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第846号 アンガーマネージメント実践のご報告

こんばんは。パピーいしがみです。

このメルマガも今年、今回を含めてあと2回になりました。

時が経つのは、本当に早いですね(^^)。

そんな中、一つ皆さんにお約束しておいて、

まだその約束を果たしていないことありました。

はい。「アンガーマネージメント」の勉強についての報告です。

多分、多くの方が心待ちにされていたのではないかな?

と思います。遅くなってすみません。

私が、アンガーマネージメントの勉強をしはじめたのは6月でした。

その時のメルマガでは、

> 私がその手法を学び成果があれば、

> もちろん自分にもメリットは多いけど、

> 勉強をしておられる皆さん、イライラで悩んでいるお母さん、

> 相談をされる方にも、もっとレベルの高いお返事ができるのでは?

と書いたかと思います。

あれから半年が過ぎました。

その時に、6冊の本を買ったのですが、

実は本を読んだだけでは、あまり自分に変化がなかったのですね。

ですが、セミナーに出かけ、講師と話をし、

自分の中で「気付き」を発見して、数ヶ月課題をこなし続けていくうちに、

確かに自分の「怒り」への捕らえ方が変わっていくのを実感しています。

若いころから、短気で、喧嘩っ早くて、

小さなことにもすぐにカチンと来て・・・という、

私自身、父親からの遺伝だと思っていたし、

ずっと「こんな自分まずいよな~」と自己嫌悪、だったのが、

今は、ほとんど「感情的に怒りを表す」という事がなくなってきています。

この半年間、実際にやってみて私が感じたのは、

“「怒り」とは、理性を超えてしまった状態で起きることなので、

いくら自分で(理性で)押さえようと思っても押さえることはできない”

という事実。

ですが、

“自分を客観的に見つめ、自分の怒りの元となる、

その原因(怒りのツボ)が分かってくると、

その時に感情に翻弄されないように事前に準備したり、

その原因ごとに怒りを起してしまった時の対応策が分かれば、

自分の怒りを暴走させてしまう事は激減する”

という事でした。

人間ですから怒りは有ります。

でもその怒りで自分を見失ったり、いつまでもイライラしている事は、

全くなくなり、すぐに切り替えられるようになってきたんですね。

私の怒りの捕らえ方の変化、一番最初の気付きは、

「自分の常識は、人の常識では無いんだ」と知ったことでした。

上記のように文字で表すと、

「そんなのあたりまえジャン」と感じるかもしれませんが、

でも、同じような錯覚を全ての方が持っているのです。

「自分の常識は、人の常識では無い」では、

あまりインパクトがないかもしれませんが、

ちょっと言い方を変えて

「人は、勝手に“自分だけのルール”を作っている」

でしたらどうでしょう?

その上、勝手に作った自分ルールの人を当てはめ、

その範疇に収まらない相手に勝手に腹を立てている・・・

としたら・・・。これは理不尽ですよね~?

