第830号 失敗は、責めるより補おう
こんばんは。パピーいしがみです。
夏休みが終わり、学校が始まって1週間。そろそろ落着いてきたのではないかな?と思います。
今年の8月の終わりごろ、1通の嬉しいメールが届きました。
“この度、ようやく53章まで読み終わりました。1年間で勉強するところを倍の2年かかってしまいましたが、今まで三日坊主でなかなか継続が出来なかった私が、2年かかっても最後までやりきったことに自分でもすごく達成感を感じています。”という内容でした。
このメールを下さったあきさんは、ちょうど、去年の今ごろ、夏休みに「こうしたかった」「でもうまくいかなかった」「子どものやる気はどうやったら高められらうのでしょう?」というご質問をいただいていたのですね。
こんな風に・・・
実は夏休み中に長女の逆上がり、次女の自転車の補助輪はずしに取り組みたかったのですが、それは全くできませんでした。
夏休み前はかなり私がやる気になっていたのですが、子どもたちをやる気にさせることがなかなかできず、本人のやる気がないのに私が先回りして教えるのはどうなんだろう?と思っているうちに夏休みが終わってしまいました。
それで、夏休み中からずっとモヤモヤして答えがでずにいることが、子どものやる気についてです。
うちの子どもたちは運動が苦手で、運動に関してはすごくやる気がありません。かけっこは疲れるし、汗をかくのが嫌だとか、鉄棒やうんていも手が痛くなるから嫌だとか言います。
どうしたらやる気を持てるようになるのでしょうか?
私がなるべく運動に誘って、できたという体験をさせた方がいいのでしょうか?それとも本人がやる気になるまで待つべきでしょうか?
ココまで・・・
私はこんな風に答えました。
ココから・・・
子供は親をとてもよく見ています。なので、親が運動を「楽しんでいる」と、子供も運動を楽しめるようになります。
これはなぜか?と言いますと、親が楽しそうにしていないものを、子どもが「面白そう」「楽しそう」だと発見できないからです。
やる気、というのは、自ら行動をしたくなる、そういう気持ちです。「自ら行動したくなる」としたら、それに対する興味が無ければなりません。
疲れても、汗をかいても、親が楽しそうにやっていると、お母さんは「なぜあんなに楽しそうなんだろう?」と、子供は興味を持ちます。それこそが自らを行動させるのですね。
“私がなるべく運動に誘って、できたという体験をさせた方がいいのでしょうか?それとも本人がやる気になるまで待つべきでしょうか?”とありましたが、
まずは「親が率先して楽しむ」ことです。その楽しんでいる姿を、子供に見せることなんです。
逆に、親が何もせず、子供にやらせよう、動かそうとすると、子供は拒否反応を示します。「だるい」「つかれる」「つまらない」そうなったら、やる気はさらに減退します。
「面白そう」「楽しそう」それが全ての基本ですからね。
ココまで・・・
そんなあきさんから頂いた今年のメールは、こんな風に書かれていたのです。
ココから・・・
運動が苦手で人見知りが心配だった長女は、鉄棒の逆上がりができるようになり、以前から習っているバレエでも、家でお風呂上がりに自主的に柔軟をするようになり、体がかなり柔かくなりました。
また先日は、いとこの男の子が壁倒立をしているのを見て、家で練習したり、以前だったら「自分には出来ない」と言ってやらなかったようなことにも挑戦するようになってきました。
学校でも特定の仲良しさんはまだいないようですが、休み時間や放課後も色々な子と遊んでいるようです。
誰にでも優しく声をかけてあげられるところが素敵です、と担任の先生にも褒められました。
次女は、まだ自信がなくて、二の足を踏むようなことは沢山ありますが、逆上がりができるようになったり、自転車に乗れるようになったり、できることは確実に増えてきました。
とても慎重派でなかなかノリノリにはならない次女ですが、焦らず次女のペースに合わせて1つ1つ乗り越え、自信をつけていきたいと思います。
三女は年中さんになって、本当に活発になってきました。階段の5段からジャンプしたり、鉄棒では逆上がり、自転車も乗れるようになり、今はうんていと水に潜ることにはまっています。
公園で初めて会った子ともニコニコ笑顔で一緒に遊んでいたり、本当に活発になりました。
講座を始めたばかりのころを思い出すと、自分の考え方がすごく変わったと思います。子どもの頃から自分に自信がなくて、いつも人の顔色を伺っていたのが、
