第838号 心配性、考え過ぎな性格
こんばんは。パピーいしがみです。いよいよ11月に入りましたね。
一昨日は、私の住む田舎町でも、子供達が仮装して、(20人ぐらいいたかな~?)それぞれの家々を回っていました♪
子供達は、スーパーのレジ袋を、もらったお菓子でいっぱいにして、とても楽しそうでした(^^)まだまだ認知度が少ないハロウィーンですが、子供時代のイベントとして定着してくれるといいな~♪と思います。
さて、今日のメルマガは「心配性、考え過ぎな性格」としました。
多分、この「心配性、考え過ぎな性格」で悩んでおられる方、どうしても子供達にダメ出しをしてしまう、という方は多いのでは無いかな~?と思います。
以前、ある会員さんに、“この「心配性、考え過ぎ」は、改めて行くようにしましょうね”とお返事したことがありました。
というのは、親が、過度な心配や不安を持つことで、どうしても「否定」が増えてしまうので、子供のやる気を削いでしまったり、子ども自身が、失敗を過剰に恐れ、チャレンジしなくなってしまうからなんです。
自信は成功体験を積み上げることで生まれます。でも、成功を体験する為には、失敗が絶対に必要なんですね。
だから子供達には、失敗を含めた「経験」を沢山してほしいのです。失敗を恐れてしまうと、貴重な成功体験も減ってしまうのですね。
ですが、もともと持っていたご自分の癖や、考え方を変えるのは、とても大変です。でも、その後4ヶ月後、頑張ってくださった会員さんから、ご報告をいただきました。
まずは、お返事した内容を、先に紹介しますね。
ココから・・・
こんがりパンさん、おはようございます。パピーいしがみです。
メール、拝見していて思ったのですが・・・こんがりパンさんは、ご自分でご自分の事を、“心配性、考え過ぎな性格”と書かれていましたように、今、それによって、子供が貴重な失敗やマイナスの経験を、「悪いもの」と捉えているように感じました。
こんがりパンさんの場合は、ご自分の不安が現れてくると、おろおろしてしまって、すぐに修正したくなってしまう、そんな風に感じます。
子供達の成長はまっすぐではありません。例えば、おとなしい子、人見知りな子、消極的な子の場合、もっと活発になって欲しい、元気になって欲しい、と親は思います。
ですが、子供が、活発に、積極的になってくると、言葉が強くなったり、人とぶつかったり、自分の意見を主張したりします。
すると、それを親が「わがまま」だ、「乱暴だ」と揶揄してしまうと、又、子どもは消極的に戻ります。「怒られるぐらいだったら何もしない方が良い」となってしまうのです。
子どもは、間違いながら、失敗しながら、成長していきます。それは、自然に任せればいいんですね。「あ、失敗した」と自分で分かれば、自分で修正するのです。
ココまで・・・
と上記のようなお返事をして数ヶ月。先日、こんなメールを頂きました。
ココから・・・
パピーさんこんにちは!ご無沙汰しています。最後にアドバイスしていただいてから、約4ヶ月たちます。
すぐ返信しても、ただの反省文になってしまうと思い、また何か報告できるようになってからメールをしようと決めました。
そう決意したものの、この4ヶ月、何度も何度も同じことの繰り返しをしてしまい、やっぱり私は何をやってもダメだ、と落ち込むこともありました。(中略)
そして、子供達の変化も少しずつですが、出てきたんです!長女の音楽教室での話です。来月、自分で作った曲を発表するコンクールがあります。
その中で、“即興”という、その場で2小節のメロディーを聞いて、自分でその先を考えて曲を作る、という課題もあるんですが、それを先生が「やりたい人がいますか?」と、聞いたみたいなんです。
そこで、娘は「やりたい!」って手を挙げたようなのです。
それを聞いた時、思わず私は「え?!無理でしょー。だって苦手じゃん。えーーどーすんのーーー」と言ってしまったんです。
すみません、これを読んで、パピーさんが、何を言っちゃってるのー?!と呆れられてるのわかります(笑)
話を聞くと娘は、苦手なのは自分でもわかっていて、それでも、やりたい、やってみたい!って思った、と言うのです。その時、「はっ!!」としました。
“苦手ってわかっていながらやりたいと思えることはすごい!”“大人でもなかなかそういう風にできる人はいないのに、この子は、それに挑戦しようとしている!”無理!なんて言っちゃったことを心から反省しました。
そして、先生も、「やってみたいっていう気持ちがあるなら、それを尊重したいと思います。完成度が高いものを作らなきゃいけない、とか、簡単だからダメだ、とかではなく、
今できる範囲で挑戦してやり遂げる!っていうことが大切ですよね。しっかりフォローしますので、やってみましょう!」って言ってくださったんです。
そこで、娘に、まず無理!と言ってしまったことを謝って、「やってみよう!って思えるなんてすごいよね!ママはそういうのできない、って諦めちゃうから尊敬しちゃう!応援するからね!」と伝えました。
それからは、作曲も即興の練習もすごく楽しそうで、苦手だと決めつけていたけれど、「あれ?なんか意外といい感じかも!こんな曲作れちゃうの?」という発見がありました。
また、「娘は私に似ているからこうだろう」と決めつけていたんだなぁ、この子はこの子のやり方や考えがあるんだなぁ、って思ったら、否定することも減りました。
「もう少しこうした方がいいんじゃないかな?」って思うことがあると、「これは、ママの1つの意見だから、もしいいと思ったら採用してね」みたいに伝えられるようになり、
以前は反抗ばかりだった娘も「それいいね!やってみる♪」と言ってくれるようになりました。長男も、今、習い事で、自分の年令以上のことをし始めました。かなり難しく、時間もかかっています。
それでも「やってみる!やりたい!」と始めた息子は、投げ出すことなくやっています。年長さんで、こんな風にできるのは、すごいなぁと思いますし、先生も「難しいから、少し戻ろう!」ではなく、
「今はやりたいっていう“やる気”を買っているので、このままやりましょう!いよいよ、苦しんでるなって思う時は声かけますから」と言ってくださっています。
ただ、間違えてはいけない、という考えが強く、わからないことがダメだと思っている所があります。それは完全に私の今までの子育ての結果なのがわかります。
「間違えてもいいんだよー。大丈夫。」と声をかけながら、今だにイラっとしたり、注意してしまうことも・・・まだまだですね。ここが踏ん張りどころかな!と思っています。
失敗しないように、先回りするのではなく、失敗した後のフォローがしっかりできるようになりたいと思います!