でも、これに似たようなことは全ての人に起きています。

みんな「このくらいは常識」という自分ルールがあるんです。

そして、そのレベルや、常識の尺度は人それぞれで、

決して全員が同じなのではなく、

レベルの差、ニュアンスの違いってやっぱりあるのですね。

でも自分は「それが常識でしょ?あたりまえでしょ!」と思っているので、

自分ルールを逸脱した相手に強いギャップを感じるのです。

「は~?なに言ってんの?」とか「非常識にも程がある!」って。

それが私の怒りの根源だったんですね。

「そんなあたりまえの事なのに、なんで分からないの?!」

「あんた、非常識だよ!」

と感じてしまっていたのです。

それに気付いた時、私はすごくショックで、

「問題は、人にあるんじゃなくて、自分にあったのか?!」

と理解したのです。

そこから「これは怒りへの概念が変わるかも?」と

感じ始めたんですね。

アンガーマネージメント協会でも、

「怒りへの対応は、特別な能力も才能も要らない。

誰でも練習によって上手になる」と言っています。

私も「本当かな?」と半信半疑ではありましたが、

実際にやってみて、又、半年間続けてみて、

本当に“練習次第”で上手になるんだ♪と感じています。

短期では、効果はほとんど表れない。

ですが、継続して練習し続けることで、

驚くほど変化する・・・という事が分かったのですね。

きっと、このメルマガをお読みの方の中でも、

「怒っちゃだめだ、って、分かっているのに怒ってしまう」

「怒りのスイッチが入ると、もう自分では止められない」

という方は多いと思いますし、それを治そうと努力された、

という方も多かったと思います。

でも・・・多分、

努力を重ねても治らなかった・・・

という経験をされているのではないかな?とも思うのですね。

なぜなら「怒り」は理性を超えたところで起きるのですから。

皆さんもご存知の様に、私のところには、

1日、何十件とご相談が届きます。

今は、それだけで1日のほとんどを使ってしまうので、

会員さん(講座を学んでいる方)からの相談だけしか

お受けできないのですが、

その中でも「ダメだと分かっているのに怒ってしまう」

「どうしても自分の感情に翻弄されてしまう」

「私の抑えられない怒りのせいで子供が萎縮してしまった」

「自分のせいで夫婦関係を壊してしまう」とご相談を頂いた方に

「では、私と一緒に“怒り”について勉強しませんか?」

とお誘いしてみました。

何度も申しておりますが、

この「怒り」については、理性を超えたところで起きているので、

自分の力が及ばないのです。

「気付き」と「練習の継続」が絶対に必要になるんですね。

ただ知識として取り入れれば良い、と言うものではなく、

「課題(練習)をきちんとこなす」

「ある程度の期間、継続する」

をしなければなりません。

又、私が習ったアンガーマネージメントの内容を、

そのまま子育てに使うと、ちょっと違うかな?

というところも感じていましたので、

私が学んだ全工程+αを、4つに分けて、

4回の内容説明と課題をセットにして、メールで送るようにしました。

もちろん、ただ定期的に送っても、課題がこなされたかどうか、

が分からないので、課題へのお返事を聞きながら、

応対をしていったのですね。

お一人、お一人に対応しなければならないので、

それは簡単ではありませんでしたが、

かなり成果が現れた・・・というご報告や、

お礼のメールを頂く様になってきたのです。

代表で、お二人の感想をご紹介しますね。

ココから・・・

(ニュートントンさん)

パピーさん、今回は「怒りとの付き合い方」について、

詳しく教えてくださってありがとうございました。

お代は結構です、と言われたのですがよろしいのでしょうか?

とても恐縮しています。

4回の講義、とてもわかりやすかったです。

私の「怒り」は、やはりパピーさんの言われる

「自分ルール(○○すべき)」が多過ぎることだとよくわかりました。

私は、学生の頃から真面目でカタブツ。

社会のルールや決まりごとなど守れない人が大嫌いで、

いつでもイライラしていたと思います。

今までは考えたことがなかったのですが、夫にも、子供にも、

その自分ルールを押し付けていたのですね。

何度言ってもちゃんとしないことにいつもイライラし、

怒鳴りりまくっていました。

パピーさんからのメールを頂き、

課題をこなすたびにそんな自分を客観的に見ることができて

「私って、こんなに自分や家族を縛っていたんんだ」

と思うようになりました。

人にはいろんな考えがあって、私の考え、夫の考え、子供の考え・・・

みんな違うんだ、と理解できるようになったら、

変なこだわりがなくなって、すごく自分自身が楽になりました。

特に最後の講義にあった

「直してもらいたいことは相手にお願いする」という部分は、

私にとってはとても斬新で、

「○○しない人=最低な奴」という方程式で、

それを変えてやろうとしていた(命令や強制になってしまいます)

私にとっては本当に「目からウロコ」でした。

(その当時は「変わらない子供や夫がおかしい、

なぜそんな当たり前の事ができないんだ!」という気持ちでした)

でも、冷静になれば、私自身も私の考え方を否定されたり、

命令や強制で変えてやろうとされたら腹が立つし、

相手を嫌いになりますし、相手との雰囲気は悪くなります。

夫とも、子供とも、良い関係になれなかった理由がよくわかりました。

おかげさまで今は瞬間湯沸かし器のような自分はいなくなり、

子供の言葉を聞けるようになりましたし、全部聞いた上で

「でも、それって相手の人はどう思うのかな?」って聞くと、

子供は考えて自分で答えを出せるようになっています。

又、夫とも寄ると触ると口ゲンカになっていたのが、

「この頃、ちょっと素直になった」とか「俺も言いすぎた」なんて

言ってくれる事が増えたりして、なんかいい感じなんです。

夫婦喧嘩もしばらくしていません。

これからも自分を見つめながら、練習を続けて、

更に、怒りと上手に付き合えるようになりたいと思います。

貴重な学びをありがとうございました。

(たろうじろうママさん)

パピーさん、ありがとうざいました。

いつものパピーさん流の話しかけてくださるような問いかけと説明が、

とても分かりやすく、何度もうなづき、すごく為になりました。

私の母もすぐヒステリーを起こす人で、絶対に母のようにはならない!

