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第867号 10年間の子育てで見つけた「秘策」

こんばんは。パピーいしがみです。

今日は、オーストラリアから頂いたメールのご紹介をしたい、と思います。

私が作った講座「幸せなお母さんになる為の子育て」は、日本語で書かれていますが、(私が日本語以外はできないので)実は、会員さんは、世界中にいらっしゃいます。

お隣の韓国、中国はもちろん。アメリカやロシア、ヨーロッパでも、勉強されている方は、たくさんおられるんですよ(^^)。

毎年、数十人の方からご要望を頂いて、世界中に教材をお届けしています。2003年から、この仕事を始めていますので、その数は、数百人に上るかと思います。

環境が変わると、子育てもさまざまです。でも、やはり基本的なものは同じでは?と私は思っています。

今から、ちょうど10年前に、勉強を始めてくださったNさん。先日「はじめまして」とメールを下さいました。10年間、いろいろ試行錯誤を重ねながらも、今は、いい感じ♪みたいですよ(^^)

そしてそこには10年間で培った「秘策」があったそうです。では、ご紹介させて頂きますね。

ここから・・・

パピー様。

初めてメールを出させて頂きます。長くなると思いますので、時間の許す時に読んで頂けたら結構です。。。

私がパピーさんと出会えてから、もう10年以上経ったかと思います。パピーさんを知るきっかけは、もちろん、「初めての子育てに不安だらけだったから」というのもそうですが、

当時、私は海外で暮らしており、初めての出産、子育てを、文化も言葉も違う国で迎える事になっていましたので、単なる不安だけではなく、“自分の子育ての方向性を見失いたくない”という思いも強くありました。

当時、オーストラリアに住んでいた私は、子どもを授かるだいぶ前から、友人宅でベビーシッターをしたり、子どもの居る家族と一緒に時間を過ごしたりする中で、何となく、この国の『子育ての在り方』みたいなものを知る機会に恵まれました。

そんな中、オーストラリアでの一般的な子育てと、日本の伝統的な子育てを比較することもでき、子育ては一通りではないんだ!ということを知る良いきっかけにもなりました。

当時、自分達夫婦にはまだ子どもが居ないというのに、知識だけはどんどん積まれて行ってる感じで。自分でも、いざその時がきても、準備は万端!と思っていたものです。

布おむつ、自然育児、母乳育児、するぞ~!!みたいな、感じで。。。

そんな私でしたが、実際に子どもを授かったとわかった途端、急に自信が無くなって来たんです。

子どもが産まれたあとしばらくはこの国で暮らす事になるのに、自分だけ周りと違う事をしていて大丈夫だろうか?不思議な目でみられはしないか?とか、

日本の子育ての良さを取り入れるのには限度があるのでは?とか、とにかく、取り越し苦労とも言えるくらい、色々な不安がめばえ始めたんですね。

そんな時に出会ったのがパピーさんだったんです。

まだ、お腹に命が宿った、という報告を受けた段階で、何の問題も起きていない(って言うかまだ生まれてもいない!)というのに、先手必勝!といわんばかりに、早速講座を申し込みました。

あの頃の私は、海外で赤ちゃんを迎えるのにあたり、とにかく、心も体も万全の状態にしたかったんだと思います、

今思えば。結果として、あの時即決して講座を開始したことは、本当に大正解だったと思っています。娘がこの世に産まれてくる前に、自分なりにシミュレーションできたので。

「こんな時期になったらこういう風に対応したいな~、こんなお母さんと娘で居たいな~」みたいな感じで。あれから10年以上経った今、私には今年10歳になる娘と7歳になる息子がいます。

もちろん、ここまで何の問題もなく来た訳ではありませんが、どんな時にも、「私にはパピーさんがいるから大丈夫」「限界まで頑張ろう、やってみよう!」って、パピーさんへの相談を最後の砦と思って乗り越えて来ました。

主人以外に頼れる存在がない中での出産・子育ては、簡単な事ではなかったけど、万が一の時には頼れる人がいてくれる、という思いがあるのと、ないのとでは、本当に大きな差があると思います。

