第85号 自分自身に自信がもてない・・・?
お母さんとして自信が持てない。私のような親の元に生まれてきた子供がかわいそう。
自分の存在価値を認められない。そう悩まれるお母さんがたくさんいます。
このごろ、本当にたくさんのお母さんから同様のご質問を頂いています。今日も、会員さんから頂いた一通のメールをご紹介します。
この方は、小さい頃からお母さんにひどく怒られ、ご自分の存在価値を認める事ができないとお悩みでした。
お母さんから罵声を浴び続けられ、自信の無い幼少時代をすごされたそうなのです。
小さい頃は「自分は生まれなければよかった」と思われていたそうです。でもね。それは違います。お母さんの言葉に傷ついて本当の自分を見ていなかっただけなのです。
それは、同様にお悩みの方、全てに共通しています。違う自分にも光をあてましょう。そして「私にもこんないいところがあるじゃん」って再発見しましょう。
ココから・・・
パピーさん、こんばんは。今月上旬に申し込みました、のんたんと申します。
私は30歳、3歳の子どもがいます。実はこの半年程、落ち込む日が続き、自分をあまり幸せと思えていませんでした。それで、思いきって受講を決めました(苦笑)。
どうぞよろしくおねがいします。第1章、読みました。読んでみて、本当に納得、の一言です。自分が今生きていること、健康で日々の衣食住に困ることもなく生きていること。
結婚し、子どもが生まれたこと、子どもも健康であること。奇跡と思います。生かされていると思います。
でも、その一方で自分の存在価値を疑う気持ちがあります。
私は子どもの頃から、自分は生まれなければよかったと思い続けていました。そう思い続けていた理由は、実の母親の、私への接し方と思います。
消極的で泣き虫の私は、小さい頃から何かの度に母親にひどく怒られてばかりいました。「なんで友達と遊べないの!!」「馬鹿みたい」「ぐず、泣けばいいと思って!!」などなど..。
幼い頃の想い出は、母の感情的に激しく怒る顔と否定的な言葉ばかりです。
話は変わるのですが、私は結婚後すぐ、夫の母と同居話で不仲になり、今も修復不可能の状態が続いています。
そのことがさらに、自分の存在価値の低さに追い討ちをかけているようなところもあります。「生きているだけで価値がある」と家系学の専門家の方がおっしゃっているんですね。
私にも「価値」はあると、頭では理解できます。でも、心の奥深いところでは、そうは思えません。「私は何もできないダメな人間」という思いが根強くあります。
自分の価値を認めて幸せに生きていきたい。そう強く思います。母親の私が幸せになれれば、子どもも幸せになれますよね。これからは自分との闘い?かと思います。
「自分の価値」を認めない自分、に「自分の価値」を認めさせる闘い、です。(「自分の価値」を全然認められない自分に「価値」を認めさせるのは、「闘い」という言い方がぴったりのような気がします。)
「ありのままの自分」を自分が認められるよう、根気強く、勉強していくつもりです。パピーさん、これからどうぞよろしくおねがいします。
ココまで・・・
そんなのんたんさんにこのようにお返事しました。
ココから・・・
のんたんさん。おはようございます。メールいただきました。ありがとうございます。
のんたんさん。この講座はそんなあなたの為にあります。ご自分が小さい頃の母親の言葉行動、顔、しぐさ。それによって自分が感じていた数々の辛さ、悲しさ。
それを知っている人ほど、人の痛みがわかります。それを知っている人ほど、「そうしてはいけない」という気持ちがあります。
今、「私は生まれなければ良かったのかも知れない」「自分の存在価値って無いのかも知れない」とお思いのようです。
でも、それは、あなたが育てられた経過によってあなたがそう思ってしまっただけの事なのですね。
「○○かもしれない」と思われているということは「そうではないかもしれない」とも思っている。という事なんです。今までは今まで。
これからは「そうではない」「私も大きな存在価値があるんだ」という事を自分自身で確認する時期が来たと言うことです。
あなたは『「自分の価値」を認めない自分、に「自分の価値」を認めさせる闘い』と言われましたね。私は、「自分の価値を認めない気持ち」と「自分の価値を認めている気持ち」の融合だと思います。
今は本当に小さいでしょうがご自分の中にも「自分の価値」を認めている部分がちゃんとあるのです。
