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第866号 保育園に行きたくない!

こんばんは。パピーいしがみです。

ゴールデンウィークが終わり、明日から又、日常が始まりますね♪

4月、5月・・・と、私のホームページには、沢山の新しい方が訪問してくださるのですが、特に多いのが、やはり新しいステージに環境が変わった、

幼稚園に行き始めや、小学校に行き始めたお子さんの「幼稚園に行きたくない」「小学校に行きたくない」と、訴えるお子さんが増えるからのようです。

会員さんの中にも、やはりそういうお悩みは多いようで、同じようなご相談を頂くのですが、今日は、そんな「保育園行きたくない」を、ご自分で試行錯誤しながら克服された方のご報告をご紹介したいと思います。

ご紹介させて頂くのは、たいようさんです。

たいようさんは二人のお子さんをお持ちの、お仕事をされているお母さんで、「保育園に行きたくない」と言い出したのは、3歳の次女さんです。

今年の2月くらいから「保育園にいきたくない」が始まったようです。ですが、そこには、やはり“思い当たる”ことが、いくつかあったみたいです。

一つは、お母さんが、どうしても一人で出かけなければならない用事があって、子供をお婆ちゃんにあずけ、子供に説明することなく出かけてしまったこと。(その後、子供はとても不安定になったようです)

そして、もう一つは、保育園での生活発表会で、(クラス内では、踊れるけど)本番では、人前で上手に踊れず、自分でも「私だけできなかった」と落ち込んでしまったこと。

また、それをA先生からお母さんが聞いているとき、次女さんもそばに居て、耳に入ってしまっていた事。

(先生は「○ちゃん(次女)は、すごい人前が苦手で、クラスでは躍りができるんですが、他の人の前だと隠れてしまうんです。ほんと、人前は全然だめ!別人みたいになっちゃう。お姉ちゃんは誰とでも話せて人前も平気なのにねー」と言われたそうです)

そして、又、その先生に別件で叱られた為、「ママと離れたくない」「A先生が怖い」となってしまった事。

どうやら、たいようさんが思いつくに、この4つがあったようです。さあ、あなたならどうされたでしょうね?

たいようさんも「どうしたらいいかな?」と考えました。以下は、たいようさんからのメールの内容です。

ココから・・・

次女を保育園に送っても、私の方がなかなか気持ちを切り替えられず、悩みました。

でも、「子供と一緒に乗り越える!次女にとっては、そういう状態になってしまうだけのことがあったんだ。子供の気持ちを考えよう。

親は子供が安心して保育園に行けるように環境を整えて、焦らずどしっと構えよう!」と思いました。

次女の気持ちを考え、どうするといいか紙に書いてみました。

1、いつもはいるお母さんがいなくなってしまった

≪次女の気持ち≫
どうして何も言わずにいなくなったの!?さみしい。いつ帰ってくるのかな?またいなくなるのかな・・・

≪これに対してできること≫
次女に謝る。出掛ける時は言う。安心できるよう、笑顔で、親子で楽しく過ごす。抱き締める。話を聞く。

2、保育園で人前で思うように発表できない

≪次女の気持ち≫
自分だけできなかった

≪これに対してできること≫
ゆっくりできるようになればいい。今できていることを褒めて、一つ一つ自信をつけていく。

3、先生に、できないと言われたり、お姉ちゃんと比較された

≪次女の気持ち≫
「(先生に対して)嫌だな」「自分ってダメなのかな・・・」

≪これに対してできること≫
先生に対して(否定や比較を)言わないよう私がお願いする。

4、準備ができなくて、先生に怒られた。

≪次女の気持ち≫
先生がこわい

≪これに対してできること≫
まだ小さいので、みんなで何かするために早く準備するというのは分からないかもしれないけど、集団で何かするときは、さっと準備するのが大切なことを次女に分かりやすく話す。

私が“こうしよう”と思ったことを書き出してみると、一部ちょっと違うとこもありますが、これってパピーさんのいつも言ってる「認める・褒める・包む」だなあと気づきました。

