第800号 ひまわりのかっちゃん
こんばんは。パピーいしがみです。
突然ですが・・・先日、西川つかささん、からメールをいただきました。
もしかしたら、この「にしかわつかさ」さん、がどなたかご存知ない方もいらっしゃると思いますので、ちょっとご説明しますが、この方は、現在は、小説を書いたり、脚本を書いたりされている方です。
皆さんがよく知っているNHKの「おかあさんといっしょ」の脚本もお書きになっている方なんですね。
その出会いは、講座を学ばれているエミリーさんが、
「パピーさんと同じ考え方を実践し、成果を出されている先生がいます」と、この西川さんが書かれた本を紹介してくれた事が始まりでした。
エミリーさんの言葉にはこうありました。
“主人公(かっちゃん)は、小学校5年生のときに転校をきっかけにすごい先生に会います。その先生は特殊学級にいたかっちゃんを包んで、認めて。卒業生代表で答辞を読むまでに導いたんです。
けれど、実は先生にとっても、かっちゃんは自信を与えてくれる存在だったんです。
逆上がりの教え方、キャッチボールの指導など細分化を実施してて、パピーさんと同じだ~!!と感動したものですから、お知らせしたくなりました。”
その本の名前は「ひまわりのかっちゃん」当時は、小学生の夏休み推薦図書でした。
その主人公の「かっちゃん」とは、この西川司さんご本人で、西川さんは、ご自分の幼少期から、小学生時代を、この「ひまわりのかっちゃん」で紹介されたのです。
私は、それを読んで、もう本当に感動して、何度も何度も涙を流し、この本は、是非、読んでほしいと、会員の皆さん、私のメルマガを読んで下さっている方々に、「是非、読んでください!」とご推薦をしたのでした。
会員さんたち、メルマガをお読みくださっている方々からの反響は、すさまじく、一時は、全国的に本屋さんの在庫がなくなってしまい、“なかなか手に入らない本”にまでなってしまったんですね。
そして著者の西川さんがお弟子さんから、私が本を推薦していたことを聞いて知り、直接、私にメールを下さり、そこから又、お会いする機会を得たのでした。
それが今から7年も前のことで、調べてみましたら、第258号のメルマガでした。
(今、800号まで来ているので、ずいぶん前だったことが分かります)
その西川さんから頂いたメールは、“「ひまわりのかっちゃん」が文庫本となって販売されます。もし、よろしければ宣伝用のPOPに推薦コメントを頂けませんか?”という内容でした。
今までは子供でも読める様に、字も本も大きく作られていましたが、それがポケットサイズの文庫本になり、「ひまわりのかっちゃん」というひらがな表記から、「向日葵のかっちゃん」という漢字の表記になります。
私は、二つ返事で了解し、その後、講談社さんからもご連絡を頂いたのですが、もう、この「ひまわりのかっちゃん」には思い入れが強すぎて、推薦コメントに乗せたい言葉がた~っくさんありました。
でも最大25文字という事で、削って削って・・・“子供の持つ爆発的な成長、それを得る方法がここにある” としました。
初めて、本を手に取る方にとっては、なかなかインパクトのあるキャッチーな文言になったのでは?なんて自画自賛しています(^^)
ですが、このメルマガでは、どれだけこの本が、子育ての現場にいらっしゃる方にお役にたつか、それをこの機会に是非、お伝えしたいと思います。
このメルマガでも「自信」をつけることのすばらしさや、子供は誰でも、大きな可能性がある事、そして、子供を取り巻く人によって大きく未来が変わる、という事をしつこいほど話していますよね♪
それを、実際に実践して、どんな変化があったか?をこのメルマガで、沢山のお母さん達から、それぞれのお母さんの言葉でお伝えしています。
メルマガを読んでくださる皆さんは、多くの方が、実際の子育ての現場で「親」でいらっしゃる方がほとんどですから、その言葉はきっとダイレクトに響いていると思います。
が、その当事者である子供の声を届けることは、できません。