今では自分の中に一本信念のようなものができて、ぶれなくなりました。そうしたら周りの人の目があまり気にならなくなり、外で子どもがぐずったり、ケンカをしても焦らず落ち着いて見守れるようになりました。
癇癪への対応、兄弟げんかはたくさんの事を学ぶチャンスだから、親が変に口出しせずにやらせる、失敗をさせる、など今までまったく知らなかった考えが、
テキスト、ブログ、メルマガを読むたびに徐々に自分の中に定着してきて、ここ半年くらいは本当に自分の気持ちが安定しているな、と感じています。
それと同時に子どもたちの事でもいいな、と思うところが増えてきたように思います。
それから夫婦関係もケンカが減って、最近とてもいい感じです。今年の夏は、主人は仕事で責任の重い役につき、ストレスがかなりかかっていたのですが、
以前だったらそういう状況では必ずケンカが増え、ギスギスした家庭になっていたのに、今年の夏はとても穏やかで和やかでした。
パピーさんのメルマガやブログで、たらいの水の原理など、本当にタイムリーに勉強になるお話を読んでいたので、本当に助かりました。
私は今まで、主人の仕事のグチを聞くと、「もっとこうすべき」だとか主人に足りないことを探して指摘していました。
でもそうではなくて、私が主人のためにできることは何か?を考えるようにしたら、主人との関係がすごくよくなりました。
また、以前は誰かが何か失敗すると、「何やってるの!」などと、つい罵声をあびせていたのをやめて、「いいよ、大丈夫だよ」と言って後片付けなどを手伝うようにしたら、
いつからか子どもたちも人の失敗を責めずに片付けを手伝うようになり、自分が食卓でコップを倒したりしても、床までこぼれないと「セーフ!」と言ったり、なんだかプラス志向だな~と思う場面が増えてきました。
そうしたら、人の失敗に厳しかった主人も、先日私が財布を映画館に落としてきてしまった時は、ほとんど私を責めたり怒ったりせずに映画館に電話したり、取りに行くのを手伝ったりしてくれました。
パピーさんの講座は本当に子育てだけでなく、人生の指針になるような考え方が沢山学べて、この2年で、私は今までの人生で一番有意義な勉強をしたような気がします。
いつも人目を気にして、子どもの言動にピリピリして、主人の足りない部分にイライラしていた私も、今ではとても穏やかに日々の幸せを実感できるようになってきました。
まだまだイライラするときも、不安が押し寄せてくる時もありますが、パピーさんの講座をこれからも人生のバイブルにして、日々精進していきたいと思います。
講座の2回目を始めたいと思いますので、登録よろしくお願いいたします。パピーさんに出会えて、本当に良かったです。
お忙しいと思いますが、どうかお体大切に、いつまでもなやめるお母さんたちの希望の光でいてください。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ココまで・・・
この中で、長女さんをはじめ、娘さんたちが「やる気」を発揮してくれていること。それはもちろん嬉しかったのですが、こんな一文がありましたね。
“以前は誰かが何か失敗すると、「何やってるの!」などと、つい罵声をあびせていたのをやめて、「いいよ、大丈夫だよ」と言って後片付けなどを手伝うようにしたら、
いつからか子どもたちも人の失敗を責めずに片付けを手伝うようになり、自分が食卓でコップを倒したりしても、床までこぼれないと「セーフ!」と言ったり、なんだかプラス志向だな~と思う場面が増えてきました。
そうしたら、人の失敗に厳しかった主人も、先日私が財布を映画館に落としてきてしまった時は、ほとんど私を責めたり怒ったりせずに映画館に電話したり、取りに行くのを手伝ったりしてくれました。”
これって素敵だな~♪って思うのです。私達はみんな、誰でも失敗しますよね。でも、その失敗を責めず、フォローしたり、笑いに変えたり・・・。
特に「あ、しまった、やっちゃった」という事が、笑いに変えてもらえたら、失敗した方は“ほっ”とします。
あきさんの家庭には、そんな雰囲気が育まれたんだな~って思うと、なんだかすごく感動♪です(^^)
子ども達も、生き生きとしてくれているみたいですね♪どうぞこの「良い感じ」これからもお続けください。あきさん、素敵なご報告、そしてメルマガ掲載へのご許可をありがとうございました。
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