第844号 子育てが怖い
こんばんは。パピーいしがみです。いよいよ12月。巷ではもうクリスマスの音楽が鳴り響いていますね。
又、どうやら今年は、業績が良い会社が多いらしく、ボーナスも期待できたり、さらにガソリンが安くなったり、野菜の値段が下がっていたり・・・良いこと尽くめ(^^)みたいです。
穏やかな年末と、新年を迎えたいですね♪
さて、今日、皆さんに送るメルマガは「子育てが怖い」としました。
この「怖い」という言い方は人それぞれだと思いますが、「子育てが怖い」とまでは行かなくても、「子育てが心配」「子育てが不安」・・・そういう思いは誰でも感じた事があると思います。
ただ、今日、ご紹介するしおちゃんママさんは、ちょっとその不安が強かったんですね。こんな風にメールを頂ました。
ここから・・・
パピーさん、始めまして。この度、勉強をさせていただくことになりました、しおちゃんママと申します。
今まで、メルマガだけを読ませていただいていましたが、やっぱりきちんと学びたい!と思って会員にさせて頂きました。
これから、パピーさんに直接メールができると思うと、とてもとても嬉しいです。
本当は、ちゃんと勉強して、分からないことや、悩みを相談するのが筋だとは思いますが、私の悩みは「子育てが怖い」事なのです。
今から半年前に女の子が生まれました。それまでは、新しい命を楽しみにしていましたが、辛い出産を終えて、娘と対面した時に、まず浮かんだのが、喜びよりも、不安でした。
「私にこの子を育てられるだろうか?」という気持ちです。それから、ずっとその不安が付きまとっているのです。
なので、勉強をする前に、心構えと言いますか、パピーさんから、元気になれる一言をいただけたら、本当にありがたいと思って、メールさせて頂きました。
私は、要領が悪く、親からもずっと叱られて育ちました。姉が3人いたのですが「どうしても男の子がほしい」という、父と母の念願の4人目の私が女の子で、父も母も、非常に落胆したそうです。
それを直接、両親から聞いたり、責められたりしたわけではなかったのですが、姉から「あんたは要らない子だったんだよ」と言われ続けました。
父も母も、4人の子供を育てるために、共働きで、あまり甘えさせてもらった事はありません。
母は姉に、私の事を面倒見てあげて・・・と言ってくれたようですが、姉は、私のせいで遊ぶ時間がなくなったと酷く怒る事があり、私は姉に怒られるのが怖くて、いつもびくびくしていました。
そんな環境で育った私は、自分に自信なんかありません。そんな私が子供に自信を与えられるでしょうか?もちろん、これから、一生懸命に勉強させていただきます。
ですが、どうでしょう?こんなに根暗で自分に自信がなく、マイナス思考で、子育てさえ「怖い」と思っている私が、子供に自信をはぐくませてあげることが、できるのでしょうか?
元気で明るい、のびのびした子を育てることができますか?一言で結構ですので、お返事いただけたら嬉しいです。
ここまで・・・
ご自分に自信が無い、と言われる方、実はとても多いです。
ですが「子育てが怖い」と言われる方は、あまりおられず、私は、ちょっと心配になって「何に怖いと思っているのか?」それをまず聞いてみました。
そうしたら、しおちゃんママさんからは、こうお返事を頂きました。
ここから・・・
パピーさん、早速のお返事ありがとうございます。「何に怖いと思っているのか?」パピーさんから、そう聞かれて、考えました。
でも、恥ずかしいことに、すぐに出てこなくて・・・。私が、怖いと思っていることを書き出してみました。
自分のネガティブな面が子供に移ってしまうのでは無いか?親に育ててもらった記憶が無いので、子供と、どう触れ合ったらよいか分からない。
公園デビューをした時など、同じ子供を持つ母親とどんな話をしたらよいか分からない。
子供がいじめられたとき、どう対処したらよいか、わからない。
幼稚園に無事にいけるだろうか?「幼稚園に行きたくない」と言ったら、どうしたらいいのだろう?(・・・まだまだ続きました・・・)
そして、わたしはこうお返事をしました。
ここから・・・
「何に怖いと思っているのか、について、お返事をありがとうございました。なるほど、不安になる事はたくさんありますよね♪でも、しおちゃんママさんの書かれた「不安」を、しっかり見てくださいね。
公園デビューや、幼稚園、小学校でのイジメなど、まだまだ先のことですよね。私達は、何が未来に起きるか分からないので、どうしても「もし、起きたらどうしよう?」と考えてしまい、考えれば考えるほど、不安になります。
そして、その対処法が見当たらないと、その不安がさらに強くなります。不安って、その「不安」が不安を大きくしてしまい、「恐怖」にまでになってしまうのです。
