第829号 この子、良いところがこんなにあるじゃない!
こんばんは。パピーいしがみです。まだ8月。なのに毎日、涼しくて、とても過ごしやすいですね♪
もう、新学期が始まったところが結構あるようですが、9月~、という学校も、いよいよ始まります。夏休みの宿題や課題などは、間に合ったかな(^^)
今日、メルマガでご紹介するのはブーゲンビリーさんです。ブーゲンビリーさんの息子さんは、小学校3年生。2年生だった昨年は、お母さんがガミガミ言って、最後の1日までかかって、やっと宿題をやり終えたそうです。
でも今年は、友達の家に集まって、みんなで宿題に取り組み、夏休み開始後、わずか1週間で終えてしまい、あとは、友達みんなで遊びまくったのだそうです。でも、その遊び方が、すごく良かった。
是非、みなさんにもご紹介したくて、メルマガへの掲載のご許可を頂きました。私も、とても嬉しかったので、どうぞお読みくださいね♪
ココから・・・
パピーさん、お久しぶりです。ブーゲンビリーです。夏休みも終わり、うちのヤンチャ坊主も、真っ黒になって登校しました。
去年は、あれだけ荒れて、やっとで終わった夏休みの宿題でしたが、その後、奇跡が起こって(これについては後ほど)、本人が「俺にもできるんだ」と思うようになってから、成績がぐんぐん良くなって、なんと今年の夏休みは、約1週間で宿題を終え、もう毎日毎日、遊びまくりでした。
私も「宿題さえ、きちんとやっておけば良い」と言っていたので、きちんとやってある宿題を見せられるとなんとも言えず、正直「学校始まってよかった~(笑)」と、今は、ほっとしています。
パピーさんには、報告もせず、失礼してしまったのですが、その「奇跡」というのは、パピーさんが教えてくださった、“読書感想文の書き方”にあわせて、子どもに質問しながら、カードに書き出して、起承転結を組み合わせながら書き写していく・・・という、
あの通りにやった読書感想文が、先生からとても褒められて、市のコンクールで賞を頂いてしまったのです。今まで賞状なんてもらったことが無かった子でしたから、初めての表彰が、優秀賞の大きな賞状と立派な盾で、本人も(もちろん私も)びっくりしてしまいました。
クラスでも、その読書感想文のおかげで、先生の息子を見る目が変わり、周りの子ども達の雰囲気も変わり、本人が持つ自分の価値感も変わって行った様に感じます。これがパピーさんの言っておられた「自信」なんだな~、と、目の当たりにした私は、ほんと、驚きしかありません。
先生は、クラスのみんなの前で、「あなたには隠れた才能が有る」と言ってくださったそうです。(うそでも嬉しい言葉です・・・涙)
もちろん、それまでもパピーさんから、「認める・褒める・包む」を勉強させていただいて、子どもの自尊心や自己肯定感は高まって行ったとは思いますが、この読書感想文と先生の言葉が、確実に転機の引き金になったと思います。
多分、多くの子ども達が「読書感想文」に求めているものが分からないし、私達、親でさえ、どう書いたらよいのか?が、分かっている方が少ないのだと思います。ですが、パピーさんが「自分の気持ちだったら何を書いても良い」と言ってくださり、
又、「それが本音であればあるほど面白い」という事を教えてくださって、私も、感想文に苦手意識がなくなったし、子どもも感想文に対する抵抗や躊躇がなくなったのだと思います。
それまでの息子は、「運動は好きだけど勉強は大ッ嫌い」だったのですが、みんなが苦手とする“読書感想文”で褒められたことが、大いに自信になったのですね。
まず、最初に変化があったのが授業態度でした。これって不思議ですね。以前、パピーさんがメルマガで、「人は、人に思われているように振舞おうとする」というお話をされていました。
息子は、先生に「あなたには隠れた才能が有る」と言われ、本人がその気になったとたん授業態度が変わったそうです。授業をきちんと聞いているだけで、本当にテストの点数ってあがるものなのですね。
本人も授業が分かるようになったり、テストが出来るようになると面白いのか、宿題が出ても、学校でやってきてしまうようになりました。家で、私が「宿題は?勉強は?」と聞いても、「もう終わってる」と返答をする事が多くなりました。
なので、私も本当にガミガミ怒ることが減りました。次に、子どもの変化で驚いたのは、友達に「勉強を教えて」と言われているそうなのです。約1年前は「勉強ができない子」だったはずです。
その子が友達に勉強を教えてる?そんなはず無い!と思ったのですが、休み時間に宿題をやっていると周りの友達が、集まってきて、一緒に宿題をするのだそうです。その時に「これってどうやるの?」とか、息子に聞く、というのですね。
