います。特に、仕事を持っていたり、やらなければならない事ができたり、限られた時間の中で、あれもやならきゃ、これもやらなきゃ・・・って、パニックになってしまいますよね。
そんな中で、子供がぐずったり、わがままを言いだすと、「もうっ、いい加減にして(怒)忙しいんだから!」となってしまいますよね。分かります。分かります。
時間が限られている。でもやらなきゃならない事が山積み。こんな時どうすればいいでしょう?私は、ことさんにこんな風にお返事しました。
ココから・・・
ことさん、こんにちは。パピーいしがみです。メール拝見しました。
“4月に自分に少しでも自信がつけられたら・・と幼稚園の役員に立候補して、くじで予想外の会長を引き当ててしまってからバタバタした日々を送っています。
そんな中11月下旬に息子が喘息の発作で1週間ほど入院したりとますますいっぱいいっぱいになってしまって、つい子供をせかしたり私の直したいところである口出しが増えてきてしまっています。
自分で立候補して決めたことなのに、本当に情けないです。子供のこと以外で気持ちに余裕がないときに、子供と落ち着いた気持ちで接することってできるのでしょうか。”
とあったのですが、私は「できる」と思います。
が、それができない理由の1つには、ことさんの「こうしなきゃ、ああしなきゃ」の計画が、自分の意識の大部分を占めてしまっている、という事にあるのではないでしょうか?
もちろん、役員の仕事は忙しいでしょうし、ご自分の苦手な分野でもあるでしょう。
だから、余計に神経過敏になっていると思いますが、要は「子供との時間は別の時間」と自分の意識に住み分けができれば、子供との時間の時には、落ち着いて接する事ができるはずなんです。
多分、今、意識の中には沢山の事がごっちゃごちゃになっていると思います。だから、そこ(ご自分の意識の中)に袋を作りましょう。
まずは「子育て」の袋。そして「家庭での仕事」の袋。それから「幼稚園の仕事」の袋。もう1つ「私」の袋。どれもこれも大事な物ですし、(本当は子育てを最優先してほしいのですが)時期によっては当然優先順位が変わってくるでしょう。
意識や心は、簡単には大きくなったりしませんから、幼稚園の仕事の袋が大きくなってきたら、何かを小さくするんです。
まずは「私」の袋を小さくする、これが最初にできそうですよね。それでも足りなければ、家庭の仕事の袋を小さくしましょう。(端的に言えば、手を抜くという事です)
それでも足りなければ、子育ての袋を少し小さくするのですが、多分「私」の袋と、「家庭の仕事」の袋を小さくすると、随分と「幼稚園の仕事」の袋が大きくできるはずです。
そんな風に自分の意識をいくつかに分けて、どこをどれだけ減らしてどこに回すか・・・と考えると、子供に対しての態度というのは、日々変わる忙しさで変化する事は減っていくと思いますよ(^^)。
ココまで・・・
猛烈に忙しい時って、いつまでもは続きません。どんなに猛烈に忙しくても、一時期的にそこを乗り越えると、後は、ゆるやかに日常に戻っていきます。
ですから、忙しい時だけは、他の袋を小さくして、今ある「乗り切らなければならない事」にその時間を割くんです。そんな風にお返事してしばらくしたら、ことさんからこんなメールを頂きました。
ココから・・・
パピーさん、こんばんは、ことと申します。先日はお忙しいのに丁寧なお返事をいただき、ありがとうございました。
返信をいただいたのに、すっかりお返事が遅くなってしまいました。アドバイス、ありがとうございました。確かに色々なところに意識がいってしまって、ごちゃごちゃになっていました。
でも意識に袋を作る、というアドバイスをいただいてから気持ちが本当に軽くなったんです。
優先順位をその都度考えて、今は幼稚園の仕事の袋は置いておこう、今は家庭の仕事の袋を・・・などと過ごしていたら、何かやっていても子供が訴えてきたりしたら、すんなり対応できるようになってきたんです。
ちょっと前の私だったら「そんなことで!」とカリカリしてしまっていたのに・・。私は色々な意識の袋をいっぺんに持ちすぎでいっぱいいっぱいになってしまったんですね。
持つ袋を減らしたら、子供が何か話しかけてきたらとりあえず今持っている袋は置いておいて、「なあに?」と落ち着いて聞けるようになってきました。
それから幼稚園の役員の仕事も先々を考えてしまい、あれこれ心配になったり慌てたりしていましたが、テキストにもあった、できることを少しずつ階段を作ってやっていこうと思い、
最低限やらなければいけないことを目標に進めて、一山超えられたら次のことを・・と考えるようにしました。
とりあえず意識はその一山だけなので、気持ち的に楽になりました。気持ち的に楽になったら最近また、子供のいいところが目につくようになり、ほめる言葉や肯定的な言葉が増えてきました。
そうしたら子供が幼稚園の豆まきで、(数日前には鬼が怖いと泣いていたのに、豆まきをする理由を話したら、豆まきの日には「おうちのために頑張って鬼を退治してくる」と宣言していました)
