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第742号 年末を楽しく過ごす為に♪

こんばんは。パピーいしがみです。

今年も残すところ、後、10日になりましたね。
メルマガも今年は今回を含めて2回です。
素敵なクリスマスと、年末年始をお迎えいただきたいです。

それで・・・今日は、こういう大きなお休みに必ずある、子供たちの癇癪についてお話したいと思います。
例えば、ご実家に帰って、おじいちゃん、おばあちゃんと、どこかに出かけたり、買い物にいったり・・・という事があると思います。

すると、お母さんの前ではあまり見せない、ダダこねや癇癪などを起こす場合があります。
あれって何故なんでしょうね?
実は、ちゃんと理由があるのです。今日は、そんなお話をしたいと思います。

今回は夏休み前にご相談いただいて、夏休み後にご報告を頂いたご相談がありますので、そちらをご紹介したいと思います。
GWも、夏休みも、年末年始も同じなので、ご参考にしていただけると思います(^^)

まずは、syokoさんから夏休み前にいただいたメールです。

ここから・・・

こんにちは。パピーさん。毎日楽しく勉強しています。いつも、メルマガ、ブログで素敵なお話をありがとうございます。
今日は、夏休み前に折り入ってご相談があってメールしました。

私には、4歳の男の子がおりますが、この子が小さい頃から癇癪持ちで、自分の思い通りにならないと、大声で泣き叫びます。
スーパーのお菓子売り場やおもちゃ売り場など、「買って買って攻撃」でうんざりです。
一旦は「ダメ」と言っても、泣いてわめいて、おまけに大の字になって大声でギャーギャーやります。

周りのお客さん(お母さんたち)は、クスクス笑い、それが恥ずかしいのでいつも「今日だけだよ」と、しぶしぶ買い与えていました。

でも、それがいけないことだと、パピーさんから教えていただいて、『NO!の徹底をして、出来たら褒める』を私もなんとか頑張ってきて(待つのがとても大変でした)私と一緒の時には、ぐずったり泣き喚いたりはしなくなりました。

ですが、ゴールデンウィークに実家の父と母がこちらに来て、みんなでご飯を食べた時、店にあったおもちゃが欲しい、と言い出して、以前のようにフロアーに寝そべって、「買って買って攻撃」をしだしたのです。

私は、冷静になることができず、あまりにぐずるので叩いてしまい、おまけに「あんたみたいな子はいらない!」と言ってしまいました。

私もキレてしまったので、見かねて母が息子を連れて外に出て、息子が落ち着いた頃、戻ってきたのですが、その手には「欲しい」と泣いて欲しがったおもちゃがありました。

「高いものでもないから買ってあげた」と母。私は我慢を覚えさせたかったのに・・・と、さらにイライラ。

父母が帰ってからは、以前のように「今日は買いません」とNO!の徹底ができているのですが、実家に帰るとまた、買って買って攻撃が始まると思うと、今からとても不安です。

いつもなら、ちゃんと聞き分けることができる子なのに、どうして、おじいちゃんやおばあちゃんといると、聞き分けのない、わがまま息子になるのでしょうか?
また、そういう時はどう対応したらよいのでしょう?
アドバイスいただけたら嬉しいです。

ここまで・・・

と、こんなご相談でした。
おじいちゃんやおばあちゃんといると、聞き分けのない、わがままな子になるのはなぜか?
実は、ここには明確な理由があるのです。

私はこんな風にお返事しました。

ここから・・・

syokoさん、こんにちは。パピーいしがみです。

メール拝見しました。

ご家庭での『NO!の徹底』はできているんですね♪そしてきちんと『出来たら褒める』もしてくださっているようです。
多分、syokoさんは、この方法をメルマガで知ってくださった、と思うので、少し、補足説明しますね。

まず、子供たちが「買って買って攻撃」をする時って、「自分の要求を叶えたい、でも叶わない」時だと思います。
“わがまま”というのは、おもちゃやお菓子がほしい、というだけでなく「こうしたい」「ああしたい」という、いろんな欲求が“叶えられない時”に起こす事だと思います。

これを「癇癪」と言いますが、まずこういう「癇癪」ってあっていいことなんです。

それはなぜか?といいますと、赤ちゃんで生まれた子は、自分の欲求を泣いて伝えていましたね。
「お腹がへったよ~ミルクがほしい♪」とか「おむつが濡れたよ~替えてほしい!」のようにです。
そして、泣いて訴えると、お母さんが来てくれて、自分の思いを叶えてもらえました。