もちろん、もっとできる子が居て、その子が中心になっているようなのですが、うちの子が教えている方?と聞いて、びっくりです。一緒に学校で宿題をするようになったK君のお母さんから、「○○君のおかげで、うちの子、ちゃんと宿題をするようになりました♪」なんて言われました。
そんな風に、以前からの友達3人と、勉強ができるけど、足にちょっと不自由の有るM君とで、夏休み初日からM君の家で宿題をしたのです。
M君のお宅では「一編に4人も友達が出来た♪」とご両親が喜んでくださり、大歓迎をしてくださいました。勉強の為に居間を開放してくださって、エアコンまでつけて、最高の環境を提供してくださいました。
小さい頃から引っ込み思案で、病弱だったらしく、なかなか友達ができなかったM君にとって、このやんちゃ4人組との相性はとても良いらしく、息子達は、勉強を教えてもらったお礼に、と、
「こんどは、俺らが遊びを教えてあげるんだ」と言って、プールに行ったり、ザリガニ取りをしたり、公園でアスレチックをしたり、M君でも楽しめる遊びを考え、それはそれは、連日遊びまくりでした。(M君は、乗れなかった自転車も乗れるようになったのです)
M君は、肌が白い子でしたが、一緒に真っ黒になりました。最初は、お子さんの事を心配して付いてこられたお母様も、M君から「付いてこなくて良いから!」と言われたらしく、「本当にたくましくなって嬉しい」と、先日の電話では涙ぐんでおられました。
パピーさん、私、今回の件で思ったんです。今まで私は、子どもの足りないものばかり見て、「宿題・宿題、勉強・勉強!」と言っていましたが、そうじゃないんだな~って。
友達の事を考えたり、リーダーシップを学んだり、体の不自由な子に合わせて遊んだり、助けあったり・・・。「この子、良いところがこんなにあるじゃない!」って思ったのです。勉強も「分からない」では困りますが、そこそこで充分。
特にM君の場合は、勉強ができても、お父さん、お母さんは、いつもM君が心配だったそうです。今回、息子の変化や、K君、M君、そして、子どもを見るお父さんお母さんを思うと、「子どもはこれでいいのでは?」と思うのです。
単に勉強や運動、というだけでなく、友達や、遊び、仲間、やる気、喜び、協力、失敗・・・子ども達が今、学ぶことは沢山あるな~って。親は、とても狭い目で子どもを見て、せっかく学べる沢山のことがあるのに、それを狭めているのでは無いかな~って。
そんな考えでテキストを読み返すと、パピーさんの言葉が、ビンビン響いてきます。私は、この時期にパピーさんと知り合えて、又、子育ての勉強ができて、本当にラッキーだったと思います。
きっと、私と同じように感じている会員さんは多いのでは?と思います。どうぞ、これからも、体に気をつけて、今のお仕事を長くお続けくださいね。
私の子ども達も、今は、良い調子ですが、どこかで躓き、私も悩むことがあると思います。その時は、是非、お力を頂けたら・・・と思います。これからも、どうぞ、よろしくお願いします。ブーゲンビリーでした。
ココまで・・・
ブーゲンビリーさん、素敵なご報告、ありがとうございます。息子さん、夏休みを充分に楽しんで、元気に登校してくれたみたいですね。
勉強の得意なM君からは知恵を、そして遊びの得意な友達からは遊び方を、それぞれみんなの得意分野を持ち寄って、息子さんの周りで上手に融合しているように感じました。
先生が、「あなたには隠れた才能が有る」と、息子さんに言ってくださったようですが、(コーディネーターや、プロデューサー的な)とても素敵な才能が確かにあったみたいです♪ブーゲンビリーさんの言葉にこうありましたね。
“今まで私は、子どもの足りないものばかり見て、「宿題・宿題、勉強・勉強!」と言っていましたが、そうじゃないんだな~って。友達の事を考えたり、リーダーシップを学んだり、体の不自由な子に合わせて遊んだり、協力したり・・・。「この子、良いところがこんなにあるじゃない!」って思ったのです。”
はい、本当にそう思います。勉強や運動など、目に見えるもの、成績が数字になるものって、私達も分かりやすく、又、評価がしやすい、という事もあって、どうしても「そればかり」を見てしまいます。
が、友達と上手に遊べる事や、または、不得意分野を手伝ってあげる気持ち。これらはなかなか気づいてあげることが出来ません。でも、だからこそ、それぞれのお子さんが持っている、「その子の良いところ」を是非、見てあげて、そして評価して欲しいのですね。
「あなたにはこんなに良いところがあるんだよ」って。それができるのは、やっぱり近くにいる「お母さん」だと思うのです。M君、K君も含めて、みんなで成長できると良いですね♪今回は、メルマガ掲載のご許可、ありがとうございました。
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