やっぱり、パピーさんはすごい(^-^)♪次の日から、先生や次女に話すことはそれぞれ伝えて、保育園へ送って行く時に次女が泣いていても、さっと離れ、お迎えに行ったら

「朝泣いていたけど気持ちを切り替えて保育園で過ごせたねー。」と褒め、家では安心して過ごせるよう、抱っこしたり、子供との時間を増やしました。

次女は、家では少しずつ元気になっていきましたが、保育園では2月末になっても、3月になっても、A先生を怖がり泣いていました。

でも、私は「次女はよく頑張ってる。保育園で泣かずに別れられなくても家で元気ならいいや♪」と思って見ていました。

お姉ちゃんの時は保育園に慣れるまで1年3ヵ月かかりました。毎日泣いて教室も脱走していました。

私は毎日不安で、「どうして、他の子は泣かずにさっと別れられるのに、うちの子はできないのか」と思ったり、どうしていいか分からず悩んでいました。

でも、友達ができて今は楽しく保育園に行っているお姉ちゃん。教室へもさっと入って行きます。

慣れるまでの時間は(変化ははっきり見えなくても)“その子が成長している時間”で“必要な時間”なんだと、長女や次女から教わった気がします。

だから、心配するよりも、「今できていること」を探して褒め慣れるのを見守る。次女は毎日泣いていたけど私は少し落ち着いて見れていました。

前に次女の様子を心配してくれたB先生に、保育園での様子を聞いたり家庭での様子を伝えたりしながら、次女のことを褒められたら、本人にも伝えて褒め、一緒に喜びました(^-^)♪

3月の終わり、次女は最後の日も保育園で別れるとき泣いて、3才未満のクラスが終わりました。

でも、家では変化があり、どもりもほとんどなくなってきていたし、家の中で私を探してついてくることも減り、私から離れてお姑さんと二人で遊びに行ったり(今までは、ママがいないと嫌ということが多かったです)積極的な行動も増えていました。

一つ一つ、認めて褒め、家では安心して過ごせるようにしました。

そして、4月。次女は年少のクラスになりました。今までは、3才未満のクラスは0才、1才、2才が一緒の教室で先生が何人かいたのですが、

今年から次女の学年だけ年少にあがったので、「自分は、お兄ちゃん、おねえちゃんのクラスになれた!」と嬉しそうでした(^-^)♪

そして、担任は去年長女が受け持ってもらった先生で、よく知っていたのでちょっと安心したようです。

入園式の日に「明日からも元気に保育園に来てね♪待ってるね」と担任の先生に言われ、次の日から次女は全く泣かずに、朝の準備が終わると、さっと遊びに入っていけるようになりました。

私はほんとにビックリして、次女をたくさん褒めました。

次女は照れながら、「だって、もうへっちゃらだもん♪」と言っていました。ほんとにそれから、毎日さっと離れられるようになりました(^-^)♪成長ですね!!

よく頑張って、乗り越えていったなあと嬉しかったです。苦手な先生が変わったから良かったのかな?とも思いました。

次女の苦手としていたA先生は、担任の先生が勉強会や何かの用事で抜けたときフォローする、保育園全体の先生になりました。(どこかのクラスの担当ではなく、どこのクラスにも入ります)

ある日、次女のクラスに行くと、A先生がいました。私は、次女がどうするかな?と思って見ていましたが、朝の準備が終わると、A先生の横をさっと通りぬけて、おもちゃに集中していました。

そして、その日の夕方お迎えに行くと、次女が「A先生がクラスに来て、楽しく遊んだよー♪」と言ったのです。ほんとにもうビックリ!たくさん次女を褒めました(^-^)

A先生も、次女のいいところをみて、褒めてくれました。新しい担任の先生も、次女の頑張りを褒めて、伝えてくれます。

前に注意された“出かける準備が遅いこと”ですが、担任の先生から「朝の準備も帰りの準備もすごい早いですよ。先生のお話もしっかり聞けるし、給食もしっかり食べれて、おりこうさんだね」と褒められました。

次女は今、家でも保育園でも元気に過ごせて積極的になっています。どもりもなく、笑顔が増えました(^-^)

パピーさん、私、今回のことで「信頼関係の大切さ」を学びました。子供って、信頼している先生の話をよく聞いています。

嬉しいことがあった時も、悲しい時もその先生の所に行くし、何か見つけた時も「その先生にあげたい」と言います。

それだけ、子供の心がその人に向いているってすごいことだと思うんです。親は先生よりももっと子供と近い関係だから、信頼関係をしっかり築くことって大事ですね。

運動や勉強ができるとかできないの前に、親子の信頼関係ができていたら、子供も安心して、もともと持っている力を発揮しやすいし、親の話も伝わりやすいし、何かあった時子供から相談しやすいし、失敗しちゃっても一緒に考えてやり直せる。

