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第73号 兄弟(姉妹)喧嘩ってどうしたらいいの?

兄弟喧嘩!困っていませんか?「そうなのよ~!」そんな声が聞こえてきそうですね。会員さんから兄弟喧嘩なんとかなんないかなぁ?といったお悩みを伺いました。もしかしたら貴方の参考になるかもしれません。

ココから・・・

パピー様11章までのフォローメールありがとうございました。3日坊主の私ですが、何とか11章まで読むことができました。

10章で、いじめの話がありました。そこで、質問なのですが、うちには、3人の娘がいます。7歳、5歳、1歳です。学年は、3歳ずつ離れています。7歳と、5歳の二人がいつもけんかをしています。私にとっての悩みの種です。

長女は陰にこもるタイプで、次女は明朗活発です。

長女が年齢が上がるごとに、どんどん陰湿になってきて、二人で何かすると、すぐけんかになり、休みの日など、5回ぐらい次女の鳴き声を聞き、頭が痛いのです。次女がわがままで、生意気な時もあります。

次女の友達が遊びに来ると、気が合う子とは、長女と友達でつるんで、次女を仲間はずれにしたり、気が合わない子には、「ば~か!!」とか、罵声をあびせています。

これは、いじめの話のように、長女が自分の存在をアピールしているのでしょうか?ヒーローになって、私からほめてほしいと思っているのでしょうか?

私の育て方が、間違っていたとも思います。愛情が足りなかったのか・・・。

おばあちゃんちに行っても、姉妹けんかします。おばあちゃんたちは、片方は、「お姉ちゃんを立てないから、いけないんだ。お姉ちゃんの言うことをきちんと聞くように、妹にいつも言わないといけない!!」というし、

もう片方は、「同姓の姉妹はけんかするものだ。どうしようもない」といいます。主人の母親が後方ですが、主人は妹がいる二人兄妹で、ほとんどけんかしなかったそうです。

だんだん自分の娘の子が大きくなってきて、育て方を比べるようになり、「あの子(自分の娘)みたいに、手を掛けないでほかっておけばいいんだよ。」という始末。

(ちなみに、同居はしていなく、週1回会うだけなので、仲が悪いわけではありません。)

パピー先生のお子様たちは、兄弟げんかをしましたか?毎日のことで、頭がパニックになっていて、冷静に考えられないし、どうやって育てたら良いのかもわからなくなってきました。

もし、良い考えがありましたら、お教え下さい。まとまりがない文章を読んでいただいてありがとうございます。

ココまで・・・

そして私はこのようにお答えしました。

ココから・・・

こんにちは。パピーいしがみです。姉妹の喧嘩、仲間はずれのお悩みでしたね。そして私の家の場合はどうですか?というご質問もありました。

私の家では上から 男・女・女 でしたが、兄弟げんかはほとんどありませんでした。

でも、3人いると必ず比較されますよね。そして、真ん中の子は上と比較され、下と比較され、かなりきついだろうなと思ったことがありました。

そこで、私は何をしたか?と言いますと、一人一人に「あなたの良い所はココだよ」と常に言い続けたのです。もちろん、本人に言う事もありますが、特に3人がいる場所では努めて言い続けました。

例えば、お兄ちゃんは、集中力がものすごくて集中するとその記憶力は並外れたものがありました。それを事あるごとに話すのです。

真ん中のお姉ちゃんは、「自分が決めた事は絶対にやり遂げる」という有言実行の人でした。又、人と違った視点で物を見る能力があって、文章や絵などでは目を見張るものがありました。
一番下の妹は、継続をすることができる子でした。「8時に寝る」と決めたら、毎日「8時きっかり」に寝るのです。継続ってものすごく難しい事。それができると言う事は人並みはずれた才能だと話しました。

そして、こんな子供たちに囲まれてお父さんはとても嬉しいよ。鼻が高いよ。って言い続けていました。

これが兄弟げんかの無かった原因かどうかは定かではありませんが、あなたのご家庭ではいかがでしょうか?

お姉ちゃんが引っ込み思案で、妹が活発だと、どうしても、「妹ができるのに、なんでおねえちゃんが・・・」のような言葉が出てしまいがちになるかもしれません。

もしそうだとすると、お姉ちゃんは面白くないと思うのですね。又、お姉ちゃんは妹がいろいろな事ができると「負けてしまうかも・・・」とプレッシャーを感じているかもしれません。

そんな時、「あなたにはあなたのこんないいところがある」「それがお母さんはとっても好きだよ」と言ってくれたら安心するのではないでしょうか?

兄弟・姉妹の場合、上の子の意識には順番というか優劣のバランスがあります。自分がお話ができるときに、何もできない赤ちゃんとして生まれて、自分の方が何をするにおいても優位に立っていたはずです。

それが、何年か経って年下の子の方が優勢になってきた時、そのバランスが崩れてくるのが非常に不安なのですね。

その不安を払拭するために、力ずくで又は頭を使ってそのバランスを戻そうとするのです。

それが、行動に現れるのです。あなたもそうじゃありませんか?

就職して、何年かたった時、右も左もわからない新人に手取り足取り教えてあげていたのに、だんだんその部下が自分と同じ役職になって同格のような態度をしたら、「私の方が先輩でしょ。その口の利き方はなに?」と思いませんか?

その時に、「先輩は先輩としてこういうところが素晴らしく、尊敬しています。」という気持ちが後輩にある事が自分自身で感じることができれば、後輩の成長を素直に喜ぶ事もできますよね。

私が3人の子供達に、それぞれのいいところを話し続けたのはそれぞれの特徴や尊敬すべき部分をそれぞれに認識させる事でもあったのです。

お便りの内容では、そのあたり細かい事がわかりませんので憶測でお話をしましたが、いかがでしょうか?参考になりましたか?又、子供さんに変化などあったら教えてくださいね。

ココまで・・・

その後、この会員さんからメールが届きました。そのメールを拝見したら、とっても明るくなったように感じました。次回はそのメールをご紹介しますね。

 

 

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