次男も、まだまだ甘えん坊ではありますが、かなり挑戦できるようになりました!「できないぃ(泣)」が減り、「負けないぞ!やるぞ!勝ちたい!」などの、パワーを感じることが増えて、
先日の運動会のかけっこでは、去年はタラタラしてビリだったのに、今年は、顔つきもかわり、ゴールまで必死に走る姿を見てびっくりしました!
演技も、平均台の上で片足をあげてバランスとるんですが、グラグラしながら落ちずにたえていました。後から聞くと、練習では落ちていたみたいで、本人も「やったぁ!」ってすごく喜んでいました。
「落ちたくない!やってやるー!」っていう気持ちを感じた瞬間でした。
そして、何よりも嬉しかったことは、娘発信で、寝る前に『今日のキラリ賞』を発表するようになったんですが、(小学校でやっているみたいです。日直が、帰りの会で、頑張っていた1人を発表するらしいです。)
娘が、「今日のキラリ賞はママです!ずっと笑顔でいたからです」って言ってくれたことです!!そしたら、弟達も「うん!今日、ママ、ニコニコしてた♪」って言ってくれました。
実はその日は、感情で言ってしまったことが多かったかな?またやっちゃったかな?と後悔していたんです。でも、子供の受け取り方は違ったんですね。
子供はマイナス面ではなくプラス面を見ていてくれたんですよね!それも、子供達に「ありがとう!」って伝えました☆このキラリ賞、すごくいいと思ってます!
発表する為に、子供達のいいところを探すようになりました。
そして、私だけじゃなく、子供達もお互いにそういう風になれるかな?って思います!まだ始まったばかり。続けていきたいなぁと思ってます。始めてくれた娘に感謝です(*^^*)
ココまで・・・
今回、このご報告を、メルマガでお知らせしたいな~と思ったのは、先にも書きましたが、“もともと持っていたご自分の癖や、考え方を変えるのは、とても大変だから”なんです。
なかなか改めることができない事は、どんなに頑張ろうと思っても、萎えてしまいますね。そして「やっぱり私には無理」と諦めてしまいがちです。
でも、こんがりパンさんは、悩んでも、うまくいかなくても、頑張って意識して続けてくださった。私はそれがすごく嬉しかったんですね。
娘さんの、音楽教室の先生、長男さんの習い事の先生も「本人のやる気」を重視してくれています。そしてそれぞれが「やる気」から「結果」を出しつつありますよね。
こんがりパンさんも、その経験を踏まえながら、葛藤しながら変化していく様子が良く分かります。
“ただ、間違えてはいけない、という考えが強く、わからないことがダメだと思っている所があります。それは完全に私の今までの子育ての結果なのがわかります。
「間違えてもいいんだよー。大丈夫。」と声をかけながら、今だにイラっとしたり、注意してしまうことも・・・
まだまだですね。ここが踏ん張りどころかな!と思っています。失敗しないように、先回りするのではなく、失敗した後のフォローがしっかりできるようになりたいと思います”と決意を新たにしてくださいました。
そして、そんな中、こんな言葉がありましたね。“「今日のキラリ賞はママです!ずっと笑顔でいたからです」そしたら、弟達も「うん!今日、ママ、ニコニコしてた♪」って言ってくれました。
このキラリ賞、すごくいいと思ってます!発表する為に、子供達のいいところを探すようになりました。
そして、私だけじゃなく、子供達もお互いにそういう風になれるかな?って思います!まだ始まったばかり。続けていきたいなぁと思ってます。”
はい、本当にそうですね。今まで、どうしても、心配して、又、考えすぎてしまって、否定や失敗をさせまい、と子供達のやる気やチャレンジを、制止してしまうことが多かった、こんがりパンさん。
失敗をおそれず、子供達のチャレンジを見守ることができたら、こんなにすばらしい「キラリ賞」を頂くことができました(^^)
これを読んで、私もウルッとしましたよ♪もちろん、私からも今までの頑張りに「キラリ賞」を差し上げます。これからも、是非、続けて、子供達に沢山のチャレンジをさせてあげてくださいね(^^)
貴重なご報告、メルマガ掲載へのご許可、ありがとうございました。
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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