信頼関係ができていることは、何かにチャレンジするベースができているんですよね。

パピーさんのよく言われる、「褒めるの前に認める。親子の関係を良くする」って、そういうことなのかな?と思いました

そして、失敗してもいいから、自分で考えやってみるって大事だなと思いました。

自分で考えやってみると、失敗したとしても、何か気づくことがあって、それが次のヒントになる気がします。

それに、自分でやってみたということ、子供と乗り越えられたということが自信になりました。

私の勝手なイメージですが、子育てって、主人公の子供(信頼できる大切な仲間)と私が、一緒に迷路を進んで行って、途中で乗り越える問題が出てきて、色々考え乗り越え、

親子で経験値アップして、親子で自信をつけ、また進み、また問題がきて二人で乗り越え・・・を繰り返し、子育てのゴールにたどり着くという感じなのかな?と思います。

私の子育ての目標は、「子供に自信をつけること」「自分で考え、チャレンジして、色々なことを乗り越えていける力を持てるようにすること」です。

これが、うちの目標(ゴール)です。子供だけじゃなく、私もこうなりたいなと思っています。

そう思うと、今起きている問題や、子供が大きくなって、これから起きてくる問題も、ゴールに向かうために、子供にとっても私にとっても、「自分で考え、乗り越えて自信をつける」ためのいい練習なのかなと思います。

小さいうちは、一緒に考え乗り越え、子供が自分で考えられるようになったら、そっと離れて見守っていこうと思います。

ゴールは18歳だけど、まずは10歳を区切りに子供達と色々チャレンジしてみようと思っています(^-^)♪

ここまで・・・

今回、たいようさんの次女さんの「保育園行きたくない」は、お母さんが、子供に内緒で出かけてしまったことから、子供が不安定になったところにいろいろあって・・・というプロセスがあったみたいですが、

一つ「これはまずいな・・・」と感じた事は、やはり先生の言葉です。

“ ○ちゃん(次女)は、すごい人前が苦手で、クラスでは躍りができるんですが、他の人の前だと隠れてしまうんです。ほんと、人前は全然だめ!別人みたいになっちゃう。お姉ちゃんは誰とでも話せて人前も平気なのにねー”

先生は、悪気は無かったと思います。又、お母さんにも、親しみ子をこめてフランクな言葉で、お伝えになったのだとは思います。

でも「全然ダメ!」という完全否定や、「お姉ちゃんは・・・」のように姉妹で比較したり、又、それを子供を前にして言うのは“厳禁”なんですね。

子供は、先生の言葉、親の言葉をちゃんと聞いているからです。

このメルマガを読んでいる幼稚園の先生も沢山おられますが、子供は、先生の言葉には敏感ですからね♪否定の言葉や比較の言葉。お気をつけてくださいね(^^)

でも、たいようさんの「子供の気持ちを考える」と、「じゃあ、どうしたらいいだろう?」って紙に書き出したこと。とても良かったと思います。

「あ、こうやってみればいいんだ♪」と、参考になった方、多いのでは無いでしょうか?そして、この一件で、次女さんも成長し、一回り大きく、そして強くなったようです。

又、たいようさんにも新たな気付きがありました。

“パピーさん、私、今回のことで「信頼関係の大切さ」を学びました。子供って、信頼している先生の話をよく聞いています。嬉しいことがあった時も、悲しい時もその先生の所に行くし、何か見つけた時も「その先生にあげたい」と言います。

それだけ、子供の心がその人に向いているってすごいことだと思うんです。

親は先生よりももっと子供と近い関係だから、信頼関係をしっかり築くことって大事ですね。

運動や勉強ができるとかできないの前に、親子の信頼関係ができていたら、子供も安心して、もともと持っている力を発揮しやすいし、親の話も伝わりやすいし、何かあった時子供から相談しやすいし、失敗しちゃっても一緒に考えてやり直せる。

信頼関係ができていることは、何かにチャレンジするベースができているんですよね。パピーさんのよく言われる、「褒めるの前に認める。親子の関係を良くする」って、そういうことなのかな?と思いました”

はい、そのとおりです。どんなに褒めても、その人と「褒めてもらえて嬉しい」と思える間柄でない限り、その「褒められる」ことが「喜び」にはなりにくいのですね。

その為には、信頼が必要ですし、「良い関係」が無ければならないのです。

“私の勝手なイメージですが、子育てって、主人公の子供(信頼できる大切な仲間)と私が、一緒に迷路を進んで行って、途中で乗り越える問題が出てきて、色々考え乗り越え、

親子で経験値アップして、親子で自信をつけ、また進み、また問題がきて二人で乗り越え・・・を繰り返し、子育てのゴールにたどり着くという感じなのかな?と思います。

私の子育ての目標は、「子供に自信をつけること」「自分で考え、チャレンジして、色々なことを乗り越えていける力を持てるようにすること」です。これが、うちの目標(ゴール)です。子供だけじゃなく、私もこうなりたいなと思っています。”

はい、そのイメージ、とても良いと思いますよ♪子供と一緒に乗り越えよう♪とお母さんが思ってくだされば、子供も安心ですし「きっと大丈夫」と勇気を持ってくれるでしょう。

是非、そのお気持ちでこれからもお続けくださいね♪貴重なご報告、そしてメルマガのご許可をありがとうございました(^^)

 
 

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