ところが、この「向日葵のかっちゃん」では、自他共に認める「だめな僕」「何をやってもできない僕」が、「僕にもできた!」を経験して、ぐんぐん自信を持ち、
どんどん能力を伸ばしていく、その時の、高揚感や、興奮、わくわく感、あふれるほどの充実感や、エネルギーの高まりが、子供の言葉で表されています。
いえ、それだけでなく、自分の変化に周りがどんどん変わっていく様子など。本人でなければ分からない、その心の変化・周りの変化が、とてもリアルに書かれている、
たぶん・・・どこを探しても無い、唯一無二の物だと私は感じているのです。西川司さんは、小説家でもあり、脚本家でもある、とは、先にご紹介しましたが、小学生の時には、今で言う、発達障害であるとされ、特殊学級にいたのです。
4年生では1+1が分からない、字だって読めなかったのです。跳び箱も飛べなかったし、逆上がりもできなかった。周りからも「普通と違う」と思われていたし、ご自分も「なぜ、僕は何をやってもだめなんだろう」と感じていました。
その子が、転校を期に、ある先生と知り合って、「認める」「褒める」「包む」をしてもらうことで、「できたぞ♪」「僕にだってできる♪」を経験します。
そこから努力することの楽しさや、結果が出ることの面白さを知り、どんどん能力を高め、授業についていけるようになり、小学校を卒業する頃には、オール5の成績を取り、卒業式では、卒業生代表で答辞を読むことになります。
この答辞が、又、すばらしく、読み返すたびに、涙があふれてきます。これが「物語」だったら「あ~、いいお話ね」となるのですが、すべて現実にあった事で、
又、その主人公がまだご健在で、又、文章を書く仕事をしておられる・・・という事が奇跡的なんですね。
いい話・・・って、いくらでもあります。
でも、それは、ある題材を文章化、映像化したもので、どこまでが本当か、実際はわかりませんし、もしかしたらデフォルメされていることも無きにしも非ず、なのですが、
実体験として、自分の能力を開花させた子供が大人になり、その時のことを文章に書き、それを公表し、又、当時のクラスメート達も、生き証人として存在している。
すべては、現実に起きたことであり、少しの誇張もデフォルメも無い、としたらこれだけ信頼できるドキュメンタリーは他には無いと私は思います。
でも、だからこそ、“「自信」をつけることのすばらしさ”“子供は誰でも、大きな可能性がある”そして、“子供を取り巻く人によって大きく未来が変わる”の証明になるんです。
ちなみに、今、西川さんは、生まれ故郷の北海道に移住されたそうです。
そして、そのお住まいの近くの函館短期大学の保育科の教材に「向日葵のかっちゃん」が正式に決定したのだそうです。
あ、そうそう、大事なことを言い忘れました。
前回、ご紹介したと時には、先ほども申しましたように、『売れ切れ』になってしまい「買えない」「読めない」という苦情がかなりありました。
なので、今回は、発売前に、お知らせをさせていただきました。
発売は、2月13日ですが、先に予約を入れてくだされば、予約が優先になると思いますので、『売り切れで手に入らない』と言うことは無くなると思います。
まだ、お読みでない方は是非。もし、お読みになった方も、もう一度、お読みになってみてください。きっと「そうだった!」と当時の決意を思い出されるのでは?と思います。
そうだ。図書館などで予約するのも、いいですね♪無料で読めますし、きっと今後誕生する、未来のお母さん達にも、手にとってもらえるチャンスも増えると思います。
最後に、もう一度、詳細をお知らせしますね。
「向日葵のかっちゃん」(ひまわりが漢字表記になっています)
西川司著 講談社文庫発行 価格660円(税込713円)
表紙は、小学校2・3年生ぐらいの男の子が、夏の田んぼのあぜ道を走る、後姿が描かれています。
ご興味がありましたら、ご覧ください。
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