第71号 『しつけ』という名の虐待
今日は、先入観なしに一通のメールをお読みください。
ココから・・・
パピーさん。こんにちは。ご無沙汰しています。先日は失礼なメールを申し訳ございません。勉強を始める前にどうしても謝りたくてメールしました。パピーさんの先日のお叱り。ほんとうに反省しました。叱ってくださいましてありがとうございました。
今までも無料相談などに行って悩みを打ち明けてもどんなカウンセラーも優しく悟すだけで真剣に叱ってくださる方はいませんでした。考えてみればみんな他人ごとですものね。でもパピーさんは違っていました。
会員でもない私に真剣を叱ってくださって、パピーさんの子供を思う真剣な考え方に心打たれました。恥ずかしながら、パピーさんに叱られても、私は「何を言ってんじゃこいつ!」と怒りが収まらず当り散らしていました。
でもなぜかお返事のメールには的を得たものがいくつかあって、気になって何度も読み直すうちに、「そうかも知れない?」と思うようになったのです。
でも、その時にはまだ怒りは収まっていませんでした。だけどとっても気になってしょうがないのです。その後、ホームページをじっくり読みました。ものすごい情報量で「この人、こんなにさらけ出してしまってアホちゃうか?もったいない。」(すみません)とも思っていました。
私は飽きっぽく一つのサイトをじっくり読むなどと言うことはほとんどありません。特に「学ぶ」事に対しては拒否反応が強く、偉そうな人の言葉には直ぐに反発して消してしまいます。そんな私が「まじめなサイト」をじっくり読んだなんて経験は皆無なのです。
それなのに、パピーさんのサイトを読むとなぜか納得できたり、共感できたり、昔の自分の気持ちに戻れたり、心が落ち着くと言うか、とげとげした自分の気持ちの角が取れていくのを感じたのです。
一言でいうと、「ここちよい」感覚でした。こんな事は未だかつて経験したことがありません。なぜか分からないけど、肩から力が抜けていくのです。不思議です。
私には決して安い買い物ではありませんでしたが、「ここちよい」感覚がこれからも続くのならすがりたい。そういう気持ちで入会させて頂きました。私の人生は決して人に話せるようなものではありません。
そんな私は常に敵を作り、敵と戦わずして生きることができなかったのです。それが今の私の性格を作ったと思います。そんな私は涙を見せたことがありません。泣くことは自分の弱さをさらけ出すこと。そう思っていたからです。
でも、テキストを開いて私の目からは大粒の涙がぽろぽろぽろぽろ流れました。驚きました。私にも暖かい血が流れていると感動しました。そして、その涙はとても「暖かく」「ここちよい」感覚でした。
実は私は子供を叩いていました。まさに「どうして言うことが聞けないの」から始まりおびえている娘の目を見て「その目は何なの!言いたいことがあったら言いなさい!」と言ったり、何も言葉にできずうなだれている娘に「だからあんたは駄目なのよ!」となじってみたり、
怒られている最中にお漏らしをした娘に「自分で拭きなさい!」と雑巾をぶつけたこともあります。私のその行為は、私が子供時代、母に受けていた仕打ちそのものでした。
あの時は、死にたかった。生きているのが嫌だった。でも、その時のことを私は忘れていた。
パピーさんは、親への因果を自分で断ち切らないとそれが子供にそして孫に、ずっとずっと続く。と教えて下さって、その言葉に「はっ」としました。
私の母も親に虐待を受けて育ったと言っていました。でも母の親もそれは「しつけ」だと言っていたと聞いた覚えがありました。そして私も虐待を「しつけ」だと言っていました。
私はいつも人にさげすまれて生きていました。人生に失敗した人間だと思います。でも、パピーさんは、こんな私にも「失敗は今まで。」「未来はこれから。」と強く励ましてくれて「気づくと言うことが進歩なんだよ。」と褒めてもくださいました。
こんな鬼のような私にも『褒められる部分がある』『褒めてくれる人がいる』って知った時、ものすごい喜びを感じました。感謝しました。泣きました。声を出して泣きました。そして、今までの自分を捨てて新しい未来を見ていこうと決意したのです。
学校から帰ってきた娘を抱いて、又泣きました。娘はそんな私に「お母さん。大丈夫よ。安心して。」と言ってくれてにっこり笑いました。なにもかも分かっているかのように・・・。とても可愛らしく綺麗な笑顔でした。天使に見えました。
私の心が変わったのでしょう。心に小さなろうそくが灯ったように感じます。たった二人の家族ですが、この笑顔を絶やさないように勉強を始めます。時々経過などをご連絡させてください。そして、時々私を叱ってください。私の第二のお父さんとして・・・。
ココまで・・・・
メール公開のご許可を頂きましてありがとうございます。そしてご要望は、もちろん。オッケーです。ちょっとお父さんと言われるには貫禄がありませんが、私でよければいつでも包んであげますよ。
たくさんのおかあさんが学び始めています。
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