娘が産まれた後、一時期だけ日本で過ごし、その後また海外を転々とする事になった我が家ですが、お陰さまで、子ども達はどこへでも安心して連れていけるだけのマナーを身につけ、思いやりの心も少しずつ体得しつつあるこの頃です。

異動の度に、環境がガラリと変わる中に突然放りこまれる羽目になる子ども達ですが、親である私ですら驚くほどの頑張り屋さんで、本当にこちらの方が助けられているくらいです。

それもこれも、パピーさんに出会い、「子育てに正解はない」「我が子をよく見て、できる範囲で」と自分に言い聞かせながらやってきたお陰だと思っています。

娘が産まれたから今まで、パピーさんに教えて貰ったノウハウを基に、色々な事を試したり、失敗したり、勘違いしたりしながら、自分なりに何とかここまでやってきました。

とにかく、いろんな方法、やり方を試しては辞め、辞めてはまた最初から始めて、、、を繰り返し、落ち込んだり喜んだり、泣いたり笑ったりしながらやって来ました。

そんな中で、二つだけ一貫して続けていることがあります。

それは、“親である私もしっかり謝ること”と“どんなに悪いことをしたとしても、しっかりと叱った後はすぐに気持ちを切り替えてずるずる引きずらないこと”の2点です。

謝らないといけない場面っていうのは、“私のちょっとした勘違い”とか、“つい感情的になってしまって不要なひと言を言ってしまった”後とか、、

子どもには子どもなりの言い分があるのに、“聞く耳を持たずに突っ走ってしまった”後など、ですね。

これって、娘が成長して行くにつれて、どんどん難しくなっているのは確かですが、だからこそ、徹底させるべきだと私は思っています。

これは、主人にも徹底してもらっています。子どもって、親の矛盾をよく観察しているので・・・。

この2点、どちらも実際の場面では非常に難しいんですけど、秘策があるんです!それは、どちらの場合も、必ず“抱っこして”行うことです(^^)

そうすると、不思議なことに、どんなに感情的に怒ってしまった後でも落ちつきを取り戻せるんですよ。

顔は怖いままでも、まだ怒りがおさまらないままでも、イライラしたままでも、取り敢えず抱きよせて、ギュッとするんです、無理やりでも!

一旦抱っこしてしまえば、子ども達の温もりが感じられると同時に、子どもの匂いをかいだりして、途端に愛おしくなってきます!

特に、2人とも叱られた後の“抱っこ”は本当に安心するらしく、ひとしきり叱られた後は、この抱っこタイムが無いと、どうも落ち着かないそうです。

例え私が口で「はい、もうおしまいね」と言ったとしても、だそうです。

10歳になる娘は、口も達者になり、段々と親の矛盾を指摘してきたり、素直に謝ることができなかったりする事も増えて来たこの頃ですが、

そんな難しい年頃に差しかかった娘でさえ、叱られた後の“抱っこ”は、なくてはならないお約束と感じているようです。

まさに、パピーさんがいつもおっしゃってる通りですよね?子どもは親が言うことよりも、態度をよく見ているんですよね。本当に驚かされます。

現在、オーストラリアに戻り、子ども達は現地校に通っています。学校で嫌なことがあった時や心配事がある時には、寝る前にベッドの上で横になり、

抱っこしながら心の内を話すようにしているのですが、例え、何も無い日であっても、この、寝る前のちょっとの抱っこ時間が多感な娘にとっては特に、心が安らぐ時間となっているみたいです。

安心して甘えられる場所があると分かっているからこそ、勇気を出して外へ向かって行けるんだ、ってパピーさんも教えて下さいましたよね。

娘がちょうど9歳から10歳、二桁になる今年、これから先、思いもしなかったトラブルが起こることも十分にあり得ると思っています。

だからこそ、今、この時点で、これまでのことを振り返ってみたくなりました。これまで書きためた日記なども読み返したり、テキストも読み返したり。

そうこうしている中で、これまで長いこと会員として恩恵を受ける取るだけ受け取って、パピーさんにお礼と感謝の気持ちを伝えたことがない!という事に気付き、

遅ればせながらではありますが、こうしてメールを送らせて頂きました。本当に、パピーさんに出会えて良かった!心から感謝すると共に、どうか、お身体を大事になさってください。

