第712号 “お母さん”が分からない
こんばんは。パピーいしがみです。
「暖かくなってきたな~」と思ったら、だんだん「暑く」感じる日も増えてきましたね。どうやら来週には梅雨にはいる地域も有るようです。これから、夏に向けて、紫外線対策と一緒に、健康・体力面にも注意していきましょうね(^^)
さて今日のメルマガは「“お母さん”が分からない」としました。
ご紹介させて頂くのは、かぼちゃさんです。実はかぼちゃさんの小さいころに、お父さんとお母さんは離婚されて、かぼちゃさんは、無口で厳しいお父さんに引き取られたそうです。
なので、お母さんとしてどう在ればいいのか分からない。1年前は、そんなお悩みをお持ちでした。
そんなかぼちゃさんから、先日、久しぶりにメールを頂きましたのでご紹介したいと思います。
ココから・・・
パピーさん、こんばんは。かぼちゃと申します。メールを送るのは今回で2回目です。講座を始めたばかりの時に1度、そして、いよいよ最後のフォローメールを頂いたので、しめくくりにもう一度・・・と思ってメールしました。
私の父と母は私が小さいころに離婚をし、私は母の顔を知らずに育ちました。なので「お母さん」がどういう事をしたらいいのか、それがわかりませんでした。
私はもともと子供が嫌いで、昔からの友達にも、「きっと、あなたは結婚しない」と言われていたし、私自身も、そうずっと思っていたのですが、こんな私でも良いと言って下さる方が現れ、結婚をし、娘が生まれました。
娘は可愛かったですが、育てる自信は全くありませんでした。生まれた時は「生まれてしまった」という後悔の方が強かったです。
母親がどのように子供に接すればよいのか分からず、甘え、泣く子供を前におろおろするばかり。しだいにうっとうしくなり、いらいらし、毛嫌いしたり「うるさい!」と怒鳴ったり。
娘は、萎縮して私の顔色を伺うようになりました。小さな物音にも怯え、びくびくし、でも、私に甘える事もできず、おどおどしている姿を見て、「これではいけない」とインターネットで検索したのが、パピーさんの講座を学ぶきっかけとなりました。
お母さんとしての在り方を男性のパピーさんに学ぶ、少し不思議な感じですが、私には返ってそれが良かったみたいでした。
そして1年間、やってみて・・・大正解でした♪
講座を始める前に、パピーさんに私の身の上を相談しました。私が小さい頃、父と母が離婚して、父に引き取られ、母に甘えた事がない事、親になるつもりは無かったこと。
子供があまり好きではない(本当は嫌いな)事。母としてどうやって接したらいいか分からない事。毎日毎日、怒ってしまう事。褒めることなどやった事がない事。
すべて無い無いづくしの私でも、この講座を勉強することで、良いお母さんになれるのか?道のりはとても遠い気がするけど、大丈夫でしょうか?とご質問したのでした。
その時のパピーさんの言葉は、今でも忘れません。そこにはこうあったのでした。
「良いお母さんにならなくてもいいんですよ♪」「娘さんにとって最高の友達になりましょう」って。
その言葉で、私の肩の荷はおりて、とても楽になり、「良いお母さんはムリかもしれないけど、“最高の友達”にならなれるかもしれない」って思えたのでした。
子供のことで、家庭の事で、家族のことで、この時ほど、気持ちが楽になった事は、今までなかったかもしれません。
私の父と母は私が小さい頃、離婚をしましたが、父は決して私に暴力をふるったり、という事は有りませんでした。
でも、とても無口で、笑う事もなく、趣味も持たず、怒ると怖いし、遊んでもらったり、優しい言葉を掛けてもらったり、という記憶はありません。