テキストにはイジメについても書かれていますし、悩んだり、困ったりしたら、その都度、私にご連絡いただければ、お返事ができると思います。
ですから、先のことを思いやって悩むのではなく、しおちゃんママさんが、今すること、をしっかりやるようにしてください。
又、今までの経験で「自信が無い」とお考えの様ですが、地道に積み上げていくことで、「あ、私って良いかも?」と感じることが必ず起きます。それを何度か経験すると、そこに自信がついてきます。
いろんな事に対して自信が無くても、この子育てだけは、諦めることなく、地道に頑張って続けていただくことで、必ず、「できた♪」や、「これでいいんだな♪」という体験ができます。
それをいくつか経験していくことで、「今まであまり自信が無かったけど、子育てだけは自信あるかも?」となると思いますよ(^^)
そして、そうなった時、子育てって楽しい♪って、感じてくださると思います。今、娘さんは、生まれて半年、という事でしたね。
では、まず1歳までは、笑顔でたくさん話しかけてください。甘えたがったら、すぐに甘えさせてあげてください。寝返りをしたり、タッチしたり、はいはいしたら、それを喜んでくださいね。
その後、イタズラをするようになると思いますが、それも、とても大事な事。
「これを触るとどうなるかな?」と、脳をフル回転しながら、体全体で試しているのです。ですから、触ってほしくない大事なものは、届かないところに置く、開けてほしくない引き出しなどは、開かないようにする。そんな風に環境に気をつけて、好きな事ができるようにしてください。
子供が自分の脳を最大限に使おうとしている時、親の都合で怒ってしまったら、もったいないですからね♪
後、気をつけておいてほしいのは、ベランダとお風呂です。
ベランダは、手すりを掴んで立ち上がったりしますし、お風呂には、少量の残り湯があっても、おぼれることがあります。
そのように「環境を整える」事をすれば、危険な事、叱らねばならない事は、激減しますから。
あ、それからテレビを悪い、と言う方もおられますが、あまりナーバスにならないでくださいね。
もちろん付けっぱなし・・・は、お勧めしませんが、テレビがある事も生活の一部です。あまり「あれがダメ」「これは悪い」のように、気にしないで、私達の周りにある自然に溶け込めるようになさってください。
「一言だけでも・・・」とありましたが、かなり沢山になってしまいました(^^)大丈夫。一歩一歩、勉強していきましょうね♪
ここまで・・・
しおちゃんママさんは、漠然とした不安に怯えていたんですね。
でも、それはしょうがないことなんです。だって、初めて経験することなんですから。先が見えないんですから。
それに、子育てって、親の接し方如何では、その子の人生を大きく左右してしまう、とても大事な、大仕事です。そんな大仕事を前に、緊張しないわけがありません。不安にならないわけがありません。
どれだけ、大事な事をするのか?と考えれば、怖くなってしまう事だってもちろんありえるんです。
しおちゃんママさんは、子育ての重要性を感じ、ちょっとだけナーバスになっていたのですね。でも、それは「子育て」に対して、とても真摯に向き合ってくれているという事でもあります。
しおちゃんママさんは、私からのお返事で、漠然とした不安が治まったらしく、次から次から・・・という質問や相談はありませんでしたが、
子供達が、大きくなれば、お母さんにとっては、「初めて」のことや分からない事も出てきます。
テーブルで食事をしても、すぐに席を離れたりして落ち着かない・・・とか、物を投げる、癇癪を起す・・・などもあります。トイレトレーニングについても相談を頂きました。ママともさんとの付き合い方もありました。
もちろん、その都度、お返事をさせて頂きましたよ♪そして、昨年、娘さんは、幼稚園に入園されました。その時には、こんなメールも頂いたのです。
ここから・・・
パピーさん、いつも、私の質問に丁寧にお返事くださって、本当に、ありがとうございます。娘は、幼稚園に通うようになって2週間になりました。
玄関でのさよならも、今日は、すんなりできました。そしてパピーさん、聞いてください。私、園長先生に、呼び止められたのです。
『□□さん、○○ちゃん、すごく良い子ですね♪いつもにこにこしていて、とても可愛らしいです。他の先生方も○○ちゃんって、素直で可愛いね~♪って評判です。
「昨日も、お母さんと別れて、なかなか泣き止まない子をあやしてあげているんです。その様子を聞いていると、「○君、お母さんと別れてさびしいの?さびしかったら、私が手をつないであげるよ。どう?少しはさびしいのが無くなった?」よかった。じゃあ、私と一緒に遊ぼうね。○君、何が好き?絵本でも読む?」なんて言っているんですよ。