でも「価値が無い」というスペースがあんまり大きいので、自ら見ようとしていないだけなのですね。(認めない気持ちが存在を否定しているんです)
でも、ちょっとづつ自らの存在価値を認めてくれる人がいて(私です(笑))自分自身でその存在を見つめるようになれば、「なに~?私にもちゃんとあるじゃん。存在価値が!」ってだんだんにそのスペースが大きくなります。
「昔は確かにこうだった。」「でも、今はだんだんこうなっている。」「それは昔の経験がそうさせてくれているんだ。」今まで小さかった「存在価値」が気持ちのなかで広がって、昔の自分、そしてこれからの自分が仲良く存在することになります。
ね。これは『融合』ですよね。そう思うことでとっても楽になりますよ。
というお話をしている最中にももうすでにその存在価値は大きくなりつつあります。先ほども言いましたが、ひどい言葉のもつマイナスのエネルギー。感情的に激しく怒る時の顔。
それらがどのように子供に影響するのかを知っているあなたは、それを反面教師として子供に接することであなたが受けた辛さの何倍もの喜びを子供に与えることが出来ると言うことです。
何度も言いますが、それは辛い経験をされた『あなただからこそ』なのですよ。その時、あなたの子供さんはどう思いますか?「おかあさん。だーい好き!」って思いますよね。
その時の子供にとってお母さんの存在価値はどうですか?もうめちゃめちゃ大きいですよね。その時のお母さんであるあなたの心はどうですか?子供と生きることに喜びを感じますよね
さあ。これからが始まりです。奇跡的に生きている私たち。そしてのんたんさんの子供さん。明るく、楽しく、『認めて』『褒めて』『包んで』少しづつ少しづつご自分の存在価値に光を当てていきましょう。
ココまで・・・
そしたらすぐにお返事を頂きました。
ココから・・・
パピーいしがみ様、おはようございます。メールありがとうございました。すごく心が軽くなりました。
特に、「自分の価値を認めない気持ち」と「認めている気持ち」の融合、というところがとても心に響きました。
本当を言うと、自分の心の中の2つの気持ちの「闘い」と思うと、「がんばらなくちゃ!自分の価値を認めなくては!」などと考えて、少し心が苦しくなっていました(苦笑)。
私は、そのままの私、でいいんですね。自分の価値を認めない気持ちも認める気持ちも、
どちらもあっていいんですね。
ポジティブな気持ち、ネガティブな気持ち、いろんな気持ちが心の中で混ざり合っていいんだ、と思うとすごく心が軽くなりました。
それから、「反面教師」のお話、その通りだなと思います。母からの傷つく言葉、態度。
とても悲しかったこと、つらかったこと、泣いてばかりだったこと、よく覚えています。
私の娘にはそんな思いをさせてはいけない、とよく思います。(実際には怒りすぎたりすることはよくあるのですが(苦笑)..。)娘には、「親に愛されている、守られている」、そんな実感を持って育ってほしいと思っています。
でも、そう思うのは「私」だから、なんですね。「私」だからこそ、子どもが親のせいで悲しまないように傷つかないように..と強く思うし、そういう接し方ができる(ハズ)なんですね。
そう考えると、私の経験も、けっして悪くないものに思えます。とらえかたによっては、価値ある経験ですね。
考え方によって、自分の価値がどんどんどんどん大きいもののように思えました..。パピーさんのお話のおかげで、心が軽くなりました。これからも、もっともっと心が軽くなれたらと思います。温かいメール、どうもありがとうございました。
ココまで・・・
のんたんさん。辛い過去も含め、メルマガでのご紹介にご快諾頂きましてありがとうございました。きっと、力になった方がいらっしゃると思います。
私たちは、白と黒、yes と no の二者択一ではありません。グレーもあるし、黄色もある。オレンジもピンクもあるんです。又、その気持ちは場所・時・環境・仲間・人で変わります。
ほんのちょっとの言葉、ほんのちょっとの考え方。ほんのちょっとの笑顔、ほんのちょっとの違いならあったかい気持ち。優しい気持ち。前向きな気持ち。大らかな気持ち。その方がいいじゃないですか?
あなたがその気持ちになれたなら、子供にもそれを伝える事ができます。大丈夫。いつでも私はそばにいますよ。
ご興味のある方はこちらをお読みください。
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