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第795号 元旦に・・・

こんばんは。パピーいしがみです。

年末に、母の認知症のお話をしましたら、沢山のねぎらいのメールや、ゆっくり休養を・・・というお言葉をいただきました。ありがとうございます。

中には、介護士や看護士の仕事をされていた方から、認知症患者に対する接し方のコツなどを教えていただいたり・・・。

そして、年の初めには、年賀状と一緒に、沢山の、うれしいご報告もいただきました。まだ全てのお返事が書けた訳ではありませんが、一枚、一枚、嬉しく拝見しました。ありがとうございます。

その中に(これはメールで頂いたものですが)、こんな文面がありましたので、ご紹介させて頂きます。

ココから・・・

パピーさん、あけましておめでとうございます。

元旦に、パピーさんに、良いご報告のメールを送りたい。それを目標に頑張ってきたので、聞いてください(^^)。

勉強を始めたばかりの頃、私が変わりさえすれば、全ては良くなる、そう思っても、なかなか変われない自分を、「これじゃあ、ダメだ、でも、絶対に変わるんだ!」という思いでした。

ですが、勉強を続けていくと、私が向かっている「自分を変えたい」方向と、パピーさんが導いてくださる方向がちょっと違っているように感じました。

最初はそれがなんとなく違和感に感じていました。「私がなりたいのは、怒らない、イライラしない、もっとお母さんとして相応しい自分なのに・・・」と思っていたのです。

でも、せっかくお金も払ったし、無駄にはならないだろうから・・・と続けてきて、半年ぐらいたったときに、「あれ?私、今までのようにイライラしていない・・・」とふと感じたのです。

2人目が生まれてから、お兄ちゃんの赤ちゃん返りや、わがままや愚図り、癇癪などなど・・・本当に、悩んで、本も読んだし、いろんなところに相談に行きました。

「おちついて」とか「冷静になりましょう」「深呼吸して10数えて・・・」とか「自分を変えましょう」とか・・・

どこに行っても、同じ様なアドバイスで、「分かっているけどできない私はどうすれば良いの!」と「結局、自分が悪いんだ」「私のところに生まれてきたあなたが不幸だったんだ」のように“どうせ私にはできないモード”でした。

もう3年近く、そんな状態でした。なので、ふと「あれ?私、今までのようにイライラしていない」と感じたことが、ものすごく不思議でした。

いつ、どこで、何が私をこうしたのかは分かりません。ですが、毎日の勉強だけは、続けていました。

眠い時も、時間のない時も、パピーさんの言われているように、「10分間だけ」「10分間だけ」って続けてきました。

そして・・・1年たった今、お兄ちゃんはすごく落ち着きました。

赤ちゃんがえりも、ほぼありませんし、保育園でも積極的になりました。先生からも「明るく、元気に挨拶してくれます♪」と、褒められますし、1年前からは想像もできないことでした。

では、何が私をこうしてくれたのでしょうか?

それは、きっとパピーさんが「何をすればいいか」ではなく、「なぜ、そうなるか?」を教えてくださったから、だと思います。

私は、あまり素直ではありません。ですから、人の意見をなかなか取り入れることが出来ません。

ですが、パピーさんの「なぜ、こうなるのか」の説明は、ものすごく私を納得させてくれました。

「その時のお兄ちゃんの気持ちは・・・だったと思いますよ」「じゃあ、一緒にその時の気持ちを考えてみましょう」のように言ってくださった事もあって、

その頃から、ただ自分のイライラを抑えようとか、怒るのをやめようとするのではなく、「お兄ちゃんは、お兄ちゃんで大変なんだな~」と考え始めたのだと思います。

その時は、分からなかったのですが、今は分かります。それが「認める」だったんですね。

今思えば、それまでは、「長男の気持ちが分からない!」が私の口癖でした。「分からない!」と言っている時点で、私は、認めることを拒否してたんだな~と思います。

と言っても、まだ私は、上手に「褒める」が出来ません。

もちろん「包む」もよく分かっていませんが、ちょっと「認める」が理解できただけで、この成果です。

ですから、これからももっともっと勉強して、「褒める」と「認める」が理解できて、それが実生活に生かせたとき、どれだけステキな家族になれるのか、今から楽しみです。

毎年、毎年、ため息しか出なかった、お正月ですが、今年は、ちょっとワクワクしている自分がいます。ここ数年、こんな気持ちになることは有りませんでした。

もしかしたら、今年はさらに良い年になるかもしれません。パピーさん、今年1年、ありがとうございました。

お母さまが、認知症で、介護が大変だとありましたが、そんな中でも、相談に丁寧に対応してくださったと知り、嬉しいやら、申し訳ないやら。

でも、おかげさまで、私達家族はこんなにも幸せです。どうぞ、これからもお体に気をつけて、お過ごし下さい。そして、これからも変わらず私たちを導いていただけると嬉しいです。(ご報告だけですので、お忙しかったらお返事は結構です)

ココまで・・・

この会員さんとは、実名でやり取りをしていたので、Nさん、とさせて頂きますね。Nさんが、こう言われていましたね。

“その時は、分からなかったのですが、今は分かります。それが「認める」だったんですね。今思えば、それまでは、「長男の気持ちが分からない!」が私の口癖でした。

「分からない!」と言っている時点で、私は、認めることを拒否してたんだな~と思います。と言っても、まだ私は、上手に「褒める」が出来ません。

もちろん「包む」もよく分かっていませんが、ちょっと「認める」が理解できただけで、この成果です。

ですから、これからももっともっと勉強して、「褒める」と「認める」が理解できて、それが実生活に生かせたとき、どれだけステキな家族になれるのか、今から楽しみです。”

うれしいな~(^^)。そうそう。年末に(フィギュアスケートの)羽生君が、こんな事を言っていましたね。「課題がある、って事は、もっと上手になれるって事」

Nさんの“「褒める」と「認める」が理解できて、それが実生活に生かせたとき、どれだけステキな家族になれるのか、今から楽しみです。”の言葉にも、羽生君と同じ、さらなる向上心を感じました。

ほんと♪これからがさらに楽しみです(^^)さて、新しい年が始まりましたので、気持ちも新たに、スタートしましょう(^^)私も、明日から、始動します♪
 
 
 

 

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号数 内容 オススメ度
745 ■ 「認める」って具体的にどうすればいいの? ★★★★★

 

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