と思っていたのに、母そっくりになっていく自分がとても嫌でした。

何度も怒鳴るのをやめようと決意し、頑張りはしたのですが、

怒ることを我慢すればするほど酷い爆発をしてしまい、

子供は萎縮しっぱなしで、自己嫌悪に陥っていました。

でも、パピーさんが勉強をして、すごく変わったとおっしゃっていた

「怒り」の勉強を「今、まとめているので、一緒に勉強なさいますか?」

と言ってくださって、本当に嬉しかったです。

講義の内容も興味深く、課題も楽しくて、

自分の中でも消化しやすく4回目の講義を受ける頃には、

今までの「頭ごなしに怒る」とか「ヒステリックに怒る」など、

ほぼなくなりました。

パピーさんが

「怒りを無くすのでは無いんですよ、上手に付き合うのです」

「怒りとの付き合い方は、練習次第で上手になりますよ♪」

と言ってくださったので、とても気が楽になりました。

今も課題を続けていますし、怒鳴る事が少なくなくなって、

驚いています。

長年苦しんでいたヒステリックな自分ともサヨナラできそうです。

嬉しいことに子供たちはのびのびして笑顔も増えてきたと思います。

以前は、家の中がピリピリしましたが、子供達の笑い声が、

響く家になってきています(^^)

今やっと「楽しい子育て」に向かっています。

これからも、よろしくお願いします。

ココまで・・・

ニュートントンさん、たろうじろうママさん、

ご感想をありがとうございました。

紹介させていただいた感想は2通だけですが、

他にも「効果・変化があった」「怒りに支配されなくなった」

「怒りがコントロールできるようになってきた」など

ご報告を頂いて、私も良かった~、とホッとしています。

でも実はこの話・・・。

残念ながらあまり公にはできないことなんですね。

なぜなら、このアンガーマネージメントのノウハウを教えるには、

少々お高い受講料を払って、規定の2日間みっちり講義を受けて、

試験に受かり資格取得をしなければならないからです。

中には、講師の資格を取らず、名称だけ変えて募集をし、

アンガーマネージメントのノウハウを有料で人に教えている、

という人もいるようです。

でも、それってやっぱり違いますよね(^^)

ですから、私としては、きちんと資格も取って、

プロフィールにも書き、しっかり教えられるようになる・・・

つもりではいますが、今、2日間の時間を取る事は、

母の介護もある私にとっては、やはり難しく、

残念ながら、講師資格取得には至っていません。

なので皆さんに「シェアします」と言ったものの、

さてどこまでお話して良いかな・・・

と悩んでいたんですね・・・。。

もちろん、今の私の知識など、

ベテランも講師の皆さんからすると、

本当にごくわずかで「教える」なんてレベルにはないと思います。

でも、そのごくわずかな知識でも、

私に大きな変化をもたらしてくれたことも事実です。

資格を持っていない私が「講座募集をします」とか、

「あなたも勉強してみませんか?」などと

公示する事はしませんし、それは許されません。

ですが、もし今「押さえられない怒り」で悩み、

困っている方がおられたら、個人的に、

「こういう方法もありますよ」「私の場合はこうでした」

と有益な情報としてお伝えする事はできるかな?と思っています。

ただ、すみません。

やはり内容は公にできないことと、もし沢山の相談が入ると、

私も対応しきれないと思いますので、

「イライラ・がみがみ」が止まらず困っている方で、

当講座の勉強をされている会員さんだけの限定、

とご理解いただいて、相談専用窓口にご連絡を頂ければ、

ご対応させて頂こうと思っています。

ただ、あまり希望者が多い場合、

お返事に数日お待ちいただくことになると思うので、

そこはご了承くださいね♪

もちろん、正式な

「アンガーマネージメント講座」を受けてみるのはお勧めです♪

あなたの『怒り』への概念が変わったら、

違った世界が開かれると思いますので(^^)

 

ご興味のある方はこちらをお読みください。

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号数 内容 オススメ度
632 ■ 悪循環の解決 ★★★★★
768 ■ イライラが・・・治ってる! ★★★★★
820 ■ アンガーマネージメント ★★★

 

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