それが成長するに従って要求は変わってきますが、子供は訴える方法をそれしか知りません。
だから何かが欲しいとき、泣いて訴え、叶わない時には、さらに大声で泣いたり、暴れたりするんです。

それでも、すべてが叶えられるわけではありません。自分の要求が叶えられない、でも叶えて欲しい、そんな時、子供はどんな手が使えるか、どうやったら叶えてもらえるかを、いろんな場面で試すのです。

例えば、syokoさんから頂いたメールにこうありましたね。

> スーパーのお菓子売り場やおもちゃ売り場など、

> 「買って買って攻撃」でうんざりです。

> 一旦は「ダメ」と言っても、泣いてわめいて、

> おまけに大の字になって大声でギャーギャーやります。

> 周りのお客さん(お母さんたち)は、クスクス笑い、

> それが恥ずかしいのでいつも「今日だけだよ」と、

> しぶしぶ買い与えていました。

子供が大の字になって泣き喚き、それを見た、よそのお母さんに笑われているように感じると、できるだけ早く、その場所から立ち去りたくなりますよね(^^)なので「今日だけだからね」としぶしぶ買い与えた・・・
その気持ちもとてもよくわかります。

でも、子供からすると(今日だけ、とは言われても)「あ、このやり方を使えば、欲しいモノが手に入るんだ!」と成功パターンを学習する事にもなるのです。

そして、そのやり方を何度も何度も試そうとするんですね。何度か試すうちに買ってもらえる事があると、「よし!やっぱり使える」とその成功パターンを確信し、また、なんかの時には使おう!としまっておきます。

息子さんの「買って買って攻撃」が、syokoさんといるときは減ってきた、というのは、多分、syokoさんが『NO!の徹底』と『出来たら褒める』をしっかり継続してくださったおかげで、「お母さんといっしょの時には、このやり方は使えないな」と思い始めたからだと思います。

でも、それは「わがままが治った」と言う訳ではありません。(でも本来、欲しいと要求するのはわがままではなく、自然な気持ちですから問題があるのではないのです)自分の欲求はつねに持っていて、“違うシチュエーション”の時に試そうとしているんですね。

“違うシチュエーション”というのは、今回の「おじいちゃん、おばあちゃんがいる時」もそうですが、「お母さんのお友達といっしょにいる時」など、お母さんが『NO!』を言いにくい時に、今までの成功パターンを試そうとするのです。

なので、ゴールデンウィークに、おじいちゃん、おばあちゃんと食事をした時に、「買って買って攻撃」をしたのは、syokoさんには「どうして!!」「治ったはずなのに!」という疑問と怒りが生まれたようですが、とても自然なことだったんですね。

ですから、この夏休みにご実家に帰ったら、きっと同じように「買って買って攻撃」はあると思います。
なので、そういう事があるだろう、と今から覚悟をして、そういう時には、いつものように『NO!』の徹底をして、貫くようにされることです。

“違うシチュエーション”でも同じだよ!と今までと同じように教えるのですね。

ただ、子供は一度、成功体験を味わっていますから、多分、一筋縄では行かないと思います。「これでもか、これでもか!」と泣き喚き、大声を上げると思いますので、そこでブレずにビシッと貫いて欲しいです。

ただ・・・今回の件については、私は2つ、ご提案したいことがあります。

まず、1つ目は「我慢をさせたい」と思われるのなら、子供が物を欲しがるような、デパートやおもちゃ売り場がある場所には、
ご両親と揃って出かけない、ということ。(いつもと違うシチュエーションを作らない)

そしてもう1つは、ご実家に帰るのが年に何度もないのであれば、優しいおじいちゃん、おばあちゃんに甘えさせる、というのもいいのかな?と思います。

さすがに“何でも買い与える”というのは避けたいですが、おじいちゃん、おばあちゃんも、子供に好かれたいでしょうし、子供にも、おじいちゃん、おばあちゃんが好きでいてほしいです。
特に、小さい頃の体験は、子供にとって、ずっと続く「おじいちゃん、おばあちゃんの思い出」として残ります。

ご家庭の日常で、我慢も教え、「自分の思い通りになることばかりじゃない」と教えることができていれば、たまの帰省の日は、子供にとっても「素敵なお休み」を味あわせてもいいのでは?と私は思うのですね。

どちらを選んでいただいてもいいかと思いますが、子供がごねる前に「あなたがいつも頑張っているから、おばあちゃんがご褒美で買ってくれるって♪」なんて言ってくださったら、また、違ったリアクションがあるかもしれません(^^)。