すごく、人の気持ちを考えてあげることのできる、優しい心を持っているんですね。自分だって、お母さんと別れて寂しいはずなのに・・・。こういう子って、あまりいないんです(^^)
だから、今日は、是非、○○ちゃんのお母さんにお会いしたいと思って、お待ちしていたんです。お会いしたら、私の想像していた通りの方でした。きっと、愛情をいっぱい掛けて育てられたのですね~♪』と言われてしまいました。
今まで、私は、そんな風に人に褒めてもらったことは無かったので、もう、うれしくてうれしくて、こらえきれなくなって、その場で、泣いてしまいました。
本当に、初めてだったんです。こんなに褒めていただいたこと・・・。
( 後 略 )
ここまで・・・
そんな幼稚園入園から、8ヶ月が過ぎていますが、しおちゃんママさんに聞いてみました。「どうでしょう?まだ子育てが怖いですか?」って(^^)
そうしたら、こんなお返事を頂きました。
ここから・・・
パピーさん、お返事ありがとうございます。「子育てが怖い」そうでしたね。私は、最初、そうやってパピーさんに、メールを送ったんですよね・・・。
実は、聞かれるまで、忘れておりました。パピーさんが、心配してくださって、一生懸命、考えてお返事くださったのに、忘れていたなんて失礼ですよね。申し訳ありません。
でも、その時のことを忘れるくらい、今は楽しく過ごしています。
又、その当時、パピーさんからメールを頂いて、すごく気持ちが楽になったのを覚えています。
「私にはパピーさんが居てくれる」と思ったら、安心感に包まれて、とても幸せな気持ちになりました。もう3年も前のことになるのですね。その節は本当にありがとうございました。
その後も、沢山の相談をさせて頂きましたが、その都度、丁寧に、とても分かりやすく教えて頂いて、テキストと、メルマガと、パピーさんからの直接のアドバイスで、私は道に迷わず進めてこれたのだと思います。
今年の4月では、幼稚園の園長先生にお褒め頂いた、というご報告はさせて頂きましたが、
おかげさまで娘はとても明るく元気に育ってくれて、私が娘から、元気を分けてもらっています。
パピーさんが言われたように、幼稚園での、子供の成長はすさまじく、演奏会や、造形展、発表会などでは、娘から、沢山の感動をもらいました。
私は、自分に自信の無い私が、子供に自信をつけることなんて無理なのでは?と思っていましたが、娘は、自分自身に自信があるようです♪(これもパピーさんのおっしゃるとおりになりました)
パパもこの頃、テキストを一緒に勉強し始めてくれて、パピーさんのことを「この人すげーなー」と言っています。
私も、共通の話題でパパと盛り上がることが多く、とても良い雰囲気です。じいじ、ばあばも、娘のことを「良い子だ、良い子だ」と褒めてくれて、娘はさらに絶好調で、我が家の太陽になっています。
今、家族が、家庭が、とても温かいです。パピーさんのおっしゃる「善循環」がおきています。毎日、感謝で一杯です(^^)
ここまで・・・
当初、私に頂いた「子育てが怖い」という思い。それをいつの間にか忘れていた・・・(^^)とありました。
しおちゃんママさんは、「申し訳ない」と書かれていましたが、忘れてしまうほど、記憶のかなたに行ってしまったとしたら、それは、私にとっても、とても喜ばしいことです。
しおちゃんママさんからのメールに「善循環」という言葉がありました。これは、この頃あまりこのメルマガでも使わないので、「善循環って何?」と思われたかも知れませんが、
一つ良いことが起きると、別の場所でも、それを原因として良いことが起き、共鳴しあうように、あちらこちらでよいことが起き始める・・・という事です。
そうなると、本当に毎日が楽しくなります。家中が笑顔であふれます。笑い声で一杯になります。それは、それは幸せな毎日です。
私は是非、その善循環を多くのお母さんに、沢山の子供達に体験して欲しいんですね。しおちゃんママさん、メルマガへの紹介のご許可をありがとうございました。
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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号数 | 内容 | オススメ度 |
---|---|---|
85 | ■ 自分自身に自信がもてない・・・? | ★★★★★ |
95 | ■ 人生で一番ステキ | ★★★★★ |
97 | ■ 感動と自信 | ★★★ |
99 | ■ 園長先生と盛り上がったよ | ★★★ |
302 | ■ 善循環のきっかけ | ★★★ |
316 | ■ セルフイメージの威力 | ★★★★★ |