第715号 葛藤との戦い
こんばんは。パピーいしがみです。
子育てって、自分の苦手な部分をまざまざと見せつけられたり、今までうまく避けてきた事に、避けざるを得ない状況を突きつけられたりもします。
そこで悩んでおられる方、苦しんでおられる方は、本当に沢山おられます。自分の苦手や弱さ、ジレンマと戦う事はとても辛く苦しいです。
又、それが長引けば長引くほど大変です。でも、それを乗り越えると必ず強くなれます。
前回のメルマガで、海外で子育てをされている方のケースをお話しましたが、偶然にも海外から帰ってきて日本で子育てをされていた会員さんから、とても久しぶりにメールを頂きました。
以前は、本当に苦しんで、苦しんで、大変だったその方は、とても強くなっておられました。今日はそのご紹介をさせて頂こうと思います。
ここから・・・
パピーさん、相変わらずお忙しくしていらっしゃると存じます。
もうずっと前(6年以上も前だと思います)にパピーさんの講座をシカゴで受講させていただいておりました。チルチルと申します。
受講終了後、日本に帰国してからも子育ての悩みは尽きることなく、メルマガをいつも拝読させていただいておりました。
何度かパピーさんにメールでご相談もさせていただき、そのたびに お忙しだろうにも関わらず、いつも心温まる的確なアドバイスをいただいて、助けていただいておりました。
帰国した当時は、なかなか日本になじめず、いじめにもあい、大変な思いをしていた息子も今年で15歳になります。思春期まっさかりです。
でも6才から12才くらいまでの間に あんなに悩んだいろんな事も(あの時は この世の一大事のようにさえ思われていた悩み事も)、今では「そういえば、そんな風に悩んでたなぁ」と懐かしく思えるほどです。
自尊心が低いと感じていた息子ですが、今ではそんな様子もほとんど感じ取られません。
普通は思春期の頃が一番扱いずらいのでしょうが、私にとっては幼児期、児童期のほうが扱いづらかったです。あ、でも、まだまだ これから何が起こるかは分かりませんが・・・。
パピーさんの言葉を思い出し、まっすぐ息子と向き合い、彼の考えを尊重して、彼をそのまま受け入れることが自然にできるようになったのだろうと思います。
今では息子を心配する必要がずっと少なくなったので自分自身を見つめる時期に入っています。
以前から勉強したかった心理学を勉強しようと去年から通信の大学に戻り、硬くなった頭の体操をしています。
震災後には いろいろと考えさせられることも多く、自分の気持ちを整理するためにもブログを始めたりしました。
誰にも教えず日記のように書いているブログですが・・・最近、興味本位で受けたグループカウンセリングを機に、これまでのことを いろいろ考えていたら、
パピーさんには 本当にお世話になったなぁ。一度もお会いしたことがないのに、こんなに助けていただいた人もいなかったなぁ。と思い、なんだかその感謝の気持ちを表したくて、ブログに書かせていただきました。
そして、ちゃんとパピーさんにお礼を申し上げたくてこうして久しぶりにメールをしています。
パピーさんとの出会いで、私のお母さんとしての人生はかなり幸せになれたと(まだ進行形ですが)思います。本当に、ありがとうございました。パピーさんの益々のご活躍をお祈りしています。感謝を込めて
チルチル
ココまで・・・
突然のメールで、すごく嬉しかったし、「あれだけ悩んでいたのに、良かったな~」と。それと一緒に、今、悩んでおられる方にも、「いつまでも、このままじゃない、きっと終わりが来るよ♪」とお知らせしたくて、メルマガ掲載のご許可を頂きました。
チルチルさんが、とてもお悩みだったのは、「分かっているけどできない」「○○すればいいのは分かってる・・・でも・・・」という部分でした。
その時、私はこんな風にお返事をしています。きっとあなたにもお役に立つと思います。
ここから・・・
チルチルさん、こんにちは。パピーいしがみです。メール、拝見しました。
“パピーさんに、本当にどうしようもない母親だって思われても仕方ないです。”とありましたが、いいえ~。そんなこと思いませんよ。
それどころか、今の状態がよくない!と思い、「何とかしたい」と思っていること。その思いは、子供を思う「母」の心だと思いますよ。私は、チルチルさんは、もう分かっていると思うのです。
子供さんが、こうなること。そしてどうすればいいのか?ということ。でも、それが出来ないんですよね。
又、した時の事を考えると「シラジラシイ」と思っちゃう。分かります。分かります。(^^)それって「心から」じゃないし、「そんなの意味無いじゃん!」って思っちゃうのかな?
でも、はっきり言える事は、これで、踏切が見えたね。ってことです。
踏み切りって、電車じゃなくて、走り幅跳びのことです。例えば、川が流れているとしますよね。1~1.5メートルほどの小さい川です。でも、結構流れが急で、チルチルさんは泳げない。
本当はアチラ側に行きたいけど、川にはまるのが怖くて、飛び越せない。周りの人たちは、ぴょんぴょん飛んでいるのに、自分だけできない。でも、どこで踏み切ればいいのかは見えている。って事です。
コチラ側とアチラ側。コチラ側は、チルチルさんが今まで経験していること。言い換えれば、いままでの自分です。
そして、アチラ側はいままで経験したことがないこと。新しい自分なんですね。今、ココを飛び越すと、自分の幅が広がることは間違いがありません。でも、怖いんですね。さあ、どうしましょうね。
いつまでも尻り込みしていますか?それとも、多少足に水が掛かっても、少しぐらい汚れても、思い切って飛んでみますか?それは、チルチルさんにお任せします。(^^)
ただ、私は「子供は親を育ててくれる」と思っています。
今、チルチルさんが、川の前に立っていること。これは、息子さんがくれた、チルチルさんが成長する為のチャンスだと思います。
おぼれて川に流されなければ、飛んでみればいいと思います。そこにはきっと「やった!」という達成感があると思いますよ。
「心から」である必要もありません。シラジラしくっても良いじゃないですか?かっこ悪いところも魅力なんですよ(^^)
どうぞ、ご自分のタイミングで飛んでください。きっとアチラ側では、みんなが待っていますよ(^^)
ココまで・・・
沢山の方が悩み、苦しんでいると思います。諦めず、頑張っているのに・・・と、なかなか手応えが感じられないかも知れません。
でも、悩みや苦しみの中でも、その努力は確実に積み上げられています。最後にもう一度、チルチルさんの言葉を・・・
“でも6才から12才くらいまでの間に あんなに悩んだいろんな事も(あの時は この世の一大事のようにさえ思われていた悩み事も)、今では「そういえば、そんな風に悩んでたなぁ」と懐かしく思えるほどです。”
きっとあなたもそう感じる時が来ます。ですから是非、今の頑張り続けてくださいね♪応援しています(^^)
チルチルさん、素敵なご報告、そしてメルマガ掲載のご許可、ありがとうございました。
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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