見学に行ったら一生懸命逃げながらも鬼に豆を投げ、手持ちの豆がなくなったら拾って投げているんです。去年は先生の真後ろにしがみついて何もできなかったのに・・。
(幼稚園の豆まきは園長先生はじめ数人が鬼の格好をして、結構本気で子供たちを怖がらせるんです(^_^;))
帰ってきたら「怖かったけど、頑張ったよ。すごい?すごい?」って何度も何度も言うんです。私も子供の頑張りがうれしくて、何度も何度もがんばったね、すごかったね、とほめました。
子供が頑張る姿を見ていたら、私もくよくよしたり負けていられない頑張ってみようと思いました。
少し滞ってしまったパピーさんのテキストの勉強もまた始めました。遅れてしまったけど、また毎日少しずつ勉強しています。
幼稚園の役員も子供の卒園まであと数か月、まだまだ大変そうですが一山一山乗り超えて、頑張ってみます。
卒園まで掃除等家庭の仕事は最低限にしようと割り切りました(^_^;)パピーさんのアドバイスで気持ちが前向きになれました。本当にありがとうございました。
お忙しいと思いますので返信は不要です、どうしてもお礼と決意表明を聞いていただきたかったので(^_^;)
インフルエンザが流行ってきているようですので、どうぞお体に気を付けてお過ごしください。
ココまで・・・
“確かに色々なところに意識がいってしまって、ごちゃごちゃになっていました。私は色々な意識の袋をいっぺんに持ちすぎで、いっぱいいっぱいになってしまったんですね。
持つ袋を減らしたら、子供が何か話しかけてきたら、とりあえず今持っている袋は置いておいて、「なあに?」と落ち着いて聞けるようになってきました。“とありましたね♪良かったです(^^)
最初の話しに戻りますが、諸先輩の多くが言う「余裕を持ちなさい」という言葉ですが、実は「余裕」を持たなくても「置き換える」だけで良いのです。
私たちが持っている袋の容量は変わらないので、その中に小さな袋を作って、その時々で、大きさを変えるだけで気持ちの持ちようって大きく変わるんですね♪
“でも意識に袋を作る、というアドバイスをいただいてから気持ちが本当に軽くなったんです。 優先順位をその都度考えて、今は幼稚園の仕事の袋は置いておこう、今は家庭の仕事の袋を・・・
などと過ごしていたら、何かやっていても子供が訴えてきたりしたら、すんなり対応できるようになってきたんです。ちょっと前の私だったら「そんなことで!」とカリカリしてしまっていたのに・・。”
なるほど~♪ことさんは、袋の大きさを変えるだけでなく、「あ、今はこの袋は、持つのを止めよう(置いておこう)」とされたんですね。お~♪すばらしい(^^)その後、ことさんからは、こんなメールも頂いたのです。
ココから・・・
パピーさん、こんばんは。ことと申します。先日はメール、ありがとうございました。あれから私は何とか一山、また一山と、乗り越えていっています。
先週は自分にとっての大山!を乗り越える週だったのですが、(苦手な交渉事です(^_^;))正直自分の不甲斐なさに少し落ち込んでいたのですが、
夫が「〇〇のやり方でよかったんだよ。強く言うばかりが委員長じゃないんだよ、いろんなタイプの委員長がいていいんだからね、〇〇はよく頑張っているよ」と言ってくれ、
娘は「今日はママはいっぱい頑張ったから200点!」と言ってくれたんです。二人の言葉で私はすぐに前向きに(^^)。「私は私のやり方でいいんだ、これでよかったんだ」と思えるようになりました。
ほめてもらえる、自分を認めてもらえるって、暖かくて、力が湧いてくるんだなぁ、と、身をもってつくづく実感しています。
先週言ってもらった言葉ですが、今でも思い出すと、うれしくて元気がでてくる言葉です。
最近自分が家族のいいところに気が付き、ほめて認めて、をしていたら家族が最近同じことをしてくれるんです。優しくて自分を認めてくれる家族がいるってありがたいなあ、
と思っています。
講座を始めてもうすぐ1年になりますが、パピーさんの講座を知ることができて、アドバイスをいただくことができて本当によかったと思っています。これからも毎日少しずつ、勉強を続けます。今後とも、よろしくお願いします。
ココまで・・・・
嬉しいですね~(^^)ことさんの文面にもありましたが、褒めてもらえる事、認めてもらう事って、ほんとに力が湧いてくるんですよね♪又、それって、一瞬の事ではなく、いつまでも持続するんです。
それから・・・“最近自分が家族のいいところに気が付き、ほめて認めて、をしていたら家族が最近同じことをしてくれるんです。”ともありましたね。
私たちが何かを与えると、人はそれを返そうとしてくれます。憎しみを与えれば憎しみが返り、喜びを与えれば喜びを返す。
私たちにとっての大きな喜びである「褒められる事」「認められる事」それは、私たちが受けると大きな力になるからこそ、まずは私達から与えるようにしたいんですね。是非、あなたもやってみてください。そこから必ず暖かさが広がります(^^)
ことさん、貴重なご報告、そしてメルマガ掲載のご許可をありがとうございました。
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