第833号 あと・・・だけ・・・、で頑張れる
こんばんは。パピーいしがみです。
シルバーウィークはいかがでしたか?ほぼ全国的に良い天気に恵まれたようで、有意義な時間を過ごされたのではないかな?と思います。
今日のメルマガは、ちょっといつもと違うのですが、辛い時、苦しいとき、私はこんな風に乗り越えています。という事をお伝えしたいな~と思って書いてみました。
昨年の夏から、私の母が認知症を患って、結構大変だ・・・という事は、ご存知かと思います。又、毎日数多くのご相談があって、そのお返事に、自分の休みもなかなか取れていない・・・という事も、多くの方がご存知かもしれません。
ですが、それ以外にもう一つ。実は私、とてつもなく忙しい仕事を抱えていました。それは・・・私の住む地区の“自治会長”という仕事です。
「自治会長」と言うと、会社や現役を勇退されて、悠々自適に過ごされている65歳~80歳ぐらいの、地元の名士と言われる方々が、それこそ地域住民の為に骨身を削って奉仕する・・・そんなイメージがあると思います。
本来、青二才の私が受ける役職ではないのですね。ですが、一昨年(平成26年)の3月、新自治会長のなり手がいなくて困っている、と、歴代の自治会長達(5人)から、「新たな組長の中から自治会長を決めてくれ」といきなり言われて、
すったもんだの結果、私が引き受けることになってしまったのです。そのいきさつも・・・まぁ、いろいろあったのですが、それはこちらに置いといて・・・(笑)
その頃は、私の母もまだ元気でしたし、「時間をもっと効率よく使うことで、何とかなるのでは・・・」「できない事はできない、と断り、できる最低限だけをしよう」
それで、もし、会員さん達に迷惑をかける様になったら、「潔く仕事を縮小しよう」「新規会員は断ろう」と決意を決めて、平成26年度がスタートしました。
やってみると、自治会長は本当に忙しい。ほぼ毎日、会議やら、打ち合わせやら、準備やら、イベントやら。
ゴミの問題、リサイクルの問題、住民からの苦情、お祭り、運動会、自主防災、防犯パトロール、街づくり。土日平日関係なく、昼間からバンバン電話連絡が入ります。
この1年半、日曜日が空いていたのは極わずかでした。又、どこもそうだと思いますが、なり手が少ない大きな役職は、一つの役をやると、連動して他の役を兼任する形になります。
私も自治会長に連動して、いくつも他の自治体の、重要なポジションや会長職をやらざるを得なくなり、私のスケジュール帳は一気に真っ黒になりました。
本来すべき会員さんからのメール相談も、お返事に何日も日数が掛かり、「もう無理かもしれない」と思う事は正直、何度もありました。
ただ「もう無理です」とギブアップするのは、最後の最後にしようと思って、もがき続けました。一番辛かったのは、やはり昨年の夏~秋、自治会長になって1年目の夏に、母が認知症になってからでした。
昼も夜も無い認知症患者の看護は想像を絶するもので、この時期は、今週のメルマガで言おうか、来週にしようか、と、本当にぎりぎりのところだったのですが、
その時に、いつも脳裏にあったのが、「あと、これだけやってみよう」「日曜日まで頑張ろう」「それでダメなら、白旗を揚げよう」と言う気持ちでした。
ところが・・・「あと、これだけやってみよう」「もうちょっとだけ頑張ろう・・・」とやってみると、これが、なんとかなっちゃうんですね。
これは、子供たちの能力を高める時や、ご相談を頂いた時のお返事でよく言うのですが、人は、自分の能力の限界近くで頑張ることで、自分の能力をさらに伸ばしていくことが出来ます。
ただ、私はもう50歳を過ぎていて、今の自分には、それは不可能だろう、と思っていました。
ところが、平成26年度は(決して楽ではなかったけど)、「俺って、まだ、こんなにできるんだ」と新たな自分を発見した年になりましたし、
きっと、自分の限界を高めることができ、さらに自分が成長できた年だったと思います。もちろん「又、やりたいか?」と聞かれたら、「もうけっこう。絶対やりたくない!」と答えますが、
それでも、辛い時期を頑張りきった自分の「心」と「体」と、陰でサポートしてくれた妻には、ほんと、感謝しています。
そして今年2年目、来年3月末で自治会長の任期は終わります。1年目に比べて、2年目は、いろんなことが分かっていますので、平成27年度は、気持ちの上ではとても楽でした。