ここまで・・・

こんな風にお返事をしましたら、syokoさんから、ご報告をいただきました。

ここから・・・

パピーさん、お返事ありがとうございました。

パピーさんがおっしゃるように、私はこの『NO!』の徹底をメルマガで知ったので、その方法だけを真似ていたのですが、今回、こうやって、私のケースにあわせて、詳しく教えていただいて、ものすごくよくわかりました。

そして、息子の様子も「わがままではなく自然なこと」「違ったシチュエーションで試そうとしているだけ」と言われて、すごく納得しました。
私は「もう終わったはずなのに」と思い込んでいましたが、そうではなかったんですね♪

そして、パピーさんのお返事。感動しました。

私は、何が何でも「ダメ」って教えなきゃならない・・・とちょっと荷が重く感じていたのですが、

> ご実家に帰るのが年に何度もないのであれば、

> 優しいおじいちゃん、おばあちゃんに甘えさせる、

> というのもいいのかな?と思います。

> さすがに“何でも買い与える”というのは避けたいですが、

> おじいちゃん、おばあちゃんも、子供に好かれたいでしょうし、

> 子供にも、おじいちゃん、おばあちゃんが好きでいてほしいです。

> 特に、小さい頃の体験は、子供にとって、ずっと続く

> 「おじいちゃん、おばあちゃんの思い出」として残ります。

> ご家庭の日常で、我慢も教え、

> 「自分の思い通りになることばかりじゃない」と

> 教えることができていれば、たまの帰省の日は、

> 子供にとっても「素敵なお休み」を味あわせてもいいのでは?

> と私は思うのですね。

とあった文面をみて、肩の力が抜けて、なんだか涙がでてしまいました。パピーさんの考え方って、ものすごく柔軟性があって大好きです。(TT)

そうですよね。いつもいつも頑張らせることないんですよね♪私も、実家に帰ればホッとしますから、それでいいんですよね。

父も母も、息子が大好きで、息子も、おじいちゃんおばあちゃんが大好きです。
“たまの帰省の日は、子供にとっても「素敵なお休み」”そんな日になるように、楽しみにしますね♪

パピーさんのおかげで、あれだけあった不安が、フッと溶けて、優しく包まれた気持ちになりました。
ありがとうございます。また、ご報告させてくださいね♪

ここまで・・・

その後、syokoさんからお返事をいただいたのですが、syokoさんは、ゆっくりお休みを満喫されたそうです。その時のことをこんな風にご報告くださいました。

> 母に

> 「今まで、○○に何でも我慢させようとしてきたけど、

>  向こう(お住まいの場所)で頑張っているから、

>  たまの休みだから(おじいちゃん、おばあちゃんに)

>  甘えさせようと思っている。

>  かあさん、もしおもちゃやお菓子を買ってくれるのなら、

>  私に内緒にしなくていいからね」

>  と伝えました。

> そうしたら、母が息子に

> 「○○くんが、向こうで頑張っているから、

>  お母さんが、ばあばに「おもちゃを買ってあげて♪」だって。

>  よかったね~♪」

> と言って、欲しいおもちゃを買ってくれました。

> 息子は、

> 「買って買って攻撃」もなく、満面の笑顔で、

> 実家に泊まった3日間。

> 「○○はいい子だ」「お兄ちゃんになってすごい♪」

> なんて褒められ、ばあばやじいじにたっぷり遊んでもらい、

> 穏やかで本当に良いお休みでした(^^)

よかったです。
なんにしてもsyokoさんのお気持ちが穏やかになったのが、大きかったと思います。

今回、『NO!』の徹底について、お話しましたが、これは親の都合に子供を合わせるのが目的ではなく、子供に「自分の思い通りになることばかりじゃない」ということを教えることが目的です。

それによって自分の気持ちをコントロールし、癇癪でただ要求したり、声を張り上げるのではなく、我慢することができるようにしたいんですね。

また、今回のsyokoさんの例では、すでにご家庭の中で「思い通りになることばかりじゃない」を日ごろ教えてくださり、子供さんも理解しているようなので、あえて、ご実家に帰っても徹底しなくてもいいのでは?

とお返事しましたが、まだまだ癇癪がひどく、子供も理解していない場合、“違うシチュエーション”では、さらに荒れると思います。

ですから、もし、癇癪が起きそうな懸念があるのなら、“違うシチュエーション”を作らない、また、癇癪を起こしたらいつも同じ姿勢を保つ、ように意識して頂ければ・・・と思います。

もう来週はクリスマス。そして再来週はいよいよ年末です。
そろそろご実家に向かわれる方が増えてくると思います。
どうぞ、素敵な年末年始をお過ごしくださいね♪

※ご興味がありましたら、ご覧ください。

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