第820号 アンガーマネージメント
こんばんは。パピーいしがみです。
今日は、メルマガをお読みの皆さんに、有益な情報を・・・というより、
今、私が興味を持っていることについてお話したいと思います。
(期待してくださった方はすみません)
私の母が認知症で、介護がけっこう大変・・・という話は、
以前もさせていただいたかと思います。
認知症という病気は、
つい2・3分前に起きたことも覚えていられません。
困っているから、と手を貸してあげても、
2・3分すると、又同じ事を言い出します。
一度目は、
「それは、さっきやったから大丈夫だよ」
と言えますが二度目、三度目になると、
さすがにイライラしてきます。
それが四度目、五度目、六度目・・・となると、
「今度は何?」「またそれ!?」「もういいかげんにして!」
になってしまうのですね。
私も「これではまずい」と、
母が夢中になれるものは、何か無いだろうか?
といろいろ探してみました。
母は、もともとハンドボールをやっていたので、
スポーツは大好きでした。
特に好きなスポーツは、フィギアスケートと、野球(巨人戦)、
でも、なにより大好きなのは「時代劇」という事が分かりました。
その中でも、特に好きな時代劇は“水戸黄門”でした。
ためしに水戸黄門のDVDを買ってきて、
これを見せるようにしたら・・・ビンゴ!!(^^)
約3時間ぐらいは、熱中して見てくれるようになって、
私のイライラや、怒りはかなり軽減されました。
ただ、軽減された、とは言っても、
イライラが無くなったわけではありません。
介護について、認知症について、
いろんな記事を読むようになったのですが、
そこで、「アンガーマネージメント」という言葉が目に留まりました。
これは、何か?と言いますと、
「自分の怒りに付き合う」という方法です。
どうやら近年「怒り」に対する研究がされており、
人、それぞれにあった対処法があって、
訓練によって、
その人の怒りに対する耐性も高めていけるらしいのです。
もともと、私は気が短く、喧嘩っ早くもありました。
その為、いろんなトラブルも起しました。
今は、それでも考え方を変えたり、
相手の立場になったり、イライラのメカニズムを取り入れたりして、
ずいぶんと怒りとはうまく付き合っているな・・・
とは思っていたのですが、
怒りに対して、画期的な対処法がある、
怒りがあっても、自分自身をコントロールできるようになる・・・
としたら、これはすごい事だな・・・と思ったのですね。
私が読んだ記事は、認知症患者が集まる介護施設の中の、
介護士の皆さんが、アンガーマネージメントを学び、
それを仕事に役立てている、という内容でした。
私がたった一人の母に対してイライラしているのに、
同じ認知症を持つ方達が集まり、一人で何人も担当する、
介護士さんたちは、私のイライラの非ではないでしょう。
そういう方々が、自分の感情のコントロールの為に、
アンガーマネージメントを学んでいる、と聞いて、
とても興味を持ったのです。
それと同時に、もし、私がその手法を学び成果があれば、
もちろん自分にもメリットは多いけど、
勉強をしておられる皆さん、イライラで悩んでいるお母さん、
相談をされる方にも、もっとレベルの高いお返事ができるのでは?
と思ったのですね。
それと・・・、怒りのコントロールについて、
私は以前から、不思議に思っていたことがありました。
例えば、今、サッカーワールドカップで、
なでしこジャパンが活躍していますが、
彼女達が、ピッチで、喧嘩になったのを見たことがありません。
相手から、あからさまにアンフェアな妨害を受けたとしても、
それでトラブルになったことがありません。
彼女達の関心は
“相手に邪魔された”“いやらしい妨害を受けた”ことではなく、
ゴールにボールを運ぶ、ただそれだけに集中しています。
それが、疲れていても、苦しい時でも、どんな時でも、常に・・・です。
私はそれを「すばらしい」と賞賛しつつも、
「自分にはできない」と、いつも思っていました。
もし「自分だったら、胸ぐらを掴んで、ぶん殴っちゃうな・・・」
なんて言うと、妻が横から、「それで、一発退場ね」と笑う。
私も「ほんとだ」と笑っていましたが、
でも、彼女達には、
「退場にならない為」
「自分のトラブルで仲間に迷惑をかけない為」
「怒りを持ってもぐっと我慢する」
とは見えないのですね。
そこに「腹立たしさ」や「怒り」や「悔しさ」は無い様な表情なのです。
特に澤選手には、相手への怒りは全く感じません。
倒されても、次の瞬間には、もう新たな方向を見ている、
そんな雰囲気を感じます。
明らかにファールだと分かる妨害を受けても、
怒りも持たず、相手も憎まず、
一心不乱にゴールを目指す、それがなぜできるのか?
そこに私は大きな疑問を抱いていたのです。
ですがどうやら、高いレベルで戦っている優秀な選手のほとんどが、
この「怒りとの付き合い方」を何かしら学んでいるのだそうです。
まだまだ、私も興味を持ち始めた・・・と言うレベルで、
深く学んでいるわけではありませんが、
「怒りの感情とうまく付き合えたら・・・どうなるのかな?」
と“知りたい・学びたい”感情がムクムクと湧き上がり、
久しぶりの高揚感にワクワクしています。
又、勉強したら、皆さんにシェアしますね♪
ご興味がありましたら、ご覧ください。
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