まあ、思いもよらず国勢調査の年と重なり、さらなる雑務も加わったわけですが、それでも、27年度も半年過ぎ「あと半分」になりました。多分、私はなんとかやり切れると思います(^^)
(これでちょっとは、お休みも取れようになると思います)今までは(もしできなかった時)ギブアップする時のために、自治会長をしている事は皆さんに内緒にしてきたのですが、
ここに来てやっと「あと6ヶ月で終わる」とゴールが見え、仕事を縮小したり会員制限をせずとも、なんとかなりそうだ、とも感じ始めているのでお話ししてしまうことにしました(^^)。
そこで、今回のメルマガでお伝えしたい、と思ったことは、今、皆さんが悩んでいることや、困っていることも、「あと、もう少し頑張ってみよう」と踏ん張っていただくことで、未来が開けることが多い、ということなのです。
特に、子育ての場合、子供たちは日々成長しています。なので、間違った接し方さえしていなければ、今日よりも明日、明日よりも明後日、今週よりも来週、今月よりも来月・・・と、子供たちの成長で今の問題が改善して行きやすいのも事実です。
「あと、これだけ頑張ってみよう」が、時間の経過で改善に結びつくケースがとても多いのですね。(もちろん「間違った接し方をしてさえいなければ」です)
私達は、今までやってきた事を変化させるのは、とても難しいことです。子供さんに問題が表れ、その原因がわかって、「こうやってみよう」と決意し、頑張っても、なかなか続けることが出来なかったり、
自暴自棄になってしまって「もう無理!」と、投げ出してしまいたくなる事は必ずあると思います。「時間が無い」「自分にはできそうもない」という理由もあるでしょう。
ですが、その時、「あと、あそこまで頑張ってみよう」と、ご自分なりのゴールを決めることで、なんとか続けることができたり、
その時点に到達した時には、ちょっとした手ごたえを感じることがあったりするんですね。ちなみに、今年になって、私は、もう一つ、自分に負荷をかけてみました。
それは私の一番苦手な事、「長距離走」です。私は、以前から、マラソン大会とか大嫌いでした。「あんな苦しい思いをして走って何が楽しいの?」と思っていました。
「アキレス腱を切っている」「心臓の持病が心配」「右足首の捻挫の古傷が、歩くだけでも痛い」「仕事ばっかりで体力が無い」「そもそも、時間が無いのだからできるわけない」
やらない理由、できない理由はいくらでもありました。ですが、この自治会長の仕事を1年間やってみて、「本当に、自分はできないのかな?」「できない、で終わらせたらかっこ悪くない?」
「会員さん達には頑張らせておいて、“自分は克服しようともしない”で良いのかな?」と考えるようになりました。そして、今年の4月下旬に、「来年の3月、フルマラソンに出ちゃう?かも?」という、とてもゆるい目標を作りました。
(静岡マラソンという公式マラソンが毎年3月にあるんです)
最初は2キロのウォーキング。それを5キロのウォーキングに。それができたら、少し「走る」を入れてみて、1キロゆ~っくり走って、4キロ歩く、
2キロゆ~っくり走って、5キロ歩く・・・と、本当にゆっくりゆっくり慣らしてきたのですが、今、1日おきに10キロを休み無く走れるようになりました♪
時間も、なんと1時間を切れるようになったのです。(イヤイヤ走った高校時代のタイムを更新しました)
あれだけ「マラソン大嫌い」と公言していた私が、今は「走るのが楽しい」なのです。それを見て、驚いているのは家族です。
「マラソンなんて、絶対にやらないと思ってた」と子供たちも、妻も言っています(笑)この調子で行くと、来年3月。本当にフルマラソンに出ちゃうかも?です(^^)
もちろん無理はするつもりはありません。体調が悪かったり、ちょっと変な感じだな・・・と思ったら、無理せず歩くようにしています。でも、そのぐらいのゆるい感じが、私にはぴったりのようです。
ゆるい目標の中でも、「あと・・・だけ」が、私の原動力になっています(^^)
今日はすべて私の事ですみません。いつも皆さんから、ご報告を頂くのですが、今日は、私の近況をご報告させて頂きました。パピーいしがみ、今はこんな感じです(^^)
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