私が学校を卒業するために、一生懸命に働き、私が結婚をするちょっと前に亡くなったのでした。ですから私は両親の愛を感じた事が無かった。
だから自分の家庭を持つことが怖かったし、子供を持つことが怖かったです。自分が子供をそだてられるはずがない、そういう恐怖が常にあったのでした。
でも有り難い事に友達はいました。中学時代、高校時代、そして仕事してからも・・・友達に恵まれ、そのご家族からも「困ったら相談して」と言ってもらったり、本当に良くして頂きました。
なので「最高の友達になりましょう」は、私にとっては、本当に素晴らしいアドバイスでした。
それからの講座の勉強は「友達との良い関係づくり」という考え方で取り組んだおかげか、本当に、分かりやすく、納得するものばかりでした。
「もし自分だったらこうしてほしい」と考えると、とても分かりやすく、又、それを1つ1つ実践していくことで、娘も明るくなり、言葉も増えていきました。
メルマガでも読みましたが「パピー語録」もとても面白く、“目からうろこ”の言葉がいくつもありましたが、私がとても好きなのは、「すべてには二面性がある」「見えない部分にスポットライトを当ててみる」です。
それは、私にも当てはまります。子供が嫌い、お母さんとしての接し方が分からない、「私なんて良いお母さんになれっこない」と思っていた私が、パピーさんから、違う見方を教えてもらっただけで、
私も、娘も、変わっていないのに、全然違って捉える事ができました。これは、家庭だけでなく、私の仕事上の事でもありました。
私は、看護師をしているのですが、私の上司は、とてもきつく、厳しい方でした。同僚たちはとても彼女を嫌い、寄りつかない程でした。
もちろん、私も好きではありませんし、嫌みを言われる度に「いなくなればいい」と思っていました。
が、パピーさんの勉強をするようになって、「いいところを見る」の練習をしていた時、彼女の仕事ぶりの1つ1つがとても丁寧で、正確で、早く、そして患者さんの事をよく考えている事に気づいたのです。
「こうしなさい、ああしなさい」と細々言うのは、私達には(偉そうに言いやがって)と感じてしまう言葉なのですが、患者さんの為には、最善の方法を選択しているんだ・・・と感じた時、彼女を見る、私の目が変わりました。
そして彼女の仕事ぶりを良く見たり、真似たりするようになったら、彼女から褒められたり、声をかけられたり、又、悩みを相談されたりするようになりました。
彼女も変わっていないし、回りも変わっていない、みんな以前と同じなのに、私の「見方」を変えただけで、私を取り巻く環境がぐるっと回転したような・・・そんな感覚でした。
ちなみに彼女の悩みって何だったと思いますか?私はそれを聞いて「やっぱりこの人も悩んでいたんだ!」「この人も人間だった」と少し可笑しくなりました。
それは「私は人から好かれない」「人間関係がうまくできない」という事でした。
私たちは彼女をとても強い人だと見ていたし、嫌われることなど何とも思っていないのだろう、と感じていました。
でも、部下の冷たい視線や、寄りつかないことなど、いつもとても悩んでいたのだそうです。パピーさんの講座で勉強していた私は、こんな風に言いました。
「これは受け売りですけど、人との関係を良くするのは、「認める」「褒める」「包む」だそうですよ♪「それは、老若男女、誰にでも使えて、その人の良さを見て、知り、伝えることで、相手の気持ちも、自分の気持ちも変わるのだそうです」(パピーさん、これで合っていますでしょうか?)