P.S.
いつもメルマガを読むたびに、パピーさんの子育て法(子育て論)を日本の中だけに留めておくのは非常にもったいないなぁ~、海外に向けても発信できたらいいのに。。。と思っています。

オーストラリアでの子育ては、文化の違いと言えばそれまでですが、少し冷たく感じられる面があるので、パピーさんの考えをここで紹介して、少しずつでも広がって行けば、

この国の子育て事情(家庭事情?)も、今より良くなるかもしれないのに・・・って思うんです。

ぱぴーさんはもうすでにご多忙中なので、これ以上新しい何かを始めるなんて無理!と言われるかもしれません。

でも、もし私で力になれる事がありましたら、是非お手伝いさせて頂きたいと思ったんです。せめてもの恩返しに。。。

ここまで・・・

と言う内容でした。Nさん、ステキなご報告をありがとうございます。

特に“もし私で力になれる事がありましたら、是非お手伝いさせて頂きたいと思ったんです。”の部分は、とても嬉しかったです。ありがとうございました。

海外や、世界中の方に発信する・・・というのは、なかなか今の私には難しいのですが、Nさんには、是非、今回の「秘策」について、メルマガに紹介させてください♪とお願いしたのでした。

Nさんは、こんな風に言っておられましたね。“二つだけ一貫して続けていることがあります。“親である私もしっかり謝ること” “どんなに悪いことをしたとしても、しっかりと叱った後は、すぐに気持ちを切り替えてずるずる引きずらないこと”

そして、その「秘策」とは、どちらも“抱っこをする”こと、とありました。

Nさんに“Nさんの秘策、いいですね~♪”とお返事したら、「でも、もしかしたら日本の方にとって抱っこ(ハグ)は、あまり馴染みがないかもしれない・・・」(私も小さかった頃、してもらっていなかったし・・・)とご心配されていました。

ですが、どうでしょう?もちろん、私の幼少期は、ハグはほぼ無かったですし、3歳・5歳ぐらいになると「もう赤ちゃんじゃなんだから」と、抱っこもしてもらえなかったように感じます。

ですが、今のお母さん達にとって、かなり一般的になってきたと思うのですね。

又、もし、敬遠される方がおられたとしても、今回のNさんのご報告を読んでみて、「そうか~、子供にとってそんなに良い影響があるのなら、やってみようかな~?」って思う方がおられるかもしれません。

親が子供を思う事は世界中同じであるように、子供が親に思うことも、やっぱり世界中おんなじで、お母さんとのふれあいや、肌のぬくもりを感じること。

抱っこやハグをされ「包まれる」事で安心感や懐かしさ、お母さんとの繋がりを感じられると思うのです。Nさんは、その後のメールでも、こんな風に言われていましたよ♪

“でも、だからこそ、お勧めしたいな~っていう気持ちもあります。苛立ち過ぎて言葉にならない、謝りたいけど怒りがおさまらなくて素直に謝れない!!

なんて時でも、取り敢えず、ハグすることで、気持ちが通じる事も多々あります。

子どもの方が私よりも早く察して、私があやまりやすくなるように持って行ってくれたり・・・なんてこともありますしね!

お年頃の娘も、何か学校で嫌なことがあった日などは、話す前に取り敢えずハグして。。。という事が増えているこの頃ですし。取り敢えず、ハグして落ち着いたら少しずつ話してくれるんですよ。この先も、こんな感じで行けたらな、と心から願っているところです。”

どうでしょう?もし、あなたも、あまり「ハグ」をしたことがなかったら、これを機会に試してみたらどうでしょうね?

もしかしたら、それによって私達の気持ちに変化があったり、ちょっと疎遠に感じ始めていた子供との距離が、ぐっと近づくかも知れません(^^)

決して試して損は無い!と思います(^^)。Nさん、貴重なご報告、そして、メルマガ掲載のご許可、ありがとうございました。
 
 
 

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