「実は、私も勉強中で、でも私は、今、すごく上手く行っている感じがしています」それがきっかけで、彼女と仲良くなりまして、今は、一緒に飲みに行ったり、パピーさん談義に花が咲いたりするんですよ(笑)
そして・・・彼女はその後、講座を学び始めて、以前のとげとげした感じは無くなり、とても丸くなったのです。
まだ、怖がって寄り付かない人はいますが、彼女自身が「とても気持ちが楽になった♪」と言っています。
なんだか報告が子育てから、ずれてきてしまってすみません。私自身と、私の周りが今、変わりつつあるのを感じています。
今まで、いつも怒っている事が多かった私も、あまりイライラしたり怒る事が無くなってきています。
私はきっと、ずっと不安だったのだと思います。でも今は、漠然とした不安からは解放されて、困ったら、その時は相談させてもらえばいいし、良い時は「この善循環を楽しみたい♪」って思っています。
先日は母の日でしたね。保育園に行っている娘が「おかあさんありがとう」の絵をプレゼントしてくれました。「おしごとがんばってね」とも書いてありました。
見せた事はないのに、その絵の私は白衣とナースキャップをしていました。娘は私が看護師として働いている事を先生に話し、先生が「○ちゃんのお母さんすごいね~」って言ってくれたそうです。
先生が看護師さんはどんな仕事をするのかを話してくれて、娘も私の仕事にあこがれを抱いてくれたみたいです♪
絵をもらった、それだけでも感激したのに、そうやって、私の事を認めてもらえて、すごく嬉しかったです。「最高の友達になる」のも、もちろん良いけど、「お母さんって、もしかしたらもっと良いかも?」って思っているところです(^^)
こんな気持ちになれたのも、パピーさんのおかげです。これからも続けて勉強させてください。あまりメールは書きませんが、いつも感謝しています。
お忙しいでしょうから、お返事は結構です。最後までお読み頂きまして、ありがとうございました(^^)
ココまで・・・
かぼちゃさん、貴重なご報告、ありがとうございます。かぼちゃさんの言葉にこうありましたね。
“「これは受け売りですけど、人との関係を良くするのは、「認める」「褒める」「包む」だそうですよ♪「それは、老若男女、誰にでも使えて、その人の良さを見て、知り、伝えることで、相手の気持ちも、自分の気持ちも変わるのだそうです」(パピーさん、これで合っていますでしょうか?)”
はい、大丈夫です♪合っています(^^)かぼちゃさんは、母親としてどう接したらよいか分からない、というお悩みをご相談されたのですが、その時の「最高の友達になる」が、こんなにお役に立っていたとは知りませんでした。
でも、そこから気持ちが変わったとの事。私もそれを聞いて、とても嬉しく思いました。
そして・・・少し厳しめの上司さんと仲良くなれたこと。これもすごいですね(^^)でも・・・いいところを見ていますよ♪
“彼女の仕事ぶりの1つ1つがとても丁寧で、正確で、早く、そして患者さんの事をよく考えている事に気づいたのです。「こうしなさい、ああしなさい」と細々言うのは
、私達には(偉そうに言いやがって)と感じてしまう言葉なのですが、患者さんの為には、最善の方法を選択しているんだ・・・と感じた時、彼女を見る、私の目が変わりました。”
お~すばらしい。さすが先輩ですよね♪又、そこに気づけたかぼちゃさんも素晴らしいです。
先輩は、ちょっと伝え方が上手じゃなかったのかな?その上司の方も、部下との接し方で悩んでいた・・・とありましたね。上司と部下、親と子・・・
こういう関係を考えてしまうと、なかなか伝え方が難しいですよね。でも、もっと広い目で見ると「同じ場所で働く仲間」「同じ家に住むもの同士」なんですね。
そして、もっと大きく見てみると、それはやっぱり『人と人』なんですね。人は誰でも自分の事を認めてほしいのです。誰もが持っているその欲求を満たしてあげる事で、誰でもがその人に好感を持つようになるんですね。
“「これは受け売りですけど、人との関係を良くするのは、「認める」「褒める」「包む」だそうですよ♪「それは、老若男女、誰にでも使えて、その人の良さを見て、知り、伝えることで、相手の気持ちも、自分の気持ちも変わるのだそうです」”
はい、素晴らしく的を得た要約になっていると思います♪あ、そうそう。最後にこうも書かれていましたね。
“「最高の友達になる」のももちろん良いけど、「お母さんって、もしかしたらもっと良いかも?」って思っているところです(^^)”
この言葉、私にとってはとても嬉しかったです。私は「お母さん」にはなった事は、ありません(笑)が、私の妻と子供たちとの関係を見ていると“やっぱりお母さんっていいな~”って思います。
でも、お母さんには(子供に関わる)仕事も多いし、それだけ頑張ってきているんですからね♪頑張った分だけ「嬉しい事」も多くなきゃね。「お母さん」って良いものですよ♪
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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